元はぐれ・現D08基地のHK417ちゃん   作:ムメイ

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ぽこじゃか増える

あ、そうだ。これね……なんと……
佐賀茂さんからね、貰った……417ちゃんの絵です。

【挿絵表示】


あの、ほんと……描いてもらえたら嬉しいなーって感じで呟いたら拾ってくれてこんな神絵をね……
いや、マジ……ありがたいんです。なんて言えば良いのか……


Day157 増えるなんとか

今日は朝からドリーマーが甲高い悲鳴とも嬌声とも取れない声を挙げていたがそれはどうでもいい。

ついでにデストロイヤーの物とを思わしき悲鳴も上がってたから十中八九アトリエで何かあったな。

それもくっだら無いことなのが相場なので無視するのが良いんだよ。

んなことより私が注力するべきなのは……今目の前に集まってもらった……

 

「はい、このメンバーに共通してる所ってなーんだ?」

 

G28、ステン、G36、スオミ、M14、グローザ、DSRである。

まだ容疑に収まっている警備部隊の連中はそっとしておくとしてコイツらはモーションが明らかに一線踏み越えている。

特にグローザは目を離せば隙あらばヤッてる疑惑が持たれているのではっきりさせておかないと。

DSRも事ある毎にダーリンにおっぱいをくっつけて誘っているし。

 

「はい」

「はいステン!」

「おっぱいが大きくなってから着崩しが激しい組ですか?」

「それも合ってる気がするけどG36が該当しないじゃん」

 

私服の胸元がきつくて自然と裂けたり伸びたりボタンが弾け飛んだり……

まぁ兎に角そんな理由で着崩しが激しくなった組でもあるけど……

G36はちゃんと私服も買い直してから合わせているからノーカンだ。

G36Cがしょっぴいて買い物に出掛けたの間違いとも言えないけど……

 

「しらばっくれなくても良いんだよ、コレが欲しい組じゃない?」

「「「「「「「はい!」」」」」」」

「元気のいい返事はきらいじゃないよ」

 

私の左薬指に燦々と輝くシルバーリングを見せると元気のいい返事が返ってきた。

つまりはそういう事だ、ダーリンのお嫁さんになりたい連中の集まりである。

他の人形も概ねダーリンにはかなり好意的であるんだ。

それが愛なのか友好的なものなのかはまた別だけどね。

M16とかが抱いているのは多分酒飲み仲間的な好意だと思うんだけど……

これで愛的な物だったらお姉ちゃんとの一悶着が絶対に勃発する。

 

「まぁ私は皆の意見を代表して言うんだけど……これ以上の嫁が増えることは許されない」

「「「「「「「不公平では?」」」」」」」

「なんてのは冗談で私筆頭に受け入れ体制だからもっと堂々とダーリンといちゃついちゃえよ」

 

まぁ私は正妻っていう風な扱いを受けているけど実際の所はほぼ平等。

皆でダーリンを愛してダーリンに愛してもらっている。

誰が先か後か、誰が特別かなんてのは存在していない。だから増えようが変わらない。

まぁ強いて言うならばダーリンの夜の負担が多くなるかならないか……かな?

お預けをくらわせるのは忍びないってことで色々試行錯誤してたけどね。

結局今現在結婚してる人形は全員孕んじゃってエッチ不可だもんね。

 

「むしろダーリンの性欲を満たしてくれたらそれはそれでありがたかったり」

「では、今から」

「おう、待てやサキュバス」

 

 

――――――――――――

 

 

で、結局嫁としての意見を纏めた物を基地の掲示板に張り出した。

別にダーリンを好きであって嫁になりたいって言うなら別に私達は止めはしない。

むしろ歓迎するし一緒に色々ダーリンの為に尽くそうって感じ。

ただし独占しようなんて事をしたら文字通りの血祭りになるのでご注意を。

そもそもダーリンに嫌われかねないからしたらダーリンからも無視られるかもしれないからね?

皆それぞれ逆誓約で貰われても良いし、そこは各々に任せる。

大掛かりな結婚式はもう無理と思ったほうが良いのでドレスを着て簡易的な物になる。

事実婚状態でも良いけどその場合は子供が出来ても認知は保証しないからね?

子供が欲しいって思うくらいなら結婚しちゃおうぜ?

そしたらまぁ割と手が挙がってびっくり、ダーリンも引き笑い気味。

私が直接話した連中は漏れ無く手を挙げたし他にも警備部隊の連中……M1ガーランドが結構意欲的だったなぁ。

それとなくモーションをかけてたのはFive-seveNだったり。

漢陽88式とかダネル、MG3等の最近来た人形も消極的ながらも手を挙げてて出費がかなり重くなりそうだなぁ。

結婚の意味をあまりよく理解してないまま手を上げてたSOPはどうだろうかね……

 

「一気にお嫁さんが増えちゃうね」

「勘弁してくれよ……俺の身がもたねぇ……」

「でもムラムラは」

「してる」

「じゃあ良いじゃん、乾く暇もないね」

「で、このドリーマーをどうにかしてくれないか?」

「え、無理」

「なによ、そんなに私の身体はイヤなの?」

「いえ、そんな事はありません、はい、すばらしいおっぱいだと思います」

 

色欲というものを知ってからドリーマーがダーリンにべったりだったり。

ちなみに一回襲われてるそうです、それがトラウマに近くてダーリン曰くドリーマーは怖いそう。

よく私に泣きつくようになって可愛いなぁと思ってたり……ヴィオラにも泣きつくからヴィオラからも可愛いと言われてたり。

でもまぁダーリンが好きなおっぱい祭りになるからこれはこれで良いのかなー

怖いって言ってるドリーマーのおっぱいにも目は行ってるからなぁ。

 

「ねぇダーリン」

「ん?なんだ?」

「これから夜がまた大変そうだね、ふふふ♪」

「ちくしょう……精力剤をもう飲まなくていいと思ったのに」

「あ、それとゴムを使っても100%避妊出来るってことじゃないから注意ね♪」

 

85%っていう驚異的な数値ではあるけど完璧ではないのが現実です。

安易に中に出してるとまたベビーラッシュになりかねないので要注意ってことです。

まぁお義父様やお義母様にとっては嬉しい孫ラッシュだから良いのかもしれないけど。

 

 

――――――――――――

 

 

略式ではあるけど結婚申請を送付した、後はリングが配給されて晴れて申請した人形たちはダーリンと結ばれる。

あと漏れ無くあの実験の対象となるので計画的にやらないとマズイことになる。

まぁ皆虎視眈々と狙ってるみたいだけどね。避妊具に穴を空けたりね……

 

「で、全員のドレスやっぱり手配するの?」

「勿論、式を挙げない代わりの俺なりのけじめだな」

「それに女の子の憧れだったりするからね」

「……実際ドレス姿の417はメチャクチャ綺麗で惚れ直した」

「もう、今言わないでよ……」

 

惚れ直してくれたのは凄く嬉しい、そしていまここで言ってくれるのも嬉しい。

正直妊娠してなかったら押し倒して貪ってたくらいにはキュンキュン来てる。

まぁしょうが無いから今するにしてもベロチューでなんとかするしか無いけど……

 

「あんまりそんな風に言うからダーリンに好意を抱く人形が増えるんだからね?」

「……だってさぁ、普通に綺麗で気立ての良くておっぱいも大きいのが多いし何より俺はなぁ」

「人形も人間と変わらないように思える……でしょ?」

「おう、使い潰すなんてのはまっぴらごめんだね」

「そういう所だよ、そういう所……珍しい思考なんだから」

 

もう無理、私が我慢できない。ダーリンが座ってる椅子によじ登ってから膝の上に座る。

こうなったら私は絶対に止まらないしダーリンの静止も振り切っちゃうもんね。

 

「ダーリン♪」

「ん」

「ん~……ぁ…む……ぷ……ぁっ♪んふっ……ちゅ、ずず……ぷぁ♪」

 

火が入った私はもう恥も外聞もなくダーリンの唇を啄んで貪っていく。

ココ最近は朝と夜の寝る前と起きた後のベロチューしかしてなかったもん。

真っ昼間の執務室でしちゃうのは久しぶりでかなりドキドキしてくる。

欲しい、欲しい……ダーリンのキス、体温、匂い……ぜーんぶ満足するまで欲しい。

ギュッとしてもらって一つになっていくような感じがしてたまらない……

ずっとずっとこんな時間が続けばなんて幸せなんだろうか。

体感にして30分程……私は満足して唇を離す……ダーリンの瞳に映っている私はもうメスの顔だった。

お腹をちょっと撫でて赤ちゃんの事を思い出さなかったら本能に負けてヤッてたかも……

うぅ、赤ちゃんには良くないことをしそうになるなんて母親としてどうなんだ……

 

「へへ、久しぶりに昼間っから……」

「……シたいなぁ」

「俺だって我慢してんだから……」

 

 

――――――――――――

 

 

「良いですわね、皆さん無計画な子作りはNGですわよ!!!」

「医療チームの負担を考えてくれたら良いんですけど」

「無計画に産みすぎて金はどうするのよ」

 

まぁ医療チームからは色々と釘を差されてしまった。まぁそりゃそうだわね。

またベビーラッシュされたら溜まったもんじゃないわね。

 

「元はと言えば417さん!貴女が火付け役みたいなものなのですわよ!?」

「えぇー……私だって出来ればいいなー……程度だったのに」

「おだまり!」

 

完全に私が悪い子にされてしまったよ。いや、私はタダのテスターだったのに。

 

「さて、417さん……今日は身体検査のお時間ですわよ」

「あーはいはい……」

「では、全部脱いでもらいますわ」

 

今日の検査とかは身体測定も兼ねていて私の総合検査みたいな所。

まぁこのボディの変化っていうのは逐一データとしてI.O.Pに送りつけられる。

 

「あら、また……」

「あぁ、増えてる?」

「増えてますわね……もうこうもなったら牛ですわね」

「誰が乳牛じゃ」

 

トップバストに巻かれたメジャーの数値がまた……妊娠の影響っぽいけどね。

アンダーバストは変わらずだしヒップも……いや、増えてるぅ!?

んでもってお腹は……うん、ぽっこりしてるからしゃーない。

 

「胎児の発育も良いようですわね」

「ふふ、今日も元気にお腹をゲシゲシ蹴ってくるよ」

「よろしいですわね」

 

聴診器でお腹を診てくれているけど今日もげしげし蹴っている。

そして今も蹴ってたりする。すっごく元気に育ってきてくれている。

これにはさっきから険しい顔をしていたカラビーナもニッコリです。

 

「しかしエグいショーツですこと」

「うっせぇ」

 

一々うるさいわね、カラビーナぁ……




まぁこうなる訳ですわ。
もうハーレム。

こんな可愛い子に好き好き言われるディーノ・タカマチとか言うヤツな。

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