元はぐれ・現D08基地のHK417ちゃん   作:ムメイ

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コラボが終わったら何が起こる?


Day117 テロリスト排除

「皆よく聞け、ウチの統括下の工場が襲われた」

「ふぅん…それで、敵はどうなってるの?」

「人形に奪われた人間の生きる尊厳がどうのこうのと宣ってるキチガイだ」

「あぁ…配給とか弾薬を盗む連中か」

「よく知ってるなヴィオラ、偉いぞー」

「むふー♪」

 

人間の尊厳がどうのこうのと宣う…確か人類権利団体だったっけか?

人形が社会進出してから職を追われた人間たちが集ってギャーギャー言ってるイメージ。

過激派はやってることはテロリストと変わらないし盗賊もやってたりするから最悪。

人間だったころによくニュースで見てたな。過激派ってのは昔も今も変わらない。

昔は宗教団体の過激派がよく自爆テロなんて言う命の無駄遣いをしてたけど…

今は言うなれば時間と労力の無駄遣いをしているようなものか。

そんなのに時間と労力を割くなら少しでも何かして生計を立てたらどうなんだよと思う。

確かに単純作業や危険作業の需要は取られたけど全部取っていったわけじゃない。

じゃあその残った僅かな需要のために努力してるのか?と聞いたら大体はNOだよ。

そう、つまりは泣いて喚いて追い出されたと言って何も苦労せずに返り咲こうとしてるのさ。

腐った果実が返り咲いた所で腐敗の元だからそのまま道端で腐り果ててくれたら良いのにね。

まぁそんな事出来ないから結局テロリズムに走って構って構ってするんだろうね。

 

「奴らはとにかく人形が主体で動いている施設、組織に対して攻撃的だ」

「主人、それは私も身を持って知っている…何、奴らは単純だぞ。出し抜く等平和ボケした人間でも可能だ」

「だと良いが…一応聞いた所だと正規軍崩れが混じっているらしい。そこでお前たちの出番だ」

「あぁこの前の銀行強盗みたいなのか…物の数じゃないね」

「前回と同じで一人確保出来れば後は生死問わずかしら?」

「そうだな、情報を持っていそうなリーダー格を確保できりゃ上出来だな」

 

現在テロリストの一部が工場を占拠、そのまま金品の要求をしているらしい。

交渉する余地も無くそのまま長く占拠されても数少ない人間の働き口がなくなる。

治安維持隊の人形は待ち伏せで撃退されてしまっていて手に負えないと。

あと普通にM2重機関銃を持ち出していたりと火力が馬鹿にならない。

工場も工場で人形の武器生産工場だったから向こうは弾は潤沢にある。

 

「今回はアルファ部隊に加えてデルタ部隊のUMP姉妹を同行させる」

「電子戦のエキスパート兼潜入のエキスパートが加わるのね…」

「それは心強い」

「という訳で早速だが出て貰うぞ」

「「「「「了解」」」」」

「無事に帰ってくることを祈っている…愛しい妻達…なんつって」

「ッ…主人、そうやって私を喜ばせようとする…!!」

「行くわよヴィオラ、ちゃっちゃとテロリストを排除するわよ」

「お姉ちゃんにやけてる~♪」

「これでニヤけないのが無理な話ですわ…」

「ま、まぁ…そうよね…無傷とは言わないけど無事に帰ってくるのは当たり前でしょ!フンだ」

 

まぁ出撃前とは言え夫と妻達ですからお姉ちゃんは完璧ぶってるけどダーリンに見られないようにしてからニヤニヤしてるし…

ヴィオラは普通に悶絶してからお姉ちゃんに引き摺られて私とG36Cは喜色満面。

Uziはまぁいつものツンデレ発動させてたけど普通にニヤついてた。

 

 

――――――――――――

 

 

『全員配置についた~?』

「こちら416…問題ないわ、何時でも暴れられるわよ」

「こちら417、同じく」

「ヴィオラ問題ない、アウト」

「G36Cいつでもどうぞ」

「Uzi準備万端よ、待ちきれなくて暴発しそうよ」

「暴発したらどうなるんです?」

「ブラが弾けてぽろりでしょ」

『はいはい軽口はそこまで~じゃあ簡単におさらいするわよ~』

 

バギーで移動中に作戦を立てていたが簡単な話は私達で派手に暴れまわって排除しつつ…

UMP姉妹が潜入、そのままリーダー格が居るだろう制御室へと向かう。

単純だけど効果的な物だ。一応こっちで動くのは5人小隊でかなり練度がある。

向こうは大慌てで止めに来るだろうけど…じゃ、まぁちゃっちゃとやっちゃいましょうか。

とは言ってもガチで大暴れしたら工場の被害が馬鹿にならないからスマートに。

 

「ブリーチング」

 

416の呟きと共に3本指が立てられる。3カウントで起爆、突入という事だろう。

サプレッサーがない分取り回しは良い…さて、私もCQB戦でそこそこ戦えることを証明しよう。

3カウント後起爆用のスイッチが握り込まれる。轟く爆発音と共に吹き飛ぶ扉。

警報が鳴り響くが知ったことかと中へと入り込む。ダミーには背後の監視を任せながら進んでいく。

狭っ苦しい工場の通路を千鳥状に隊列を組み駆け抜ける。慌ただしい声が聞こえてくる。

 

「こっちだ!クソッI.O.Pのサル共め!また忌々しい人形を投入したか!」

「何度来ても同じだという事を知らしめてやる!」

 

慌てて機関銃を持ち出しているんだろうガチャガチャと煩い音が聞こえてくる。

制圧射撃用のLMGだろうか。M2HMGは流石に人形じゃなきゃ軽々とは持ち運べない。

 

「居た……」

「1ダウン」

 

先頭を走っていた416が直ぐ様に反応して射撃していた。

飛び出てきてこちらに気付いた様子の男が通路に倒れていた。

間髪入れずにそれぞれ散開、物陰に隠れる。程なくして…

 

「くそったれぇ!!よくも仲間を!!!」

「フン…よく言うわね…」

「底辺はよく口が回ること…」

 

追いかけていただろうLMG持ちが通路に展開、制圧射撃を開始した。

迂闊に顔を出せないが…LMGのボックスに入るのは精々多く見積もっても200発。

発射音から7.62ミリ…見積もり100発と言った所か。

連続発射していたら後の支援がない場合どうなるか?火を見るより明らかじゃん。

 

「あ?クソ、弾切れかよ…!リロード、カバー頼む!」

「馬鹿野郎!そんなにじゃんじゃん撃つなって言われてただろ!!」

「ご苦労さま、あの世で仲間によろしく」

 

すかさず半身だけ出して同じく7.62ミリの弾丸をおでこにお見舞いする。

恐らく占領に残された連中は雑兵の集まりか…これに手を焼いた治安維持隊よ…

いや、多分治安維持隊が突入した時は指揮官が居たんだろうな…

ハッなんだよ人形がどうのこうの言ってる癖にその人形と同じで…

 

「優秀な頭が居ないと役立たずみたいね」

「そうね、さっさと片付けるわよ…コンパクト!」

「了解致しました!」

 

号令と共にダミーを引き連れて躍り出る。弾幕を張りながら狭い通路を制圧していく。

それに対して人間が出来ることと言ったら…

 

「うわ、出てきたぞ!!撃て!撃つんだよ!!」

「何だ、コイツら化物かよぉ!!?」

「お命頂戴いたします」

 

致命打に繋がる弾だけをピンポイントでフォースフィールドを発生させて無効化していく。

そもそも一応ながらに狙いを据えた弾というのは一直線に飛んでいきがち。

じゃあ最小限の動きでそんなのは回避も可能だ。無論理論上の話であるけどね。

理論値に近い事が出来るのが我ら人形と言うものだ。G36Cの銃声が幾つか連続して響く。

空薬莢の転がる音が後に残っただけで通路に顔を覗かせると血溜まりと無傷で立っているG36Cの姿。

 

「片付きましたわ、では次へ―――――――」

 

"ダァン!"

 

「クリーンアップが甘いよ」

「あら、ごめんあそばせ」

 

物陰に隠れていた一匹が手榴弾抱えて突っ込もうとしていた。

すかさず7.62ミリの弾をおでこへ届けてから吐き捨てる。

 

 

――――――――――――

 

 

「くそっ!タイミングが悪い…本隊が引き上げて次の目標に向かうって時に来やがるなんて!」

「最悪俺たちだけでもトンズラするぞ…おい、脱出経路の確認を」

「……おい、返事くらいしろ…よ…」

 

一方その頃工場管制室では占拠するに当たり現場指揮を任された人間が頭を抱えていた。

我が身可愛さに早々に次々に通信が途絶える使い捨てに見切りをつけて退散しようとしていた。

4人ばかり残されていた人類権利団体の過激派メンバーが脱出しようと声を掛け合っていた。

しかしながら中々帰ってこない返事に業を煮やして監視モニターから目を離して振り返った時だ。

 

「みぃ~つけた♪」

「キリキリ吐いてもらうよ♪」

 

サプレッサー付きの銃で頭を撃ち抜かれ力なく全身を椅子に預けている同志二人と…

満面の笑みを浮かべて真っ黒な銃口をこちらに突き付ける2体の人形。

 

「「ぎゃぁぁぁあああああ!!!」」

 

銃声が絶え間なく響く工場内と変わらない悲痛な叫びが木霊した。

間髪入れず四肢に鉛弾が撃ち込まれその上で丁寧に向こう脛の骨を蹴り砕かれる。

 

「脚がっ俺の…脚がぁぁぁぁぁ!!!!」

「いてぇよ…いてぇよぉ…かあちゃん……」

「こちら45、情報源確保よ~」

「じゃあどっちか担いでもう片方はどーするの、45姉」

「そりゃ勿論処分よ♪」

「「待ってくれ!俺を助けてくれぇ!!!」」

 

痛みに顔をぐしゃぐしゃにした男二人が命欲しさに速攻で仲間を売り渡す行動に出る。

そんな二人に45はにっこりと慈母のような微笑みを湛えてこう告げる。

 

「じゃあ、はい♪」

「なんだよ…お、俺らの通信機…」

「これで本隊の連中、あと基地の連中に通話、はりーあっぷ♪」

「あ、ああ!!」

「待てこら!くそっ!全員にかけてでも生き残ってやる…!!」

 

ニコニコとしたまま45はそんな二人の醜い争いを見守っていた。

そして数分後、不必要な通信を寄越したことに怒鳴られながらも通信を行った二人。

知っている限りの全てに繋げたのだろう。縋るように45を見上げていた。

 

「うんうん、いい感じに情報が探知出来たわ~ありがと♪」

「じゃあ、俺は!」

「俺だろ、助けて」

「じゃ、死のっか♪」

 

 

「45より全隊へ、ホシの居所が割れたわ。地図上だと…R06地区ね」

「うわー…遠いー一日泊りがけ?」

「そうねー…じゃ、指揮官に連絡するから行くわよ~」

『クリーンアップも終わったわ、じゃあ残りを食い荒らしに行きましょうか』

 

R06地区へと向かっていくアルファ部隊とUMP姉妹。

指揮官の方も動きR06地区担当のシーラ・コリンズに連絡を入れる。

 

「あぁすいませんね、ウチのシマで殺ってくれたバカがお宅の地区に居るみたいなんですよ…ちょっとばっかし掃除に向かわせてるんですわ…なぁに一晩お世話になるだけですよ…えぇ、では…」

 

テロリスト掃討作戦は始まったばかりだった。




知らんのか。
コラボがまた始まるんじゃよ。

という訳で次にお邪魔するのは「笹の船」さん所の「女性指揮官と戦術人形のかしましおぺれーしょん」でーっす。
デレ甘な45姉が見れるんじゃぞ?皆も見てみ。
ほらほら見るんじゃよ…見ろ(脅迫)
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