基本的にキャラの人数に限界があるので実名の人物が出てきます。もし間違っていたりした場合コメント等で指摘をお願いします
とりあえず魏、呉、蜀に分かれた時にそれぞれの動きがわかりやすいようにシリーズ分けみたいなことしようかと考えてますん
桜の木の下での誓いの後、3人は義勇軍に参加する為に村で兵を募った。
すると香澄の呼びかけだけで近くの集落の人たちも集まり500人という人の数が集まった。
「何で香澄の所には人が寄ってくんのに私のところには1人も来ないんだよー!」
「有咲の日頃の行いが悪いからじゃない?」
「私が可愛いからだねー!」
こうして準備を着々と進める3人は偶然村に立ち寄った商人に気に入られ、武器を作ってもらうための資金を貰い、それぞれ武器を作った。
更に馬の手配もしてもらって、僅かな期間で張り紙にあった幽州へと赴くことができた。
幽州の太守である劉焉は3人を快く受け入れ、すぐにハロハピ族が陣取る近くの山を攻撃するように命じた。
「ったくよー!あのおっさん、良い人なのは分かるけど使い方荒いんだよ...」
「仕方ないよ有咲、私達は義勇軍として来たんだから」
愚痴る有咲を沙綾はやれやれといった表情でなだめる。ただそんな2人を他所に香澄だけはテンションMAXだ。
「やーーーっと私たちの初いくさだよ!沙綾!有咲!頑張ろうね!」
「うん、今日も夕飯代賭ける?」
「ううん!今日は夕飯当番!一番手柄が少なかった人が2人の分まで頑張るんだよ!ね、有咲!」
「なんで私がもう決定してるような感じになってんだよー!今日はぜってー私が勝つからなー!」
3人がわいわいと話をしているところへ劉焉の軍からの伝令が到着した。内容は指揮を香澄に任せ、劉焉は第二陣として後から合流するとの事。
「なんだよそれぇ!私達には前線で戦わせるくせに自分は後から来て楽しようってか!ふっざけんな!」
「まあまあ、落ち着きなよ有咲。その分私たちの手柄が増えるんだしいいじゃん」
「沙綾はどうも思わねーのかよ!あったまきた、ぜってーあいつら来る前に全員ぶっ飛ばして酒奢らせてやる!」
「その意気だよ有咲」
「よーし、みんな!頑張ってキラキラドキドキしよう!今日も私がいっちばーん!」
「ってまたかよてめぇ!作戦とかねーのかよーー!」
「私たちが前に出て敵を蹴散らすから、みんなは山から逃げてくるハロハピ族を捕まえて!」
香澄の号令と有咲の愚痴る声、沙綾の兵士たちへの指示で3人の初陣となるハロハピ族討伐戦が始まった。
香澄達は物凄い早さで山にいたハロハピ族を討ち取っていく。
「貰ったー!さーや!そっちにも敵行ったよ!」
「村で作ってもらった偃月刀凄い使いやすい!商人と鍛冶屋のおじさんには感謝しなきゃね」
「おい香澄!さっきから私の敵取るなぁ!」
そんな3人の様子にハロハピ族達は次第に怯えて逃げていく者が出てきた。
「なんだよあいつら...強すぎるっピ!」
「もうダメだァ...おしまいだァ!」
「っち...ここは逃げるにゃ」
しかし逃げた先には沙綾の指示で道を塞ぐ義勇軍、逃げようとしても次々に捕縛されてしまう。
結果、劉焉が到着した頃には既に戦いの勝敗は決していた。
「はー!楽しかったー!」
「やっぱりその辺のチンピラを相手にするより緊張感あったね、私死ぬかと思ったよー」
「こんな雑魚相手に死ぬわけねーだろ、それより手柄はどうだった?私は68人だ」
「私は86人だったよー!さーやは?」
「私は120人、今日も有咲の負けだね」
「嘘だろぉ...なあ香澄、ちょっとは慈悲で手伝ってくれよー...」
「有咲!頑張ってね♪」
「か〜す〜みぃ〜...!!」
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3人はその後も獅子奮迅の活躍を見せ、義勇軍の中でも一際強い3人組との噂が流れはじめた。
「へぇ...面白い人達がいるらしいのね」
それは同時に他の将から目をつけられる事も意味していた。
3人は功績を買われ盧植という将の元でハロハピ族の頭領こころとの直接対決の為、戦の準備を進めていた。そこで香澄は、自分の人生を変える1人の将との出会いを果たす。
それは自分たちの兵に指示を出していた時、他の陣から出てくる1人の少女を目にした。
(なんだろうあの人...雰囲気...?オーラ...?よくわかんないけど何か違う気がする)
明らかに他の将よりも存在感が違う。見た目からして義勇軍では無い、しかし大将という訳でも無さそうだった。
その少女は香澄の方に気づきじーっと見つめていた。
(あれは...?へぇ、みすぼらしくて何も考えてなさそうな顔してるのに天命は王にまで成り上がる資質を持っている...いつか私と剣を交える日が来るかもしれないわね)
香澄は見つめられていることに気づき首を傾げる。少し恥ずかしいが手を振るとその少女はぷいっとどこかへ行ってしまった。
(えぇー!?せめて声くらいかけてよぉ...)
香澄はガーンと肩を落とし指示を再開した。
その様子を3人の少女達が遠目で見ていた。
「千歌ちゃん、蘭ちゃん、さっきの2人...いい目をしていたね。きっと私たちの前に立ちはだかる人達だよ、よく覚えていてね」
「穂乃果姉さん、あのアホっぽい人も?私にはそうは見えないけど」
「蘭ちゃんは未熟だねー、まあ私もよく分かってないけど...でもほの姉がそう言うんならきっとそうなんだよ!」
「千歌姉さんは何も考えてないだけなんじゃ...」
「えへへー、バレた?」
「ほら、二人ともそろそろ私達も戻るよ。そろそろ準備が終わる頃だし、また麻弥ちゃんに怒られちゃう」
3人は仲睦まじく自分たちの陣へと戻って行った。穂乃果は振り向きざまに先ほど2人がいた場所を凝視する。その獲物を狙うかのような目は猛き虎を思わせる程の眼光を放っていた。
ーーーーーーーそ れ か らーーーーーーーーー
討伐軍はハロハピ族の抵抗を打ち破り、頭領こころの捕縛に成功した。
「もぅ!私は世界を笑顔にしたいだけよ!なんで分からないのかしら?悪いことなんてして無いじゃない!」
「はいはい、悪いようにはしないから落ち着いてね...」
頭領こころ自体は無害とされ、処刑は免れて一番功績が良かった穂乃果軍へ引き渡された。こうしてハロハピ族は残党を残しながらも壊滅し、僅かばかりの平穏が戻った。
討伐軍はその夜、戦の勝利を祝って宴を開いた。
「よっしゃぁ!飲むぞー!」
「有咲、飲みすぎないようにね」
はしゃぐ有咲と沙綾を香澄は近くの大きな石に腰掛け夜空を見上げていた。満天の夜空に輝く星は万華鏡を思わせる。そんな香澄に声をかける者が、
「こんばんは、横いいかな?」
少女は虎柄の着物を見に纏い、その手には酒瓶が1本握られている。
「ええ、いいですよ。......星、綺麗ですね」
「うん、そうだねー、江東でも見れるけどこっちで見る星もなかなかのものだよ」
「お姉さん名前なんて言うんですか?」
「私は穂乃果、あなたは?」
「香澄です!穂乃果さんはどうしてこの戦いに?」
「私は最近江東の地を収めててね、それで今回の戦の任に推薦されたの。香澄さんは、義勇兵だよね?香澄さんと沙綾さんと有咲さん、最近有名な三姉妹でしょ」
「えぇ?私たちそんなに有名なんですか!?」
「そうよ、知らなかったの?毎回何かを賭けて手柄を競い合ってるー..
.だっけ?今回の戦でも大活躍だったらしいじゃん」
「え、えへへ、楽しく戦うために私が咄嗟に始めたことなんですけどそれが恒例になっちゃって」
「いいねー、私達もはじめよっかなーなんてね」
2人が飲み語っているとそこに足音が近づく。
「ちょっといいかしら?」
「は、はい?」
「突然失礼するわ、私は友希那。私も混ざってよろしいかしら?あっちはちょっと暑苦しくて」
「友希那って...洛陽の?」
「そういうあなたは江東の虎、穂乃果さんね。噂はかねがね聞いているわ」
「あー!戦の準備してた時に私見てた人だよね?」
「あなたは...?」
「香澄です!穂乃果さんとはさっき知り合ったんです!」
「あぁ...確か同じ軍だったわね」
「忘れられてる!?」
「ごめんなさい...私人の顔を覚えるのは苦手なの」
「ふーん...?友希那さん、香澄ちゃんに興味あるんだぁ〜」
「そんなんじゃないわ」
後の乱世を揺るがす英傑3人は、夜空の元で酒を酌み交わした。
その後、香澄は中山国の警察官に任命され、人々に慕われていった。
友希那は済南の相に任命され、着々と内に秘めた野望の為の足がかりを作っていく。
穂乃果は別部司馬となり、涼州で起きた反乱を鎮圧してその名を広く知らしめた。
しかしそんな中で1人の女が朝廷で実権を握り、再び世を恐慌に陥れることになる。
ここまで読んでいただきありがとうございます
今回出てきたキャラの紹介
友希那→曹操
穂乃果→孫堅
千歌→孫策
蘭→孫権
麻弥→??(まだ秘密(✋٠∀٠)<デース)
※本来孫堅が父、孫策と孫権が兄弟ですが話的にわかりやすくするためここでは敢えて3姉妹にしてます
コメントをくれた覇王さん、ありがとうございます!
どんなコメントでも受け付けてますので、どしどしコメントしてくれると嬉しいです(ノシ・∀・)ノシ