元はぐれ・現D08基地のHK417ちゃん   作:ムメイ

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一話限り?RF小隊結成


Day46 突発・狙撃deフロントライン

――――――――――――D08基地司令室・朝

 

 

「今日は何時もの部隊ではなく思いつきの部隊で出ていってもらいます…WA・M14・417・G28の4体で行ってもらう」

 

朝から招集をかけられたと思ったらそんな事をお兄ちゃんは言い出した。

部隊に上げられたのは見事なまでにRF人形ばっかりで一体何をさせるつもりなのか…

本当に思いつきなんだろうけど…運用としてそれは大丈夫なのかな?

前例のない事だけど…まぁ接近を許す前に撃ち殺せなんでしょ。

理論的にはOKだけど…まだ新兵も良いところのG28を早速戦場に投入するのはどうなのかな?

…姉としてケツを持ってあげれば良いんだろうけどデータを読ませてから最適化はしましょうよ。

 

「いや、実戦に勝る物はないじゃん?」

「ナンセンスだよお兄ちゃん…」

 

銃の扱いが出来るだけの新兵を実戦投入とは…おいこらーそれはマズいぞー

ま、まぁ現地で私が教え込めばOKか…あー不安がいっぱいの出撃になるなぁ…

ナンセンスな前線になるわ…一つ崩れれば被弾だって有り得るって…

 

殲滅力には長けてると言えば長けてるけどね…私とG28が20発装填のセミオートで発射レートも悪くない。

私に関して言えばフルオートもイケるから咄嗟の瞬間火力は光るものがあるよ?

一応全員セミオートライフルだから問題は無いのかな…考えなしって訳でもないのかなー…?

 

「兎に角新しい運用のテストだって事でよろぴく」

「「はーい」」

 

あ、G28と返事が被った。どこか似たところがあるのかな…?よくわかんない。

こっち向いて笑顔を浮かべてるんじゃなーい…ホントテンション高いなー

 

 

――――――――――――D08地区前線・朝

 

 

「小隊長とかも特に決まってなかったけど…」

「フン、しょうがないから私が指揮を執ってあげるわ」

「兎に角やれることをやっていきましょうね!」

「指揮官、見てて下さいねー!」

 

このグダッグダであるよ…指揮はわーちゃんが執ることになった。

ダミーには散開させてカバー範囲を拡大RF人形ばっかりでの行動だしねー…

お兄ちゃんは特に小隊長なんて要らないだろと言ってるけどね…各々の判断で別にアウトレンジから殺せるだろう?ってさ。

さて…目下一番の心配はG28だけど…大丈夫かなー?意気込みは良いんだけど。

カスタムはバーティカルグリップにバイポッド、ライフルスコープ…一番オーソドックスなアセンブルだね。

16インチバレルだし取り回しは良さそうなのよね…羨ましいと思ったり。

 

超意気込んでるけど敵が来るとは限らないからね?この地区平和よ?

ジョークでも何でも無く本当に平和なんだからね…?

まぁ敵が来ないとは限らないし…索敵の手は緩めていないけど。

 

「WA、敵影発見…3時の方向」

「了解、全員構えなさい!」

「了解」

「りょうかーい!G28の実力見せてあげるよー☆」

 

M14以外は二脚を立ててから伏せて狙撃の態勢を作り上げる。M14は膝立で構えている。

戦場に華クソも無いけど…狙撃手が揃った場合の戦場っていうのを見せてあげましょう…

スコープの先に映る小さな小さな的達…精々足掻いてみなさいよ。

 

「用意…撃て!」

 

小隊長の号令が降りた…あとは私達の意思が奴らを殺す…

ん…ダミーも敵を発見した様子…同じく狙撃開始したらしい。

じゃ、私達が負けていられるもんですか…ちゃっちゃと片付けちゃうよー

 

「あぃだっ」

「G28?」

「ぐぉぉぉぉぉぉぉ…」

 

小さい悲鳴にそっちを向いたらG28が顔面抑えてのたうち回っていた…何してるのかと思ったけど…

いや、痛覚切りなさいよ…人間じゃないんだから作戦行動にさっさと復帰しなさいって

ことの顛末は後で聞くことにしましょう、今は敵の排除を最優先。

敵の数は20…すぐに片付けられる。いや、もうM14とWAが排除し始めて数が減ってる。

 

「さっさと撃ちなさい!」

「分かってる」

 

WAに怒鳴られたが分かっている…相対距離観測、修正…発射。

静かな森林地帯にやかましい銃声が合計30発分響いた。

 

 

「で、G28…アンタ何してたのよ」

「なんか撃ったらスコープとゴッツンこしちゃってのたうち回っていたの、てへっ☆」

「てへっ☆じゃないわよ!」

「いったーい!」

 

銃の扱いもロクに出来てないじゃないのよ!こんなので前線に出されたらたまらないんだけど?

何がいけなかったかを知ろうともしないバカはどついてから…さてどう教育するか。

WAは我関せずで指揮官と通信して指示仰いでるしM14は自分の反省会で忙しい。

ったくもー教育は私がしろってことでしょう?泣けるわ。

 

「良い?アンタの構え方に問題があるの銃っていうのは撃ったら反動が来るのは分かってる?それを踏まえてスコープを覗く際はクリアランスを取りなさい」

「でもこれじゃ見づらくない?」

「それで慣れなさい、さっきみたく使い物にならないのなら考えものよ」

 

ちょっと構えさせて構え方の矯正をしていく。得物は私の姉妹品、構え方に関して言えば私流が通用する。

このポンコツ妹はスコープに目をべったりくっつけていた…そりゃ反動で目をやるわよ。

戦場で一々教えることが出来るこの緩い戦線で助かったわ…

これが激戦区だった日には教える間もなく破壊されてバックアップからのやり直しでしょうね。

新人3人そろってこうじゃないと良いけど…訓練を強く推進しておこう…

実質3人での戦線とかシャレにならないわ…指揮官の采配はちょっと間違えていたわね。

 

「むぅーこのままじゃ終われない!」

「意気込むのは結構だけど敵が来るとは限らないわよ…小隊長、警備に戻りましょ?」

「……指揮官からの命令もあったし、そうね。警備に戻るわよ」

 

指揮官へのアピールになると思った初戦が惨敗に近いから挽回を狙ってるんでしょうね。

でも悲しいかなこの地区は平和よ…所詮は若い新人指揮官に任される地区なんだから…

さて、という訳で部隊は再び警備に戻ることに。

 

G28、残念だったわね今日の警備ではもう敵に遭遇することは無かった。

 

 

――――――――――――D08基地司令室・昼

 

 

「さて、今回の出撃…なにか言うことは?」

「思いつきで行動したのは悪かったと思う」

「お兄ちゃん…反省してね、ふんっ!」

「たわばっ!」

 

久しぶりの鉄拳制裁というかビンタだけど…ぺちーんとぶっ叩いた。

お姉ちゃんなら絶対ぶん殴ってただろうけど…反省してなさそうだけどね…

張り倒してもすぐに復活してるし…見慣れたけど気持ち悪い復活速度だよ。

 

「兎に角、新人は戦場に立つに値しないぺーぺーの可能性が大です。射撃訓練だけでもさせるべきだと具申します」

「そうだよなぁ…折角作った射撃場使わない手はないしな」

「あとね…何のための戦術データ蓄積だったのかなー?」

「あ…」

「あっ…じゃないよー?」

 

このポンコツ指揮官忘れてたね?もう一発ビンタ貰っておく?流石に私もおこだよ?

本当に取り敢えずで実戦投入しやがったな…というかも一発ビンタ食らわせる。

 

「まった417」

「許しは請わないよ?」

「ビンタならそのおっぱいでやってくれ」

「……」

 

このド変態め…度し難いなぁ。

したかどうか?全力でしてあげたよ。幸せそうにノビてくれたよ。

 

 

――――――――――――D08基地シューティングレンジ・昼

 

 

「というわけで突発ですが射撃訓練を行うわ、講師は私FALと」

「ステンMk-Ⅱと」

「WA2000が担当するわ、光栄に思いなさい!」

 

暇を持て余した戦闘狂達が挙って教官を買って出ていた。

物珍しさに見物客が集まってるのはご愛嬌。私はG28が失礼なことしないか心配で見てるだけ。

隣にはG36Cが座ってるんだけど…姉煩悩拗らせてるわ。

 

「はぁはぁ…家事全般完璧なのに銃の扱い下手っぴな姉さん…良い…」

 

などと申して鼻息荒くして居るものだからねぇ…

この手の撃つことに関して一番うるさいスペクトラはどうしてるかって?

過激派過ぎるからね簀巻きにして兵舎に叩き込んだ。

だってそうしないと新人が何をトチ狂ったかトリガーハッピーになられても困るし。

制御不可能な新人とか左遷待ったなしじゃないですかやだー

 

スオミにはステンがくっついてSMGのイロハを教えてる。

流石第1部隊の良心、丁寧に教えていてスオミも信頼を寄せて射撃に精を出している。

ただSMGの真価と言ったら自慢の耐久力と回避性能で前線で弾幕を張ること。

命中精度に関して言うと…まぁお察しの数値だけど仕方ないよね。

 

G36にはFALが教え込んでいるけど…FALが性能良すぎるんでしょうね、教えているレベルが高いんでしょう。

ちょっと困惑気味の表情が見えるぞ…レベルを合わせてあげてー半分くらいしか理解してないと思われる。

あ、でも筋が良いのかそう悪くない姿勢で撃ってる…ヒットスコアはまぁ及第点じゃないかな?

問題はどの部隊と主に組まされるかなんだよね…暫くはFALと組むのかな?

 

さて、戦場でちょっと教えておいたG28だ…この子がまた曲者だ。

すぐに我流の構え方をしようとしてわーちゃんにキレられてる。

ヒットスコアは悪くないけど…距離が距離だからねーちょっと当てにならない。

これ教えるの私が買って出たほうが良かったかな…一応身内みたいな物だし…

あーダメダメ教えてもらってるのにそんな態度しちゃったら怒られちゃうでしょー…

不安的中だよ…思いっきり失礼なことしてるし…後でわーちゃんの好物作って持っていかないと。

いちごのババロアだっけか…面倒が重なるなぁ。

 

お姉ちゃん達が帰ってきたら誘って一緒に作ろうかな…

あ、そうだ…一番良い教え方があるかも…

 

「WAちょっと失礼…G28、ちょっとその銃貸してみ?」

「ん?417どうするの?」

「まぁ見てなさいって…銃の扱いっていうのを見せるから」

 

結局私が実践、わーちゃんが補足や座学的な所を担って教え込むことになった。

ちょっとは姉として見てくれても良いのよ?締めにもう一回担がせて撃たせることに。

 

「そのキレイな顔をぶっ飛ばしてやる!」

「ヤメロォ!!」

 

おい間違ってもストックは肩に担ぐな、銃がすっ飛んでいくぞG28ィ!!




ちょっとスランプ気味っすかねー…もっとぶっ飛んだ妄想が降りてきたら良いんですけど…
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