・この作品は投稿主の気まぐれとキャラ愛でできています。
・読む際は絶対に真面目に読まないでください 気楽に読むのがちょうどいいです
・三国志演義を元にしてますがそれと異なるところがあります 敢えてやっているのでご了承ください
・タグは出来れば見ておいてください
時代の名前は「花丘川」
舞台は花咲という国
世は戦乱の世を迎えようとしていた。
そんな世の中を救おうと、世界平和を掲げて民衆の心を掴んだ少女が居た。
「いくわよー!世界を笑顔にー!!☆彡.」
その名は『こころ』
民衆は彼女に共感し、頭に黄色い熊のミッシェル頭巾を被って各地で反乱を起こした。
その風貌から運動に参加している者達は「ハロハピ族」と名づけられた。
頭領こころに共感する民衆は爆発的に増え、ハロハピ族の増加とこころ軍討伐の兵を集める為、朝廷は各地に義勇軍を募った。
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花丘川184年
「おじさん!ありがとう!」
村の道具屋から出てきた少女は明るい声を響かせ鼻歌を歌いながら道を駆ける。
「香澄ちゃん今日も元気だねえ」
「うん!天気も良いし!毎日がキラキラドキドキだよ!」
香澄は満点の笑顔で今日もわらじを売るために村を回っていた。この仕事をはじめて3年、持ち前の笑顔と元気を振り撒いて村という村を旅してきた。
「あ!ごめんなさい!大丈夫ですか...?」
ちゃんと前を見ていなかったせいか武器商人の馬車と一緒に歩いていた人に当たってしまった。
「うん、大丈夫だよ。ただ、前はちゃんと見ておかなきゃね」
それは大きな薙刀を持った少女、見たところ護衛をしているようにも見えた。
「はい!すみません」
「ははは、元気だね。次からは気をつけるんだよ」
それだけ言って馬車と少女は行ってしまった。
(さっきの人の持ってる剣......ちょーかっこよかった!!!)
香澄は上機嫌でまたスキップしながらわらじ売りを再開した。
〜数十分後〜
「おいおい!酒がねえじゃねえか!もっと持ってこい!」
「あ...有咲様!飲み過ぎです...!少しは控えてください!」
「うるせえ!もっと持ってこーーーい!!」
たまたま通りすがった酒屋から物凄い怒鳴り声が聞こえてきた。どうやらお客さんが酔って暴れている様子。
「うわぁ...ちょっと怖いなー」
香澄は苦笑いでじりじりと酒屋から離れた。こういうのは関わらない方が吉だ。
(いろんな人がいるなー、ああいう人は怖いけどちょっと楽しい!...お腹空いたよぉ〜)
ギュルギュルと腹の虫が鳴る。とは言ってもまだ昼ご飯には早い時間だ。
「香澄ちゃん、腹減ってんなら味見ついでにこいつ食べな」
食材屋のおっちゃんが肉まんを1つ差し出す。香ばしい匂いに香澄はそれを飛びつくように受け取りもしゃもしゃと食べ始めた。中身はふわふわで肉汁がとてもジューシー、とっても幸せだ。
「ありがとうおっちゃん!めっちゃ美味しい!」
「いいってことよー、またいつでも寄りな」
「うん!」
腹も満たした香澄は近くの集落を回って、また村へと戻った。稼ぎなんてほとんど無かった、そもそもわらじなんて今どき売れやしない。
「今日も売れ残っちゃったよ〜...」
仕方ないこととはいえ、お金も無いし家もそこまで名家という訳では無い。成り上がりは難しかった。香澄は今日も冷える夜を馬小屋に侵入し、藁を毛布替わりに寒さを凌いだ。
ーーーーーーーそ し て 翌 日ーーーーーーーーー
朝起きていつも通りわらじを売るために村を回ろうとした時、村の入口に何やら人だかり。
「おはよー!みんなー、どうしたの?」
人だかりの隙間から何を見ているのかを確認すると何やら立て看板を見ているようだ。
「よお香澄ちゃん、どうやら朝廷の奴らが義勇軍とやらを募ってるらしいんだ」
昨日肉まんをくれた食材屋のおっちゃんが親切にも教えてくれた。義勇軍とはなんだろうか?香澄はぽかーんとして頭に?が9つくらい付いた。
「わっはっはっは!そんな顔するなよ香澄ちゃん、義勇軍ってのは俺たちみたいな平民の中から勇気のある奴らが集まる兵士のことさ。まあ言ってみりゃ平和のために戦場で死ねるお節介を集めてるってわけよ」
「へえー!つまり兵士になれるってことなのね!」
「まあそういうこった」
戦場で活躍して名のある将になれば軍を率い、ゆくゆくは国を持つことができる。そうなれば今の貧乏生活なんかとはおさらばだ。
「私!義勇軍に入る!」
晴れ渡った空いっぱいに拳を突き上げた。こんなにわくわくするのはわらじ売りの為に家を出た時以来だ。そんな香澄に1人の少女が声をかけた。
「あら、君は昨日の元気な子だよね」
「あー!昨日の薙刀の人!」
「そうです私が薙刀の人でーす」
気さくに挨拶を交わす2人の元にもう1人の少女が現れる。
「なんだぁ?朝っぱらからこんな所で何やってんだ?」
その少女が来た途端、看板の前に集まっていた村の人たちは蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
「おん?義勇軍?なんだなんだ面白そうじゃねーか」
「あなたも義勇軍入るの?」
香澄はその少女に臆する様子もなく声をかける。
「あぁ?そうだよ、私はつええからな!戦場で敵兵だろうがハローハッピーな頭領だろうとぶった切ってやんよ!」
「たはは...ハローハッピーはちょっと違うと思うなー」
3人は話をするうちに意気投合し、すっかり話し込んでしまった。そんな時に邪魔が入ってしまう。
「は...ハロハピ族だァァ!!!」
道の向こう側からこちらへ逃げるように走ってくる1人の男、その奥には十数人の黄色い熊のミッシェル頭巾を被った男と女達の集団が向かってきていた。
「あん?なんだぁ?あいつらが頭ハローハッピー集団か」
「言い過ぎじゃない?えっと...そういえば名前聞いてなかったね」
「私は有咲ってんだ、お前らは?」
「私は沙綾」
「香澄でーす!」
こんな時だったが3人はのほほんとした雰囲気でお互いに自己紹介をした。だが敵はそこまで迫ってきていた。
「ってぇ!こんな時に自己紹介なんてしてる場合じゃねーっての!」
「それもそうだったね、2人とも準備はいい?」
「私がいっちばーん!一番手柄が少なかった人は今日の夕飯代奢りねー!」
「ちょっと!それはずるいよ!」
「てめぇー!ふざけんな!ルール違反だろうが!」
〜数分後〜
「な...なんだよ...こいつら、つえぇ...」
3人はあっという間にハロハピ族を蹴散らしてしまった。村の人達は歓声で3人を讃えた。
「ふぅ...私は6人だけど香澄と有咲は?」
「私7人!」
「てめーらずりーぞ!私の獲物ことごとく横取りしやがって!4人だけしか仕留められなかったじゃねーか!」
「じゃあ有咲が奢りね!あー、動いたらお腹減ってきちゃった」
「あーりさ♪ご馳走になるね」
「はあぁぁぁ!?まじで私の奢りかよ!」
3人は夕方に村の近くにある有咲の家で夕飯を食べる約束をして各々自分の仕事へと向かった。
ーーーーーーーそ し て 夕 方ーーーーーーーーー
「ばーちゃん、ただいまー」
「おっじゃまっしまーす!」
「お邪魔します」
有咲の家はこじんまりとした民家だが、庭には立派な桜の木が満開の花を咲かせていた。3人はその桜の木の下で、食材屋で有咲に奢らせた食材と酒を並べた。
「ったく、てめーら少しは遠慮ってもんを覚えろ!明日の酒代無くなっちまったじゃねーか!」
「まあせっかくだしね?」
「ねーねー!このミッシェル最中おいしいよ!」
「まだ乾杯もしてねーのに勝手に食ってんじゃねー!!」
3人はわいわいと騒ぎながら食材を食べ尽くす。その様子はあたかも今日知り合った仲とは思えない。
「ねーねー、ふたりともー」
「どうしたの?香澄」
「私たちさー、ここであったのも何か運命だと思うんだよねえー」
「なーに言ってんだお前ー酔いつぶれてんじゃねーのかぁ?」
「いや有咲も顔真っ赤だし」
「せっかくだしさー、私たち姉妹の盃交わそうよー...えへへー」
「おー!いいなぁ!やろぜやろうぜー!」
「え?ちょっと2人とも......まぁいいか」
有咲と香澄はよろよろとした手つきで杯に酒を汲んでいく。そして3人は杯を持つと桜の木の下で掲げる。
「私たちー!ここに姉妹の盃を交わすことを誓いまーーす!生まれた時は違ってもー!嬉しい時、悲しい時、苦しい時はお互いに分かちあってー!死ぬ時は有咲も道連れにみんな一緒でーす!」
「勝手に道連れにしてんじゃねー!死んじまうだろーが!」
「あっははは!」
「私が長女で〜、沙綾が次女で〜、有咲は末っ子ね〜」
「ふざけんなぁー!勝手に決めてんじゃね〜!」
「あはははは〜!!」
こうして3人は、酔った勢いだけで姉妹の盃を交わした。
だが香澄と有咲は酔っ払っていたせいでそんなことを覚えているはずも無く、その事実は沙綾の口から翌日知らされた。
ここまで読んでいただきありがとうございます
わかる人は分かりますがここでは桃園の誓いを済ませたところまでです
そして今のところのキャラ紹介
香澄→劉備
有咲→張飛
沙綾→関羽
こころ→張角
良ければお気に入りやコメントで感想くれれば嬉しいです、やる気が出ます
それでは次回もお楽しみに( ・∇・)ワハー