――――――――――――D08基地第3部隊兵舎・朝
新しい朝…今日も一日暇だけど私はどうしようかな?
指揮官の所に行くか…お姉ちゃん達の所に行くか…
メンテナンス班のお兄ちゃん達の所に遊びに行こうかな?
あ、そうだった…お料理とか覚えたら良いかな…
調理班が壊滅してるんだから…データルームとかに資料あるかな。
「おはよ、417ちゃん♪」
「あ、おはよ♪Mk23」
今日も元気なMk23が起きてきた。
指揮官の所に行くんだよね…ちょうどデータルームに行くし…私もついて行こうかな。
身だしなみを整えて…ん…んー?
寝癖が立ってる…ぴゃぁぁ…このまま出て行ってたら恥ずかしかったぁ…
「あら?」
手櫛を入れて…ちょっとズルだけど髪型一度解いて…それからもう一度結直す。
うん、完璧…これで指揮官に会っても恥ずかしくない。
不思議そうにMk23が私を見てる…なに?
「ううん、女の子らしくなったって思って♪
ダーリンの所に行くの?」
「んー…副次的に」
「じゃ、一緒に行きましょ♪」
朝から肩を並べて歩くのは…新鮮。
指揮官も驚くかな…驚いた顔、可愛いから見てみたいなぁ…
――――――――――――D08基地司令室・朝
「はぁい、ダーリン♪今日もわたくしがやって来ました♪
ごろにゃぁん…もっと見つめて…♪」
「よぉしよしよしマイラブリーエンジェルソーコムちゃん今日もエロ可愛いなぁ~♪」
「あはははー…指揮官、データルーム使いますよ」
「ん、あぁご自由にー」
ごろにゃぁん…ごろにゃぁん…
強烈な甘え方だったなぁ…Mk23…
飛びついて指揮官の膝の上にすっぽり身体をこすりつけてたし…
やっぱりサキュバスなのかな、大胆なのー…
さてと、私はお料理について学ばなくちゃ。
資料はあるかな…
結論から言います、ありませんでした…ちぇっ
あと、ついでにお兄ちゃんにまた連絡してみたの。
いくつかお話して…最後にいつまでもヒキニートしてたらカチコミ食らわすぞ
って脅したの…凄みが無いから笑われたけど。弟みたいなこと言うなって…ちょっとドキッとした。
…今度お休み貰った時に外出届出してみようかな。
ここから行けなくない距離だし…やってみたいこと…増えるなぁ
データルームから出ると指揮官とMk23はまだ居た。
「今日の副官はMk23に決めたから、417は…」
「ダーリン♪」
「調子ノリました、申し訳ない」
指揮官尻に敷かれてるなぁ…仕事の後でちょっと顔だしてあげようかな…
Mk23は飴と鞭上手に使い分けそうだけど…今日は鞭が多そうな予感だし。
ばいばいって手を振ってから私は…
あれはメンテナンス班の主任…どうしたんだろ。
「あ、417ちゃん…ちょうどいい所に、工廠に来て欲しい。I.O.Pからプレゼントが届いてるぞ」
「…ぇー」
「嫌そうにしても…届いたもんはしょうが無いから着てきて」
「穴開きニットセーター・童貞を殺す服…その他にあるの?」
「よくご存知で…」
人形ですから、情報を見ないと思ってるの?こっちは417よ、舐めるなっての。
むん、と胸を張ると…あー知らない、私の胸に見とれるなんて…
イサカに言ったら面白そうだから強請りのネタにしーよお♪
――――――――――――D08基地工廠・昼
私は今3つの衣装の前、ぽやっと立ってます。
I.O.Pから届けられた衣装の確認をしてるの…メンテナンス班主導で。
一応の更衣室があるからそこで着替えるの。
着替えデータの無い1着分は追加でデータが来てたからさっさと導入した。
お着替えタイム…もう私は拒まないよ。
コレを着ても、私は私…417、受け入れたの。
最初はこれにしよ、普段着にしても…良いかも。
「じゃん♪」
「黒のニット…ミニスカートも合わさってSoGood…」
「おっぱいやべーな…そして背伸びしてる感ある見た目もすこ…」
「だが完璧だ…いい仕事っすI.O.P」
まずは1個目、胸元に謎のスリットがあるニットセーターセット。
タートルネックな黒のセーターにブルーグレーのミニスカート
下着はショーツのみ、髪型は三つ編みに変更でアクセサリはメガネ。
足はガーターベルトが覗く黒のニーハイソックスとブラウンのブーツ。
スキンネームは「冬の勝負着」
「おほん…サイズ的には大丈夫そうだね?」
「うん、問題ないよ、主任のお兄ちゃん」
「…もう一回」
「お兄ちゃん?イサカに怒られなーい?」
あ、黙った…うしし、脅しのネタゲット♪
私の笑顔に思う所があったみたい…まぁいいや、次は…
ごそごそ…もそもそ…
「どうだー♪っと…ごめん、ボタンが一個壊れちゃった」
「これまたおっぱいが…ちょっと見抜きいいっすか?」
「ダメだ!」
「ダメだ!」
「ダメだ!」
「そいつを今すぐつまみ出せ」
エントリーナンバー2 スキンネーム「童貞スイーパー」
髪型に変更は無くて髪留めがパープルのシュシュに変更
縦折りがいくつかデザインで入ってるブラウス…ちょっと胸元がキツくて2個+1ボタンが留まらない。
派手な赤の見せブラが谷間のY字から顔をのぞかせている。
白のブラウスと対になってる黒のコルセットスカート。防御力はピカイチかも。
ふりふりのフリルがいっぱい着いててちょっとゴスロリチックかな?
腰、背中の方ででっかい飾りリボンがあるのもポイント。
「まぁそういうデザインだから胸のボタンについては問題ないはず」
「そっかぁ…データ修正しておくね」
I.O.P職員のミスだね、カチコミ時に清算させる罪リストこうしーん。
鼻の下ダラダラ伸ばしてるメンテナンス班にお尻を向けて最後の…
ある意味ではバニーと並ぶのかも…あ、指揮官からバニースーツ返してもらお。
…うわ、背中とかほぼ裸じゃない?
「じゃーん…ちょっと恥ずかしい」
「ダボ袖チャイナか…」
「うわ、背中えっろ…」
「谷間と横乳を忘れるな」
エントリーナンバー3 スキンネーム「にゃんにゃんかんふー」
胸元の留め具が猫の肉球なチャイナ服
付け袖になっててとってもダボダボ、色はパープル
背中は首と腰で留まってるけど背中がすーすーする…でっかいひし形のスリットがあるの
胸元は穴開きニットと同じスリットだよ。
素足を晒すのはなにげに初めてかも。
ドレス自体の丈?ミニ丈だからちょっとポーズすると見えるよ?
下着は白に変更…ただ際どい形状で恥ずかしい。
以上、衣装は問題なし。
制服に戻って…よし、着替え完了。
「ねぇ、主任のお兄ちゃん…ちょっとお願いあるの」
「ん?こう見えてお兄ちゃんは忙しいんだけど」
「イサカにさっきの着替えショー中の表情「分かった」いえーい♪」
「まぁ身構えないで、お兄ちゃん…私のお願いはね…」
お料理についてのデータをどうにか工面してくれない?と聞いたら諸手を挙げて喜ばれた。
あ、ついでにI.O.Pに連絡してる…仕事熱心って事でいいかな~?
明日にはデータ出来てるかな?楽観視かな…
衣装小脇に抱えてトコトコ私は工廠を後にした。
――――――――――――D08基地司令室・おやつ時
「という訳でバニースーツ返して」
「無理してない?」
「してない、何ならまっさきにご奉仕に来てもいいよ?」
「嬉しいけど416に殺されないかと不安になるから遠慮する」
お~真面目、それでこそ指揮官だね。
小脇に抱えた衣装にも目を向けられたし今度証明に着てこようかな。
指揮官の反応を見て楽しみたい。
気持ち悪いって感情は無くなって今はそんな悪戯心が湧いてくる。
それに…ちょっとの事故は仕方ないよね…
「えへへ、ありがと」
「おう、用はそれだけ?」
「んー…うん、お仕事頑張ってね」
指揮官の私室に隠してあったのね。
私の目から遠ざけておけばOKみたいな感じ…だったのかな。
後は何しよっかな…
「あ、しまった…417用の情報端末が届いてたんだった…渡し損ねたな」
――――――――――――D08基地第3部隊兵舎・夕暮れ
「おー417上手いね」
「ふふん、私にゲームで勝とうとは…100年早いわ」
「M14なんで私ばっかり狙うのよ!」
「Uziがダメージ蓄積してるんだから残念だけど…」
「はいメテオ」
「あ"あ"あ"あ"あ"417あんたねぇぇ!!」
「容赦ないなー…でもアタシを無視したのは間違いね、ボム兵!」
「にゃぁ!?」
ロッカーにいっぱいになった衣装を叩き込んでスコーピオン達とス●ブラしてた。
トップが私、張り合ってるのはスコーピオン
乱戦で強いのはM14で…Uziは結構読みやすくて置きスマッシュが入る入る。
「よそ見とは…スキありぃ!」
「ジャッジ」
「なんて強運!?あー…またドベかぁ」
「乱数読みも完璧よ」
スキは無いわよ、私。
さぁどんどんかかってらっしゃい!かまーん!
あ、待ってスマッシュボールはダメよ!
いやーん…おねぇちゃぁぁん…
「ッシャァ!!並んだわよ417ァ!」
「ま、負けないもん…!」
「私も巻き返すよ…勝利のために」
「泣きそうな417を察知したわ」
「面白そうな♪」
「空気だから~」
「眠い…寝て良い…?」
ウッソでしょお姉ちゃん。
今頃戦術データの読み漁りしてる頃なのに。
あとG11、眠るなら布団をしっかり被りなさい…
お姉ちゃん、顔…顔…ギリギリ歯を鳴らしちゃだめー!
女の子がする顔じゃなくなってるぅ…
「おー…一気に人が増えたし次は何しようか」
「どうせだしカードゲームでもする?」
「お、良いですね…いただき!」
「く…まだまだぁ…そこ、逝ね!スコーピオォォォン!!」
「う"あ"!?だー…」
「ナイスよ417その調子、落ち着きなさい」
「お姉ちゃん…かおかお」
第3部隊兵舎はその日すごく騒がしくて第1部隊のFALに注意を受けた。
でも私反省しないもーん。
「む…」
「お姉ちゃん?」
「っ…こっちね!あぁぁぁあああぁぁぁ!?」
「ジョーカーありがと♪」
「416うるさいよ…」
懲りずに私とお姉ちゃんとUMP姉妹とでババ抜きしてた。
UMP姉妹と目を合わせられないし…私も表情に出やすいからUMP姉妹はさっさとあがった。
45に睨まれるとあの時の恐怖がちょっと思い出されるの…苦手意識が出来てるのかも。
9はずっと笑顔でよくわかんない、怖い。
結局お姉ちゃんとの一騎打ちになってババの送り合い…
こっちかな?
「んにゃぁぁ!?」
「ふ…まだ負けないわよ」
「417、うるさーい…」
どうしよう、お互いに読めるからババの抜き合いになってるよぅ…
お姉ちゃんも遠慮が無くなって本気になってるし…
ま、負けないもん…こっち!こっちぃ!
あ、待ってお姉ちゃんそっちはだめ、ダメだってば!
にゃぁぁぁぁぁん……
「腹いせに417のベッド独占してやるぅ…」
G11はふて寝していた。
あ、そうだった…ここらで切り上げて…
――――――――――――D08基地司令室・夜
指揮官はもうお仕事を終えてリラックスモード…もうすぐしたら私室に籠もっちゃう。
Mk23は兵舎に戻ってきていてすれ違いにおやすみって言っておいた。
「こんばんは、指揮官」
「んぉ?ぉー…417かぁ?」
「うん、当たり…何してたの?」
「寝る前の休憩タイム…そういう417は何か用?」
「用事がなきゃダメだった…?」
二人がけのソファーでだらーっとしてた。
アイマスクもして…お疲れさま。
勝手に失礼して…おとなりにぽすんと座る。
「あのね…指揮官」
「うん」
「ありが…と……色々心配かけて、ごめんなさい」
「うん」
全然私は大丈夫じゃなかった。
指揮官の目は間違ってなかった…危うい私を変態なりに見ていたのかも。
ちらっと横を見ると…あはは、目線…おっぱいに釘付けだ
「お礼に触っても良いって言ったら?」
「遠慮なく揉みしだく」
「そこは遠慮しようよ…ふふふ…」
「遠慮がちならOKって事でファイナルアンサー?」
どうしようかな…ここでOKなんて言ったら…指揮官暴走しそう。
目が血走ってて鼻息荒くなってるし…怖い怖い。
「っと…すまない」
「…えへへ♪」
「おいおい、俺汗臭いぞ…」
「いーのっ」
怖くて苦笑い浮かべたら流石に察したみたい。
肩に頭を乗せると指揮官は慌てて…カワイイ。
嗅ぎ慣れた働く男の汗臭さ…今は良いなって思える。
くんくん…うん…指揮官のニオイ…
「…まぁまた無茶はしてくれるなよ?」
「うん、お兄ちゃ…指揮官」
「ごめん、もう一回」
「なんでもないでしょ?」
ぷいっとそっぽ向いたけど…あーあー指揮官の覗き込む気配ぃ…
ちらっと見たら…ニヤニヤ顔の指揮官が私を見てた
瞳に映された私は顔が真っ赤だった…
散々からかわれたけど悪い気はしなかった。
ついでに情報端末を受け取った…私の情報端末…
ん?メッセージだ…なんだろ。
「おやすみ、417。リラックスして寝ろよ」
心配性だなぁ…本当にお兄ちゃんみたい…
メッセージ返して…寝よ…
ピロリン♪
「おやすみ、指揮官のお兄ちゃん」
お兄ちゃん…か…まぁ今の417は確かに妹みに溢れているが…
俺みたいなのが兄ねぇ…変態が兄って物好きだな。
417のおっぱいは良かったなぁ…いつか揉みたい、揉む。
――――――――――――D08基地第3部隊兵舎・深夜
「あははは……」
「ぐー……かー……」
私のベッドが占領されてる…と思ったら…
G11が拗ね顔でど真ん中に鎮座してた…ごめんてごめんて…
でも私だって眠いし…お隣失礼しますよ?
あとはお姉ちゃんと同じ様に…こうして…ぎゅっとしたら…良いかな?
「もが……」
あ、ブラが邪魔かな…誰にも見られないだろうし…寝る時くらい…良いよね?
ちょっと悪い子になった気分…さてと、G11…お姉ちゃんが一緒に寝てあげるからね♪
翌朝、なぜかベッドに潜っていたお姉ちゃんも相余ってG11は珍しく朝自発的に起きた。
HKおっぱいサンドは息苦しい…幸せな柔らかさ?…どっちか単体で楽しみたい。
そうマジ顔で話したの…あとお姉ちゃんに怒られた。
寝る時くらい良いじゃないの…ぶー…
余談だけどダミーはもうそういう寝方してたらしい。
ダミーも揃ってお姉ちゃんにガミガミ叱られた…
もうゲロは吐かないよ、ゲロインスキーは儚く散れ。
これからは可愛くなっていく417ちゃんにご期待を…
416と417のHKサンド、G11はへろへろに。