今日はまたお客さんが来るみたいだ。ダーリン曰く私達には嬉しい相手。
ユノちゃん?と聞いたらもちろんと答えてくれたから歓迎しなくちゃね!
「みんなーユノちゃんが来るみたいだからお菓子をた~っぷり用意!」
「あの娘だからバームクーヘン……一つまるっと食べそうね」
「そうですわね……他にも旦那様のPPKも来るみたいですから多めに作っても問題は無いでしょうね」
「こっちはチョコレートケーキを作っておくわ、49ちゃんは紅茶の用意」
「は、はいぃ……」
「シュークリームなんてどうかしら」
「チーズタルト等作ってみましょうか」
「ちょっとクッキーは私が作るんだから勝手に取らないで!」
「わたくしはチョコチップクッキーを作るの」
ユノちゃん一家はこの基地でも大人気、嫌いだなんて言う人形は一人も居ない。
まさにいっぱい食べる君が好きってヤツかな。私もあの娘がいっぱい食べてほわほわ笑顔を浮かべてるのが大好き。
皆笑顔でお菓子作りに励んでいく。もうこうなったら誰も止められないね。
作るお菓子は一応ながらお持ち帰りも可能な物ばかりだからよしんば食べきれなくても持ち帰ってもらって楽しむのもヨシ!
「よぉ……417ちょっといいか?」
「あれ、ジャッジ……どしたの?」
「いや、よぉ……オイラもその、お菓子作り手伝わせてくれね?」
「良いけど……ははぁん?」
「ダ……指揮官の事はちげぇからな!!ユノちゃんになんか出さなきゃいけねぇってオイラの奥底の何かが叫んでるの!!OK?」
「おっけぃ!」
「たわばっ!?」
ジャッジにエプロンを叩きつけてからキッチンに引き込む。
幸い?私とジャッジに身体的な差って言ったらおっぱいのデカさくらいしかない。
手足の長さも同じくらい、背丈なんてちんまりとしてるから尚更ね。
これで鉄血側ではかなり上の方の立ち位置の人形らしいから何とも。
まぁこのジャッジはボディの設計だけ持ってきた言わば別物だけどね。
「因みにジャッジは何を作りたいってあったりする?」
「オイラはプリン作ってみたいっすねぇ」
「おっぱいプリンとか?」
「そうそう、って違うわ!!」
「んにゃぁい」
ツッコミが私のおっぱいにすっ飛んできた。ばるんばるん揺らされる……
――――――――――――
「私へのお礼?別にそんなの求めてないわよぉ?」
「それでもしたいっていうのが向こうの気持ちって奴だろうよ」
「ふぅん、なら受け取っておくけど……ナノマシン系列の研究も現物を触ったおかげで良いもの作れるようになったし」
「お、妻の成果を聞かせてもらいましょうか?」
「最近調子いいでしょ、ダーリン?あれ、私が作ったナノマシンでこーっそりとブーストかけてたの」
「え、マジ?」
「マジマジ、そのうち全員にこゆーいのをご馳走できるくらいに……」
「よし、お前は孕ます」
今日はドリーマーが主役って事でさっきからダーリンとイチャイチャしてる。
ってダーリン壁ドンして何し始めようとしてるんだか……
「はいストップ、お客さんが来るのに臭うような事しない!」
「へぶっ」
「いやん♪」
全く……止めてなかったら白昼堂々とおっ始め始めたでしょ?
しかし道理で毎晩毎晩あれだけヤッて枯れないのかと思ったら種はそうでしたか。
でもこれ知れ渡ったら皆こぞって押しかけてダーリンの睡眠時間が無くなっちゃうよね。
「で、今日はユノちゃんの他に来るメンバーは?」
「連絡があった限りでは旦那のPPKと子供のP7とTMPとASValそれとスチェッキンとアイドルメンバーだとさ」
「おーぅ……アイドルスリーピースと来たか」
先日のライブ配信が響いちゃったかなぁ?
取り敢えず調理班のぺたんこスキーが狂喜乱舞するのは確定だね。
ん、でも最近増えたメンバーのHK45とスピットファイアはどうかな?
結構なかなかなものをお持ちだったと思うんだけど。
あの辺はどうだろうなぁ、調理班の好みに刺さるかどうかはまぁ良いか。
「じゃあ歓迎であいあん★くろすのメンバーも出しておかないとね」
「アイアンクロス?」
「あ、ダーリンは知らないんだっけか」
「私所属のこの基地発祥のアイドルグループよぉ」
コレにはダーリンがびっくり、お前ら何やってんの?って顔してる。
――――――――――――
じゃあ歓迎の為にって事であいあん★くろすのメンバーが緊急招集された。
「はい、招集されたのは何故かわかるぅ?」
「何故だ?説明を求める」
「また何で私が……正式に参加するとは一言も」
「ダーリンに説明しちゃったわよぉ?」
「じゃあ頑張るしか無いか……くそっ、外堀を埋めて……!」
ゲーガーが座ってる机をガンガンぶっ叩いた。やめろ、載せてる私のおっぱいが揺れる。
で、だけどここであいあん★くろすのメンバーを見渡して見るんだけど……
「なんで君たち居るの?」
「いえ、他意はございません」
「少々、はい、少々農業以外にも趣味を見つけたくて」
「面白そうなことをしているとは思っていたのでな、すこし混ぜてもらいたくて」
「私達も混ぜてくれなきゃ、親友で家族でしょ?」
「おい、ハンターなんでオレまで!?」
「ちょうど良い機会だ、新しい私達を開拓しようじゃないか」
残りのハイエンドモデル組が勢揃いしていた。
いや、なんでここで増えることがあるのかな?いやいや。
「ソレを言ったらそっちの保護者だってねぇ?」
「保護者じゃなくて姉よ」
「妹!」
お姉ちゃんにG28もまたなんでここで招集されちゃうかなぁ?
対抗意識持ってたりしない?いや、そんなの必要ないんだけど。
だからG28は私のおっぱいを揉もうとするな、手を叩いたけどまだ伸ばしてくる。
「えーじゃあ私も踊らなくちゃダメ?」
「妊娠してる私達は無理だけど……」
「私は全然踊れるから平気平気!むしろ踊らせて」
とまぁG28がかなり元気にぴょんしゃか跳ねて自己主張してるんだ。
お前のそのでっかいおっぱいがバルンバルンしてるんだけど痛くない?
――――――――――――
お題目も決まった、歓迎料理も出来上がったしお菓子も出来た。
あとは向こうの面々がやってくるのを待つだけ。
「喜んでくれるかな?」
「喜んでくれるだろ、まぁこっちの好意は無碍にはしないだろうし」
「ふんふんふふーん♪」
「ドリーマー、ご機嫌だね?」
「そりゃそうよぉ……止められたアレを活性化させるチャンスだものー♪」
「やめておきなよ……」
ドリーマーがうきうきとしてなにか端末を弄ってる。周波数とか合わせてるからなにをやるのか……
そういえばユノちゃんの近況は聞いてたけど実際にどうなってるかってのは見たことなかったし……
私も来てくれるのは嬉しいし楽しみだなぁ。
「妊婦全員集められてるのは……あ、もしかして?」
「スチェッキンがマタニティグッズを持ってきてるらしい」
「だって、皆!財布の紐を緩めてー!!」
一気にざわつく妊婦一同。イサカは主任におねだり攻撃。
主任の財布の紐が決壊するな、ついでに下の方も……あーこれは見なかったことにしよう。
それにライブ用のステージとして倉庫の一部が開放されてるし受け入れ体制はバッチシ!
D08基地の最大限の歓迎をしようと思うんだ。
「まま、だっこ」
「あーはいはい……よしよし」
やばいなーベイビー達の事は出来るだけ隠したかったけど……
この際バレたらバレたでダーリンとの子供ってことにしてしばらくは誤魔化しが効くかも。
おっぱいをしっかりと吸わせてから抱っこするけど……この光景見たら驚くだろうなぁ。
「前方より砂煙、たぶん来ましたよー!!」
「了解ー後はレーダーに頼るからSASSもおりてこーい!」
「了解ですー!」
見張りを買って出てたSuperSASSからの報告があったしもうすぐか。
ふふ、お互い変わりに変わった姿に驚くんだろうなぁ……
いや、え、デッカ!?女人3日も会わなかったら刮目せよ?
Cか?この胸のサイズはデカく見える……!
いやあの、ほんと、マジなドジやらかしっす。
笑えよベジータ……