私の攻撃でクロエ・クロニクルは完全に身動きが取れなくなった。
私の靴は床を思いっきり叩けば周囲にIS量子を分解させる成分を発生させるが、人体に攻撃を加えれば相手にその成分を直接打ち込む事が出来る。
生体同期型ISであるクロエ・クロニクルに直接IS量子分解を打ち込んだ事で全身にダメージを与える事に成功した。
その代償として、前回クロエ・クロニクルから受けた傷が開き、私も身動きが取れなかったが勝敗は決した。
束「くーちゃん!!」
篠ノ之束がセキュリティーセンタに到着し、クロエ・クロニクルの様子を見て叫んだ。
クロエ「ごめんなさい...束様...。失敗しました...」
篠ノ之束は激高し、私に攻撃を仕掛けた。
その攻撃は零落白夜同様に絶対防御を貫通し、私を殺そうとする物。
空気中にあるIS量子分解する成分はすでに効果を失い、私は身動きが取れず、その攻撃を受けるしか道がなかった。
セキュリティーセンターの中で鮮血が飛び散った。
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私への攻撃は急所を外していた。
織斑先生が私を庇って攻撃を受けたからだ。
茅「織斑先生!!」
織斑先生は、私を庇い篠ノ之束の攻撃を急所に受けた。
教員部隊がセキュリティーセンターに向かってる事に篠ノ之束が気づくと、瀕死のクロエ・クロニクルを抱えて逃げ出した。
私は織斑先生に必死に呼びかけたが、溢れる血を止める事が出来ず、救援を待つしか出来なかった。
千冬「...いいんだ。これは全て私の責任...。そのせいでお前が...」
茅「違います!先生は何も悪くない!!」
私は織斑先生に言い続けた。
私の人生が壊れたのは、篠ノ之束のせいであり、織斑先生のせいではないと。
織斑先生は私にだけ聞こえる様に言った。
千冬「...白騎士は私だ」
織斑先生はそう言い残して、救援部隊に運ばれて行った。
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白騎士。
かつて、篠ノ之束と共に世界へISの力を証明した正体不明のIS。
政府も長年正体を探っていたが、未だに掴めずに謎になっていた。
それは、私の復讐相手でもあった。
私はこの学園に来てからも白騎士の正体を探ったが皆目見当が付かずだった。
私は白騎士に対する復讐心と織斑先生への心配で延々と気持ちが混乱するしかなかった。
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次の日。
HRが始まった。
一夏「山田先生!千冬姉は大丈夫なんですか!!」
皆が知りたがっていた事実を織斑君は真っ先に聞いた。
真耶「その事で...皆さんに大事なお知らせがあります...」
クラスは沈黙になり、山田先生の言葉を聞いた。
真耶「織斑先生は...お亡くなりになりました...」