「何かが起こったときに、その原因である張本人はのほほんとしていること。」みたいな意味の言葉はありますかね。あったら題名にしたいです(あらすじか思いつかなかった結果)。

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人知らず

 中学校三年生、夏休みの明けから、彼女は一・二週に一度ほど学校を休むようになりました。体調不良ということで連絡をいただき、分かりましたお大事になさってくださいと伝えていました。しかしだんだんと休む頻度が高くなるにつれ、私は彼女が心配になってきたのです。

 

 そしてついにある日を境として、彼女は学校に来なくなりました。

 

 素直に言えば、私は最初日々の教務・雑務に追われ、彼女のところまで手が回っておりませんでした。ですが、クラスメートの一人がことあるごとに私に「佐藤さんは大丈夫ですかね、佐藤さんは。」と半ば独り言のようにつぶやくものですから、私もそろそろ話をしたほうがいいだろうかと思って、ある日の放課後、彼女の自宅へ向かいました。

 

 私は彼女の家に電話をして、今から訪問したい旨を伝えました。電話口の声は驚いたようでしたが、それでも「いらしてください、ぜひいらしてください。」と言われました。

 

 彼女の家につき、インターホンを押しました。中から母親が出て来ました。一通りの挨拶を交わし、私は居間に通されました。私は彼女に二、三質問しました。朝起きられないのか、学校で何かあったのか――もっとも答えてくれるほうがまれでしょうが。先生も学生の頃は朝が弱かったから、気持ちが分かるとは言わないが、力になれるかもしれない、といったことを言いました。彼女は曖昧に返事をするのみでした。

 

 私は一旦帰ることにしました。もちろん私は形だけ彼女の訪問をしたかったわけではありません。しかしこの手の信頼が一朝一夕で築かれるものでないことを私は承知しています。そもそももしかすると私は彼女にとって苦手な人種であるかもしれないのです。そうすれば私が接すれば接するほど、ただ彼女の苦痛が増すのみですから、それを見極めるためにも、ゆっくりと歩んでいこうと思ったのです。

 

 玄関を出るとき、母親は焦れったそうに、

「ねえ、大丈夫ですね。なんとかまた学校に行けるようになりますかね。」

と言いました。私が言葉を返そうとすると、

「いや私はあの子が仮に学校に行けなかったからってどうにかなるというわけじゃないんですよ。どうなったって私のかわいい子供ですから。でもやっぱり学校に行ってくれたら安心じゃないですか。ねえ。そうは思いませんか。」

と立て続けに話し続けるのです。私には子供がいませんが、まだ二十六歳、思春期の頃の記憶は比較的鮮明に残っています。それから察するに、この親、愛が空回りするというか、焦り過ぎというか、いずれにせよあまり良くないように思われました。もっとも口にするのは憚られたので、私はやんわりと、

「お母さん、焦っちゃいけませんよ。」

とだけ言い残して彼女の家を後にしました。

 

 

 

 私はそれから二度彼女の家を訪ねました。しかし彼女は相変わらず曖昧な返事を繰り返すだけなのです。私の心には少々焦りの念が芽生えてきました。もう十一月も半ば、そして彼女は受験生なのです。もしかすると彼女は学校の授業の質に嫌気が差したのかもしれないと思いましたが、母親に聞いても家で勉強しているというわけではないようなのです。そろそろ別の先生、あるいはスクールカウンセラーの先生でも会いに行かせたほうがよいのではないかと思い始めてきました。

 

 しかしその次に私が彼女の家を訪ねたとき、彼女はやけにそわそわしていました。そして突然私に手紙を渡してきたのです。私はびっくりしました。しかし彼女がここで手紙を渡してきたのだって相応の理由があるはずですから、あれこれ追及するのは一旦待って、とりあえずあとで読もうと考えました。そして私はいつものように彼女の家を出ました。学校へ戻り、いつもどおり仕事を片付け、いつもどおり家に帰りました。そこで私は彼女の手紙を開けました。

 

 ――拝啓 先生、いつもはっきりした答えを返さず困らせていると思います。ごめんなさい……

 

 予想外の書き出しでした――といえるほど手紙の内容をいろいろ予想していたわけではないのですが。この手紙は私に対する非難とかそういう類のことを書いてあるのだと私は漠然と思っていました。内容はおおむね次のようなことでした。

 

 彼女の母親は自分の母校に彼女を入れたいようなのですが、その高校は彼女には――要するに低偏差値すぎるということなのです。事実私もそう思います。彼女は決して勉強が好きなタイプではありませんが、やはり上の高校に行ける可能性があるならいきたいと思うのも当然のことで、彼女は母親にそう伝えたらしいのです。母親は怒鳴りこそしませんでしたが、それでも怒り彼女を責めたてたようなのです。振り返ってみると私の母親はそういうことに関しては理解のある人でしたし、客観的に見れば彼女の母親の拘泥はまったく支離滅裂なものでした。だから彼女の母親がなぜそんなことを言ったのか皆目検討がつかないのです。もっとも、彼女にもわからないことですから手紙に書いてなかったのも仕方のないことです。いずれにせよ、その話をした頃から母親がなんだか自分に冷たいように思えるらしいのです。友達に相談しようにも受験勉強や塾で忙しいらしく、なかなか機会を得ることはできないし、仮に得られたとしても申し訳なさを感じてうまく相談できるか分からないそうなのです。また、これは今回私に手紙をよこしてきた理由の一つでもあるのですが、彼女は自分の感情の深いところを言葉にするのが苦手なようなのです。手紙のようにゆっくり時間をかけて言葉を紡がなければ。

 

 ここまで読んで、家庭のことだから学校にいたほうが居心地が良いのではないかと思いましたが、幸いそれについても言及されていました。学校は楽しいが、同級生にどう接すればいいのかよく分からなくなってしまって、そして何より夜は寝付けず朝は起きるのがつらいのです、と。

 

 ともかく、私は彼女の母親にそのことについていろいろ訪ねたいと思ったのです。原因を直接取り除ければそれに越したことはありません。ですがその手は他でもない彼女自身によって封じられてしまいました。もっとも当然のことでしょう。彼女は私がその話をするのを望まないとのことなのです。

 

 私はいささか困ってしまいました。それではどうしたらよいのでしょうか。――彼女も彼女で私になにかするのを期待しているのではなく、どちらかといえば私にただ知っておいてほしかったというこのなのかもしれません。

 

 そして最後に書いてあった文言が私を一番驚かせました。先ほども書いたとおり彼女は口下手なのです。自分の感情を深く表現しようとすればするほど、出てくる言葉に違和感を覚え、相手の中に自分ではない自分を見出してしまう人なのです。だから無理も無いことでしょう。彼女が私のラインを望んだのは。

 

 教師の生徒に対する不適切な言動が問題になって以降、教師生徒間でのラインが禁止されるのは時間の問題でした。もう秒読みだと言われていたのです。だから規則では禁止されていなくとも、まともな良識・思慮分別をもった大人ならその頼みを受けるものはいません。私も一応の分別をもった人間ですから、これは断らなくてはならないなと感じました。

 

 さて、一通り手紙をを読み終えた私は、これからどうしようかと考えました。返事は書いたほうが良いでしょうが、問題となっている件については何も書けることもなく、ラインの件についてはやんわり断るよりほかにありません。私は少々気が重くなりました。

 

 いや、しかし、いつまでもそうは言っていられません。私は便箋と封筒、ペンをとりました。こうやって手紙を書くのはなんだかずいぶん久しぶりな気がしました。私はここまで述べてきたことを、当たり障りのない表現でさくさく書き上げました。

 

 そして私は次の訪問の時にそれを――また母親の目を盗んで――彼女に渡しました。彼女はいかにも早く読みたそうな様子でしたが、それはさすがに踏みとどまったようです。

 

 

 

 それからまた二週間ほどが過ぎて十二月になりました。私はまた彼女の家へ向かいました。師走という異名を持つ月なだけあって、もちろん私も忙しかったわけですが、二学期制なので年度末や学期末程は忙しくありませんでした。

 

 果たして、彼女はまた手紙をよこしてきました。もはや私も彼女も対面でのやり取りに興味などなく、ただこの手紙には何が書いてあるのか、相手はそれをどう受け取るのか、とそればかり考えていたと思います。母親はそのことに気がついていたのでしょうか。

 

 私はまた手紙を読みました。書いてある内容は前回と大して変わりませんでしたが、今回は言葉の端々から痛切なものが感じ取れました。なんとそこには、彼女のラインのキューアールコードが――わざわざ印刷するとは――ありました。

 

 私は悩みました。彼女のラインに固執する理由はよく分かります。私自身どちらかといえば口下手なほうでしたし、言葉を言えば言うほど自分の本心と違うほうへ相手が転がり落ちていくもどかしさ恐ろしさも、思春期によく感じる――というと分析的で好かないのですが――孤独感も私は心得ています。少なくとも平均的な教師よりは。

 

 要するに、こう言って片付けてしまえば乱暴かもしれませんが、彼女は環境の変化について行けてないだけなのです。私の眼に狂いがなければ、確かにみんな受験モードに入っているけれども、張り詰めすぎな雰囲気などなく、彼女の周りも以前から変化はないはずなのです。しかし彼女は感受性の鋭い人です。きっと必要以上に何かを感じているのでしょう。

 

 私はそのことを彼女に伝えなければなりません。ですがこういうことは言葉で言われて「はいそうですか。」となるものでもありません。不安は残ります。こういうときの最良の解決手段はおそらくじっくりゆっくり焦らず語りかけていくことなのです。誰か一人絶対的な味方を見つけて、そこを拠り所に以前の人間関係の感覚を回復していかなくてはならないのです。

 

 骨の折れる事ですが、それ自体私は厭だとは思いません。ですが高い壁があります。とにもかくにも()()()()()のです。もう十二月になってしまいました。そして彼女は受験生なのです。

 

 母親を説得すれば彼女を外に連れ出して話すことは可能です。そこならいくらか母親のことを語ってくれるでしょう。しかし拙速に話を勧めても、私はただ大人の立場でしか物を言ってこない人間だと彼女には映ってしまうでしょう。

 

 私は頻繁に彼女と話をする必要があるのです。そして信頼を獲得しなくてはなりません。――時間がないにもかかわらず。

 

 そう考えたとき、私は苦渋に満ちた思いで――とはいっても一度やり始めたら本気でやり通す覚悟をも決めて、グレーゾーンに飛び込むことを決意しました。時間さえ、時間さえあれば。私は彼女のためにどんな労力も惜しまなかったでしょう。なんでも投げ出したでしょう。ですが現実が必ずしも思い通りに行くわけではないことを私は悟っています。社会の中では若いと言われる私も、二十六年間伊達に生きてきたわけではありませんから。

 

 私は彼女のラインを追加しました。何かメッセージを送ろうかとも思いましたが、追加したことは相手に通知されているだろうし、こちらから行動を起こすのは憚られたので、何もしないでおきました。

 

――追加してくださったんですね。

 

しばらくして彼女からラインが来ました。

 

――ありがとうございます。

 

――ううん。ただすぐに返信できるわけじゃないからね。

 

私がグレーゾーンにいるということは彼女も分かっているはずです。ラインは記録が残りますから、こちらからはなるべく不用意なことは言わず、彼女の話を聞くことに努めようと考えました。万が一このことが公になった時にもそのほうがいいでしょう。

 

――先生。

 

――なんだい。

 

――私、よくわからないんです。

 

――何が?

 

――それも、なんだか私だけ取り残されたようで

 

――あ、

 

――こういうとただの薄っぺらいセンチメンタルに聞こえちゃうんですが、

 

――そんなことはないよ。

 

――私、あの高校に行きたくないんですが。

 

――うん。

 

――それをはっきり言えない私もなんかいやです

 

――なるほどね、そういうことか。

 

内心では共感していましたが、気安く「わかるよ」と言うのはどこか気が引けて、これだけ送りました。

 

――不思議ですね。あんなに話したかったはずなのに、

 

――あまり話すことがない気がします。

 

彼女のラインはメッセージごとに一・二分の間が空きました。これをやられると私は中途半端に暇になるのでいささか嫌な気もするのですが、そういうわけにもいきません。

 

――すみません、今晩はここまでにします。ありがとうございました。おやすみなさい。

 

意外と早く終わりました。二十分ほどでしょうか。まあ彼女側にも私の手を煩わせる――実際私はそこまで迷惑には思っていませんが――ことに対する申し訳なさがあるからなのでしょう。

 

 それから二週間ほど、寝る前に三十分くらいラインのやり取りをすることが続きました。私も最初の頃とは変わり、自分の学生の頃の思い出などを進んで語り聞かせるようになりました。彼女も徐々に落ち着きを取り戻し、夜の三十分は仕事の間のいい息抜きになりました。

 

 

 

 ――先生、私また学校に行ってみたいと思うんです。なんか、やれる気がして。友達にも久々に会いたいですし。

 

 ある日、彼女からこんなラインが来ました。私はしばしあっけにとられて画面を見つめていました。

 

――いつから行こうと思うの。

 

――冬休み前最終日ですかね。

 

――え!? 冬休み明けじゃなくて?

 

――なんかこのチャンスを逃して長期休暇に入ったら私ずっといけなくなっちゃうんじゃないかなって。それに、もし教室に馴染めなくても、冬休みがクッションになりそうだから。

 

――そうか、教室に行くんだね。

 

――はい。

 

――お母さんに言った?

 

――これから言おうと思います。

 

――うん、きっと喜ぶと思うよ。

 

 その日私は少し温かい気持ちに包まれて床に入りました。私は彼女の気持ちの回復するのがあまりに早いのでびっくりしましたが、もともと彼女はクラスで好かれているタイプの人間です。一時の気の不安定さで学校に行けなかったというだけで、根深い問題が絡んでくるというわけではないのです。母親の件はどうするんだろうかと、その不安だけはわずかに残りましたが、そこも今の彼女なら何とかできるのではないかと感じ、そのうちに眠りにつきました。

 

 翌朝私がいつものように出勤すると、校長がこちらに歩いてきて、「ちょっと。」と耳打ちしました。なるほど彼女が今日学校に来るからそのことだろうと思い、私はうなずきました。そうして校長室に入って、初めて校長がただならぬ雰囲気をまとっていることに気づいたのです。

 

「昨日、あのお母さんから電話が来たんだよ。」

「そうですか! お母さんはなんと。」

一応書き添えておくと、私はただならぬ雰囲気を察してこそいたものの、その正体をうまく捕まえられずにいました。校長はぽつりぽつりと話し続けました。

「何かのきっかけで、娘さんのラインを見たらしくてね、それで、大いにお怒りになったご様子だった。」

「えっ、」

「あれは正式に苦情というか、そういうものだったようだが。」

――私にはすっかり解ってしまいました。つまりあの母親は、娘が再び学校に行ったことは喜ばしく思っているが、その過程には到底納得していない、ということらしい。これはこの子の悩み、この親の人柄ということだろうと、よく解りました。

 私は謝罪して、それから一通りの事情を説明しました。校長は一切口を挟まず、私の話が終わるまで、じっと黙って聞いてくださいました。そして重たそうに口を開いて、切り出したことには、

「それで、どう責任を取ってくれるんだね」

と。

 

 最初から私は二つの可能性を秤にかけていました。一つはこのことが最後まで明るみに出ないこと。出ても収まってくれること。しかし現状を見るに、そちらではない方に傾いたと考える方が良さそうでした。しかし一方で、私は覚悟を決めていました。明日教員を首になっても構わないと思っているのです。

 

 子供の時分から教えることが上手い、人の話を聞くのが上手いと言われてきた私は自然と教師に対する憧れの念を持ち、現実その通りになりました。ですが、私は必ずしも教職に執着しているというわけではないのです。

「所詮こんなものか。」

と無意識にぽつりつぶやくと、校長はいかにもおあえつらえむきの沈痛な面持ちを浮かべ、

「君のしたことは立派であったよ。だが、理解してくれ。片はつけなくてはなるまい。」

もっとも、この仕事を失っても、別に生きていけるだろうという、不思議な楽観もありましたが。

 

 一つだけ、心配なことがありました。

「当たり前のことを聞くようで恐縮ですが、彼女にはもう会えませんかね。」

「当たり前だ。」

ぴしゃりと言われました。そのまま止みました。この会話はこのまま平行線であるという事実は、悲しみも虚しさも伴うことなく、ただ事実として私の脳に感ぜられました。

 

 

 

 それから四か月が過ぎました。私は速やかに職を辞しました。代わりの先生が直ちに着任しました。せめてこの学年は最後まで持たせてもらいたかったものですが、学校はよほど早く幕を引きたかったのでしょう。生徒の中には私との別れを惜しんで、たかだか保護者一組、声を上げただけでこんな大事になるのはおかしい、学校はとんだ腰抜けだ、と言ってくれる子もいました。嬉しいことでした。ですが、ラインの不祥事が騒がしい今の時局のせいもあるかもしれず、そうなると深く考えもせず学校を責めるわけにもいきません。

 

 私には何もよくわかりません。誰も悪くないように見えるのです。あの親でさえ、娘をこの年までひたむきに育てたというただ一点だけで、私には尊敬すべき人に見えてきます。私には子供がいませんから、子育ての苦労なんてものは分からないわけです

 

 あるいは、社会の仕組みとやらに私は疎いのかもしれません。ああ勉強だけ出来て人として未熟な人間にはなりたくなかったのですが。分からないことばかりは私にはどうしようもないだろう、と思いつつも、これから社会人として生きていく中で身につけていけたらいいか、と思う気持ちも混在しています。

 

 私は故郷に帰ってきました。親に悉皆の事情を話すと、最初は先生と生徒が私的に通じ合っていたことに驚愕の表情を浮かべていましたが、話が甲から乙、乙から丙へと移ると、「それは大変だったね。ひどい話だ。」とだけ言って私を家に置いてくれることになりました。そして今回地元の小さな企業に就職が決まりました。親のよしみがあるらしく、いわく付きの身である私を雇ってくれることになりました。感謝してもしきれません。

 

 教師を務めていたのは故郷から遠い地でしたが、ここは田舎、教師になっているはずの私がいれば多少なりとも噂になります。そして中には――私が故郷に戻る前にもいましたが――私を批判する人もいます。私は悔いることはありませんし、そのような批判に一々耳も貸さないのですが、ただひとつ、「あんなことをしなければ、ずっと生徒と接することができただろうに。あいつは目先のことしか見えていないのか。」という言葉だけは、傷口の塩となりました。

 

 ああ、彼女は結局、受験に失敗して、親の望むレールの上を歩くに到りました。私は彼女が今どんな気持ちを抱えているのか知るすべもありません。遠くに追いやられてしまいましたから。けれど、一連の出来事の根源であったはずの人が、のうのうと、今日も親の論理で子供に接しているのかと考えると、ただ悪い夢に襲われたような気持ちになってしまうのです。


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