元はぐれ・現D08基地のHK417ちゃん   作:ムメイ

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深夜テンションで出たワードなんだけどね


Day121 D08地区のDって何の事だと思う?

今日は定例のデータ計測を行っている。ソフト的な所とハード的な所をきめ細かく測っていく。

全員集められて製造時点でのデータやこの基地に来てからのデータとの照合がされていく。

工廠に全員行ってからテクニカルスタッフの下で一気に取られていく。

微動だに出来ないのはちょっと辛いがまぁそれは良いんだ…

 

「……こんなのありえますか?」

「いや……これは我々の意図した成長限界を越えているぞ……」

「整備班が日常的にしているセクハラが原因か……?」

「それこそありえません……それが原因であるならあの変態指揮官の所だって……」

 

データを取っている最中から不穏な言葉がバリバリ出ているんだよ。

しきりに目がこっちに飛んできてるけど視線の先はまぁ私達のおっぱいに行っている。

常々私の胸には色んな所から視線が飛んでくるけどね…行った先々で絶対見られるもん。

性別年齢問わず視線ホイホイと化す私のおっぱいだよ…で、今もテクニカルスタッフの視線をホイホイしてるわけですが…

 

「現時点で判明している変化ですが…メンタルデータの大幅なスペック向上が認められます」

「特に9人…えぇ、指揮官と重婚した組の向上具合が頭一つ飛び抜けています」

「まだ試験段階だがこれはデータとしてかなり…」

「いえ、これはここで破棄しましょう…これを本社のマジキチに知れたらどうなるか…」

「そうだな…表記上ではメンタル面の向上は予想程度と記しておこう…」

 

さて、データ採取が終わり私達の拘束は解かれたわけですが…さっきからテクニカルスタッフがぶつくさ言い合いをしていて不穏なんだよぉ…

ハード面のデータを比較し始めたようだけど次は…これまた頭を抱えたー!?

あの能面のように無表情で研究データを扱う人間味が薄すぎて人形説が出たテクニカルスタッフが頭を抱えたー!?

今度は何が出てきたんだよ…G36姉妹が揃って駆け寄ってるけど…

 

「君たちはどうして…以前のサイズ矯正で申請したばかりだと言うのに…」

「417とヴィオラ君に関しては私達はもう知らん!こんなイレギュラーは想定してない」

「そもそも引き摺られるように他の人形にも影響が出ていないかコレは…」

「えぇ…私達そんなに厄ネタ…?」

 

無言で突き出される私達のデータ比較…うわーぉ…私とヴィオラは在籍日数が少ない割に伸び率がヤバイ。

特に前回のサイズ矯正からの伸びが異様としか…うーん…やっぱりおっぱいがキツかったのは錯覚じゃなかったか。

FALを筆頭にした他結婚組もそろって驚異的な伸び率を叩き出していて絶句。

45姉?まぁアレは別格だよ。ただまぁ標準的な人形の胸から逸脱したもんだ…

並べて立たせるともう差が歴然と言うか…ひと目で分かるレベルでデカイ。

他の人形もまぁ当初ガバガバやんって言った+4cmの域を逸脱している。

いや、本当にどうなってるの?成長限界って言うのが設定されてたんじゃないの?

 

「あれはMREを日に三食計算で…もしや…」

 

想定してるカロリー摂取量がガバくなぁい?まぁ普通の基地ならそれで良いんだろうけど。

あとは普通に間食とかあんまりしないみたいな完全なあれでしょ…

メーカーが想定しているのはThe人形の運用をする基地を想定してる始末だよ。

つまり食っちゃ寝しての上限が+4cmってことでしょ?ガバガバじゃん。

 

 

――――――――――――

 

 

「で、速攻で送られてきたのがコイツだ…」

「何これ」

「45が服用した育乳のヤツ」

「服用先は?」

「ステン、スオミ、SAA、Mk23、UMP9、M14、G11、スコーピオン」

「バカなんじゃねぇの?」

 

いや、本当にバカなんじゃねぇの?AAAのぺったんこだった45姉がGのバインバインになるヤツをソンナに送りつける?

上がったメンツはぺったんから並程度だけど…いや、どいつもコイツも+4されてるからカップ数が合わねぇ…

ステンとかMk23とか割と洒落にならないデカさになりかねないんだけど?

それこそ…お姉ちゃんレベルのでっぱいにならない?いや、本当に。

でもお姉ちゃんも馬鹿みたいにデカイメロンになってるからなぁ…

この基地色々なんかなぁ…おかしいと思うよ。うん…じゃ、服用するの?

 

「で、今回の送りつけてきたヤツだが」

「誰なの?」

「ペルシカでーす」

「あのクソッタレマッド…どれだけ弄るつもりだ…」

 

ヴィオラがえらいギリギリ歯ぎしりしていてその名前を聞いた瞬間すごい顔…

まるで親の仇とでも言わんばかりに睨んでいてから…うーん…

 

「まぁうん、そういう訳で断れん」

「飲んで害は無いんだよね?」

「45、その辺どうだ?」

「無問題よ、強いて言えば肩が凝るくらいよ?」

「はいはい…という訳で問題は無いってことが前例があるので…飲んでもらう」

 

上からの圧力もあって飲めってか…うーん、このブラックというかなんというか…

 

「報酬がかなり出たからそれで…な?」

 

まぁうん、なら良いか…くそぅ、私達の財政難も分かった上でのコレか…

害がないならまぁ問題はなさそうだし…飲んでもらうしかないな。

そもそもだが胸に執着はなさそうだし、まぁいいやーで飲んでくれるでしょ。

 

「ちなみに45のデータもかなり高額で買い取ってくれた」

「反応は~?」

「想定以上で大満足ってよ」

 

 

――――――――――――

 

 

「で、コレを飲んでくれってことですかー」

「えぇ…私まで飲むんですか?」

「45姉とおそろい!」

 

で、呼び出されたのは並~ぺったん組の人形達でそれぞれカプセルを手にとって興味深く見ている。

9姉とかM14はそこそこあるしMk23はもともと手から溢れかねないデカさなのにねー

そのうちお姉ちゃんとかにも飲ませろとかって要請来たりしないよね?

馬鹿みたいにでかくなって一時期の私みたくなるぞ?

 

「まぁ上からの圧力はあるが自由意志なんで…」

「いや、まぁ飲みますよ。指揮官には良くしてもらってますからね」

「ねー…私のボンバーとかも笑って流してくれてますし」

「メタルについても話を合わせてくれますからね」

 

各々の反応は中々いい感じだった。そんなに拒否感は無く…

ぽいぽいとそれぞれ飲み込んでいく。飲んだ後の感想も特に問題はなさそう。

まぁダーリンの頼み込みもあるんだろうけどね。スオミはちょっと期待しておっぱいをさすってる。

スオミは普通にお尻が素晴らしいと私は思うんだけどね。

程々にあるおっぱいもかなり可愛らしかったんだけど…これが45姉みたくバインバインに…

この可愛らしいスオミが更にかぁ…これでウチの整備班は暫く戦えるな。

 

「あ、そうです指揮官、今度私とお散歩しません?いいお散歩コースがあるんですよ♪」

「それなら一緒にカラオケしましょうよ」

 

おっと?これは何かうーん…要注意というか重婚式後に滑り込む狙いか?

これ幸いにとダーリンに取り込もうとしている…?まぁ良いけどね。

ダーリンの一番は私みたいだし、それは揺るがない事実だから良いもん。

 

「それよりもう寝てて良い…?」

「お前は後で警備があるだろ」

「ぇー…それこそ417に変わってもらってもー…」

「ダメだ、帰ってきたらゆっくり寝ていいから、な?」

「はーい…」

「帰ってきたらラムレーズンアイスを作っておいてあげるから、行っておいで?」

「やる」

 

G11はゴネたらラムレーズンアイスで釣ることだ。私はもう学んでいる。

大体お姉ちゃん経由で知ったんだけどね!ラムレーズンアイスが好物って言うのもそこで知った。

普通に甘いのなんでも食ってたしねぇ…運動しないと太るぞ。

食っちゃ寝してるから一番太ってそうなんだけどね…これで普通にぺったんだったからなぁ。

 

 

――――――――――――

 

 

服用後暫くは食欲がすごいことになる…と45姉は話していた。

そして今どうなっているかって?そんな食欲ブーストがかかった人形が8人居るわけです。

じゃあ食堂はどうなる?そりゃもうすごい事になるよ。

 

「おかわりをください」

「おかわりー♪」

「……おかわり、あとラムレーズンアイスも」

「コーラが今日もうまーい♪」

 

すごい勢いで食ってからおかわりを要求してくる。大急ぎで私やスプリングフィールドがキッチンで動く。

Mk23は女子力の維持に自分で作ってから食ってるみたい。健気…

あと普通に大食いしてる所をダーリンに見られたくないみたいね。

食べないとぐぅぐぅお腹がなっちゃって乙女としてはイヤだろうし…

数日の我慢だね。でもMk23もそこそこお料理出来るんだね。全然その素振り見せなかったのに。

 

「ひぃー!あと何杯作ればいいのー!」

「満足するまでですね、泣き言を言う前に腕を動かしましょう」

「うへぇー!!」

 

私はひたすらに悲鳴をあげながらフライパンを動かしている。

スプリングフィールドも涼しい顔してるけど額に汗が浮かんでいる。

カフェに出す予定だったマフィンすら回しているけどこれで需要が追いついていない!

どれだけ食うんだよ!くそっ!あの報酬はこの食費に消えていくじゃないか!!

 

「馬鹿野郎!私は勝つぞお前!!」

「その意気です」

 

あーもう!めんどくせぇ!!量が作れてぱっぱと作れるチャーハン作る!

あいつ等が求めているのはエネルギーと脂質と糖分だ!じゃあ今はエネルギーと脂質の塊を食わせりゃ満足するんでしょ!!

やってやらぁぁぁ!!お料理の制服、メイド服にてガシャガシャと中華鍋を振り回す私だった。

 

「大盛りでおねがいします」

「同じく、大盛りでねー♪」

「美味しいし大盛りでよろしくー…」

「嘘でしょぉぉおおおお!!!」

 

私の運動量がヤバイ、今日は私もバカ食いしなくちゃいけないかも…

はっ…私のおっぱいの肉の着くプロセスの一つかもしれない…!

これだから私のおっぱいが太っていくんじゃないかどちくしょうめぇぇぇえええ!!

 

「明日は特性アイスも大量に作らないといけませんね…」

「あーそうだね…あははは…」

 

私の平穏を引き換えに基地の財政が潤うんだから安いもんだわ…あはははは…

 

「ファーック!!」

「汚い言葉を使いながらお料理するのはやめましょう?」

「やってられっかぁぁぁぁああああ!!」

 

ガチャガチャ言う中華鍋だけが私のお友達になりそうだよ!

ジョークだけど!!




D08のDはDynamitebodyのDだと思うんだよ。
つまりこういう事だよ。

もう僕は考えることを止めるぞジョジョォォォォォ!!
あ、コレが平成最後っす。おっぱい。

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