元はぐれ・現D08基地のHK417ちゃん   作:ムメイ

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(あとここで言ってる416は404の416じゃ)ないです。よろしくおねがいします。

おっぱい。


Day5 ブチギレアームロック「むしろご褒美?」

はぁい、急速に女の子になってるのを実感していて顔が青い417です。

もう口から出る言葉が女の子言葉になってるし所作も416ベースの物になってしまっていた。

スコーピオンに大丈夫?と聞かれてしまう程にだ。

吐きそう…もう吐かないけど。

 

軽く説明して416じゃなくて417だと言って装備とかも見せた。

まぁすごーく疑いの目を向けられたけど納得してもらえた。

エッチング処理の情報を見てもらえたらしい、わぁ便利。

ついでに行動ログを提示、めっちゃ驚かれた。

くっそ人間臭い上に戦略まぁそれなりに出来てたのがビックリなんだと。

ただG36Cとか取り回しがいい物とかが転がってる中で迷わずHK417-20を取りに行ったのはアホかと小突かれた。

てめぇ誰のお陰で無傷であの草原撤退できたと思ってんだ、あぁん?

 

「という訳でLostman…もといHK417です、よろしく。狙撃も完璧だから心配しないで」

 

「Striker3配下のM14よ、よろしく♪さっきの狙撃はすごかったね、後で教えて!」

 

「右に同じくGrMk23よ、センスのある狙撃だったけど…露出魔はNGよ?」

 

「何見てんのよ…私はUziよ」

 

SMG2にRF1、目役のHGか…悪くないのかも。

各人形の特徴は頭に入っている。弾幕を張って前線維持するSMG

小回りが利くHGが陽動、横合いからのちゃちゃ入れ。

RFできっちり殺す配置自体は良い…だったらなんであんな雑魚に遅れを取るのか…

あとMk23にきっちり露出魔じゃないと伝えた。(涙目)

 

「えっと取り敢えず417は私の配下に入ってもらうよ!

もうちょっと撤退したらランディングゾーンがあるからそこから基地まで撤退だよー

質問あるー?」

 

「鉄血は放って置くの?放置するのは危険だと思うけど?」

 

正直言えば引き撃ちしたら全滅させれる自信ある。

あと優秀な前衛が居たら負ける気しないけど。

弾薬だってまだ余ってるし…マグに弾を込めればさっきみたいにバスバス撃ち殺すけど。

放置する危険と撤退の安全を天秤にかけて質問をなげる。

 

「いやー、指揮官がHKを拾ったなら大戦果ってすぐに撤退しろって命令でさー…

あと放置はしないよー、罠を撒いて撤収、あとで戦力送って押し返す作戦だから」

 

「そう…」

 

多分だが第一部隊が駆り出されるのだろう…精鋭を送り込んで…って…

聞けばダミー2体連れられるのはエリートなんだとさー…はー…さようで。

ダミー人形のリンケージは最大で4まで出来る。これはスペック的に可能なのだ。

だがAIと体の最適化が追いついてないとダメダメなんだと。

まぁそうだよな、自分の体満足に動かせないのにラジコン動かせ?無理だろ。

 

取り敢えず今は私は…オイラは417として最大火力を振るおう。

あとUziがすごく羨ましい。だってブラしてるんだもん。

え、あれブラじゃなくてビキニだぁ?どっちでも羨ましいわ。

そういう意味ではMk23も羨ましい。ピンクのがちら見してる。くれ。

 

「欲しくてもあげないわよ?

そもそもサイズが合うと思って?」

 

「ぐぅ…」

 

しばらくは危機に怯えながらの運用かぁ…

というか視線バリバリバレてた、恥ずかしい。

逆にあっちは何見てるのか分からない…不公平だぁ。

 

「じゃ、移動するよー」

 

「はいはーい」

 

「ラジャー♪」

 

「ん、了解」

 

「Yes Ma'am」

 

こうしてわたs…オイラはStriker3小隊配下になった。

しかし遠足みたいだなぁ…と雰囲気を見て思う。

ドンパチしてるって感じじゃない…。良い事なのか悪い事なのか…

引率になったんじゃねーぞ…と内心愚痴りながら率先して遠方視察。

後方確認…と私ばっかり警戒してるじゃないの!

 

スコーピオンに苦情をあげても平気平気って…めっちゃ疲れる。

能天気もここまで来たら天下一品ね。目覚めた時のお前だ?

な、なんのことかしらー?

とか思ってたらまぁ…()()()()()()

 

「…後方コンタクト(お客さん)

 

「え、マジ?」

 

相手は猛烈な勢いで突っ込んでくるイノシシ。

後方確認した所蟻が徒党を組んで迫っていた。

数は21…思わず嗤いが浮かぶ。

うなずいてからスコープを覗く。

隣でM14も同じく展開…的が小さいとぼやいて居るがそのスコープ倍率低いぞ。

有効射程はどっこいでしょうけど…私が先に戴くわ。

 

「じゃあ417のタイミングで撃って!

あたしとUziで前線を維持するから」

 

ダンッ!ダンッ!ダンッ!

 

「え、早ぁ!?あたし達も急ぐよ!」

 

「ちょ、ちょっと位待ちなさいってばー!」

 

「いきなりの発砲はどうなのかしら?」

 

いきなりの発砲御免遊ばせ、もう射程なの。

急いでスコーピオンとUziが出ていく。

そのカバーにMk23が行って前衛はこれで良いだろうさ。

片膝立ちで先日の失態から射撃を最適化して…

並んだ蟻に3射。貫通していく7.62mmNato弾は一発で2キルを献上した。

残りの二発もきっちり当たって有効打。

しかしそれでこちらに気付いたのか速度を上げて突っ込んでくる。

 

ダンッ!ダンッ!

 

「チッ…」

 

焦るな、私は完璧なんだから…

まだ私の距離、1発のミスがなんだって言うのよ。

 

ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!

 

炸裂音が響く、薬莢がはじき出されて地面にカラカラと音を立てて落ちる。

まだ命中率は100、そう完璧なんだから…落ち着きなさい、私。

スコープ越しに睨む…撃つ。

…結局1マグ使い切ってもキルは10に留まった。

M14は射程に入ると猛烈に撃ち込んで5キルを献上。

 

「コンタクト!」

 

「どれどれ…嘘でしょ」

 

無線機越しに前衛のMk23の張り詰めた声とスコーピオンの間抜けた声が聞こえる。

どうよ、かなり削ってやったでしょ?

 

「リロード、すぐに片付け…んもぅ!」

 

「どうしたの?…あっ」

 

また事故よ、また事故よ!!あぁん、ひどぅい…

掴んだマグを落っことすわ最悪、隣のM14も察して目を背けてくれた…

……また事故ったおかげで取り乱してヒットレートは100が72%になりました。

もうやだ、またボロ布羽織りたい。

 

 

「いやー417がすごく優秀で助かったー♪

というか良く気がついたねー」

 

「逆に言うけど…あんたら双眼鏡の一つや二つ持っておきなさいよ…」

 

こいつらフィジカルスペックに胡座かいてやがった。

後でみっちり教育しないといけないなっ!(半ギレ)

 

 

想定外の…?いや、想定内の接敵はあったけど無事にランディングゾーンに到着。

程なくしてヘリコプターがやってきて私達を拾って離脱した。

あぁ…今人に囲まれてようやく一安心って感じでほぅっと胸を撫で下ろす。

 

 

 

――――――――――――D08地区前線基地・飛行場

 

ヘリボーンには恐らく連絡を受けていたんだろうI.O.P職員が待ち構えていた。

まぁ私のチェックだろう、非正規なエッチングに不良ロットのオリジナル化。

調べたいことだらけだろうなぁ…いかにも(マッドサイエンティスト)なヤツばっかり。

すごく嫌だけど特に抵抗することも無く私は連れて行かれ基地の工廠でチェックを受けた。

 

結論

この義体と同じ義体を3つ用意する。それだけ最適化されてる。

アタッチメントがガバガバだったのでそれの更新、あと専用でサイドレールバイポッドを用意。

見せブラを用意するから諦めろ。あと製造責任者に厳重注意。

義体の再調整も行う。

 

これで私は完璧ね。

 

416のダミー人形と並べると身長が0.8倍に胸が当社比1.2倍

それを放置した責任者も責任者よなぁ…まぁお陰でわた…オイラは生きている。

運命とは数奇なものね。

検査後解放されて今度は司令室へと連行された。

 

「貴方が指揮官?私はHK417…それなりによろしくおねがいします」

 

「キミがHK…ほぉ、ダミーとは思えんな?

さて、改めて聞かせてもらおうか」

 

まぁ調べられた事は全部上がってるわな。

身の上と情報は全部吐かされた。

はぐれとは言え無断でI.O.Pの施設を使った事を追求されてネチネチと嫌味を言われた。

どうも気に入らないわ…生きるのに必死だったと伝えたのに。

 

「まぁ貴様は優秀な様だし置いてやろう。

ついでに副官にでも「オイ」む?」

 

「ふぅぅぅぅ…一つ、私は今から指揮官に手を挙げる

二つ、生きるためと言って勝手に行動し施設を使用した

三つ、私はまだ言ってない事がある。

私は罪を数えたわ。」

 

「待て、三つ目、おぉい?」

 

それが貴様の地だな?お前の罪を数える番じゃぁぁぁ!!!!

417選手、有ろう事か指揮官に飛びかかる!!

右腕を取ってそのままアームロックだ!

おっぱいがグイグイと押し当たるがそれを感じ取る幸せは無いだろうッ!

 

「がぁぁぁぁ~~~~…!」

 

「別に貴方の部隊に入らなくてもいいのよ?

ただね、貴方が統括する前線が崩れるといけないの

あと、貴方の指揮の杜撰さと戦力把握がなってないから教えるのよ

今から きっちり ねっ…!」

 

そのまま折りに行くかと思いきやスパーン!と床に叩き落とす。直投げ(CQC)である。

見下ろす417の眼は生ゴミを見るような眼であった。

 

「おぉ揺れる揺れる。これが噂のブルンバスト(ショックブロウ)…ふむ白か」

 

「あ"ぁん?」

 

追撃でストンプした、でもピンピンしていた。

返答は変態であったからだと。変態怖いなぁ。

あと暴力もお咎め無しだった、嫌味はただの悪ふざけだったらしい。

 

もうやだお家かえる。お家ここだわ…




こうしてはぐれ人形HKは指揮官の元に来ました。
もう女の子女の子してるって?
本当かなぁ…?(ぐにゃぁ…)

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