元はぐれ・現D08基地のHK417ちゃん   作:ムメイ

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やんちゃぼうず と おっぱいよめ


Day175 嫁と姑と

今日はご報告も兼ねてまたダーリンのパパ、ママのところへ……

 

「あらー今日は417ちゃんだけ?ありがとー♪」

「あぶぶぶぶ……」

 

まぁ見事なまでにママの熱烈なハグによる歓迎を受けていた。私がね。

と言うかダーリン抜きで色々話してみたかったことがあったしね。

ダーリンは今ちょっと席を外してもらってる。暫く戻ってこない用事もあるし。

ドリーマーが超絶おねだりしてからデートをとりつけてるからね。

色んなお洋服を見てみたいそうだ。あとマジな知育玩具とか子育て用品とかの研究。

まぁあとは実際に人間の街の営みっていうのを目で見て感じたいそうだ。

 

「それで、報告ってなにかしら?あ、まさか残りのお嫁さんにおめでた?」

「あ、はい……それもあるんですけど……」

「きゃー!聞いた聞いた?ダーリン聞いた!?初孫が更に増えるみたいよー!!」

「わ、わかったから……落ち着こう、ベア……」

「あ、わかったわ!赤ちゃんの名前をもう決めたんでしょ!」

「あ、えーと……」

「417ちゃんが困ってるから……な?」

 

このかなり情熱的な所は正直困るけど……きらいじゃないよ?

私も色々不安はあったものだよ。人形と結婚するって言うのは正直反対されることが多い。

かつての世界で同性婚というものが認められていなかったり身体障害者との結婚に猛反発があったときと変わらない。

人形と結婚するということは絶対に子供を望めない、言うなれば商品と結婚すると言っているようなものだ。

そう信じられていた所に今私やヴィオラを始めとする妊娠可能とする計画が進んでいるんだけどね。

それでも所謂被造物と結婚するって言うことに忌避感を覚える親は居るだろう。

……残ってたらの話だけどね。

 

「えっと、驚かないでくださいね?」

「もうコレ以上驚くことがあるもんですか、ねぇ?」

「そうだね……これ以上……」

「おっぱい見ながら言わないでください、お義父さん……えっと、お嫁さんが52人増えました」

「へぇー52……え?」

「え?」

「ですから、お嫁さんが追加で52人増えてます、それだけお孫さんが増える可能性も……」

 

これには流石のパパママそろって沈黙、というかお義母さんの顔がやべーの。

マジモノのムンクの叫びみたいな顔してるしお義父さんの方はほぼ気絶一歩手前。

ダーリンもついでに言っちゃえば正確な数っていうのは把握してない。

というか直視できちゃいない、あまりにも多くなりすぎて毎朝死にそうな顔してるんだもん。

これまでに消費した精力剤は数知れないね……

 

「ソッカー、ヤンチャネー」

 

焚き付けた部分はあるけど皆止まらずくっついちゃっていってるんだもん……

 

 

――――――――――――

 

 

結婚した人形のリストをお義父さんに提出してからさらに基地の近況報告。

お義母さんからは向こう側の近況報告がされた。どこから流れてきたか質の良い合成コーヒー粉末が仕入れられてカフェの経営も順調らしい。

お料理の方も元々こじんまりとしたカフェだからそんなに忙しくはならないみたいだ。

趣味の延長線上だからそうでも気負うこともないし二人仲良くお仕事してるみたい。

それは安心したんだ、でもやっぱり息子であるダーリンの仕事現場とか見たいらしい。

どんな顔で仕事してるのかとか仕事仲間とか色々知りたくてしかたないっぽい。

ダーリンは恥ずかしいことこの上ないからそういうのは一切断ってる。

規約云々はダーリンの口から出まかせみたいだけどね。

G&Kかなりゆっるゆるの社風だしね。取り敢えず人形の指揮ができてりゃOKみたいなところはある。

あとは……社長の目に留まるか留まらないかだろうね、つまり社長の一存。

 

「じゃあディーノはセクハラ魔だったのぉ?」

「そうですね……私もこう、おっぱいをむんずとされましたね」

「あらやだ、417ちゃんにはあの馬鹿息子へのとっておきのお仕置きを教えないと」

「え?私はもう今はウェルカムですし嫁連合も全員ばっちこいですよ?」

「……愛されてるわねー」

「その分だけダーリンにも優しくしてもらえてますもん」

 

今は何をしているかって?お義母さんに頼み込んでお料理を教わってます。

私は別に教わるほど下手くそでないって?ばっかお前、家庭の味に勝るものがあるもんですか。

お義母さんが生きているんだからその家庭の味っていうのを受け継いであげなくちゃ。

こういうのも血脈とはまた違った受け継いでいく家族のモノなんだから。

 

「ねぇ417ちゃんのお料理のほうが美味しくないかしら?」

「例えそうだったとしてもお義母さんの味っていうのはいつの日か食べたくなるもの……らしいですよ?」

「そういうものかしら」

「そうだと思いますよ、私は親は物心がつく頃には居なくなっていましたけど」

「……?」

 

私の中で母親の味というものは無い、そりゃそうだ。

物心がつく前に両親は居なくなっていたし兄さんも両親に関して何も話しちゃくれない。

だからこそダーリンが覚えているだろうこういう味っていうのは私がしっかり受け継いでやらなくちゃってなってる。

 

「それにしてもディーノはこんなに良い子を貰っていいわねー」

「ふにゃぁっ!?」

「感度も抜群、とっても重いわね」

「ちょ、ちょっとお義母さん!?」

「ごめんなさいね、ウチのダーリンも気になってて」

「せめてお料理前にしてー!!」

 

 

――――――――――――

 

 

「ただいまー……って何かあったのか?」

「なんでも……」

「そうか?……おい、母さんまさかと思うけどイビリとかしてんじゃねーだろうな?」

「まっさかぁ、そんな事すると思ってるの?」

「……何もなかったんだな?」

「うん……ちょっと過激なスキンシップかなー?」

 

ちなみに壮大にぶちまけちゃってお料理がちょっと……乳臭くなった。

幸い作ってたのがカルボナーラってまたミルクを良く使うものだったから良かったけど……

漂う私の匂いと嗅ぎ慣れただろう風味がしてきてダーリンも感づいたっぽい。

そしてキッチンの方を見れば……ほんのり残っちゃってる床のテカり。

 

「おい、人の嫁に何してくれてんだコラ」

「だってディーノはパパにそっくりでおっぱい好きでしょ?」

「まぁそうだけどよ、でもやって良いことと悪いことが」

「ディーノの好みも全部教えてあげたけど?」

「ヤメロォ、ヤメロォ」

 

ダーリンは青少年の頃からずっと大きなおっぱいに気を引かれていたらしい。

ちなみにお義母さんもかなりグラマラスなボディをしてらっしゃる。

スタイル的にはRoに似てるかもそして目の醒めるような金髪にアイスブルーの瞳と……

これで一児の母って言うんだからなぁ……とても40越えているようには

 

「417ちゃん?」

「は、ひゃい!」

「女に年齢はタブーよ?」

 

思考ガッツリよまれてるぅー肩に手ががっちり行ってる。

んで、まぁ……なんでダーリンの好みとか全部知ってるかって?

 

「はい、これアンタがずっとウチに置きっぱなしだったエロ本とエロ漫画とエロゲームね」

「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」

 

ダーリンこの仕打には流石に大絶叫して床の上をごろんごろんとのたうち回る。

まぁしかし異種姦ものが多いし触手が多いねー……搾乳プレイとかも好きなんだね。

幸か不幸か私が提案していた事がまんまそのままダーリンの好みを抑えてたっぽい。

 

「ま、まぁダーリン気を強く持って……帰ったら皆で慰めるから……ね?」

 

 

――――――――――――

 

 

あの後ドリーマーも乱入してきて大騒動……にはならなかった。

ただ一言、絶対に孫の顔を見せてあげるから楽しみに待っていてくれると良いってね。

これまた見せつけるようにダーリンとべろチューしてから言ったもんだ。

因みにお義父さんはダーリンに嫁の写真を見せろって言ってた。

全員おっぱいが大きいとなると取っ組み合いの殴り合いの喧嘩に発展してた。

 

「ドリーマーは今日はいい買い物出来た?」

「えぇ、新鮮なものだったわ」

「そりゃ良かったね、あ、そうそう今日のお昼は所謂おふくろの味ってやつで」

「417、もうその口チャックな?」

「やーだ、チャックさせたかったら方法は一つだよー?」

 

お昼を仲良く食べてから用事は済んだので帰りの途についている。

車の運転はダーリンがしていて私とドリーマーは後部座席で仲良く喋ってる。

ちなみに私もドリーマーも手にとって読んでるのは……ダーリンの趣味らしいエロ本。

 

「ねぇこの触手による集団種付けとかさこの前ドリーマーが」

「あーそう言えば……一箇所除いて全部同じ構図かしら」

「一番大事な所はいっつもダーリンにしか捧げてないもんねー」

「そりゃそうよ、いくらなんでもダーリン以外の男の子供なんて孕むつもり無いわ」

「もう殺してくれよ……」

 

運転席のダーリンがみるみる内にゲンナリとしていってるのが見えるけど……

私もドリーマーもこの研究だけは手が抜けないもん。

あとこの情報は全嫁に共有する事なのでそれも含めて覚悟しておくと良いよ。

まぁそんな事言ったらダーリンが卒倒して3人仲良く事故っちゃうからそれは言わないけどね。

 

「授乳手コキなんてのもあるのね」

「複数人でするプレイもあるんだね……へぇー」

「コレがジャパニーズヘンタイ……」

「もう読むのは構わねぇから音読するのはやめろください」

 

今日の夜中、離れではダーリンに何もさせないご奉仕プレイが敢行された。

その時のダーリンは何かを察して死んだ目をしていたけど……

翌朝感想を聞いてみると普通に良かったと話していた。いつもよりは元気ある感じだった。

朝からゲップするのは流石にお行儀が悪いよ。

私を間違えてママって呼んだのは軽くスルーしておいてあげるね、ふふ♪




もしかしたら日刊が無理になる可能性が出てきました
単刀直入に言えば作者のメンタルが死にました。
そのうち戻るかも知れませんし戻らないかも知れないです

一週間もほったらかしになったら作者は死んだと思ってください

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