元はぐれ・現D08基地のHK417ちゃん   作:ムメイ

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二度目のカチコミ


Day42 二度目の買い物

――――――――――――D08基地仮設兵舎・朝

 

 

朝だ…ふぅ、昨日は夜遅くまでゲームに明け暮れたなぁ。

しかし45姉がゲーム壊滅的に下手っぴっていうのは予想外だったなぁ。

おかげで珍プレー連発で笑いが絶えなかった。ああやって皆で笑いながらゲームするって久しく無かったなぁ。

ただ私がミスった時におっぱい揉みに来るのは止めてほしかった…なんで私だけ罰ゲーム付きになってたんだろう?

発育チェックって人形だから成長もクソも無いでしょ…それとも人間臭く多少の増減はあるって話?

これ以上おっきくなっても困るだけなんだけどなぁ…最悪パーツ交換でしょ…

 

まぁそんな下らない事はさておいて…今日の予定だ。

今日は一日まるっと基地が休みなのを利用して兄の所にカチコミを行う。

あとエプロンとお裁縫とかに使う材料を買って…編み物とかにも手を出してみようかな。

というか家事全般的に出来るようにしておこうって思うから道具を揃えないとね。

結局ショッピングモールに行くことになるかなぁ…うーむ…

 

まぁでもその前にお姉ちゃんに呼ばれてるんだった…メイク見てあげないとね。

自分のメイクはその後でも良い、お姉ちゃんは起きてるかな~?

起きてなかったら叩き起こすだけだけど…私の用事もあるんじゃい。

 

「という訳でおはよー」

「おはよう、今日も早いわね」

 

お姉ちゃんは起きていた、45姉と9姉は揃って…一緒の布団に入って寝てた。

仲良きことは良いことかな…うぅ、私もお姉ちゃんと一緒に寝たくなったぞ…

寝顔見比べるとまぁー似てますこと…ちょっと端末で撮っちゃおうかな。

 

「そんな事してないで見てくれない?」

「あ、ごめんごめん…」

 

お姉ちゃんから怒られた…私から口出しすることは多分無いと思うんだけどね。

見てる感じは何も不自然なことはない…私と同じでちゃんと出来てるけど…

うん、一度見たら完璧だね…流石お姉ちゃん。

隣で見てても全然ダメ出しすること無く終わった…お姉ちゃんはちょっと不安そうだけど。

ぐふっ…上目遣いで見てくるお姉ちゃんがツボに入った…これは凄くクルね…

 

「417?」

「な、何でもない…それより一人で全然出来るじゃん…」

「そう?まぁ当然ね…私は完璧だもの」

 

危ない危ない、お姉ちゃんへの愛が鼻から出そうになった…出たら出たで心配してくれるんだろうけど…

うん、お姉ちゃんの渾身のドヤ顔も拝めたし今日は幸先が良いね。

あとお姉ちゃんはお料理を練習したら女子力もまぁいい具合なんじゃないかなー?

結託してお兄ちゃんを永遠と堕落させるのも手かな…むふふふ…お姉ちゃんが乗ってくれたら心強いぞー

まぁまだお姉ちゃんには話さないけど…お姉ちゃんが独占欲の塊だった場合私から排除されかねないし…

 

「417、ちょっとこっちに…」

「んー?」

「ふふ、2ショットを撮ってみたかったの」

「あ、待ってじゃあ私もメイクさせて…」

 

メイクして自撮りしてたらUMP姉妹が起き出して私達姉妹揃って揉まれた。

お姉ちゃんにまで被害が飛び火し始めたぞー?尚お姉ちゃんはしっかり反撃した。

私?いやまぁ…激しいスキンシップは嫌いじゃないし…反撃するほどイヤじゃないし…

 

 

――――――――――――

 

 

さて、縦リブセーターに着替えて私はショッピングモールに降り立った。

今日のトランポ役は同じくこのショッピングモールに用があったコック長だ。

前に来た時と同じ様に私は単独行動、この付近は治安がいいから女の子一人でも全然平気だもんね。

私の実家付近はちょっと怪しいけどね…ごろつきって程じゃないけど不良は多い。

取り敢えず今日のマストターゲットをさっさと買っちゃえ。

あとラフな格好の為にシャツとジーンズ位は買っておこう…流石にシャツなら私のおっぱいでもOKでしょ。

最悪男性物を買えば…お腹周りとかダボダボになりそうだけど…

エプロンと布とかはどこに行けば…手芸店?まぁ良いやそれっぽい所を見て回ろう…

 

お、ユニクロだ安くて良いんだよね…特にこだわりがないオフ用の服ならここでOKかな。

失礼しまーすっと…私のサイズのシャツとジーンズはあるかなー?

あ、やっぱし子供サイズのジーンズになるかぁ…うーんヒップ入るかぁ?

ウエストサイズはまぁ良いんだけど…取り敢えず試着だー適当なシャツもひっ捕まえて…試着室は奥だね、レッツゴー!

 

あ、ちょっとまってシャツ伸びる…これは酷い…あ、ジーンズもヒップがきっつい…!

シャツは試着時点で伸ばしちゃったから購入決定…ジーンズは店員に相談してから一つ上のサイズを裾上げして貰うことに。

わがままボディですねと言われたけど…うん、まぁその通りですね…はい…

という訳でシャツ3着とジーンズ2着、タンクトップ1着を購入。オフの日にゆっくり出来るかな。

あ、あのアウター可愛い、ちょっと羽織るのには最適かも…

 

ふぅ…ショッピングモールは甘い罠の集まりね…あっちこっちに目移りしちゃう…

可愛く着飾りたいと思うとあれやこれやと目が行っちゃう…シャツ一枚だと味気ないけどアウターも合わせると可愛くなれるし…

ラフな格好から一歩出た程度だから気楽だし…んー…素晴らしいと思うの。

後は裁縫の為の布地とエプロンを買おう。エプロンを買えば一々メイド服に着替えずにお料理出来る。

出来れば可愛い柄のエプロンがあればいいなー…猫ちゃん柄とかあったらよし!

手芸店に2つともありました、やったね。あと毛糸と編み棒もあったから購入…むふふー♪

 

買い込んでパンパンになった手提げ袋をハンヴィーに乗せてから私は今日の目的地…兄の家へレッツゴー!

あ、途中でお昼ご飯買っていこう…おに…兄と一緒に食べるんだー

 

 

――――――――――――

 

 

「あ、もしもしお兄さん?今日お休みだからそっちに行くね…あ、お昼まだでしょ?買っていくから一緒に食べようね…面倒じゃなーい食べるの!良い?よろしい…じゃあね」

「あー…お客さん、あの付近に住んでるの?お嬢ちゃん一人だと危ないよー?」

「ん、こう見えて腕っぷしには自信あるので平気平気」

 

タクシーで移動中電話して連絡してたら運ちゃんに心配された。

いざって時の自衛手段はあるし…人間相手に人形が遅れを取ることは無いんですよ。

ましてや私は戦術人形、ゴロツキくらいならかるーく捻れるんですから。

あとミラー越しに私のおっぱい見るなし、前見ろー

 

「はい、支払いはカードで…」

「ありがとうございました、またのご利用をお待ちしております」

「うん、またねタクシーのオジサマ♪」

 

さーってと、お昼ご飯は何を買っていってあげようかなー?お、カツ丼がセール中これだね。

二人分買って後は自宅まで直だね…また散らかしてなければいいけど…

まぁまた散らかり放題なんだろうなーものぐさだし…妹としては片付け甲斐があって良いことですけど!

私の部屋の物ちょっと基地に持っていこうかな…あとガレージの場所を聞いておかないと…

 

およ?あの自転車は私のだ…きちんと整備されてる…うん、私の今の身長じゃペダル漕げないかな。

いや、ギリギリイケるかな…あ、ダメだスカートがめくれて大惨事になっちゃう。

乗り降りもこれは出来ないな…パンモロしちゃう…乗るならジーンズに履き替えてからだね。

意外と低身長でも乗れるものだね…最悪これで帰るのも手だけど…んー…ハンヴィーに乗るかな?

まぁ良いや…それより兄とのランチタイムだ…

 

「お兄さーん、妹が帰ったぞー♪」

「おぉ…おかえり、変なやつに絡まれたりはしてないか?」

「無い無い…つーかジョークを軽く流すな」

「そうか…久しぶりに一緒にゲームするか?」

「それも良いけどそれよりご飯にしよ?」

 

片手に提げたカツ丼を見せてにっこり微笑む。

兄さんはゲームの手を止めてノロノロとテーブルについた。

思ったよりは散らかしてないけど…やっぱりお掃除したときに比べて散らかっている。

あ、カレーの鍋洗わないで放置してるー!うわ、くさっ…しょうがない、後で洗わなくちゃ…

 

「それにしても…現実は小説よりなんとやら…ってやつだな。弟が超絶美少女な妹になって帰ってくるなんてな…」

「…マジで気づいたの?というか…信じてるのそんな事」

「おう、それで…今は幸せなんだろ?」

「うん…まぁ、新しい家族って言っても良いような大事な仲間が出来たし…あ、もちろん兄さんも大事だよ?」

「今、どこに住んでるんだ?」

「G&K社の前線基地」

「危険じゃないのか?」

「まぁ危険といえば危険だけど…私こう見えて強いんだし」

 

包み隠さず言ったら間違いなく私がバカだし…呆れられるだろうから言えなーい…

世間話というか私の近況を話しながらのお食事になった。

今の私は戦術人形であり人間じゃなくなった事、前線基地で働いていること。

新しい家族…家…そこでの日常を話してそれで今も幸せだって事を伝えた。

ここで過ごしていた平和とはまた違った幸せが今の私にはある…

もっとも、この身体になるまでここでの日々が幸せだった…っていうことに気づかなかったんだけどね。

 

さて、お食事が終わったらお掃除じゃー!生活力皆無な兄の代わりに私がやるしかないんだよぉ!

 

「すんすん…兄さん、お風呂ちゃんと入ってる?」

「……」

「入ってないでしょ、臭うよ…ゲームしてないでお風呂入れるから入りなさい」

「めんど」

「面倒くさいじゃありません、締め落とすぞヒキニート」

 

このヒキニートは…手間が増えるなぁ…まったくもー

お掃除にお風呂と動いてる私を他所に兄はゲームを再開させてるし…

区切りが良いところで中断させたろ…そうしましょ。

…お風呂を沸かしても入る気配が無かったので絞めたのはナイショ。

 

「暴力女…」

「なんか言ったかヒキニート?」

「なんでもねぇよ…」

 

風呂に入って清潔になった兄と並んで対戦ゲームと洒落込む。

やるゲームは私と兄の十八番、レースゲームだ。対戦型で2Pで出来るのは限られるんだけど。

大手の所でマリオカートだ。好みの差で兄は重量級、私は軽量級を選択。

実力は五分五分、いざ尋常に勝負!

 

「はっはー!ざまぁねぇな!!」

「うるせぇよ…トゲゾー行ったぞ」

「え、嘘…ぎゃああああ!」

「調子に乗るからだぞ」

 

緑甲羅ぶつけてトップに躍り出たと思ったら妨害アイテムが直撃。

結局私と兄の勝負は兄が勝った…くそぅ…

 

「ま、ゲームして改めてお前はお前だな…こんな姿になっても変わってない…生きててくれてありがとよ…」

「……あっそ」

「見てわかったと思うがガレージからお前のチャリ戻しておいた…持ってくなら持っていけ」

「その…ありがと」

「お前が二次元の存在だったら今頃襲ってたわ」

「言ってろピクトフィリア」

 

うん、やっぱりこの兄最高だわ…ただ襲う発言はいただけねーぞ。

ゲーム楽しんだ後は掃除して食器洗ってお洗濯とかもして…あらかたの家事をした。

また来週の週末に来れたら来るとだけ伝えて私は帰路についた…

時間はあるし…ちょっと危険だけど自転車で移動しようかな?

 

あーやっぱり無理!スカートがめくれてパンモロだよぉ!へい、タクシー!




口うるさく世話を焼く姿はオカン?それとも女房?
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