修学旅行。
新幹線の中で私達の学年が楽しそうに騒いでる。
私は一人窓際の席で目的地の地図を見ながら過ごしていた。
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真耶「皆さん良いですか?この後は各班ごとに自由行動になりますからね」
千冬「夕方の寺院の拝観は集団行動だ。その時間までには現地に集合する事。分かったな?では、解散!」
私は自分の班のメンバーにこう言った。
茅「皆さん、私は別行動をします。何か聞かれても全て責任を押し付けて構いません。では失礼します」
私はそう言い残し、地図を片手に去って行った。
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私には確信があった。
この修学旅行でも必ず事件が起こる。
問題は、時間と相手だった。
前回のタッグトーナメントは私の予想反して早く事件が発生した。
それが、偶然なのか相手の都合なのかは私には分からない。
私は地図を片手に、戦場にしても問題ない場所を探し、その地理を調べようと急いでいた。
次に相手である。
無人機か亡国機業または別の誰かが来るかも分からない。
しかし、無人機の可能性は低いと推察していた。
無人機を街中で使えば世界が大きく動く恐れがある。
とすれば、亡国機業がやって来る可能性が高い。
亡国機業の襲撃はいわばアクシデント。
白式を狙うために隠密で事を済ませるため潜っていたが、私の奇襲を受けてやむおえずISを展開する形となった。
しかし、今は修学旅行でIS学園による守りはない。
この千載一遇のチャンスに白式を狙わないわけがない。
だが、亡国機業の狙いは専用機であり、ISを動かせない私を狙うのかと言うと普通はありえない話である。
だが、私には分かる。
私と戦った巻紙という女。
あの女は専用機を持っていない私でも殺しに来るだろうと。
巻紙は直情的で味方の命令すら反抗していた。
私から傷を背負わされた事にプライドが傷付けられたまま、私にはもう何もしないと言う事はありえない。
彼女には『時花茅を自分の手で殺す』と言う信念があるはずだから。
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夕暮れ時。
私はこの森林の中で静かに待っていた。
???「よぉ、久しぶりだなぁ」
私がその声に振り替えると、ISの姿が見えた。
顔は見えないが、ISと声には覚えがあった。
私は通信機を出し、助けを呼ぶ素振りを見せた。
巻紙「無駄だ。今、エムとスコールが他の専用機を相手にしてる。お前を助けに来る奴なんか誰もいねぇよ!!」
私はその言葉を聞いて走り出した。
巻紙「逃がすかよ!今度こそ殺してやる!!」
今回は、逃げるつもりも助けを呼ぶ気も最初からなかった。
負ければ今度こそ確実に死ぬ。
しかし、私はもうISに負けたくない、篠ノ之束の世界に縛られたくない。
「私はそんな世界認めない」