ガールズアンドパンツァー×仮面ライダーエグゼイド   作:ジョルノ利家

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本来であれば原作アニメの展開と同様に練習試合の途中で一旦終了とし次の話へ移行するのですが、今回は試合の決着並びにライダーの活躍までで一区切りとしますのでもう少し続きます。(と言いますかそうでもしないとサブタイトルの回収ができません)


2-8

あー、とうとう試合始まっちゃったなぁ。

でも私、自分が何すれば良いかとかまだよく分かってないんだよね。まぁくじ引きで決まったシャチョーだし。

そもそもさ、シャチョーって一体何すればいいわけ?教官に話を聞けば何とかなるかも、なんて思ってたけど実際にはろくな説明も無かったし、その後はいろんな道具の準備とかで大忙しだしさ。

あ~あ、これなら経験者のみほか戦車に詳しいゆかりんがシャチョーだったら良かったのに。いや、そもそもくじ引きで決めようなんて言ったの誰、だ、っ、け、……ってそれ私じゃん!やだ、もー!

……はぁ。こうなったらもう試合が終わるまで頑張ってシャチョーをやるしかないか。まぁ女は度胸とかって言うし、もし何かあってもみほ達もいるし多分なんとかなるよね!

よし、そうと決まればパンツがアホー!じゃなくてパンツァー・フォー、だっけ?とにかく前進前進!

「…で、どこ行く?」

「とりあえず他のチームを探しませんか?」

「他のチームかぁ……生徒会とか?」

「生徒会の38(t)ってどこにいるんです?」

「さあ?」

その時、いきなり凄い衝撃が私達を襲った。なになに、なんなの一体!?

「うわぁっ、これが実際の砲撃!思っていたより凄いなぁ!…いやいや、そんなことよりさっきの砲撃は一体どこから…」

ゆかりんがぶつぶつ言っている間にみほは横のハッチから身を乗り出して辺りをキョロキョロと見回している。ちょっとやめなよ、危ないって!

「沙織さん、後ろに八九式!」

いや、急に八九式とか戦車の名前で言われても分かんないってば!

 

「…凄い音」

「こんなスパイク打ってみたいな」

「よし、まずは目の前のAチームを狙うよ!」

「「「はい!」」」

 

とにかく狙われてるんでしょ!なら早く逃げなきゃ!

「華、今すぐ逃げて!」

戦車の構造上私からの声は華には聞こえづらいはずなんだけど、それでもちゃんと声が聞こえたのかそれともたまたまタイミングが合っただけなのか、ともかくⅣ号は前に動き出し、後ろから撃たれた2回目の砲撃をなんとか回避することが出来た。

このまま逃げ切れればしばらくは大丈夫かも、なんて思ったのもつかの間、進行方向から別の戦車がこっちに向かって来ていた。

 

「ん、Ⅳ号の後方に…あれは八九式か」

「秘密協定の通り、このまま磯辺さん達Bチームと協力してⅣ号Aチームを追い詰める」

「了解」

「しかし、協定を結んだと言っても結局はBチームとも戦わないといけないんだろう?途中で裏切られたりとか、そこのところは大丈夫なのか?」

「あぁ。現状、最大の敵はⅣ号だ。それさえ何とか出来れば、後はⅢ突の敵じゃないし、それに彼女達はスポーツマン、万が一にも裏切りは無いだろうさ」

 

「うそー!前からも来てる!?」

「沙織さん、どうします!?」

「うえぇ!?えーと、えーと…あっ!あっち!あっちに進んで!」

「えっ?どうするんですか?」

「右斜め前!」

「ぐうっ!?」

私が進行方向の指示の為に華の肩を蹴ると、小さく唸り声が聞こえた。それを聞いて少し罪悪感は感じたけど、みほから操縦手はシャチョーからの指示が声だと聞こえにくいから足で蹴って指示してあげるって教えてもらったけど、こんな状況じゃ力加減とかムリだから!もし痛かったら後でいくらでも謝るから、とにかく今は少しでも早く逃げて~!

そんな私の願いが通じたのかⅣ号は少しスピードアップしながら私が指示した方向へ進んで行く。

そして少したったその時、みほが急に「危ない!」と叫んだ。

私はとりあえず華にスピードダウンするように指示すると、上のフタを開けてみほが叫んだ方を見る。そこには本を開いて顔を隠し草原をベッドにしていた一人の生徒がいた。

生徒はフラフラと立ち上がるとⅣ号へジャンプ。でもちょっと失敗したみたいで、半ばぶつかる形になり可愛らしい悲鳴をあげた。

「ふみゃ!…ん、ふぅ。いきなりなんだ?」

「あれ?あなた今朝の!」

「ん?あぁ。今朝は世話になったな」

「あれ、麻子じゃん。て言うか、あんたこんなとこで何やってんの?」

「サボり」

「またぁ!?いい加減にしとかないとおばあちゃんに言うよ?」

「それだけはやめろ!」

私達がのんきに話していると後ろからまた砲撃が加えられる。当たりはしなかったけど、近くまで来てるし、このままじゃヤバいかも!

「危ないから、とにかく中へ入ってください!」

「そうだ!細かい話は後!とにかく入って!」

「…分かった」

とりあえず麻子を空いてる席に座らせ、再びⅣ号をスピードアップして走らせる。

しばらく進むと、目の前に大きな橋が見えてきた。橋の近くまで進むと、みほがⅣ号を停車するよう言うので、華に止まるように指示する。

近くで見たらこの橋結構ボロボロなんだけど、これ大丈夫なの?でも後ろから来てるし、渡るしかないか。

完全に停車すると、みほがⅣ号の誘導のために飛び降りる。

「今降りると危ないですよ!」

「2発目までは多分時間があるから大丈夫!」

そして華がみほの誘導に従って、ゆっくりⅣ号を進ませていく。だけどやっぱり初めての操縦でこんな不安定な場所を進むのは難しいらしく、Ⅳ号が少しずつ左へ傾いていく。

真ん中辺りまで進んだところで、橋を吊り下げているワイヤーが切れたのか橋全体が大きく揺れた。

「うわぁ!」

「落ちる~!」

「いや~!」

 

「今だ!撃てぇい!」

 

「うひゃぁ!」

激しい衝撃が今にも落ちそうな私達を襲う。多分後ろから砲撃が飛んできたんだ。

その衝撃で運良くⅣ号は体勢を持ち直したものの、かわりに華が気を失ってしまった。

「華、大丈夫!?」

「操縦手失神!行動不能!」

幸いケガはしてないみたいだけど、こんなところで操縦できる人がいなくなるってヤバいじゃん!どうしよう~!?

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