突然で申し訳ない。車って走行すると地面の埃を巻き上げるんだ。
当然悪路を走ればじゃんじゃん土を巻き上げる。風雨に晒されれば水垢もつく。
なんでこんな話をしたかって?そりゃぁ勿論アレだよ…先週まで頑張ってたバギーなんだけど…
車体にくっついた土埃と雨垢でひどい有様になってるんだよ。
もとのオリーブドラブの塗装がほぼ見えないすんごい土汚れですよ。
という訳で私は考えました、こんな汚いので休みに出るのか?いやいや…
それはちょっと女の子が乗る車としてはまずいでしょ?って訳で…
洗車することにしましたーぱちぱちぱちー洗車道具なんてのは無いわけで…
まぁさーっと水洗いするだけなんだけどね。するだけでも全然違うわけですよ。
お兄ちゃんのバイク用のメンテナンスケミカルはあるけど貸して?っておねだりしたら怒られた。
私の自転車用のケミカル類も不適合と思うしなぁ…まぁ今度の休みに買ってくるとしましょう。
「という訳で洗います」
「ソープ堕ち?」
「殺すぞ?」
「ヒィッ」
農業に従事する装いです。はい。Tシャツにオーバーオールスタイル。
水ってのはかなり貴重な資源なので無駄遣いは出来ません。
まぁでも近くに川が流れててそこから汲み上げてるから問題なしなんですよ。
とりあえず洗うってところからソープなんて発想したメンテナンスボーイには睨みを利かせる。
実際洗車っていうのは結構マメにするのは良いことなんだよ?
ちょっとした変化に気づけたりするんだ。ボルトの緩みからオイル漏れとか…
あとは各部のサビつきとかだね。サビを放って置くと酷いことになるからねー。
「まーずは水をばしゃばしゃかけていきましょー」
水洗いだけだとしても水をばーっとかけていく。水で塗装が固くなるんだ。
ついでに表面に付着した軽い埃を水が落としてくれる。この1ステップ大事。
汚れなんてタオルで擦り取ればOKなんて思ってない?んなの甘えやぞ。
サンドペーパー乙、塗装面をごりごり削り取ってからサビのもとやぞ。
ほんとはケミカル類があればそれでざーっとやるんだけど…まぁ今回は無いので…
水をじゃんじゃん使いながら拭き取っていく。タオルと拭き取り面の合間に水をじゃんじゃん流し込む。
そうすると水流に乗って汚れが落ちていくそしてタオルが水滴を一緒に流していく。
コレで大体の汚れは落ちてくれる。それでも残っちゃうのはケミカルが必要かな?
ワックスがあったらそれを塗布すると塗装の保ちが断然違うんだけど…
ないものねだりはできないので我慢我慢…天井がないバギーで助かったよ。
天井があったら私の身長だと手が届かないんだもん。まぁボンネットも私は結構たいへん。
奥の方になると身を乗っけてから手を伸ばさないと届かない。
そうなるとどうなるかって?そりゃぁおめぇあれだよ。後ろから眺めてる奴らに…
「ヒュー見ろよ417ちゃんのケツ…」
「潰れてるおっぱいも良いなぁ…吸い付きてぇ」
「ぬれ…濡れた!濡れ透け来るぞ!!」
まぁこんな風にフィーバーされちゃうんですよ。オーバーオールだから下着見られる心配ないけど。
いちいち私の身体に欲情してくるからなぁ…行動に移さないだけ紳士か。
ただ妄想の中では私はどうなってるのかは…まぁあれだよ…お察し。
私も元男って所があるから想像は一応できなくはない。体感的には遠い過去だけどね。
ちっこい身体だと色々不便だよ…まぁ基礎設計でちっこくされてる人形も多いから文句は言えんな。
これはあれだよ。私が優秀すぎる故のハンデと思えば軽いものよ。
あと濡れて透けて見えても局部はオーバーオールのジーンズ生地に隠れるからね?
「うわ、サビ出てるじゃん…」
誰も手入れをしようとしてないのがまぁ見えてたからどっかしらサビ出てると思ったけど。
あんまり見られないリアフェンダーのすみっこにサビが浮かんでいた。
多分これは塗装の内側にサビが浸透していってると思われる。
実際はどうかわからないがこうなると手の施しようがなくなるんだ。
錆びた金属はひたすら脆くなるからここからボロボロ欠落していくってことも考えられる。
幸いボディの隅っこだから良いかもしれないけどね。カマ掘られたら大変だぞ。
こういう問題にいち早く気づけるから洗車ってのはなかなか侮れないの。
気持ちよく使うためって言うのもあるけどメンテナンス的な面も強いからね?
マメな洗車大事。これは私はつよーく言えるかな。
人形たちと違って物言わない機械である自動車。気づいてやるのは私達しか出来ない。
洗車っていうのは言わば車とのコミュニケーションの一つなんじゃないかな。
遠くまで楽に運んでくれてありがとう、汚れとってあげるねってさ。
ヤーパンのブショーとノーミンの間に取り決められていた御恩と奉公ってやつかな?
「そういえば今も続いてるんだっけか…美人による洗車サービス」
今も私のお尻やらおっぱいやら見てるメカマン達で思い出したけど…
まぁ前世紀からあるサービスなんだけど自分で洗うのが面倒な人がお金を払って洗車してもらうってのがある。
それのサービスの一端で水着美女が手洗いで愛車を磨いてくれるって奴。
戦術人形としての役目が終わったらそういうのに手を出してみるのも手かな?
――――――――――――
結局、私一人で洗えるのは限度っていうものがあった。
この基地に備えられているバギーは4台。酷使されてきたそれらを洗うのは一苦労。
いっくら人形が疲れ知らずでテキパキ出来るとしても私一人だと限りがある。
ダミー?アイツらにはアイツらのお仕事があるので無理ーだめぽよ。
で、結局洗えたのはそのバギー4台だけ。ほかに汚れてる車はある。
この基地に置かれているハンヴィーが2台。これがデカイ。
こいつも洗ってやりたかったんだけど今日は無理ぽ。日が落ちてからするとねぇ…
いや、日が落ちてからやってもいいけど汚れがきれいに落ちてるかどうかが分かりづらい。
あとそろそろ水の使用のし過ぎだって怒られる頃合いだったので撤収。
とりあえずバギーはキレイキレイにできたらヨシ。今度のお休みは気持ちよくお外に出れそうだ。
「濡れ透け…てない…」
「でもスケベだよな…食いたい」
「そこのスケベども、聞こえてんぞ」
「「聞かせてんだよ」」
余計最悪だ、この主任配下のメカマンは本当に欲望に正直だ。
こんなので人形の彼女募集中なんてほざいてるからなぁ…正直出来る気がしない。
よっぽどの物好きな人形しか靡かないと思うんだけど。それか…
あれ、セックス中毒みたいな…それこそ売春婦みたいな人形じゃね?
こいつら揃って童貞臭いから女を知ったらそれはそれで暴走しそう。
私?私も元童貞ですけどなにかー?童貞の気持ちはなんとなーくわかる。
けど好きでもなんでもない奴におっぱいを捧げるほど私は酔狂じゃない。
「所でー」
「なんだよ、おっぱい」
「なんだぁ、エロケツ女」
「後ろ見てみ?」
「「ん?ヒェッ」」
無表情で凶器となりそうな工具、スパナを手にしたお姉ちゃんが居ました。
さて、さっきのやり取りを聞いていた私の大好きなお姉ちゃんの行動はなんでしょーか?
「情けは?」
「痛くしないでください、おなしゃす…」
命乞いをするメカマン二人、さて、判決はいかに?
「私は許そう…だがコイツは許すかしら?」
ゴィン!!とめっちゃくちゃ鈍い音が夕焼けの薄暗い空に響いた。なむあみだぶつ。
――――――――――――D08基地G28私室・夜
「G28~明日午前暇~?」
「んー?一緒に遊ぶの?」
「いんや、ちょっと手伝って欲しい事があるんだよね」
「お礼は417のおっぱい!」
「はいはい…好きだね、私のおっぱい」
「お姉ちゃんのはなんでも好き!」
「うへぇ…」
まぁ明日の午前中にハンヴィーを洗車しようかと思ってるのでそれのためにG28を引っ張ってこようかと思って。
私の身長じゃ天井に手が届かないのでG28にやってもらおうかと思ってる。
その間に私がボンネットやら側面を洗車してやってキレイキレイにしようって寸法。
G36が暇してるんじゃないかって?いや、G36は第1部隊で出撃するから駄目だ。
帰ってきたら帰ってきたで家事に入るから私のお手伝いなんてさせれるもんかよ。
逆に私がお手伝いしてやらなきゃならん。今日ダミーを使わなかったのはそれが原因だったり。
そう、アイツらにメイド服着させて家事をさせていた。
私はお外で車のお掃除、ダミーは屋内でキレイキレイにってね。
「じゃ、報酬前払いで…一緒にねよっか?」
「マジで!やったこれは同意を得たと見てあふん」
「お姉ちゃんを困らせるのは無し…だよ?」
「……きゅぅ」
暴走し始める前にっと…抱き寄せてそのままベッドへ押し倒す。
お休み前のキスを唇に落としてから耳元で囁やけば…はい、G28陥落っと。
さってと、今のうちにメイク落としてオーバーオール脱いでっと…
お隣にTシャツ一枚で潜り込んでG28のお顔をおっぱいの中に抱き込めばOK。
翌朝ぎゃーぎゃー騒いでも一晩堪能させたって黙らせられる口実が出来た。
黙ってたらほんと美人なんだけどな、我が妹よ。
お料理も出来るし何だかんだ承認欲求強くてかわいいし…
「この基地の誰に惚れ込むかは知らないけど…お姉ちゃんは応援するよ?」
まだ見ぬG28の好きな人、幸せにしなかったら後頭部でも呼吸できるようにしてやるから。
それじゃ、おやすみなさい…GuteNacht
水着の416や春田マッマの洗車サービス受けてぇなぁ…