さてと、今日はダミーに意識を移して活動しなくちゃいけない。
なんでって?そりゃ私がきっちりかっちり動かなくちゃいけないからね。
ウロボロスがめちゃくちゃ張り切ってるしドリーマーも何処かウキウキしてる。
巻き込まれたゲーガーだけが死にそうな顔してたり。
「何故私まで……」
「でも良いストレス発散にはなると思うよ?」
「ここに立ってるのがストレスになるんだが……」
ノリと勢いで始めたアイドルグループあいあん★くろす
一回限りのゲストとしてアイドルしたけどまた情報の飛び交うSNSに顔を見せたとして私も芋づる式にアイドルデビュー。
まぁ私はあのアイドル活動が結構肌に合ってたしやぶさかじゃないんだよね。
「今日は私が前座で踊ってから次がウロボロス達だっけ?」
「そうそう、前回の反響は結構あったけど……」
「結局話題を攫ったのは417だからな、あとドリーマー」
「ぷぷっ、アイドルになっても散々ねぇ?」
オフショットに関しては私も噛んでるからまぁアレだけど……
ウロボロスに関しては溢れ出る物があるからイジメたいってファン層が多かったり。
ネットだけじゃなくてリアルでライブ希望する声もあるけどなぁ……
衣装に関しては材料さえ揃えておけばドリーマーの作った自称、ミシンを可動させればね……
かなり際どいのからもっこもこなのまで何でもござれってできる。
「今日の題目は?」
「前座の417がラブレター」
「私達がエンジェルドリームね、ドリームなんて言ってるから私がセンターよぉ?」
因みに配信方法はライブストリーミング。
動画投稿って形だとその後のトークとかが出来ないからね。
ライブの後はウロボロスによるゲーム実況とかが予定されてる。
歌って踊ってだけじゃ見てもらえなくなる可能性もあるからね。
バストアップばっかり映ることになるから私のメインフレームに戻して参加が可能なのが大きいね。
「で、なんでお姉ちゃんとG28が居るのかなぁ?」
「バックダンサーは居たほうが良いでしょう?」
「お姉ちゃんだけ面白そうに踊ってるのはずるい!」
ラブレターのダンスは確か3人でフォーメーション取る時があったっけか……
ちょうど良いけどお姉ちゃん達SNSとかに上げられちゃうけどそれは良いのかな?
「むしろここは私達の姉妹仲を見せておきましょ?」
「良いね良いね♪じゃあさくっと振り付け覚えちゃうよ!」
――――――――――――
お姉ちゃんはともかくとしてG28はかなり筋が良かった。
正直ルックスも良いし笑顔が眩しいからアイドルしていけると思うんだ。
「うえへへへ……」
「セッション中におっぱいを揉むな……」
「だってお姉ちゃん達のおっぱいが柔らかすぎるんだもん~♪」
「フンッ」
「たわばっ!?ぉぉぉぉ……」
この通り私とお姉ちゃんのおっぱいを隙あらば揉んでくるんだ。
まぁ私もお姉ちゃんもダミーに意識を移していてそんなに快楽信号が来るわけじゃないけど……
「お姉ちゃんも踊っててどう思う?」
「ダミーのほうが身体が軽いのはもう仕方ないことだけど……」
ダミー人形に関してはD08仕様に近いものが多いけど私達メインフレームには及ばない。
防水加工はされてないしおっぱいの大きさもスタンダードに比べてちょっと大きいくらいだ。
正直誤差の範囲で収まる所だから姿勢制御とかがプリセットのものを使える。
ついでに妊娠もしてないからお腹の重みもない。
「ぅごふ」
「……赤ん坊?」
「うん、意識をこっちに移しててもフィードバックはあるもんだからね……」
妊娠してから80日、通常換算で160日かかなり大きくなってきた赤ちゃんは音に敏感に反応してくれる。
歌ってたらそれに喜んでるのかよく私のお腹で大運動会。
今みたいにダミーで歌って踊ってってしてても私の声だから反応するの。
どうやらちゃんと私がママって事は理解してるみたいなんだ。
それはお姉ちゃんにも言えることで……
「ぅ……こういう事ね」
「お姉ちゃんの子供も元気に発育してるみたいで何よりだよ」
「寝不足になるかもって417が言ってたのがよく分かるわ」
「あー、やっぱり寝ようと思ったらお腹キックとかね」
「良いなぁお姉ちゃん達そういう授かりものしてて、私も欲しいー!」
「「だからおっぱいを揉むのをやめて」」
簡単な練習で覚えてくれたのは良いけどG28はこれがなければなぁ……
ダーリンにもこんなノリで近寄ってるかと思ったら私達みたいにしおらしくなったりするんだから。
ちょっとでいいから私達相手でもしおらしい所を出して?
――――――――――――
歌って踊ってのライブはなかなかの反響があった。
前座の私がまぁいい感じの宣伝になったんだけど……
417ちゃんかわゆす……おっぱいぶるんぶるんしてて眼福……
お隣のお姉ちゃんもかなりイイ……というかめちゃくちゃ似てる、双子?
G28って娘もはちきれんばかりの笑顔とおっぱいで眼福
なんて声が続出、私のサイドを務めたお姉ちゃんとG28に焦点が行った。
私とお姉ちゃんは元はといえば同じモデルだし似てるのは当然だけどね。
G28はやっぱりその笑顔に惹かれてその下にくっついてるやわらかおっぱいに心をガッチリだね。
「う、ぐすっ……うぉぉぉ……」
「よしよし、泣き止みなさいよぉ……」
「ウロボロスちゃん可愛すぎ、天使かよ……だと」
「あり、がとう……ありがとう、みんなぁ……」
容赦ないカワイイコールにウロボロスが完全に泣き地蔵になってた。
これにはオロオロとドリーマーが泣き止むように背中を擦ってから……
「所で417ちゃんと416ちゃんのおっぱい大きくなってない?だと」
「「気の所為ね」」
現在歌って踊っては終わったのでウロボロスによるゲーム実況に移っていったんだけど……
うん、メインパーソナリティの筈のウロボロスがこのザマだからね……
「じゃ、代わりに私がちょっとプレイしていきますねー」
「ゲームは……うわ、オワタ式ロックマン?」
「へーきへーき、RTAとかし始めたらなんちゃってオワタ式になるから」
じゃあって事で私がコントローラー握ってガチャガチャやるわけです。
縛り内容は一発食らったらそくミスになるオワタ式っていうレギュレーション。
始まりはやっぱりオタク文化の発祥とも言われる21世紀初頭。
ヤーパンの動画配信文化の中で産まれた物だ。そのミス連続から花火大会等とも言われた。
「まぁ私がやればそんな花火大会なんてさせませんけど」
「なんて言うとフラグが立つわよ」
「そしてそのフラグは回収するもの!」
「あ、やべ……あーしまったぁここでソレが出るの忘れてたぁ~……」
タダの配信では面白くないって事でその後いろいろミスる度に罰ゲームがあった。
主にウロボロスに執行されていったんだけど。
――――――――――――
「なぜ罰ゲームで私が乳搾りされなければならなかった!!」
「だって面白いじゃない、私は楽しかったわよぉ?」
「おかげで今日だけで大きくなった気がするぞ、どうしてくれる!」
「あーら良いじゃない、ベイビーも喜ぶわよぉ?」
私がミスったら後ろでウロボロスがひぃひぃ喘ぐって状態になってね……
ドリーマー謹製の搾乳機でごぅんごぅんと搾らされててちょっとね……
ベイビー達が入ってきそうな気がしたけど防音のついでに防臭もしてたんだろうか?
ベイビー達が騒ぐことはなかった。配信後にウロボロスに吸い付いてたけど。
「まぁ大きくなったらダーリンが喜ぶよ?」
「そうだが……だが、動きづらくだな!」
「ベッドの上ではバルンバルンと動くよ?」
「ついでに言えば私はここ最近でおっぱいのサイズが増えてるから……ウロボロスも同じ運命をたどるのよ」
そう言えばドリーマーのおっぱいは結構増えていたと思う。
私が見る限りでも……ベイビーの乳搾りが始まってから爆発的に増量してると思う。
「おっぱいには夢が詰まってるって言うけど……私達の場合は愛が詰まってると思わなぁい?」
「にゃぁっ!?な、流れるようにおっぱいを揉まないで……」
標的が私に移ったよ……もう、どうしてこうなるかなぁ……
「およ、417にドリーマーにウロボロ?どったん?」
「ジャッジ……」
「おっぱい揉まれてなして……にょぉっ!?」
「さすが、私が作り上げたボディ、最高の肌触りだわぁ……」
「やぁめろおまえ!離せコラ!離せー!!」
声をかけなけりゃ良いのにジャッジが声をかけてきてドリーマーに揉まれてた。
「で、ジャッジ、その首のマークは?」
「うぇ?あ、あー……こりゃ、アレだ、虫刺され!」
「ふぅん……にしては唇の形に似てない?」
「うっせぇ見んなセクハラで訴えるぞ!!」
ジャッジもベッドの上で踊った身だね?
近いうちに私と並んでベッドの上で沈むことになるんじゃないかなぁ?
「今夜は私とダーリンの部屋に行きましょぉ?」
「やめろぉ!オイラはそういうのじゃないの!」
「はいはい、そういう事にしておいてあげる」
ドリーマーに引きずられてジャッジは何処かへと連れて行かれた。
まぁ多分夜中までドリーマーに拘束されるんだろうなぁ。
喘ぎ配信とか流行りそうじゃない?