休日ってのもあってから今日は朝から皆ダラダラしていた。
ダーリンは久しぶりに朝から元気にバイクに跨って何処かへと飛び出していった。
まぁ私との連絡用の端末は持ってるし自衛用の銃器は持ってるからOKだね。
今日はドリーマーものんびり休んでるみたいだけど……
「はいはい、アンタ達ほんと好きね」
「まま、まま……」
「好きにしなさいよ、お腹いっぱいになるまでは付き合ってあげるわよ」
立派にベイビーたちのお母さんをしてた。自分の服を破かれたりしたら堪らないと授乳用の私服を作ってた。
もちろんあの自称ミシンのアレでね。ドリーマーの私服の趣味は私とどっこい。
所謂ゴスロリが好きっぽい。ある意味だけど人形らしいって言えるかも。
でも日に日に重みを増しているあのおっぱいを守る部分はボタン2つ外すだけでオープン。
前垂れともなってる布が降りてドリーマーのそれはもう母性の塊とも言えるおっぱいが飛び出る。
今も二人のベイビーが今日も元気に朝からドリーマーに甘えてる。
最初こそ私も悲鳴を上げていたけど皆この数日で慣れたもんだよ。
むしろお姉ちゃんとか喜んであげてるフシがあるんだよね。
さっきから吸われてるのは妊婦組が多かったり……二人抱えてるのはドリーマーと……
「まま……おいしい♪」
「ん、それは良かった、ゆーっくり飲んでね?」
「うんっ」
「んまんま……」
まぁ何を隠そう私が普通に二人抱えてるのさ。私もなぜかベイビー達に人気が高い。
私は別に慣れたもんだし何なら抱っこ紐で括ってから家事も出来ないわけじゃない。
と言うか現在進行系で抱っこしながら読書してるしね。
ドリーマーはしっかり抱っこしてお顔をみてから時たまキスしてあげてる。
「けぷ」
「げっぷぅ」
「お腹いっぱいになった?」
「「うん!」」
まぁ私もこの子達には愛情っていう本当に必要なものが不足していると思う。
研究施設で育った上に母親は固定で居なかった。その上食い殺している事も考えられる。
意図的に知能指数が低く設定されている上に育成をしていなかったこともあって悲壮感は無い。
そういうものだって言う認識で居るからこれからいーっぱい私達が愛情を注いであげて……
そうだなぁ……生まれや血の繋がりはなくとも本当の家族として迎えてあげないと。
「はい、ごちそうさまのちゅー♪」
おでこにキスしてあげてからギュッと抱きしめてあげてから頭をなでてあげる。
キャッキャ笑ってからまた別な人形の所に行くかなって思ったけど今日は私の所でじーっとしてる。
「どうしたの?417ママのお隣は暇だと思うよ?」
「んーん、ままのとなりがいい」
「ぼくも、ままのとなりがいーの」
「そっか……じゃあ、なにかして遊ぼっか」
よしよし撫でてあげてからそうだなぁ……何をして遊んであげたほうが良いか。
お歌を歌ってあげるのが良いかそれともゲームか……お遊戯しますちゃんはもしかしたら怪力でぶっ壊されるかもしれないからなぁ……
一番いいのはやっぱり皆で遊べるUNOとかかなぁ……意外と盛り上がるんだよね。
あ、でもベイビーたちの知能だとルールを覚えられなくて楽しめないか。
案外こういうの難しいなぁ……知育ってのをしていかないとまずいけないか……
「ドリーマー」
「なぁに、今子供の面倒みてて忙しいんだけど?」
「知育玩具って知ってる?」
「……なるほど、必要ね」
まぁ所謂積み木だったり針金とカラフルな着色された木とかで遊べる玩具とか。
ちっちゃな楽器とかだったりとっても柔らかいボールだったり……
あとは本当にちっちゃい車とかだね、足漕ぎ車とか……電動で動く車だね。
私が記憶にあるのは所謂三輪車……私のバイクである黒鷲ではないぞ。
大人の真似事とかをさせてあげれる環境を作ってあげると知育に繋がる。
おままごととかが該当するよね。ごっこ遊びが結構重要になってくる。
これはベイビーたちだけじゃなくて普通にこの後生まれてくる私の赤ちゃんにも使える事だ。
「使えそうなゲームソフトも探しておくかなぁ……」
「ままのおっぱいであそぶー」
「それはパパ専用だからダメー」
パパのマネごとが本当に上手ですこと。ゆっくり吸う時はそうでもないけど……
指定しなかったら割ともう皆ね……ベイビーたちみーんな男の子なんだ。
パパの影響をもろに受けててねー……無自覚なんだろうけど自分が庇護される立場を利用してくるんだ。
あと私とかドリーマー、ヴィオラみたいな押しに弱いママにはベッタベタに甘えてくる。
……というかベイビーとダーリンに甘えられて言い返せる人形が居ない現状ね。
「やだ、あそぶ」
「やっぱりもっとちゅうちゅうする」
「にゃー!?まって、ママのおっぱいは……あっあっ……」
――――――――――――
ひでぇ目にあった……結局暫く私はベイビーたちの体のいい玩具にされたよ!
流れ弾でドリーマーも巻き添え食らってたけど……
「子供って良いね……」
「そうね、ひどい目にあったとおもうけど……」
「「あの笑顔は卑怯だわ」」
満足した後のきらっきらした笑顔にもう何も言えなくなっちゃうの。
多分これが親心ってやつなんだろうなぁ……もう私もドリーマーもただの親ばかになってるのかも。
「取り敢えずドリーマーは知育玩具の用意だね」
「と言っても私はわからないわよぉ、データ集めアンタがやってよ?」
「まっかせておけ、ばっちし集めてくるから」
むんっと腕まくりしてみせるけど結局私もドリーマーもソファーでぐったりしてるんだよね。
それも両方おっぱい出したままね。いやーベイビー達は本当にママキラーだわ。
これでダーリンが帰ってきたら私もドリーマーも仲良く食われてるな。
それぞれの体調に合わせてだけどね。いやー……今日が休みでよかったわ。
「そうそう、明後日また別な実験段階の……」
「またなにかするのぉ?」
「お姉ちゃん、45姉、9姉の子供素体が来る」
「なんですってぇ?」
「こっちに服装とかの資料が」
「よこしなさい……はぁー……このシリーズの服装からベイビーの服も作らないといけないわね」
「ベイビー性別男ぉ!」
「顔が女だから別にいいでしょ!!」
コイツベイビーたちを男の娘に仕立て上げるつもりだ……性癖ゆがみそう……
いや、私達ってママが居る時点で歪みかねないか……ほんとどうするかなぁ。
私っていうエラーロットがこうしてウケが良いのもあるからI.O.Pもロリの需要があると判断したのかな?
実際にスキン技術として一部の人形には子供素体が用意されてたりする。
それこそこの基地に居るネゲヴとか要請したら子供素体が送られてくるんだろうね。
「ただやっぱりと言うか2体ずつで……」
「片方はいつもの仕様でしょう?」
「そうそう、子供素体だろうがお構いなしだ」
私に近い凶悪な人形が出来上がる。因みにそれはダミー人形に適応される予定だ。
ダミーで実験ってことでダミーにアレを飲ませる計画があるからなぁ……こえぇ……
――――――――――――
「ただいまー」
「あ、ダーリン……おかえりなさい」
「ぱぱー!」
「だっこー!」
すっかりベイビーたちに気に入られてダーリンが帰ってくるなりベイビーたちが突撃していった。
因みに帰ってきたのはお昼ごろ。まぁそろそろ帰ってくるかな……とお料理してた所です。
「いやーしかしこの離れもずいぶん……」
「そうだねー……」
「入る人数が多くなったこと多くなったこと」
最初はそれこそ10人で寝てたのにね。今となってはこの基地の人形がかなりの数出入りする。
もちろんの事ダーリンとの蜜月を狙ってね。この離れで一応完結できるようにキッチンもあったりするからお料理作れたりする。
さて……ダーリンはなにか……ポケットに突っ込んでる感じがするけど……
「そういえばダーリン……ううん、パパって呼んだほうが良いかな?」
「ダーリンで通してくれ……何か、まだ覚悟が半端なんだわ」
「はいはい……I.O.Pからのメール見た?」
「んー?……また変なの作ったな」
「お姉ちゃんとのなんちゃって家庭生活が始まるかもねー」
「まぁ確かに416のまんま子供って感じだしな……」
「今のうちにパパとしての経験値溜めておこうね♪」
「おう……取り敢えず昼飯をたのめる?」
「もっちろん、ダーリンの好物の~……」
「カルボナーラか、やりぃ」
到底基地とは思えない……託児所みたいな光景がここにはある。
だってテーブルを囲ってるのは色んな人形でそのおっぱいには子供が吸い付いてて……
皆それぞれの方法で愛情を注ぎながらお食事してるんだよ?
「食べたい?」
「んーん、ままのおっぱいがいい」
「そっかー……えへへー♪」
無邪気に吸い付くベイビーたちカワイイなぁ、もうぎゅーっとしちゃうもんねー
その夜ダーリンにめっちゃくちゃ抱き締められて抱きまくらにされた。
なに、ダーリンコレってもしかしなくても嫉妬だったりするのかな?
え、やばい嬉しい……
託児所になりつつあるこの基地である。
カラビーナが小児科医になったら完璧よね