雁夜おじさんのバオー来訪者ネタ Staynight編 作:蜜柑ブタ
ツツジが士郎をバオーにしようとするのを阻止する凜とセイバー。
後半は、士郎と桜の関係。
「士郎くーん。」
「はい? なんですか?」
「人間やめてみる気…ある?」
「はっ?」
「ダメに決まってるでしょうがーーー!!」
「そのようなこと、させません!」
「……なんでさ。」
あの夜から、士郎の非現実的な日常が始まった。
まず第一に、逃げ込んだ土蔵で光と共に現れた美しい金の少女、セイバーが自分のサーヴァントなる存在として同居することになった。
セイバーのおかげでランサーから逃れることは出来たが、その後同級生の遠坂凜から、聖杯戦争のことを聞いても、どうにも現実離れしすぎていて実感が無かった。
さらに後日から、よくツツジと遭遇した。
そして、上記のことを急に聞かれるのだ。
人間をやめてみないかっといきなり聞かれても、答えはNOだ。
そしたら、目の前にどこから出したのか分からない、ミミズのような足の無いムカデのようなモノを出されて、顔に近づけられた。
すると、どこからともなかく凜が走ってきて跳び蹴りをツツジに食らわせようとするも、ツツジは、ヒョイッと後ろに反れて避けてしまう。
士郎に近づくな!っと、ギャイギャイ叫ぶ凜。残念そうにするツツジ。
セイバーも走ってきて、そこでようやくツツジは退散する。
「士郎…。お願いだから、あの女にだけは近づかないで…。」
「なんでさ? ただの後輩の同居人だろ?」
「彼女は、変な虫をあなたに寄生させようとしてるのですよ! さっき顔に近づけてたでしょう!?」
「あれ、玩具じゃねぇの?」
「どこをどう見ればアレが玩具に見えるのよ!? とにかく! 絶対に人間をやめることを了承しないでよね! 分かった!?」
「わ、分かってるよ…。」
「人としての誇りを捨てて、異形の身に落ちないでください。」
「分かってるって。」
凜とセイバーに挟まれ、そう言われて、士郎はうんざりしたように言ったのだった。
***
昼休憩中。
「って……ことがあってさ。」
「ツツジさんが、そこまで人に執着するなんてすごく珍しい。」
昨日作った料理の試作品を交換しあって、味の評価をする。これは、士郎と桜、二人の間でよくやっていることだ。
「俺、何かやったかな?」
「先輩は何もしてないと思いますよ。ツツジさんって、気まぐれなところあるから。」
「気まぐれで、俺に寄生虫をつけようとしてるってことか?」
「ここだけの話ですけど…。」
「なんだ?」
桜が声を潜めて言った。
「雁夜さんに、その寄生虫をあげてるんですよ、ツツジさん。」
「えっ?」
「それで、すごい力と生命力を手に入れたんです。」
「なんだそれ…、寄生虫だろ?」
「その時は、雁夜さん…死にかけてたから、そうしないとマズかったそうです。」
「俺、生きてるのに?」
「もしかしたら…、先輩が死ぬかもって思ってるのかも。」
「えっ…。」
殺される心当たりがないわけじゃない。
つい最近の夜に、ランサーに一回殺されたのだ。
「ツツジさんの勘はよく当るんですよ。」
「こえーこと言うなよ…。」
「私だってそう思いますけど…。なんでしたら、私が守りましょうか?」
「いや、そこまでしてもらわなくても、自分で自分の身ぐらい守るさ。」
「本当ですか?」
「あー、だいじょうぶだって。」
「それならいいですけど。」
「あ、これ、前より塩多くしたか?」
「分かります? その方が引き立つかと思って。」
「いいんじゃないか?」
「本当ですか? 雁夜さん…、喜んでくれるかな?」
うっとりと雁夜の姿を思い浮かべている桜。
そんな桜の様子に、タハハ…っと苦笑する士郎だった。
「ホント好きなんだな。その雁夜さんって人が。」
「はい!」
即答である。
「俺でよけりゃ、力になるからな。応援してるから。がんばれよ。」
「はい! ありがとうございます!」
ニカッと笑う士郎に、桜は満面の笑顔でお礼を言った。
そんな二人だが、周りの目は……。
「あれで付き合ってないって嘘だろ…?」
っという、士郎への嫉妬の視線とか、二人の間に恋愛感情がないという信じられないと見られているのに気づいてなかった。
あくまで桜と士郎は、先輩後輩であり、人間関係は友情でしかなかった。
士郎と桜の関係は、先輩後輩で、友愛(?)程度です。
雁夜に恋する桜を、士郎が応援してます。
周りは、そんな二人が付き合ってない状態なのが信じられないでいる。男女の友情ってあり得ない?って思ってるお年頃だから?
桜もどんどん美しくなっていくから、士郎へ向けられる男子達の嫉妬の視線が厳しいけど士郎は気にしてないし、気づいているかも分からない。
しかし、ライダーイベントどうするかな~。そもそも慎二がライダーを使役することはないから、そもそも起こらないからオリジナルで書かないと……。