私はそんな世界認めない   作:HTNN

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第3-1話

「ねぇ?あの噂聞いた?」

 

 

学年別タッグトーナメントの開催告知後に一つの噂が流れた。

 

 

「今月のトーナメントで勝つと、織斑君と付き合えるんだって!」

 

 

普段、噂話を気にしない私だが、この話に関しては怒りを覚えた。

 

私は、織斑君が誰と付き合おうと興味はない。

 

しかし、彼の意思を無視するばかりかトーナメントの賞品として扱い、士気を上げようとするのは許せなかった。

 

 

千冬「席につけ。HRを始める」

 

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真耶「今日はなんと、転校生を紹介します」

 

 

一人の生徒が教室に入って来た。

 

 

???「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。皆さん宜しくお願いします」

 

「「「お、男?」」」

 

シャルル「はい、こちらに僕と同じ境遇の方が居ると聞いて本国より転入を...」

 

 

クラスが歓声に包まれた。

 

 

千冬「騒ぐな。静かにしろ!」

 

 

織斑先生の一喝で皆は口を閉じた。

 

 

千冬「今日は二組と合同でIS実習を行う。各人は着替えて第二グラウンドに集合。それと織斑。デュノアの面倒を見てやれ。同じ男子同士だ。解散!」

 

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二組との合同実習。

 

山田先生が訓練機を身に着けて登場した。

 

織斑先生は、オルコットさん・凰さん vs 山田先生 の二対一を行うと言った。

 

 

セシリア「あの...二対一で?」

 

鈴音「いや、流石にそれは...」

 

千冬「安心しろ。今のお前達ならすぐ負ける」

 

 

オルコットさんと凰さんはその言葉にムッとした。

 

私もそれは言い過ぎだと感じた。

 

オルコットさんと凰さんは私も戦った事があるが、一度も勝った事がない。

 

二対一だけではなく『専用機二体』対『訓練機一体』だ。

 

普段の山田先生を見ているがドジで気が弱く、入学試験で自滅したと聞いていた。

 

私は山田先生のIS技術から大した事は得られないだろうと思っていた。

 

しかし、その考えはすぐに間違った物だと気付かされた。

 

私は、その試合に魅了された。

 

私が一度も勝てなかった彼女達を無傷で倒したのだから。

 

 

千冬「教員の実力は理解できただろう。以後は敬意を持って接する様に」

 

 

私はその言葉で我に返り、無意識に垂れていた涙を急いで拭いた。

 

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その日の夜。

 

 

一夏「はぁ~、男同士ってのは良いもんだな...」

 

シャルル「一夏はいつも放課後にISの特訓してるって聞いたけどそうなの?」

 

一夏「俺は他の皆から遅れてるからな」

 

シャルル「僕も加わって良いかな?専用機もあるから役に立てると思うんだ」

 

一夏「あぁ!ぜひ、頼む!」

 

シャルル「任せて!...でも一夏は凄いね、クラス委員長までやってるんだから。よく頑張ってると思うよ」

 

一夏「いや、クラス委員長の仕事は、俺はあまりやってないんだ。副委員長が居て、そのおかげで少し余裕があるんだ」

 

シャルル「副委員長?」

 

一夏「今日の合同実習でシャルルのグループに居た時花茅って子だよ」

 

 

僕は、一夏の聞いた彼女の特徴から一人の女子生徒を思い出した。

 

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