元はぐれ・現D08基地のHK417ちゃん   作:ムメイ

23 / 216
子猫は可愛いんだぞぉ


Day22 抑えて、ねぇ抑えて?

――――――――――――D08基地第3部隊兵舎・朝

 

 

「おはよー」

「おはよう…ふぁぁぁぁ…」

「ぁー…ねむ…」

「んー♪今日もいい朝…ダーリンに挨拶してくるわー♪」

「おはよ…ふぅ」

 

朝出撃の第3部隊は全員起きてます。一部眠いとぼやいてるけどそのうちしゃっきり目を覚ますからOK。

今日の朝はどうしようかな…G11を起こしに行ってもいいけど…お姉ちゃんが起こすって言ってたし…

私が行くまでもないかな…Mk23は何時も通りにお兄ちゃんの所に突撃していったし…ダミーは全員兵舎で寝てる、よしよし。

また何時ぞやの様にお兄ちゃんのお部屋に侵入してたらどうしようかと思った。

 

その心配はなく…朝ごはんにはまだ早い。

そうだ…と救護室の方へと足を向けたのであった。

拾った手前顔を見せるのは筋というものです。

 

――――――――――――D08基地救護室・朝

 

 

「みゃーぉ♪」

 

「ふにゃぁ!?」

 

朝から救護室に行ったら飛びついてきた子猫に驚かされる。

とててて…と近寄ってきたものだからしゃがんだらこの始末。

あ、まって…飛びつかれた場所が悪い、ブラに爪を立てちゃダメー!

子猫の体重なんて大した事ないと思う?残念だけど私のパツパツな所には致命打だった。

朝から大事故を起こしたけど目撃者は居なかったからセーフ。

 

「おはよう、猫ちゃん…あら?」

「ぴゃっ!?」

「417ちゃん…ミルクは出せないでしょ?出そうなくらい大きいけど」

 

スプリングフィールドに見られた!そしてさり気なくセクハラ発言だよ!?

ミルクが出そうなくらい大きいって…む、むぅー!

好きでこんなに大きいわけじゃ無いのにー!

 

「とにかく着直したらどうです?」

「はぅぅ…」

 

朝から大事故を見られた上にそっと諭されて…完全に私勘違いされてない?

違うんだよ?私はただ飛びかかられただけで、おっぱいをあげようだなんて思ってないよ?

とにかく…ズレたブラを直して…ってまだしがみついてるー!?

爪で穴とかできてないかな…怖いなぁ…とにかく抱えて下ろしてから直して…

 

んー…風穴はあいてないかな?良かった。

精神的にはちょっと重症負ったけど…猫ちゃんは元気いっぱいで…あーまた飛びかかって…

次は何?あー背中によじ登ってきてるー!

 

「あらあら…♪」

「ひーん…ここまで懐かなくてもいいのにー…」

「みゃーお!」

 

みゃーおじゃない!痛いんだよ!?

バリバリ言わせて登ってこないで!痛い痛い!

 

「猫ちゃ~…ん"ん"」

 

あれー?おかしいぞー、この時間G11を連行して朝ごはんに行ってるはずのお姉ちゃんが何でここに?

しかもしっかり見ちゃったよ、すっごいデレデレ顔だったの

お姉ちゃんもわーちゃんと同じで猫にデレデレなの?

デレデレなんだね…お姉ちゃんも可愛いのには弱かったかぁ…

 

「ち、違いのよ?417…」

「いや、うん…可愛いから仕方ないと思うよ?」

 

お姉ちゃんは悶絶して床に沈んだ。

猫ちゃんがそんなお姉ちゃんの頭をペロペロ舐めていた。

 

 

――――――――――――D08基地司令室・朝

 

 

あの後食事を終えて私は戦闘準備してから司令室に来ていた。

でもなんだか何時も以上にゆるーい雰囲気で小首をかしげていた。

スコーピオン達は戦闘準備すらしてない…何があったの?

 

「ぁー…お前働きすぎって上層部にキレられた。よって今日から数日強制的に休みになった」

「えぇー…」

「だから戦闘準備しないでOKって言ってたのね」

 

まさかの展開で私は肩を落としてえぇー…って脱力。

ヘリアントス上級代行官のサインもある書類が本部から届いてる。

お兄ちゃんももうお仕事モードから私用モードでだらけてる。

それで良いのかG&K、ケツ持ちはどこがするのよぉ…

 

お隣の地区が担当してくれるらしいけど…

というか私達の担当地域って微妙にお隣もカバーしてたのね?

初めて知ったよ、お兄ちゃん…お仕事熱心だったんだね。

でもお休みかぁ…何しよう…

 

「じゃあアレしますかぁ」

「ダーリン、今日は私とくんずほぐれつしましょう♪」

「417、連れてって」

「らじゃー!」

「ヤメロー!!ハナセー!!」

 

発情したサキュバスを取り敢えず運び出そう、お兄ちゃんはそういう気分じゃ無いみたい。

Mk23のパワーもそこそこスゴイけど…私のパワーの方が上…!

あんまり暴れないで…暴れんなぁ!

 

結局お兄ちゃんの姿が見えなくなるとMk23はおとなしくなった。

お兄ちゃん何したの…こんなじゃなかったよね?朝の挨拶でなにかしたでしょ!?

今度から私は止めないよ?

 

 

――――――――――――D08基地救護室・昼

 

 

さて、暇を言い渡されたので救護室の方に遊びに来たのですが…

同じ様に考えた人形が多く押しかけていて…

 

「はぁ~♪」

「にゃん、にゃん、にゃーん♪」

「こっち向いて~」

 

「みゃぉ…みゃーぉ…」

 

猫のマネしてデレデレしてるわーちゃんとお姉ちゃん。

遠巻きに見てニヤニヤしてる45お姉ちゃんに9お姉ちゃん。

ひたすら写真を撮ろうとしてるFALと…スゴイことになっていた。

渦中の子猫は若干嫌そうに鳴いていた、おい誰か止めなさいよ。

 

「みゃ、みゃー!」

 

「いだだだだ…何で私にぃぃ!!?」

 

身体を捩って抜け出してきたと思ったら私に一直線。

スカートに飛びついてきてよじ登ってきた。わかったわかった…分かったから…

と肩に乗せたらご満悦みたいでゴロゴロ鳴いて体を擦り付けて…もー…

 

「417と猫ちゃん…イイ…」

「お姉ちゃん?」

「良いのは認めるけど~勝手に浄化されてるんじゃないわよ~?」

「あの子猫ちゃんも家族だね、ふふふ♪」

 

猫に色々と狂わされてるぅ…お姉ちゃんは笑顔でなんだかブツブツ言ってるし。

45お姉ちゃんと9お姉ちゃんは端末でカシャカシャ撮りすぎ。

写真を端末に送ってこなくていいから…

 

「猫ちゃ~ん…おいで?おいで~♪」

 

わーちゃん、猫にぞっこんなのは良いけどちゃんと見てあげてね?

ふしゃー!って威嚇されてるけど…何したのさー…

あー猫パンチ…撫ですぎたのかな?わーちゃん悪い人じゃないんだけどなぁ…

全然めげてない、私の肩に乗ってる子猫に構わず頬ずりしてる…

猫恐るべし…あんなツンツンしてたわーちゃんをこんなにデレッデレにするなんて…

 

猫可愛がりしてるわーちゃん自身が可愛いとは言ったらどんな反応するかな?

とにかく、元気になってるみたいで私は安心した。

 

 

――――――――――――D08基地司令室・昼下がり

 

 

「という訳でお兄ちゃん、第1部隊兵舎に猫を入れたほうが」

「ストレス抱えるかも知れないから一番懐いてる人形に任せたいんだが?」

「うーん…」

 

現状たぶん懐いてるのは私なんじゃない…かな?

暴走わーちゃんが第3部隊兵舎に入り浸る未来が見えてくるんだけど…どうしよう。

とりあえずG&Kから届いた猫ベッドを何処に置くか…現状維持で救護室に配置する?

 

「というかお前が拾ったんだから責任持って、な?」

「はぁい…」

 

お世話係を拝命しました、第3部隊の皆は多分OKしてくれると思うけど…

 

「話を聞かせてもらったわ!納得行かないわよ!!」

「わ」

「WA2000、どったの?」

「お世話係は私っていう話しじゃなかったの!?口約束を反故にするつもり?不誠実なヤツね!!」

「いや、聞き及んでるお前さんの行動からしたらなぁ…」

「文句あるわけ!?」

 

わーちゃんが何処から聞いてたか知らないけど殴り込んできた。

猫ちゃん絡みになるとアグレッシブだなぁ…戦闘中でもこんなにイキイキしてたかな?

でも、ガチでストレスになりかねないから私がお世話するよ?

 

「可愛がるのは良いけど…ちょっと抑えようよ」

「抑えるのなんて容易いわ、私がそんなにデレデレしてると言いたいわけ?」

「うーん…」

「何よ、その微妙な顔…」

 

自覚なし、これは手強いなぁ…あんなにデレッデレだったのに。

というか見られてたって事実を認識してないパターンかもしれない。

下手に突っつくと怒り出しそうだし私は微妙な顔でお茶を濁すことにした。

 

 

なお、その後45お姉ちゃんが見事に写真をばら撒いてわーちゃんブチギレ案件に発展した。

ついでに私の飛びつかれて驚いてる顔とかもばら撒かれてた。

45お姉ちゃん、後でしめる。

あと私の乳揺れにフォーカス置くの止めてね。ブルンバストとか言ってばら撒かないでよ。

いやまぁ…うん、その通りなんだけど…お兄ちゃんたちの目が怖くなるぅ…

 

ダミーがセクハラ受けてたら45お姉ちゃんのせいだからね!?

 

 

――――――――――――D08基地食堂・夕方

 

 

「417ちゃんのチョット良いとこ見てみたいー」

 

「しょうが無いなぁ…」

「お兄ちゃん達にちょっと」

「サービスサービス♪」

 

「やめんかー!」

「417は抑え込んで、案内は私がしておくから」

 

メイド服に着替えた私達で食堂の配膳とご案内をしていた。

今日の助っ人はお姉ちゃん、私とお揃いのヴィクトリアンメイド服。

私が煽てられてとんでもないことしようとするダミーを抑え込んで…その間にお姉ちゃんが案内。

ついでに煽ててたお兄ちゃん達にゲンコツ降らせてた。

 

「何のためのメイドだー」

「ご奉仕精神は豊富だよ?」

「サービスは大事」

 

「だまらっしゃい!!」

 

何をサービスしようとした!?普通にお触りOKって感じにしてたよね!?

それはサービスじゃなくていけない事だよ!?私の身体を安売りしないでー!

お姉ちゃんに倣ってゲンコツして本体の威厳を見せるの。

痛覚を送られて私まで頭が痛くなったけど…ぐす…

 

とにかく、私の管理が行く間はそんなのは許しません!

 

「本体のケチ」

「一緒にサービスしたら良いのに…」

「私達に悪いことじゃないのにねー」

 

むぅ…悪いことじゃない…?いやいや、それはないない。

あーもう、整備のお兄ちゃん達に変なことを植え付けられてる気がする…

そういえば工廠に入り浸ってるんだったっけか…今度様子見ておこうかな?

 

 

おいゴルァ!そのお触りはやめろぉ!!

 

注意した傍からお触りさせに行ったダミーとお触りしたメカマンは揃って417本体によってチョークスリーパーされて絞め落とされた。

 

「ゲンコツで済ませておきなさい、チョークスリーパーはやりすぎよ、ダミーは兎も角職員にはやりすぎ、良いわね?」

「はーい…ごめんなさい…」

 

正座させられるしょんぼり顔のメイド417とメイド416によるお説教があったそうな…




猫煩悩わーちゃんと416、そして何時も通りのダミーちゃんでした。

さてお休みですから何をさせましょうかねぇ



所でペルシカ姉貴とヘリアン姉御を間違えたバカが居るらしい…

作 者 だ よ ! 笑えよ…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。