私は孤児になった。
一人の天災が造り出したマルチパワードスーツ『IS』(インフィニット・ストラトス)
これにより、社会的パワーバランスが一変し、女尊男卑が当たり前となった。
私の父親は女尊男卑の犠牲となり、母親は女尊男卑から父親を守るために共に殺された。
残された私に出来るのは、細々と生きる事だけだった。
しかし、私は胸に誓った。
「私はそんな世界認めない」
.
.
.
???「皆さん始めまして。このクラスの副担任をする事になりました、山田真耶と申します」
私はIS学園にいる。
ISの適性試験により適合反応が出て、入学する事となった。
当たり前の事だが、この学園には女子しか居ない。
...はずだった。
真耶「えっと...自己紹介が『あ』から始まって、今『お』の織斑君の番なんだよね...。その、してくれればいいなって...ご、ごめんね?したくないなら...」
私が目を向けると居るはずがない男子生徒の姿があった。
???「お、織斑一夏です!」
真耶「...えっと、他には?」
一夏「以上です!」
すると、一人の人物が織斑君の頭を叩いた。
???「自己紹介もまともにできんのか、馬鹿者」
一夏「げぇ!千冬姉!」
千冬「学校では織斑先生だ」
真耶「先生、もう会議は終わられたんですか?」
千冬「あぁ、山田君。クラスへの挨拶を押し付けて悪かったな。諸君、私が担任の織斑千冬だ。君たち新人を一年で使い物にするのが仕事だ」
織斑先生が自己紹介をすると女子生徒の歓声が響く。
千冬「はぁ...。よくもまぁ毎年、これだけ馬鹿共が集まる事だ。私の所だけに集まる様にしているのか?」
織斑先生の激励により、クラスは落ち着きを取り戻し自己紹介が続けられた。
やがて、私の番になり自己紹介する。
「時花茅(ときはな・かや)です。ISは初心者ですが、宜しくお願いします」
.
.
.
.
.
休み時間。
私が予習しているとクラスが騒がしくなっていた。
織斑君と一人の女子生徒が何か言い争っている。
私は彼女を知っていた。
『セシリア・オルコット』
オルコットさんは、首席で入学したイギリスの代表候補生。
私も入学試験では普通科目ではトップの成績を出したが、IS関連の試験ではお世辞にも良いとは言えず、ISを重視しているこの学園では首席になれなかった。
私は、二人の言い争いを止めるために割り込む様に話に入った。
茅「初めまして、セシリア・オルコットさん」
セシリア「あらっ、貴女は時花茅さん。確か、普通科目で全教科トップの...」
茅「えぇ。でも、ISは素人なものでして、オルコットさんに首席を取られましたが...。もし宜しかったら、私にISを教えてくれませんか?」
セシリア「喜んで。私も貴女に興味がありましたの」
そして、休み時間終了のチャイムは鳴った。
.
.
.
千冬「再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないといけないな」
織斑先生が授業の最中、突然言い出した。
千冬「クラス代表者とは、対抗戦だけでなく、生徒会の会議や委員会への出席など...まぁ、クラス主と考えても貰って良い。自薦他薦は問わない。誰かいないか?」
それを聞いた女子達は、一同に織斑君を指名し始めた。
一夏「ちょ、ちょっと待った!俺はそんなのやら...」
茅「先生」
私は、立ち上がった。
千冬「なんだ、時花?誰かを推薦するのか?それとも自薦か?」
茅「私は織斑君をクラス代表者にする事に反対します」