朝から離れにずらーりと雁首並べている人形たち。
それぞれの左薬指にはシルバーリングが爛々と輝いている。
私を筆頭にしたこの基地の保有戦力でもかなりの数を計上する……
「では、これよりRF人形の会を開始します」
そう、RF人形の集まりになる。この基地かなりの数のRF人形が居る。
I.O.PのリリースしているRF人形の殆どがここに居るって言っても過言では……
いや、居ない人形も居るけどかなり多いのは事実だ。はいでは出席を取ります。
私、わーちゃん、G28、スプリングフィールド、M14、ガーランド
漢陽88式、カルカノ姉妹、DSR50、IWS2000、FN49、BrM59
ダネル、SuperSASS、カラビーナ、PzB39、SVD、モシン
あと何故かいるドリーマー。お前工廠のエンジニア人形とかじゃないの?
「あらぁ?私が居るのはなにかおかしい?」
「ドリーマーってRF人形だっけ?」
「ほらぁ、これ私の元々の武器」
「その杖みたいなのがライフル?」
「これで芋砂してたのよ?」
芋砂戦法はまぁ堅実だけど……さて、RFと言えるのかどうか。
まぁ良いか、向こうのRF枠って感じで行けるとしよう。
私はこの他にもHK社の会だったり妹の会とかもあったりするけどね。
結局やる事がねぇ……言っちゃってなーんにも決まってないしね。
「さて、今日は何をしましょう」
「取り敢えず皆の最近のヒットレート等の照らし合わせをしてみましょう」
「あとダーリンとの夜戦でプレイ内容とか?」
「その他にも定例の合同お菓子作りですね、愛ちゃんは今日はがんばりますよー!」
さて、ここで私とドリーマーが組む事になった。理由?
「しかしアレねぇ……」
「言わないでよ……私だってちょっとは気にしてるんだから……ダーリンは私のが好きって言ってるけど」
「私達ってこの枠組だとクソチビよね」
RFの人形とかMGの人形を思い浮かべて欲しい。
おっぱいの大小はさておく、D08に来る時点でどうせばいんばいんになるんだもん。
ここで組むにあたって問題になるのは私とドリーマーのみが持つ……低身長っていうステータスな。
「取り敢えず何作る?」
「ダーリンが美味しく食べるモノを作りましょ?」
「……クレープにするか」
「はい、それじゃあヒットレートと分析から始める反省会よ!」
わーちゃんが壇上に上がってダテメガネとパンツスーツスタイルで講義を始める。
――――――――――――
「だから、FN49は腰が引けすぎなのよ」
「ほら、私と同じ様に構えて構えてー」
「すいませんすいません……」
「謝る暇があったら構える!」
「ひえぇぇ……」
戦闘的には問題のない範囲ではあるけどFN49のヒットレートが特別悪い。
その原因を探ろうって話になってからわーちゃんとスプリングフィールド始めとする……
所謂立射メインのRF人形が手取り足取りコーチングしているんだけど……
FN49がいかんせんかなり弱気も良いところで常に自信なさげに視線を泳がせるし……
わーちゃんが指摘するように腰がへっぴりで撃った衝撃を逃しきれていない。
となりでM14が陽気に笑いながらサンプルとして構えを見せている。
「流石に伏射は出来ないし実際に撃つことは出来ないけど……」
「そのためのバーチャルよ」
私を始めとするわーちゃん、スプリングフィールドの妊婦RF組はどうするか?
そりゃ撃ったら衝撃がお腹に響いて赤ちゃんに良くないし伏射?アホか。
ドリーマーが訓練や光学兵器に慣れておけって作ってた模擬RFでのデータ取り。
ただやっぱり妊娠中の使用は不用意なバグや不具合を起こしかねない。
赤ちゃんの発育に支障が出る可能性は潰しておきましょう。
電磁パルスが私達戦術人形の電脳にいくつかノイズを走らせるともかぎらない。
「私はヒットレート100……クリティカルが93か」
「ヒットレート100は当たり前よねぇ」
「まぁね、私達それがウリだもん」
大半のRF人形はヒットレートは100をカウントしている。
この基地に蓄積されている狙撃データから最適化されているんだから。
問題はその中で一撃で仕留められる可能性が高いクリティカルヒット。
バイタルエリアに直撃させることができるかになる。
ダネルみたいな馬鹿みたいにでっかいのはそもそもヒットしたら即死だけどね。
「IWSがラストか」
「気を引き締めて……いきます!」
このIWSってライフルも馬鹿げた発想からきてるシロモノなんだよね。
これもカスリでもしたら即死待ったなしなんだよね。
まぁ人形ならまだ耐えれると思うけどヒットしたら電脳がエラー吐くし緊急事態にはなるよね。
「ぅぅん……」
撃った瞬間になんか声が漏れてるな。何やってんだ?
「ブラが無いと辛いですね……ぁぁっ……」
「IWS、もう良い止めろ」
――――――――――――
「さて、ではスイーツクレープを作っていきましょう」
「じゃあ取り敢えず私と417とダーリン用の3つかしらぁ?」
「ここに居るメンバーが全員作っていったらまた胃袋がパンパンになるだろうから……」
「そうしたらその分口移しで食べさせてもらえばぁ?」
「それも良いけどダーリンの為にこっちが動くのがいい奥さんの秘訣ね」
こう言うとドリーマーが黙った。ドリーマーも尽くすいい女だと思うけど。
我が強いというかかなりの肉食系に化けてるよね。責められるとドMになるけど。
マジな話ここで15時のオヤツとしてでっかいクレープ持っていったら惨事になるね。
見渡す限りではガーランド、M14、SuperSASSが組んでチョコレートサンデー作ってる。
カルカノ姉妹とBrM59が見事なティラミスを作ってる。
その他にわーちゃん、スプリングフィールドが力作のケーキを合作してるし……
G28、DSR、PzB39が特大バームクーヘンでしょ?
SVD、モシンナガンのコンビがレアチーズタルトを製作中。
ダネルとIWSが……ミルフィーユケーキを作ってる。凝ってるなぁ。
これがダーリンに献上される事はほぼ間違いない。
ではどうなるかと言ったら甘い物好きでぺろりと行くだろうダーリンも……
流石の物量にお腹いっぱいになって行くだろうし……変に脂肪がついちゃうとおもう。
私達と違って純粋な人間であるダーリンは当然ながら食いすぎればぶくぶく太る。
それもお腹にくっついていくのが大半だと思うからね。
「あと糖尿病ってのが怖いんだよね」
「血糖値の検査では問題なかったでしょう?」
「それでもそういう生活習慣病ってのはいきなり来たりするんだよ」
「それに大丈夫よ、私がしっかりマークしてるから」
「どういう事だ」
生地を作っていたらドリーマーが谷間から差し出したのは端末。
これだけなら何の変哲もないものなんだけど画面がね、やばいのだった。
刻一刻といくつものグラフが浮かんでいるモノだ……なんだろこれ?と思ったのは一瞬だった。
「全職員の健康状態表……?」
「摂取したモノのカロリーや水分などを計算して血糖値等をシミュレートしてるのよ」
「因みに私達のおっぱいに関しては?」
「もちろんデータ取得済みよ。私お手製の搾乳機使ったでしょ」
事細かにそれぞれの成分表まで出てた。どういうこっちゃ。
――――――――――――
RFの会が終わりやっぱりと言うかデザートラッシュになった午後。
今日は警備は触手君お世話係が出ていったんだ。もっぱら触手君が絡め取って再起不能にしてくれるしね……
「ほー……そういうのしてるのな」
「そ、人形同士でも親睦会があったりするの」
「俺らのおっぱい談義みてーなもんか」
「そういうのしてるの?」
「おう」
お酒の入ったダーリンがバーで騒いでるときがたまにあるけどそういう時だろうか。
私達の前とは違った笑顔だからちょっとジェラシー感じてたりしたけど……
凄いテンションのたかーいダーリンや整備班連中が大声でおっぱいおっぱい言ってたのが記憶に新しい。
毎回騒ぐからスプリングフィールドが奥へと誘導するから全貌は知らない。
スプリングフィールドも断片的にしか知らないみたいだから皆詳細は知らない。
まぁここで知れたから私から皆にシェアして……
「ふーん……」
「因みに俺はもちろん417のおっぱいを推してる」
「本当に?」
「疑うのかよ……じゃあココで言ってやろうか、いやこの際だお前に聞かせてやろう」
「いや、それは……あの、ダーリン?」
ダーリンがこれを良い事にと私の肩を掴んで離さない。
マタニティドレスの上からでもかなり……着任当初から考えればけっこう成長してるおっぱいを見て……
かなり鼻息を荒くしてきて……あ、目も血走ってきた。
「417っぱい成分が不足してきていたんだ、補給しながら話してやる」
「ひえっ」
ちょっとだけ逃げるムーブしたら後ろからおっぱいを鷲掴みにされたっ。
「……や、優しく……ね?」
「フーッ!フーッ!」
「ダーリン……?ダーリン?あ、にゃっ……にゃぁぁぁぁっ!!!」
……午後から私はダーリンのベッドの上でへばることになった。
おっぱいこれでも枯れないから私のおっぱいは凄いんだなぁ……あははぁ
なおこの後ドリーマーが隣に仲良くベッドに打ち上げられていた。