ハイスクールDxD JOKER 〜禁断の果実をその手に 作:ナシカ30
前回の短い話から打って変わって長い話です。
ノリで書いてたらとりあえずここまで行けました。
今回も駄文ですがよろしくお願いします!
ではcase2どうぞ!
「ん゛ーー!さて行くとしようか」
月曜の朝、これは学生にとって辛いものである。しかしこれから5日間やってくる平日には学校があり、嫌であろうがなんだろうが学業に勤しまなければならない。
それでは少しハイジか登校するまでの話をしよう
時刻は5時、起きている者もいればまだ夢の中の者もいるだろう。ハイジは月曜と水曜はこの時間に起きて支度をし学校へ登校する。家を出るのは6時より少し前、寝ている兄貴に声を掛けてから出かける。
ハイジがこの時間に出かける理由は2つある。
一つ、朝は兄貴がうるさいから
去年の夏頃にいきなり兄貴が部屋に押し掛けてきて宿題を見せろと言ってきた、その時しょうがないと教えてやってからあいつは、毎日のように押し掛けて来たのだ。めんどくさくなって押し掛けてくる前に出かけるようにしてからはいつもこの時間に出かけるのが習慣になったのだ。
しかし最近反省したらしく頼んでこなくなったので二日だけに減らした。
そして二つ、新しいエウレカを探すためだ
ハイジが現在所持しているエウレカは5つ、リンゴ、蛍光紙、金槌、ルビー、そして磁針。
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エウレカ〔ペレグリヌスの磁針〕
13世紀ごろフランスのペトルス・ペレグリヌスと言う学者が、容器に入れた水の上に磁針を浮かせることで方位を図ると言うコンパスの原型を考えたらしい。
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このエウレカは使用者を求めるものへと導く力を持っている。探しものがあればその捜し物がある場所へと使用者を導くことが出来る。しかしこのエウレカが示すのは直線的な場所だけであって距離などは分からない。だからなかなか見つけることは出来ないのだ。
話はこの辺りにしよう、そろそろハイジが学校へ着くようだ。
「結局今日も収穫はなしか。さすがに歴史に残るような物をカンタンに見つけることは出来ないか、手元に5つあるだけで奇跡だな。」
窓際の自分の席で缶コーヒーを飲みながら独り言をこぼす。朝日が差し込み輝いて見える彼の水色の髪と目は、美しく輝いている。
「ハイジくんかっこいい!」
「キャー!いつも通り美しいわ!」
周りから女子の声が響く、彼は駒王学園の二大王子と有名だ。本人は知らないようだが。
ガラガラガラ
教室の扉が開きイッセー松田元浜の変態三人が登校してくる。何故かイッセーは浮かない顔だ、昨日は彼女とのデートだったというのに、
「おいイッセー、浮かない顔だな?なんかあっt『おーい席つけーホームルーム始めるぞー』おっと」
もうそんな時間か、仕方ない
「すまない時間か、何かあったなら後で話を聞こう。」
なんだこの違和感、朝は気づかなかったがいつものイッセーじゃない?この雰囲気どこかで感じたような……とりあえず後で考えるとしよう、今は授業だ。
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2限目終わりの休み時間
イッセーがこっちへ来た、松田と元浜も一緒だ。
「ハイジ、イッセーのやつ頭いかれちまったのか?」
「あいつ変なもの食べてないか?それとも紳士のDVDでも見すぎたのか?」
上から松田、元浜の順で聞いてきた。特にこの土日変わったことはおかしなことはしてなかったはずだが…
「ハイジ、天野夕麻ちゃんって覚えてるか?」
イッセーが深刻そうな顔で尋ねてくる。
天野夕麻…確かイッセーの彼女だったか?
それがどうしたというのだろう。
「覚えているが、それがどうしたのだ?」
ハイジが答えるとイッセー驚いたような顔で聞いてくる。
「お前は、覚えてるのか! だよな!」
イッセーの反応と周りの反応からして、おそらく天野夕麻のことを覚えているのが俺しかいなかったということだろう。
しかし有り得るのか?金曜あれだけ悔しがっていた松田と元浜が覚えていないなんてことが、そんな魔法みたいな事が………
魔法?まさかエウレカ!?この付近にはなかったはずだが…一応記憶関連の歴史についても調べておくか
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昼休み
チャイムが鳴り昼が来る。購買に行きいつも通りパンとコーヒーを買っていつもの場所、屋上へと続く階段に行く。屋上は立ち入り禁止で鍵がかかっているのだ。
「ハイジ先輩こんにちは」
「塔城か、こんにちはだな」
いつもの場所にいるいつもの後輩、
塔城小猫とは1ヶ月ほど前に知り合った。お互いに甘いものが好きということで話しが合い、こうしてよく昼食を一緒に取っている。
「ハイジ先輩っていつもリンゴ持ってますね。好きなんですか? 」
塔城が聞いてくる。確かに嫌いではない、しかしこれは好き嫌いではないだろう。
「なぜかリンゴが手元にないと落ち着かなくてな、だからいつも持っているんだ。
まぁ好きか嫌いかでいえば好きだがな。」
そうですかと軽く頷く塔城、そんな話をしているうちに昼休みが終わる。さて午後の授業だ
「ではまたな塔城、今度また甘いものでも食べに行こう」
「はい、よろしくお願いします」
塔城と別れて教室に戻る。午後の授業を受ければあとは帰るだけ、昼のあとは眠いが耐えるしかないか
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放課後
「イッセー、オレは図書館寄って帰るがイッセーはどうする?」
「あぁ、俺は1人で帰るよ。ちょっと寄りたい所もあるし」
やはりイッセーに元気がない、これは急いで調べた方が良さそうだな。
3時間ほど図書館で記憶に関する歴史を調べたが、有力な情報は得られなかった。これはまた後日調べるとしよう。母さんから夕飯だから帰ってこいと言われているしとりあえず帰宅だ。
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帰ってきて夕飯を食べた。兄貴はまだ帰ってきていない。結構悩んでいたし今日はそっとしておこう。
だが兄貴自身に何か起こっている可能性もある。明日は兄貴を観察することにしよう。
とりあえず寝る、おやすみ
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火曜日
今日の起床時間は7時、スマホから目覚ましに設定していた音楽が流れる。
ゆっくりと体を起こし伸びをした後、着替えて登校の準備をする。
少しすると兄貴の部屋からいつものよく分からない目覚ましの音が聞こえてくる。なんであの目覚ましで起きれるのかオレには分からない。
「一誠〜、ハイジちゃ〜ん、早く起きないと遅刻するわよ〜」
階段から母さんの声がする。起こしに来てくれているのだろう。
「分かった!分かったから!」
兄貴が部屋で騒いでいる。ドタバタとうるさい、全く何をしているんだ。
「お、お父さん!一誠が!一誠が!」
「母さん!どうした!?」
「外国人!ほ、本物よ!インターナショナルよぉ!」
インターナショナル?母さんどうしたんだ?
「兄貴〜、どうしたんだ?」
「は、ハイジ!?く、来るんじゃねぇ!」
ガチャ
部屋の中には生まれたままの姿の兄貴と、この人は…
「おはよう、兵藤ハイジくん」
「貴方は、リアス・グレモリーだったか…
すまない邪魔をした。ではごゆっくり」
とりあえず部屋を出る。兄貴より先に朝食をとって出かける。あそこにいたら面倒くさそうだったのだ。
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学校
「ハイジ!お前なんで先に行ったんだよ!」
イッセーが話しかけてくる
「うるさいイッセー、声が大きい」
「あぁわりぃ。で、なんで行ったんだよ!」
ふむ、理由か……
「面倒くさくなりそうだった…から?」
「から?じゃねぇよ! まぁいいや、もう授業始まるから行くわ」
カチッ
「ん?ハイジ、今何かしたか?」
「いや?特に何もしてないが?ほら授業始まるぞ。」
とりあえずごまかせたか
今イッセーに付けたのは盗聴器、昔遊びで作ったやつを引っ張り出してきたのだ。
今朝のリアス・グレモリーの1件もあるし、調査にはもってこいだ。
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放課後
とりあえず今のところ不自然な所は無い。もう放課後だ、このまま何も無ければいいが…
「こんにちは、リアス・グレモリー先輩の遣いで来たんだ。僕に着いてきてくれるかな?」
「じゃあお前が?」
少し頷く遣いの人物、あいつは確か…木場祐斗だったか。
しかしリアス・グレモリーの遣いとは、盗聴器を使う必要がありそうだな。スイッチを入れておこう。あとは…蛍光紙も必要か。
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「ここは…旧校舎か、確か旧校舎はオカルト研究部の部室だったか。」
近くの木の陰で盗聴器から聞こえてくる声を確認する。
『なんだこの部屋は、』
盗聴器からイッセーの声がする。中はカーテンが掛かっていて外から確認できない。
『彼女は塔城小猫ちゃん』
これは木場の声か…まさか塔城まで一緒とは
『ギーーー!』
うるさい、あいつ大声出しやがったな
『あらあら、あなたが新しい部員さんですわね。私副部長の姫島朱乃と申します。』
姫島朱乃か、結構有名なメンツが揃ってるな、さてとそろそろ中を確認するか、
ハイジの目が赤くなり中に紋章のようなものが現れる。
するとハイジの目にはカーテンで見えないはずの旧校舎の中がハッキリと見えた。
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エウレカ〔レントゲンの蛍光紙〕
ヴィルヘルム・レントゲン
X線を発見した功績により第一回ノーベル物理学賞を受賞したドイツの科学者
20世紀目前のとある日、レントゲンは真っ暗な実験室で真空管のスイッチを入れた時、
2メートルほど先の作業台に置いてあった蛍光紙に小さな光を見つけた。それが当時全く新しい未知の放射線、X線の発見だった。
―
「物質を透過するX線の力で中を覗かせてもらうぞ、オカルト研究部」
中に見えるのは
イッセー、塔城小猫、木場祐斗、姫島朱乃、リアス・グレモリーこの5人だけ
『単刀直入に言うわ、私達悪魔なの』
悪魔、空想上の生物の名前が飛び出すとは思わなかった。しかしグレモリーが嘘をついているようには聞こえない。
次々にグレモリーは語り始める
悪魔、堕天使、天使、三竦みの関係、
興味深い話だ。にわかには信じ難い、しかし嘘ではないのだろう、話し方や声のトーンからそれが分かる。
『天野夕麻』
ほう、まさかここでその名前が出るとは、もしかしたら新たなエウレカの情報も手に入るかもしれない。
『どこでその名前を聞いたか知りませんけど、その事をオカルトうんぬんで話されるのは困るって言うか…』
珍しい 怒ってるなイッセー
『彼女は存在していたわ、確かにね。これは堕天使、昨夜あなたを襲った者と同質の者』
昨夜?襲った?イッセーあいつ何に首突っ込んだんだ。
『で、でも!松田や元浜だって彼女のことを覚えてなかったし!アドレスや写真だって!』
『力を使ったのよ、私があなたの御両親にしたようにね』
うちの両親に力を?
『その堕天使は目的を果たしたので、あなたの周囲からその記録と記憶を消した。』
目的?なんだそれは
『目的?』
やっぱりイッセーも分かってなかったか
『あなたを、殺すこと』
は?待て、イッセーを殺すことが目的?それが達成されている?…つまりイッセーは殺されたってことか、じゃあなぜ生きている?
分からないことが多すぎる。
それにイッセーが死んでるとかふざけんなよ。直接聞かせてもらう
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〜視点変更〜
一誠視点
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「あなたのその身に物騒なものがついているかどうか確認するため。それが確認されたから、あなたは殺された。」
「俺が、殺された?周りの記憶を消した?」
そんなこと出来るのか?光の矢?なんだそれ、
え?でもあいつは、じゃあなんであいつは覚えてたんだ!?
「待ってください!あいつは!ハイジは夕麻ちゃんのこと覚えてましたよ!?堕天使ってやつが記憶を消したなら、なんであいつは覚えてたんですか!」
「なんですって?覚えている人間が居るの?」
なんでだ?なんでハイジは覚えてたんだ?
ドッゴーン!!!!
「なにが起こったの!?」
突然部屋の扉が吹っ飛んだ、すごい音だ。
リアス先輩達も何が起こったか分からないらしい。小猫ちゃんと木場は身構えてる。本当になんなんだ!?
人影が見える
「さっきまで外から中を覗かせてもらってたが」
いつも聞いてる声だ
「ちょっと聞き逃せないワードが聞こえたのでな」
いつも聞いてる話し方だ
「悪魔、堕天使、天使の話はもちろん」
いつも一緒にいるあいつだ
「兄貴が殺されたって話、全部包み隠さず聞かせてもらうぞ、リアス・グレモリー!」
兵藤ハイジ、俺の弟だ、
とりあえず旧校舎突撃まで、次回もなるべく早く出しますのでお待ちください。