ガールズアンドパンツァー×仮面ライダーエグゼイド   作:ジョルノ利家

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本日は、明日からの練習に向けて発見した戦車の整備を行う。

「その前にさぁ」

「? なんです?会長」

「この戦車って誰が何を使うかとか決めてなかったよなぁ」

「そういえばすっかり忘れていましたね。…見つけた者達が見つけた戦車に乗るのでよろしいのでは?」

「そうなるとウチらがⅣ号ってことになるじゃん?それだと人数足りなくなるんだよねー」

「では他から人を引っ張りますか」

「んー…、あ、そーだ。西住ちゃーん!」

「はっ、はいっ」

「Ⅳ号は西住ちゃん達に任せるから。そのかわりに38(t)はウチらで使うからね」

「あっ、はぁ…」

「これで、良し」

「流石です、会長!」

他の戦車はそのまま見つけた者達で使う形で落ち着いた。なお、明日からの練習に向けてそれぞれの呼び方を西住達をAチーム、バレー部連中をBチーム(八九式担当)、歴史好きの集まりをCチーム(Ⅲ号突撃砲担当)、一年生の六人をDチーム(M3リー担当)、我々生徒会をEチームと改めることにした。

さて、整備の前にまずは洗車だ。だが、他の連中は水を掛けあったり、ルビコンがどうだとか騒ぐだけ騒いでちゃんとやろうとしていない。

「まったく、あいつらは本当にやる気があるのか?」

「そんなこと言うなら桃ちゃんも手伝ってよ」

「そうだぞ、かーしま」

「会長もです!」

 

その後もだらだらとやっていたせいか、洗車と簡単な整備だけで時間になってしまった。仕方ないが残りは自動車部に任せるとしよう。

「とりあえず今日はこのくらいでいいだろう」

「あー、つかれたぁ」

「服が汗と油でベトベトだ」

「こりゃ洗濯が面倒ぜよ」

「はやくお風呂入りたーい」

「…今日はこれで終了とする。明日の練習は宝生先生と戦車道連盟から教官が来られる。くれぐれも失礼の無いように!では、解散!」

 

 

 

 

 

「教官かー、どんな人が来るんだろう?やっぱ教官って言うぐらいだからちゃんとした人だよね?」

「多分そうだと思うけど…」

「イケメンかな?優しい人かな?あー、なんか今からテンション上がっちゃうな~」

「五十鈴殿、武部殿はどうされたんです?」

「おそらく明日の練習が待ち遠しいのだと思いますが」

「おお!」

「はぁ…どんな人かなぁ?」

「武部殿」

「ん?秋山さん何?」

「武部殿も明日が待ち遠しいんですよね?」

「へ?…まぁ待ち遠しいと言えば待ち遠しいかな」

「でしたら、武部殿にオススメの場所があるんですけど行きませんか?」

「オススメの場所!?行く行く!あっ、みほ達も一緒に行こうよ!」

「あっ、じゃあ…」

「ご一緒させていただきますね」

「おお!是非!」

 

学園を出て歩くこと十数分、秋山さんの案内で私達が連れてこられたのは小さなお店だった。

「着きました!」

「…何、ここ」

「せんしゃ倶楽部ですよ?」

「うーん…」

「…あの、私何か間違えちゃいましたか?」

「うーん、間違いって言うよりかはさぁ、…秋山さんさっき私にオススメって言ってたよね」

「はい」

「どの辺が?」

「えっ?」

「私いまいちピンと来てないんだけどさ、どの辺が私にオススメなの?」

「え、えーっと……そう!ここなら戦車のプラモデルとか戦車の専門誌とか色々置いてあって、通うだけでも戦車に詳しくなれたり、なかなか他では手に入りづらいレア物が入手出来たりするんです」

「で?」

「えーっと、だから、その…ここで武部殿が戦車について詳しくなれば、教官からの評価とか良くなる、んじゃないかと…」

ふーむ、なるほど。言わんとすることは一応理解出来る。

ここであらかじめ戦車それに戦車道について勉強しておけば、教官の私に対するイメージを良くすることが出来る。イメージが良いってことは言い換えれば好印象ってことで、そうなると当然他の子達と比べて私の方が教官のウケは良いんだから、そしたらその後のこととか色々上手く行きやすくなるよね…。

「あ、あのー、武部殿?」

「…秋山さん」

「はっ、はいっ!」

「連れて来てくれてありがとう!」

「うぇっ!?」

「そっかー、ここで色々勉強して私の魅力を更にアップしておけってことよね。うんうん。流石秋山さん、いや、流石ゆかりんだね!」

「あの、武部殿?さっきからどうしたんですか?と言うかゆかりんって私のことですか!?」

「よーし、そうと決まれば!いざ行かん、私の輝かしい未来へ!」

「ちょっと、ねぇ、武部殿ー!?」

「…わたくし沙織さんとはそれなりの付き合いですけれど、何と言うか、沙織さんって結構チョロい人ですよね」

「チョロっ!?…まぁ戦車道の教官を務める人だから、女性だってなんとなく分かりそうなのにとは思うけど…」

「宝生先生は違いましたけど、沙織さんは本当に連盟から男性の教官がいらっしゃると思っているんでしょうね」

「ちょっと五十鈴殿、助けて下さいよ~、さっきから武部殿の様子がなんだかおかしいんですけど…」

「放っておけば元に戻りますから。とりあえずわたくし達もお店に入りましょうか」

「あー、うん。そう、だね…」

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