元はぐれ・現D08基地のHK417ちゃん   作:ムメイ

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バイクとか車ってカタログ見てるだけでも楽しいよね



Day97 楽しいカタログ巡り

――――――――――――D08基地HK417私室・朝

 

 

今日はお化粧もせずお部屋で朝からゴロゴロしていた。

何をしているかって?情報端末で閲覧してるんだけど自動車やバイクのカタログを見ているんだ。

あとは良さげなBMXとかまぁいわゆる大人のホビーってやつだね。

この手の物は本体もそうだけどその後のカスタムパーツってのが多い。

特に半世紀前のレプリカモデルなんかは人気が高い。アフターマーケットパーツも多い。

私が好んでいるのは1980年代のアンティークカーのレプリカだったり2010年代のバイクだ。

お兄ちゃんの乗っているVと呼ばれてる大型バイクも2000年代のバイク。

完全受注生産の採算度外視のメーカーの意地といったマシンみたい。

お兄ちゃんが生まれる前の時代に一世を風靡したマシンの二代目らしい。

奇跡的に代々受け継がれていったマシンが中古市場に流れていたらしい。

それに食いついてフルレストア、そして今お兄ちゃんがブイブイ言わせている。

その他にもカタログに軒を連ねるのは人気アニメや人気マンガに登場した架空モデルのレプリカ。

まぁイロモノも多くカタログには載っている。私のお給料では中々手が出ない。

手が出せてエントリーモデルのロースペックモデルだね。

あとはこの時代では主流の電動バイク達。それもThe移動手段なスクーターモデル。

スポーツモデルになると値段が跳ね上がるんだよね…

内燃機関モデルはそもそもの値段が高い上に燃料代がかなり高くつく。

原油生産国との貿易手段が限られてしまった現代では燃料はほぼ高い。

まぁその原油生産国も滅んでしまった国が多くて油田の取り合いが発生してたりする。

もっぱら治安維持を統括するPMCが牛耳るんだけどね…

その点G&Kは油田確保してるからヘリもじゃんじゃん飛ばせるしハンヴィやバギーを動かせる。

そのオコボレを吸えれば良いんだけどね。オクタン価の高いガソリンは中々出回らない。

製油の段階でいくらか出るから厳密に言えば無いとは言わんけど…やっぱり高い現状。

まさに道楽、金をじゃんじゃん燃やして走るロマンよ。

女の子になって結構するけどこの手のロマンには今も弱いと思う。

 

「シート高が高いなぁ…」

 

カタログスペックも色々見ているんだが…私が良いなって思うスポーツモデルは揃いも揃って高い。

物理的に背が高いんだよ。ちっちゃい人間、人形に優しくない設計してるから乗れない。

値段高けりゃスペック高くてシートも高い。もっと低く地を這うようにしてもいいじゃん…

まぁそんなのはイロモノ揃いの架空モデルのレプリカになるんだけど…

電動バイクのAKIRA-Bってのがあるんだけどコレなんかかなり最低地上高も低い。

跨ることも出来るんだろうけど…踏ん反り返る様に跨るから股を開く形になるんだ。

風防は大きく足元もそんな風防に隠れるけど…まぁアレだよ。スカートめくれ上がる案件。

ちょっと横合いから見られたらパンツ丸見えになるのでNG。

所謂ニーグリップっていって膝でタンクを挟み込む形になるバイクが好ましい。

それだと可愛い服でも乗ってられるしね。スカートを太ももに挟み込めば平気だもん。

別に2輪に限定しなければトライクっていう手もあるんだけど…

 

「まぁ実際に乗れる遊び用の玩具って言ったらBMXか」

 

私の給料で買おうと思ったらお手軽でバランス感覚を養えるBMXだ。

簡単に言えばスタントや短距離レースに用いられる競技用の自転車。

構造はかなり単純で軽量かつ頑丈。快適性?んなもんあるわけないじゃん。

ロードバイクもそうだけどこの手のホビーバイクに快適性なんざ無い。

サドルはめちゃくちゃ硬いしこれまた腰を高く乗せる傾向があるからシート高はべらぼうに高い。

まぁ降りる時はペダルに片足乗せてフレームを跨るようにして足をつくからOKなんだけどね。

私?勢いよく降りるとフレームに股を強打して悶えることになるけど?

 

「ローンシミュレーション…うーん…」

 

戦術人形の手取りって結構ある。ぶっ壊れた場合の修繕とか差っ引いても結構ある。

遊びに費やさなければかなりの余裕があるからローンで購入するのもありっちゃあり。

人形の耐用年数はかなりある。修理していけば事実上無限。

電脳のバグなんかはあるけどそれも普通に直せるしね。

だから数年で返済しきらなくちゃいけないなんて縛りは無い。

返済計画については結構余裕を持てるわけですよ。潤沢にある資金もあるし…

 

「今度の休みに現物見に行こうかな?」

 

兄さんも車購入を考えてたし私も乗れるバイクの購入を考えようかなってなってる。

それの他にもBMXの購入を考えてるし…あとガッチガチなオフロードもほしいな。

前後サスペンション付きの競技用オフロード。ああいうのも漕いでから悪路を走っていってみたいし。

それにオフロードでもスタントが出来ないわけじゃあない。

欲しいものはアレやコレやと浮かんでくるが…お金は有限なんだ…

可愛い洋服だって欲しいし…私の場合はおっぱいが邪魔してオーダーメイドになるから余計に高くつくし…

あ、でもお洋服に関してはあの学校の生徒が試作品を送りつけてくるんだっけか?

魔法少女風味のとか楽しみだなぁ…めちゃくちゃフリフリで可愛かったし。

でもあれバリエーションがあったよね…レオタード風味なのもあったし…

肌色面積は少ないのにえらくエッチく見えてたな…お兄ちゃんを悩殺できるか…?

 

「もしもし、兄さん?今度の休み暇?暇でしょ、一緒に街まで遊びに行こうよ」

 

端末の通話機能を呼び出して兄さんの端末に通話を飛ばす。

どうせ暇な時はずーっとゲームしかしないから遠慮なく連れ出せる。

私一人だと冷やかしにすぎないと見られるけど真剣に考えてる兄さんも同伴なら店員も取り合うだろうさ。

 

「店舗も複数展開よりも総合ショップに纏まったから楽だよねー」

 

各メーカーも余力はない。代理店を展開するだけの金は持ち合わせていない。

そこで一気に大きくなったのはそういったカーブランドやバイクブランドを取り扱う総合ショップ。

そこに行けばどの企業の車も買えるしバイクも買える。試乗から整備まで何でもござれ。

客も助かり企業も助かる。ただしメカマンはもれなく死ぬ。セールスマンも死ねる。

ショップ側頑張れ…私は応援してるぞ…さて、お化粧してちょっと出るか。

 

 

――――――――――――D08基地HK416私室

 

 

「という訳でお姉ちゃんもどうでしょうか!あとG28もどう!?」

 

お姉ちゃんも誘ってバイク仲間か車仲間かに誘い込もうとしたわけです。

G28もお姉ちゃんを押し倒してクソレズしようとしてたから声を掛けつつ横合いから逆に押し倒してやった。

最近判明したけどG28は押せ押せのイケイケのクソレズだけど押されると弱い。

だからちょっと攻めの姿勢を見せると案外すぐにフリーズしてくれる。

 

「助かったわ…417はG28の扱いについてもう完璧ね」

「まぁね、私が姉だし」

 

押し倒してやったG28は顔を真赤にして黙りこくっちゃったし。

私が意図的に流し目で見てやるとビクッと震えるんだもん可愛い。

 

「ねぇG28…お姉ちゃんと一緒に今度の週末…お出かけしない?」

「は、はひぃ♪」

 

よし、G28は確定させれた。あとはお姉ちゃんはどうだろう?

また新しいボトルシップの設計してたみたいだけど…来てくれるかな?

押し倒したときからずっとこっちに視線を合わせてくれないけどどうしたのかなー?

 

「そろそろ417はG28から退きなさい、胸が大事故起こすわよ」

「んー?んにゃ!?」

 

サイズが合わなくなったブラの防御力は低下していた。

その状態で押し倒すなんて激しいアクションしてからのおっぱいの押しくら饅頭。

押しつぶされて逃げようとするおっぱいが溢れて…まぁぶるんと出ちゃった訳で。

お兄ちゃんとかが見てる環境じゃなくてよかったよ…いそいそ直すけど…

合致したブラが届くまでの間はあんまり動けないなぁ…

と言うかマジでここだけ太るってのが…まーじなんでそうなったかなぁ?

お姉ちゃんも私の惨状を見て自分のおっぱいを見下ろして溜息吐いてる。

G28のブラウスだって元々ぱっつぱつだったのがギチギチになってるしねー…ん?

 

「へぶっ!?」

 

限界を迎えたG28のブラウスの胸ボタンが私のおでこを撃ち抜いた。

おーぅ…すごくいたーい…Ameliの胸ボタンが弾け飛んだときもすごかったけど…

これはでっぱい勢の抱える共通の悩みかもしれないね…

私の制服だって初期のは胸元が縦に裂けたんだしね…こう胸を張っただけで。

 

「で、だけどお姉ちゃんは一緒にどうですか?」

「私は悪いけど興味ないわ」

「(´・ω・`)」

 

素気無くフラれちゃいました。いつかお姉ちゃんも引き込んでやる…

 

「バイク楽しいのに…乗れないってわけじゃないよね…」

「完璧な私がそんなのも乗れないなんてこと無いわ」

「本当に?」

「本当よ、417の持ってる自転車を貸してみなさいよ完璧に乗りこなしてみせるわ」

 

お、ノッてきたこれで上手いこと沼に引きずり込めないかなー?

 

 

――――――――――――

 

 

私の部屋からロードバイクを持ち出してから基地の舗装路で走らせることに。

まずは私がちんまい身体で乗りこなして見せてからお姉ちゃんに貸す。

大規模な基地に比べるとまだまだらしいけど…それでも前線基地の土地は結構広い。

走り回って楽しむ分には不自由はしない。スプリントかければ楽しめる。

 

「じゃあお姉ちゃん、いってらっしゃーい」

「へぇこれ以外と…高いわね…」

 

ギアは軽いものに落としておいたから漕ぎ出しは軽やかに行けるはず。

未体験のホビーにお姉ちゃんはちょっと戸惑い気味だね。

あ、慣れない内にドロップハンドルのロワーを掴んだ。これは…

かなり前傾になってただでさえ慣れてないのに重心の移動の変化に戸惑うと思うぞ?

そしてお姉ちゃん曰くこの手の自転車などには乗ったことは一切ない。

これらが示すことは唯一つだ。まぁみんな通る道なんだが…コケる。

 

「え、ちょ…倒れ倒れる!!いやぁぁぁあああ!!」

「あーあ、やってる」

 

がっしゃーんと派手にはいかないけど途中で離脱してごろごろ転がる。

その場に残された私のロードバイクは自重は軽いから損傷軽微。

まぁロードバイクとかマウンテンバイクとかBMXとか自転車全般こけるの前提だし。

この程度で私は怒ったりしないけど…お姉ちゃんの身体が心配だ。

 

「だいじょーぶ?」

「く…いったい…何が…いけないというの…」

「二輪ってのは不安定なんだよ、傾くのはしょうが無いことでそこで怖がって止めると駄目だよー」

 

これは二輪の自走論理を叩き込んでから乗せたほうが良いかな?

物の見事に曲がる時に転けてたし…その辺が理解できてなかったりするかも。

 

「もう一回私が乗るから見てて?」

 

実際に軽やかに走らせてみるけど止まってみればバランスはあっという間に崩れる。

まぁ慣れてしまえば静止状態でもバランスを取って自立させれるんだけど…

自走理論を実演しながら教えてもう一度お姉ちゃんにバトンタッチ。

 

「見てなさい次こそは完璧に乗りこなすわ…」

 

まぁ二度目は普通に乗りこなしてドヤ顔で戻ってきた。自力でかなりの速度を出せるし良い運動なんだよね。

 

「もう一度聞くけど、興味なーい?」

「…ついて行くだけよ」

「よっしゃ」




バイクは良いぞ。みんなも興味があったら乗ってみよう。
ハマるぞ。作者は乗って急速潜航してしまった。
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