迷宮の都市のアリス   作:RyujiOturu

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更新は不定期になります、すいません。
誤字脱字があれば、報告していただけるとありがたいです。



ワンダースキルが発現する御話

 私達がダンジョンに潜り初めて、数日がたち、少し儲かったので、酒場にでも行かない? と言うベルさんの提案を受け、『豊饒の女主人』に行くことになった。

 

「アリスちゃん、今日もお疲れ様」

 

「はい、ベルさんもお疲れ様です」

 

 私はベルさんが出して来たグラスに私のグラスをぶつける、まあ、乾杯をする。

 ベルさんは何でも、ここの女給に少し前に-私がヘスティアファミリアに入る前に-食事を恵んでもらったらしく、頭が上がらないらしい。そんな風に思っていると、薄鈍色の髪を持つ、女給が近づいてきた。

 

「あら、ベルさん、来てくださったんですね」

 

 その女給がおそらく、ベルさんに食事を恵んでくれた女給だろう。ベルさんはその女給をシルさんと呼んでいる。

 ベルさんはいろいろとシルさんと話して(?)いたが、諦めたらしくパスタを頼んだようで、私も同じものを頼んだ。

 私はそのパスタを平らげるがベルさんは途中まで食べたまま、硬直している。

 私は不思議に思い、ベルさんに話しかけようとしたその時、ベルさんが椅子を蹴飛ばし、走って出ていってしまった。

 

「べっ、ベルさん!?」

 

 私が驚いて立ち上がるが、すでに見えないところまで走って行っていた。

 

「おい、金はどうするんだい?」

 

 追いかけようと、杖を持ち、椅子を降りた時に後ろからそう声をかけられた。

 私が後ろを振り向くと、ドワーフの女将さんがこちらを睨みながら、威圧的に言ってきた、しかし私はお金を全てベルさんに預けており、いまの私は無一文。払おうにもベルさんはどこかに行ってしまったため、払えない。

 私はそれを女将さんに伝える。

 

「金は全部、さっきの小僧が持ってるだぁ?」

 

「はい、なので今度払いに来るので、追わせてもらえますか?」

 

 私は後で払うので見逃してくれと言うと、女将さんは、渋い顔をしながらも、それを承諾してくれた。

 私は女将さんに礼をいい、私はベルさんが走って行ったダンジョンがある白亜の塔に向かって走る。

 

 

「ベルさんー! どこですかー!」

 

 私は走りながら、声を張り上げ、ベルさんを呼ぶ。

 その声に反応した怪物達が現れる。私はその怪物達に杖を叩きつけ、灰に変えて行く。

 どんどんと進み、ついに四階層と五階層をつなぐ階段にたどり着く。

 私は意を決して五階層に入る。新たに出現する怪物(モンスター)に苦戦し、ぼろぼろになりながらも走り、声を張り上げた、私は走りながら一つのルームに入った。

 

「ベルさんっ!」

 

 そのルームにベルさんは私よりぼろぼろになりながらも、怪物(モンスター)と戦っていた。

ベルさんは影を一体倒し、すぐに次の影を倒しにかかる。

 私は走って近付き、ベルさんを後ろから攻撃しようとしていた怪物(モンスター)に『ストレートショット』を撃ち、爆殺する。そのままベルさんのところまで走って行き、ベルさんの背中に私の背中を合わせる。

 

「!? アリスちゃん!? なんでここまで!?」

 

「ベルさんが食い逃げみたいに走り出すからです! まずはここの怪物(モンスター)を倒しきりますよ!」

 

 私はそう言うなり、DS(ドローショット)を撃つ。

DS(ドローショット)とは、私が考えたルートを通って行くSSの様なもので、威力は高くないが、強制的に気絶(スタン)させることができる。

 ベルさんはDS(ドローショット)が当たった怪物(モンスター)を仕留め、どんどんと数を減らして行く。

 

 

 

 それから数十分後、そのルームには私達以外がいなくなった。

 

「ありがとう、でもなんでここに?」

 

 ベルさんが、本当にわからないと言う風に聞いて来た。

 私は思わず、盛大にため息をついた。

 

「ベルさんは、本当に仕方のない人ですね、...ハア」

 

 ベルさんは私の言っている意味がわからないらしく、首をかしげているが、私は何も言わず、魔石を取って集め、袋に入れる。

 

「さあ、ベルさん、帰りますよ」

 

 私はそれだけ告げ、杖をしっかりと持ち、ルームから出て行く。ベルさんは私が動き出したのを見て、後ろから走って来る。ベルさんが私の隣まで走って来て、私に謝って来た。私はその様子に思わず苦笑しながらも、ベルさんを許し、二人で一緒にダンジョンから脱出した。

 

 

「ただいま戻りましたー。ベルさんもいますよー」

 

 私達は夜深くに拠点に戻って来た。私が、いるであろうヘスティア様に向けて言うと、恐ろしい速度でヘスティア様が来た。ヘスティア様は相当心配していたらしく、私達はシャワーを浴び、お説教を受けていた。

 

「なんでこんなに帰って来るのが遅いのかな?理由を聞かせてもらおうか?」

 

 相当怒っているらしく、ヘスティア様の艶のある漆黒のツインテールがぶんっ、ぶんっ、と激しく動いている。

 

「すいません、私がベルさんを誘って潜ったんです」

 

「本当かい? 神の前では嘘はつけないのをわかっていてのその答えなんだね?」

 

 恐らく、というか、もう嘘はバレているだろうが、ヘスティア様は、私を見て、諦めた様にため息をつき、

 

「わかった、今回はおとがめは無しで行こう。だけど次こんなことをしたら、一ヶ月はダンジョンに入れない様にしてもらうからね」

 

 ヘスティア様はそう言い、部屋の奥にあるベッドに向かった。

 

「ほら、ステイタスを更新するだろう?」

 

 私達はヘスティア様にそう言われ、部屋に入った。

 

 

 ステイタスの更新が終わり、ヘスティア様に呼ばれた。

 

「アリス君。新しいスキルが発現したよ」

 

「はい、確認しました......でもなんでワンダースキル......?」

 

 新しく発言したスキルは[盤面破壊]なんて名前だけど、ルピに《ワンダースキル》なんて書いてあったらさすがに何か分かる。でも巨大化なんて書いてなかったし......それにワンダースキルはレベル5からのはず......

 

「ん? 何か言ったかい? ......にしてもこのスキルは化け物としか言い様がないぐらい凄まじい効果だね」

 

「え、は、はい、使いどころにもよりますけど、格上も倒せる力ですね」

 

「ああ、だが、無理はしないでくれよ?家族がいなくなるのは嫌だからね」

 

 ヘスティア様はそんなことを最後に言って来た。

 私はその言葉に無言でうなずき、寝ることにした。

 




最後まで呼んでいただき、ありがとうございます。

今回の更新での、ステイタスです。



Lv1

力G:218→D593

耐久H:104→F:328

器用F:354→D:503

敏捷F:376→D:529

魔力E:469→C:672

《魔法》
変化なし

《スキル》

盤面破壊(ワンダースキル)
・詠唱により発動
 詠唱式 『不思議な世界のおもちゃ箱、全部ひっくり返しちゃう!』
・発動は一日一度のみ
・発動時に力と耐久、敏捷と魔力に補正(効果超特大)
・ステイタスの上昇に補正(効果大)



こんな感じです。
作品内ではステイタスの詳細はできるだけ書かない様にしたいと思っています。
ステイタスは『Wonderlandwars』のリトル・アリスを元にして上昇量を考えています。が、あまりにも一気に挙げているので驚いたりする事があるかもしれませんが、作品内で書いていないところでもたたかったりしているのもあわせて上昇させています。
これからも頑張って書いて行きますので、よろしくお願いします。
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