ガールズアンドパンツァー×仮面ライダーエグゼイド 作:ジョルノ利家
本話より第3話として進めていきます
3-1
西住ちゃん達Aチームでなにやらトラブルがあったようだけど、それもすぐに治まったらしく、改めて試合終了の放送が流れた。こうして私達にとって初めての練習試合は終わった。
いやー、実際にやってみて初めて分かったんだけど、戦車動かすのって結構大変なんだね。まぁ今回私は何もやってないんだけどさ。
それにしてもやっぱり西住ちゃんはすごかったなぁ。元々武部ちゃんが車長やってたはずだけど、途中で動けなくなってた時にでもポジション交代したんだろう、まさかの連続撃破による逆転なんて、普通簡単には出来ないよなぁ。
途中まではもしかして、なんて思ったりしたけど、かーしまのミスや西住ちゃん以外素人だったとは言え、全員返り討ちとは、流石西住流。本当に引き入れて良かったよ。これで我が大洗女子の未来も明るいってもんだ。
それにしたって、かーしまのあれはなぁ…。わざと外したと思いたいけど、そんな器用なこと出来るやつじゃないし。多分あいつなりに一生懸命やろうとした結果なんだろうけど、どうにも空回りしているっぽいんだよなぁ。
もしかして変に気負いすぎているのか?別にそれが悪いとは言わないけどさ、こういう練習の時くらいは手抜いたっていいと思うんだけどなぁ。まぁとりあえずは今後のかーしま生大活躍に乞うご期待!ってことにしておきますかね。
さて、それじゃあここで蝶野教官から今回の練習試合の総評やありがたいお言葉をいただこうか。
「みんなグッジョブベリーナイス!初めてでここまで出来るなんて素晴らしいわ!特に、Aチームは色々と大変だったけど、よく頑張ってたわね」
「「「わぁ~」」」
蝶野教官に褒められてAチームの面々は嬉しそうにしている。中でも秋山ちゃんなんてこれ以上無いってくらいニヤけてるな。まぁ戦車大好きな秋山ちゃんからしたら蝶野教官は憧れの存在みたいなもんだろうし、そりゃニヤけもするか。
ん?おやおや?よく見たらAチームの人数、なんだか一人増えてないか?
えーと、武部ちゃん、秋山ちゃん、五十鈴ちゃん、西住ちゃん。で、その隣に私くらい背丈の子が一人。やっぱり増えてる。
あの子は、たしか……冷泉麻子、だったか?
試合開始までに冷泉ちゃんが戦車道を選択したなんて報告は無かったはずだが、どうしてあそこにいるんだ?…まぁ細かいことはいいか。あそこにいるのなら本人としてもやる気なんだろうし、さっさと引き入れよう。
「後は日々、走行訓練と砲撃訓練をしっかりやれば大丈夫!何か分からないことがあったら、いつでも連絡してね」
「蝶野教官、ありがとうございました。それでは、一同、礼!」
「「「「「ありがとうございました!」」」」」
「はぁー、終わった終わったぁ」
「ちょっと疲れましたね」
「ええ。ですが私としてはもう少し戦車に乗っていたかったですね」
「ゆかりん本当に戦車好きだよね。…ん?あれ?ねぇ、なんか臭くない?」
「…そうですね。たしかに、ちょっと鉄臭いような…」
「ああ、それなら多分だけど、ずっと戦車の中にいたせいだと思う」
「えーっ!何それ!?そんなの困るよ!」
「そうは言っても戦車に乗っている以上は臭いが付くのは仕方無いし…」
「でもこれじゃあデートとか出来ないじゃん!」
「いや、お前にデートする相手なんていないだろ」
「っ!こ、これから見つけるもん!」
「これから、か。…戦車道辞めるまでに見つかるといいがな」
「何よー!絶対麻子より早く彼氏作って結婚してやるからね!」
「多分無理だろ」
「多分無理でしょうね」
「多分無理だと思いますよ、武部殿」
「あんた達ねー!!!」
「あはは…」
「やあやあAチームの諸君、試合が終わったばっかりだって言うのに元気一杯だねぇ」
「あっ、会長さん」
彼氏がどうとかで盛り上がっていたAチームの所に、半ば話題を遮る形で私たちは乱入した。あいにくこっちも疲れているんでね、さっさと終わらせるよ。
「ちょっと聞きたいんだけどさぁ、Aチームって5人で良いんだよね?」
「へ?」
「そこにいる冷泉ちゃんも、西住ちゃん達のお仲間なんでしょ?困るなぁ、そうならそうってちゃんと申請してくれなきゃあ」
「いや、私は違うぞ。今回はたまたま巻き込まれただけで…」
「えっ?麻子やんないの?あれだけ操縦上手かったのに?」
「やらん。あんな面倒なことはもうごめんだ」
「えぇ~、一緒にやろうよ」
「そうですよ。操縦もお見事でしたし、冷泉殿は多分戦車道に向いていると思います!」
「ええ。それにわたくし達の戦車をちゃんと動かすにはあとお一人足りていませんでしたし、冷泉さんに手助けしていただけるとすごく有難いです」
「冷泉さん、どうかな?」
「…悪いが、もう書道を選択している。だから」
「ふっ、ここに生徒会長がいるんだよ?その程度どうとでもなる、いや、する!」
「それに今なら特典も色々付いててお得だぞ、冷泉!」
「冷泉さんがやってくれると私たちみんなが助かるんだけどな…」
「……」
ふむ、なかなかに強情だな。さっさと戦車道やりますって言えば良いのに。
「はあ…、なら仕方ないなぁ。そんなに戦車道が嫌なら退学…」
「はぁっ!?」
「も、考えたんだけど、流石に冷泉ちゃんクラスの子をみすみす手放すのは惜しいし、ここは留年くらいにしておこうか」
「留年、か。それくらいなら…、いやそれもマズイか…」
「……留年ってことはさ、麻子は私たちの後輩になるんだよね」
「うん?沙織、いきなりどうした?て言うかお前、何か変なこと考えてるだろ」
「え?だって麻子戦車道やりたくないんでしょ?で、会長は戦車道やらないと留年させるって言ってるじゃない?てことはさ、結果的には麻子は私たちの後輩になるって訳だよね?」
「うん。うん?いや、ちょっと待て、色々とすっ飛ばし過ぎだろ」
「だったらさ、私のことはこれから先輩って呼ばないといけないよね!」
「おい、人の話を聞け。と言うかその理屈はおかしいだろ。一体どうしたんだお前は」
「…なんか、武部殿の様子おかしくないですか?」
「もしかしたらさっき、からかいすぎたせいかもしれませんね」
「疲れとかも溜まってたせいだとは思うけど…」
「ねぇほら、沙織先輩って。沙織先輩かわいいって言って!」
「余計なものをくっつけるな」
「で、冷泉ちゃんどうすんの?やる?やらない?」
「…わかった、やれば良いんだろ、やれば」
「ねぇ、沙織先輩大好き結婚してって…」
「さっきからうるさいぞ、沙織!」
「……だって…、だってぇ…」
「さ、沙織さん!とりあえずお風呂、行こう?ね?」
「そ、そうです!お風呂行きましょう、武部殿」
「お風呂…。うん、わかった…お風呂行く…」
おいおい、本当に大丈夫か?とりあえず、冷泉ちゃんの言質も取ったし、武部ちゃんのことは西住ちゃん達に任せてさっさと撤退しよう。
「そ、それじゃあ私たちはこれで。冷泉ちゃんも明日からよろしくね~」
そうして逃げるように私たちはその場を後にした。
とにかく、冷泉ちゃんという新たな人員も手に入ったし、これからはこの面子で頑張っていこう。それじゃあ手始めに…。
「かーしま!小山!私たちもお風呂行こっか?」
前回の投稿から気付けば早一月以上…。本当に申し訳ないです。
もう少し制作スピードを上げないとですね。
と言うか皆さん的にはこの作品の投稿(更新)頻度ってどうなんでしょうかね?やっぱり遅いんでしょうか。