やったね417ちゃん、衣装が進化するよ!
――――――――――――D08基地第3部隊兵舎・早朝
「おはよう、Mk23」
「おはよう♪」
何時ものように朝はやってきた。
私の外観を変える日…416に遭遇した時に怒られないくらいに変わるかな?
制服がより大胆になったりしないよね?
不安が胸の中で渦巻くけどそれはどうとでもなれ…大胆になったらI.O.Pを恨む。
というかカチコミ加えに行く。
Mk23はうんっと伸びをしてさっと身だしなみを整えると早足で司令室に。
何時も元気ね…早朝の指揮官はだらけたセクハラ魔人モード。
近寄ったらどうなることか分かってて行ってるのだから恐ろしいわ。
それにしても…Mk23もそこそこ胸があるわよね?
やっぱり揉まれたりするのかしら…
後で聞いてみようかしら?
いや、藪蛇ね…考えるなバカな私。
それより、食堂が開くまでどうしようかな?
ゲームは他の子起こしちゃうし雑誌読んでようかな。
ファッション雑誌?ふぅん…M14の私物かぁ。かわいい系が多かった。
これは?ぶ…何このアダルティックなファッション雑誌は…
間違いなくMk23ね、ダーリンオススメなんて丸文字で書いてるもん。
うわぁ…うわぁ…
――――――――――――D08基地食堂・朝
「あらぁ?貴女は…」
「えっと、イサカね…HK417よ、よろしく。」
食堂でばったり会ったのは第2部隊隊長のM37イサカ。
私と並んでおっぱいちゃんなんて呼ばれてる人形。
ちょっと特殊な受注方法じゃないと要請できないSGの人形だ。
私より長身で…おっぱいは互角か私が大きいかしら?
横に並んでみて比べてみません?
「ふふん、私の美貌に目を奪われてるのね♪
劣ると思うことはないわ、私が美しすぎるのがいけないよ」
訂正、ただのナルシストで賛美しか聞こえないタイプと見たわ。
…付き合うのはアホかな…と思うけど食事くらいは肩を並べて食べるとしましょ。
一応、仲間ですし?変な対抗意識はありませんから。
「んー♪」
「ん…美味し♪」
今日のメニューはハニートーストとサラダ、温かいオニオンスープ
並ぶおっぱいに食事中の職員たちの眼が集中する。
食事中は私事モードですか、そうですか…露骨に見るわねー…
イサカの逆隣の職員なんて覗き込むくらいだし。
ぐい…と顔を押しのけたらチラ見に変わったけど…
美味しい食事が台無しになるわ、勘弁してほしいけど…
やっぱり気になるわよね…分かるわ、私が男だったら見逃すわけ無いわ。
特に…こんなの…
「なぁに?(ユサッ」
「なんでもないわ(タプン」
些細な所作で揺れるおっぱい、眼に毒だもの。
男の悲しい性はわかってるわよ…わかってるわ…
「あ、イサカちゃん、あとで今日の分頼むね」
「はぁい♪任せて、私が癒やしてア・ゲ・ル♪」
「そっちのおっぱいちゃん…おぉでっけぇな!…でけぇな!」
「うるさい、黙って。」
気安く話しかけてくるのはメンテナンス班の職員ね。
所属はG&K、つまりは変態か。
そしてイサカあんたもMk23の同類か?
あんたはメンテナンス班のアレなのね?アレ。
「あぁ主任については悪く言わないで?
仕事についてはしっかりする真面目なんだからハメを外させてあげるのもイイ女の条件よ」
「知らないしそんなの聞いてない」
楽しい食事は終了よ、色ボケ女。
工廠に行くのは…同じだから肩を並べて食堂を出ていく。
職員、後で全員シメるわよ?鼻の下伸ばしすぎ。
殺気を当てたら慌てて視線を外してるの、ぷーくすくす
――――――――――――D08基地工廠・朝
「じゃ、またこのベッドに寝てくれ。
ダミーリンクは…今食事中?ふん、分かった…逐次作業開始しよう。」
「お願いします、またよろしく…」
見慣れたI.O.Pの職員が私をメンテナンスベッドに寝かせて作業を開始。
程なくして私は眠りに落ちる…ダミーリンクはちょっと遅れるけど問題はないみたい。
私のダミー人形は起きるのが少し遅い。そしてちょっとだらし無い。
私の性格の何処が出たのかしらね?416に叱られるからそこも直してほしいなぁ…
あ、イサカは何してるんだろう?
メンテナンス班の主任の背後から…抱きついて、ほう、肩たたき?
え、あんな調子で言ってたからMk23と同じ調子で視姦されるんじゃないの?
「あーら凝ってる凝ってる♪もみもみしましょうね~♪」
「あー…助かるわ~さんきゅーサッカ…つ…で……お……い……」
あ…ダメだ。そろそろスリープに落ちる…
認めないわよ、そんな微笑ましいやり取りだけじゃないって。
わた…し…が……
「眠っちゃった?」
「はい、スリープに落ちましたね。」
「ふふ、可愛らしい寝顔ね♪私の次に美しいんじゃない?」
「……そうですね、作業開始する、各員設計通りにやれよ」
眠った417の上着は剥がされて細やかな作業が始まる。
それに伴い衣服の着替え方もシステムにインストールしていく。
着替え方が分からなかったらポンコツも良いところだ。
淡々と黙々と職員は417にメスを入れる……
そんな様子をイサカは少し羨ましそうに見ていた。
寝転がったメンテナンス班主任の背中に乗っかりながら。
これが本当の尻に敷かれる男。
――――――――――――D08基地工廠・昼下がり
「工程完了、そろそろ目覚めるはずです」
職員の声だ…ぅぅん…何だか目覚めが怖いわ。
瞼を擦り起きると…姿見が置いてあって、私を映していた。
ベレー帽は取り払われライトブルーの髪飾りも片方のみになっていて、髪型はツーサイドアップ。
結ぶ飾りの色合いは黒とパープルのツートン。馴染みの色。
目元のタトゥーは無くなって…制服が…
学生服のブレザー風に改造され下乳辺りボタン一個で止められているツートン上着。若干袖が長くなってる。
あ、ブラウスがあるけど…なにこれ丈みじか!?おへそ丸見えよ…
ブラに包まれた胸はボンって出てるしおへそまで晒す事に…これは恥ずかしい…
上着がほぼイサカスタイル、ブラウスがU字におっぱい回避してるの!
ボタンは?は?どっちも一個だけ…?結局胸の守りはブラに頼れですって?
ミニスカートは柄が入りチェック模様、待って、鼠径部上からショーツが見えてるじゃない!?エグい角度の…サイドが紐のショーツ
変更されてるってことは…はぶっ…
「卒倒したぞ」
「何を想像したんだか…」
「不満をあげた416嬢に見せるのは?」
「画像データを送ればよかろう、妹君はこうなったとな」
無心で作業する職員と気絶したニュー417。
その後怒りの416がカチコミしてきたが職員は無常にも緊急停止コードを発動。
416は無事止められ粛々と処理。
苦情を上げたのを後悔して床で呆然とする416と気絶する417がそろって工廠に残された。
「う、うーん…」
あれ、私…バージョンアップは終わったんだっけ。
あぁうん、私の見た目は大幅に変わった。変態共覚えてろ。
絶対いつかカチコミして泣かす。
見せブラの次は見せパンツ…私はビッチではないのよ?
そもそも心が女じゃないのに…こんなメスガキ風に仕上げちゃってどうするのよ。
あ、416…眼の前で手を振っても気がついてない。
魂を抜かれたように中空見つめてブツブツ何言ってるの…?
「私は間違ってない…間違ってない…間違ってない…」
「うわぁ」
うわぁ。うわ言で何言ってるんだ。
うーん…ちょっと慣れないなぁこの髪型。
ずっと摘まれてるような感じ…縛ってるってやーね。
「……姉さん?」
「…何よ、その格好…アンタの指示!?」
「違います!I.O.Pの仕業ですぅ!」
「よし、今度一緒にカチコミ入れるわよ
銃器はダメだけどマーシャルアーツなら通るはず」
「はい!シメましょうね!」
思い切って姉さんなんて声かけしたけど成功だったかな。
また肩掴まれて詰められたけど今度はイイ笑顔で握手。
416の瞳に映る私もまた笑顔だった。
結構面影は残るけど印象が変わったから許容範囲内に収まったかな?
あ、416はマーシャルアーツなのね。
――――――――――――D08基地第3部隊兵舎・おやつ時
「そんな訳でリニューアルです」
「うわ、攻めたデザインだねー…このジッパー動くの?」
「はい、でも着用すると…I.O.Pのガチガチ行動阻害コードが邪魔してここまで上げきっちゃうんです」
「うわー…」
くるり、ターンして見せるとスコーピオンから声を掛けられた。
そう言えば今日は非番だって言ってたわね。ゲームしてる…後で混ぜろ。
一つ訂正、ここまで攻めてるのは私の意思じゃなぁい!
I.O.Pの見えない手が私をこう着飾らせるの!
ついでにバニースーツの着方までインストールされてて笑いも浮かんでこないわ…
誰が着るもんですか!
あら、何かしらバニースーツのデータに隠れてもう二つインストールされて…
……私は何も見なかった事にする。そんなの着たら416に絞め殺される。
せっかく仲良くなれそうな雰囲気なのにご破産にするもんですか。
「ただいま~♪あら、417ちゃん可愛くなったわね~♪
この辺もセクシーに出しちゃって…要望どおり?」
「全く逆になったわよ。」
「そぉ?似合ってるから良いわよ♪小悪魔なおませさんね♪」
「誰がおませさんだぁ!」
この弄り人形は…!
そこに直りなさい!修正してやるぅ!!
「お、喧嘩の開始ー?やれー!ブッカマシちゃえー!」
「何か面白そうな気配~」
「ふふ、元気な証拠ね♪416の妹ってアグレッシブなのね!」
外野が増えたが関係ないわよ!
さぁMk23覚悟しなさいよ、今日こそアンタを泣かすぅ!
あ、ブラ掴むなヤメロォ!あ、あー…!
私は無力でした。ひぐ…
即オチキャットファイト。417はどうあがいても勝てない。
実用性は無い、安心と信頼のI.O.P
416?もう姉堕ちしてるから。
まぁスキンで肌面積は減るから安心やで、417
*追記*
誤字報告感謝です