スザクとの通信を行った日の夜、ルルーシュとC.C.は、ジェレミア達が住む屋敷の地下にある1室を自分達の自室にして、2人は自室のベッドに座っていた。
「C.C.、なんでお前は、ナイトメアに乗ろうと考えた?」
「いざという時は私も出ようと考えたからだな。扇たちは私を狙ってるみたいだし、私が出ればお前の存在がバレることもなく、お前を守る事も出来ると思ったが、スザクの言う通り、それはお前の傍を離れるということになる。だから、その考えは間違っていたと反省しているよ」
「そうか。…俺の傍から離れるつもりがないのならいい。それに、俺はお前の傍から離れるつもりはないからな、出るときは俺も一緒だ」
「…ありがとう、ルルーシュ」
C.C.は横に座っていたルルーシュの手を、自身の指と絡めるように握りながら、ある事を聞いた。
「ところでルルーシュ。いつになったら、私を抱いてくれるんだ?」
「……………は?」
C.C.の言葉に、思わず固まるルルーシュ。
「だから、いつになったら私を抱いてくれるんだと聞いているんだが?」
「…今、お前を抱きしめているじゃないか」
「そういう意味じゃない。…もっと深い意味だ」
頬を染めながら言うC.C.に、意味を理解したルルーシュはまた固まった。
「私達が想いを伝えあってから数ヶ月経ったが、お前は私を抱こうとは、1回もしなかったじゃないか。…なんでだ?」
「………いや、…なんだ…。抱こうとは何回か思った事はあるんだが、その、俺はそういった経験がないじゃないか?…だから怖かったというか、なんというか…」
「ヘタレめ」
「くっ、何も言い返せない…」
「だが安心しろ。そういった関係で散々お前をバカにしてしたが、実は私も経験がない」
「そうなのか?」
「ああ。せめて、初めては心から愛した人とシタいと思っていたからな。そして私はルルーシュの事を心から愛している。だから、そんなお前にお願いだ。…私を抱いてくれ」
C.C.の願いに、ルルーシュは顔を赤くした。
「お前にそう言われたら、答えないわけにはいかないな。…改めて確認するが、本当にいいのか?」
「ダメだったら、こんな事は言わんよ」
C.C.も顔を真っ赤にしながらも、苦笑いを浮かべて答えた。
「わかった。…愛してる、セラ」
「私も愛してるよ、ルルーシュ」
そうしてルルーシュはC.C.にキスをしながらベッドに押し倒し、2人の長い夜が始まった。
次の日の朝、ルルーシュとC.C.は朝食を取るため、上のジェレミア達がいる部屋に向かっていたが、
「腰が痛い…」
「…すまん」
C.C.は腰を押さえながら歩き、そんな姿を見たルルーシュは申し訳なさそうにしていた。
……理由は単純に昨晩、ヤリ過ぎたのと激しすぎたのである。
「いや、嬉しいかったから良いんだが、しばらくの間はもう少し手加減してくれ。…私がもたない」
「善処する…」
「というか、コードを持っているのに何故私は未だに腰が痛いんだ?コードの影響で直ぐに痛みが引くはずだろ?」
「初めてだったからじゃないのか?」
「…そういうものなのか?」
「さぁ…?」
ルルーシュとC.C.がそう言いながら歩いて、ジェレミア達がいる部屋に着くと、そこには朝食の準備をしているジェレミアがいた。
「おはようございました。ルルーシュ様、C.C.」
「おはようジェレミア。…その言葉、まだ治ってなかったのか」
「みたいだな…。もう治らないんじゃないか?」
ルルーシュとC.C.は、ジェレミアの朝の挨拶はもう治らないと諦めつつ、アーニャがいない事に気づく。
「ジェレミア、アーニャはまだ寝ているのか?」
「いえ、少し前に起きて顔を洗いに行っております」
そう話しているとアーニャが部屋に入ってきた。
「おはよう。ルル様、C.C.」
「「おはようアーニャ」」
挨拶をしたアーニャだが、C.C.が腰を押さえている事に疑問を感じ、そして、その理由に思い至ってルルーシュとC.C.に声をかけた。
「ルル様、C.C.が腰を痛そうに押さえてるけどもしかして、昨夜はオタノシミだった?」
「「ブフッ」」
「?」
そうアーニャから言われてルルーシュとC.C.は吹き出して、その姿をアーニャは不思議そうに首を傾げたのであった。
それから4人は朝食を食べ終え、この後の事を話してる途中にC.C.は、ある事をアーニャにお願いをしていた。
「髪染めを買ってきてほしい?」
「ああ。追われている以上、この姿で出歩けないからな。だから髪を染めて変装したいんだ。それと色は黒でよろしく頼む」
「わかった」
「なら俺も髪色を変えるか…」
そう言うルルーシュに、C.C.は疑問を口にした。
「ん?どうしてだ?お前は問題ないだろ?女装して入国したんだから」
「…変える理由は念の為だ。入国の時こそ、姿は変えていたg「女装な。…イタッ!?叩く事無いじゃないか!!」…煩い!何時迄もそのネタでからかうな!!…とにかく、入国の時こそ、姿は変えていたが、それ以外の所では、この姿でお前と一緒に行動していたんだ。もしかしたら俺の情報が扇の所にいってるかもしれん。現にロシアではこの姿を扇の関係者に晒しているんだ」
「なるほど」
ルルーシュが髪色を変える理由に納得したC.C.。
「で?色は決めてあるんだろ?」
「…C.C.、何色がいいと思う?」
「決めてなかったのかお前…。そうだな…、虹みたいにカラフルにしたらどうだ?」
「…想像してみろ。仮に俺がお前の言う通り、カラフルに染めたとしよう。そのカラフルヘアーの俺がお前の隣を歩くんだぞ?」
「………」
言われた通り、ルルーシュのカラフルヘアーを想像したC.C.だったが、
「……私が悪かった」
素直に謝った。
「冗談抜きで言うなら、亜麻色なんてどうだ?」
「亜麻色か。理由は?」
「…ナナリーやロロの事を思い出してな。お前はもう、''ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア''、そして''ルルーシュ・ランペルージ''として生きれなくても、2人の兄に変わりないんだし、髪の色ぐらいお揃いにしてもいいんじゃないかと思ったんだ」
「…なるほど。よしアーニャ、C.C.の髪染めを買いに行くついでに、亜麻色の髪染めも買ってきてくれ」
「ん、わかった」
「それなら私が車を出そう。今日はオレンジ農園の作業は終わっておるし、車を使えば昼頃には帰って来れるだろう」
「じゃあ、お願いジェレミア」
そう言って、アーニャとジェレミアは街へと出かけて行った。
「さて、私達はどうしようか?」
「どうすると言っても、今日は外へ出かけられないんだ。部屋でゆっくりと過ごそうじゃないか」
「それもそうだな」
ルルーシュとC.C.は、髪を染めるまで外に出かけられないので、ゆっくり過ごす為に地下の部屋へ向かった。
「C.C.」
「なんだ?」
「ゆっくり過ごす前に、お前は説教だ。覚悟しろ」
「!?」