私は、全身包帯巻きで登校した。
亡国機業と名乗る不審者から受けた傷はかなりの重傷だったが、一人部屋を与えられてる分だけ余裕があった。
あの事件は秘密裏に処理され、私はISの暴走事故に巻き込まれたという形で事件は終わった。
しかし、何も知らない生徒は、
「時花茅がISを諦め切れずに無理に動かそうとした」
「織斑君のロッカーに爆弾を仕掛けて誤作動を起こした」
と噂をしていた。
私はそんな噂をよそにいつもの日常を過ごしていた。
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休み時間。
私は、織斑先生に呼ばれた。
織斑先生に付いて行き、一室に案内された。
そこには、織斑君と山田先生が居た。
話を聞くと、織斑君とデュノアさんがIS用装備の護送任務の際に、戦闘トラブルが発生した。
大した怪我はなく大事にはならなかったが、一つ問題が発生した。
ISの量子変換が不調を起こして織斑君の武器、零落白夜を実体化させる事が不可能になった。
原因はまだ不明らしい。
茅「それと私が呼ばれた事と何の関係があるんですか?護衛であれば、更識会長の方が適任でしょう」
千冬「それは理解している。お前に頼むのは、織斑をしばらくお前の管理下に置いて欲しいと言う事だ。白式が完治するまでこの一件は出来る限り内密にしておきたい」
早い話、私は虫避け役に任命されたという事だった。
千冬「私はお前を信用しているが、強制ではない。どうする?」
言うまでもない。
茅「分かりました、一つ条件があります。白式の量子変換が不調になった原因、それが解明できたら私にも教えて下さい」
千冬「良いだろう。約束する」
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放課後。
織斑君が女子生徒に囲まれてる中、私は織斑君を引っ張り出しこう言った。
茅「織斑君はこれからクラス委員としての大事な仕事があります。皆さん、退いて下さい」
私は織斑君を無理やり連れて、教室を後にした。
私は、織斑君を自室に連れ込んだ。
他の場所では女子生徒の目があり、何かの拍子で織斑君を連れて行かれる恐れがあったからだ。
私は部屋の鍵を掛けて誰も入れない様にした。
一方で織斑君は私の部屋を見て驚いていた。
私の部屋は、一組の副委員の仕事と生徒会の仕事の書類が山積みになっていたからだ。
私は比較的処理が簡単で間違ってもすぐに修正できそうな書類を織斑君に渡した。
茅「織斑君、この書類の処理をお願いします。クラス委員として連れ出しましたが、後々何を聞かれても良いように仕事だけは行って下さい」
私と織斑君は室内で雑務を淡々と行っていた。