絢瀬天と九人の物語   作:ムッティ

107 / 173
春の陽気により、つい眠くなってしまう今日この頃・・・

眠気なんかには負けないッ!どーん

・・・スヤァ(。-ω-)zzz


仲間とのふれあいは楽しい。

 翌日・・・

 

 「天あああああっ!」

 

 勢いよく抱きついてくる鞠莉。

 

 内浦からやって来たAqoursの皆を、俺は東京駅まで出迎えにやって来ていた。

 

 「久しぶり!会いたかったわ!」

 

 「いや、久しぶりって・・・たかだか数日ぶりでしょ」

 

 「こっちの世界ではそうだけど、現実ではもう三ヶ月近く経ってるじゃない!」

 

 「メタ発言止めて」

 

 「フフッ、天~♪」

 

 甘えてくる鞠莉。

 

 俺は苦笑すると、鞠莉を優しく抱き締めて頭を撫でた。

 

 「そ、天・・・?」

 

 「ん?どうしたの?」

 

 「いや、凄く嬉しいんだけど・・・どうしたの?ずいぶんサービスが良いわね?」

 

 「あぁ、何ていうか・・・金髪の色白女性を、凄く甘やかしたい気分なんだよね」

 

 「どんな気分!?しかも対象がピンポイントすぎない!?」

 

 「ほれほれ~♪甘やかさせろ~♪」

 

 「あ~ん♡ダメになっちゃう~♡」

 

 「公衆の面前で何をイチャイチャしてますの!?」

 

 怒るダイヤさん。

 

 「男女が人前でそんなにくっつくなんて!破廉恥ですわよ!?」

 

 「ダイヤさんだって海開きの時、俺に思いっきり抱きついてきたじゃないですか」

 

 「ぴぎゃあああああっ!?」

 

 「お姉ちゃん!?落ち着いて!?」

 

 顔を真っ赤にして絶叫するダイヤさんを、ルビィが必死に宥めている。

 

 大変だなぁ・・・

 

 「誰のせいだと思ってるずら」

 

 「おぉ花丸、先月は誕生日おめでとう」

 

 「天くんもそういう発言止めるずら!今この世界は夏ずら!」

 

 「いや、アンタも『この世界』とか言うんじゃないわよ」

 

 呆れている善子。

 

 「っていうか天、アンタ連絡くらい寄越しなさいよ。こっちはアンタの動向が気になって仕方がなかったんだから」

 

 「え、善子って俺のストーカーだったの?」

 

 「違うわ!」

 

 「皆心配してたんだよ」

 

 苦笑する果南さん。

 

 「梨子ちゃんから、天が喧嘩中のお姉さんに会いに行ったっていう連絡があってさ。まさかそんなことになってると思わなかったから、皆ビックリしちゃって。天からは一度もそんな連絡無かったからね」

 

 「・・・何で梨子は話しちゃうかなぁ」

 

 皆には後で報告しようと思ってたのに・・・

 

 「えーっと、心配かけてすみません。実は絵里姉とは昨日・・・」

 

 「それも梨子ちゃんから聞いたよ。仲直りしたんでしょ?」

 

 「アイツ引っ叩く」

 

 「止めたげて!?」

 

 「っていうか天くん、梨子ちゃんのこと呼び捨てにした?」

 

 首を傾げる曜。

 

 あぁ、そういえば知らないんだっけ・・・

 

 「実は梨子から『呼び捨てにしてほしい』って言われて、そうなったんだよね」

 

 「むぅ・・・最初はマリーだけだったのに・・・」

 

 「ほれほれ~♪」

 

 「あ~ん♡」

 

 頬を膨らませる鞠莉だったが、甘やかすとすぐに機嫌が直った。

 

 あれ、何かチョロい女になってない?

 

 「ところで天くん、梨子ちゃんは?」

 

 キョロキョロと辺りを見渡す千歌さん。

 

 梨子とも連絡を取り、この場所で待ち合わせていたのだが・・・

 

 「さっき連絡があって、少し遅れるみたいです。片付けが大変なんですって」

 

 「片付け?」

 

 首を傾げる千歌さん。

 

 すると・・・

 

 「キャアッ!?」

 

 近くで悲鳴が上がった。

 

 あれ、今の声って・・・

 

 「梨子?」

 

 振り向くと、梨子がコインロッカーの側で散らばった本を拾っていた。

 

 「あっ、梨子ちゃん!」

 

 「ち、千歌ちゃん!?」

 

 キョドる梨子。

 

 もしかしてあの本って・・・

 

 「大丈夫?それ何の本?」

 

 「キャアアアアアッ!?」

 

 「ちょ、梨子ちゃん!?」

 

 覗きこもうとする千歌さんの目を、慌てて両手で隠す梨子。

 

 梨子の肩越しに覗いてみると・・・案の定『壁ドン』『壁クイ』系だった。

 

 「あー、やっぱり・・・」

 

 「ちょ、天くん!?これはその・・・」

 

 「大丈夫ですよ桜内さん、何も見てませんから」

 

 「何で急に他人行儀!?」

 

 「趣味は人それぞれですよね、えぇ。僕はちゃんと理解してますよ」

 

 「止めて!?何か泣きそうだから止めて!?」

 

 既に涙目の梨子。

 

 仕方が無いので、本を手早くまとめてコインロッカーに押し込む。

 

 「これで良し・・・梨子、そろそろ千歌さんを離してあげて」

 

 「あっ!?ゴメン千歌ちゃん!?」

 

 「も~、梨子ちゃん酷いよ~!」

 

 目にパンダみたいな痕が残っている千歌さん。

 

 何この人、面白いんだけど。

 

 「それにしても・・・やっと全員揃ったね」

 

 俺達を見回し、笑みを浮かべる千歌さん。

 

 「梨子ちゃん・・・お帰り」

 

 「っ・・・ただいま、千歌ちゃん」

 

 抱き合う二人。

 

 やっぱり、九人揃ってこそのAqoursだよな・・・

 

 「九人じゃないわ」

 

 俺の心を読んだかのように、鞠莉が微笑む。

 

 「Aqoursは十人よ・・・まぁ、私達が勝手にそう思ってるだけなんだけどね」

 

 「鞠莉・・・」

 

 「そんな顔しないの」

 

 俺の頬に手を添える鞠莉。

 

 「天は自分のことを、Aqoursの十人目だとは思えていない・・・それはちゃんと分かってる。それを分かってて、私達は貴方にマネージャーをお願いしたんだから」

 

 「最初は『お願い』ではなく『脅し』でしたけどね」

 

 「ちょ、ダイヤ!?それ蒸し返しちゃう!?」

 

 「事実ではありませんか」

 

 鞠莉の反応が面白かったのか、クスクス笑っているダイヤさん。

 

 「天さん、気にする必要はありませんわよ。鞠莉さんの仰る通り、私達が勝手にそう思っているだけ・・・天さんが考えを改める必要はありませんわ」

 

 「ダイヤさん・・・」

 

 「私達の側にいて、支えてくれてるんだもん。それだけで十分すぎるくらいだよ」

 

 抱きついてくる果南さん。

 

 「そんなわけだから天、私とハグしよ?」

 

 「・・・ギュー」

 

 「わわっ!?今日はずいぶん積極的だね?」

 

 果南さんを抱き締める。

 

 今度は甘やかすんじゃなくて、甘えたくなってしまった・・・

 

 「ちょ、ズルいわよ果南!?」

 

 「鞠莉はいっぱい甘やかしてもらったでしょ?今度は私が天を甘やかすのっ!」

 

 「天くん、次は私とハグしよっ!」

 

 「その次はマルずら!」

 

 「じゃ、じゃあルビィも天くんとハグする!」

 

 「ルビィまで!?で、では私も・・・」

 

 「フッ、甘えん坊なリトルデーモン・・・ヨハネが甘やかしてあげても良いわよ?」

 

 「あ、間に合ってるんで大丈夫です」

 

 「間に合ってるって何!?私だけ仲間外れにするんじゃないわよ!?」

 

 「ちょっと皆!?私の天くんに何してるの!?」

 

 「梨子ちゃん!?さらっととんでもないこと言ってない!?」

 

 皆との交流を、心から楽しいと感じる俺なのだった。




どうも〜、ムッティです。

ようやく梨子ちゃん以外のAqoursメンバーが、再登場を果たしました。

ここしばらく、梨子ちゃんやμ'sメンバーの出番が圧倒的に多かったですもんね・・・

ここからはAqoursメンバーが通常通り出る予定ですので、お楽しみに(・∀・)ノ

っていうか、早く12話の内容を終わらせて次に行きたい(´・ω・`)

頑張って進めねば・・・

それではまた次回!以上、ムッティでした!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。