絢瀬天と九人の物語   作:ムッティ

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麻衣先生・・・!

翔子先生・・・!

浦の星を救いたいです・・・!

とまぁ、S●AM DU●Kの名言をパクるのはこの辺にしておいて・・・

先日静岡に行く機会があったので、沼津の淡島マリンパークへ行ってきました!

果南ちゃんのダイビングショップのモデルになったカエル館を見たり、ホテルオハラを外観だけ眺めたり・・・

あいにくの雨だったので、淡島神社への階段を登るのは断念しました(´・ω・`)

また時間がある時に、ゆっくり沼津を観光したいなぁ・・・


諦めたらそこで試合終了である。

 翌日・・・

 

 「・・・眠い」

 

 欠伸をしつつ、家からバス停までの道を歩く俺。

 

 今朝は早くに目が覚めてしまった為、いつもより早めに登校することにしたのだ。

 

 「・・・じっとしていられない、ってことかな」

 

 浦の星の統廃合の話を聞いて、これからどうすべきなのかを考えて・・・

 

 いてもたってもいられない気持ちが、俺の中にあるのかもしれない。

 

 「・・・ずいぶん影響されたもんだな」

 

 思わず苦笑を漏らす俺。

 

 すると・・・

 

 「あれ?天くん?」

 

 「え?」

 

 バス停の前で、梨子がキョトンとした顔でこちらを見ていた。

 

 「梨子?もう登校するの?」

 

 「うん、何か早くに目が覚めちゃって・・・ひょっとして、天くんも?」

 

 「・・・まぁね」

 

 俺達が偶然に驚いていると、バスがやってきた。

 

 バス停に到着したバスに、梨子と二人で乗り込むと・・・

 

 「あっ、天くん!」

 

 「梨子ちゃんも一緒ずら!」

 

 「凄い偶然だね!」

 

 後ろの席に、曜・花丸・ルビィが座っていた。

 

 善子とダイヤさんの姿も見える。

 

 「何で皆こんなに早いの?」

 

 「今朝は妙に早く目が覚めてしまって・・・」

 

 苦笑するダイヤさん。

 

 「ルビィも目が覚めてしまったということで、二人で早めに登校することにしたのですが・・・まさか皆さんがいるとは思いませんでしたわ」

 

 「クックックッ・・・皆、そんなにヨハネに会いたかったのね」

 

 「・・・会いたかったよ、善子」

 

 「ふぇっ!?」

 

 善子に顔を近づけ、目を合わせる。

 

 「ちょ、天!?近いってば!?」

 

 「・・・会いたかったよ、善子」

 

 「ごめんなさい!私の負けです!」

 

 「よし、勝った」

 

 善子を照れさせ、負けを認めさせる。

 

 これぞ対善子用の新戦法である。

 

 「善子ちゃん、顔真っ赤ずら」

 

 「照れ屋だもんねぇ、善子ちゃん」

 

 「うるさいっ!あとヨハネっ!」

 

 「そ、天くんは大胆だなぁ・・・」

 

 「み、見てるこちらがドキドキしましたわ・・・」

 

 朝からワイワイ盛り上がる皆。

 

 一仕事を終えた俺は、梨子の隣に座った。

 

 「・・・女ったらし」

 

 「ん?何か言った?」

 

 「何も」

 

 そっぽを向く梨子。

 

 あれ?何で機嫌悪いんだろう?

 

 「・・・えいっ」

 

 「ひゃっ!?」

 

 梨子の頬を引っ張る。

 

 相変わらず柔らかいなぁ・・・

 

 「ふぁ、ふぁふぃふふふぉふぉ!?(な、何するのよ!?)」

 

 「いや、何となく」

 

 「ふぁふぁふふぁふぁふぃふぇふぉ!?(早く離してよ!?)」

 

 「おぉ、柔らかいしすべすべ・・・クセになりそう」

 

 「ふぃふぉふぉふぁふぁふぃふぃふぃふぇふ!?(人の話聞いてる!?)」

 

 梨子が抗議してくるので、仕方なく離してあげる。

 

 梨子は自分の手で両頬を擦ると、俺の方を睨んだ。

 

 「むぅ・・・」

 

 「アハハ、ゴメンゴメン」

 

 謝りながら梨子の頭を撫でる。

 

 これも拒否されるかと思ったが、何故か頬を赤く染めて撫でられるがままになっている梨子なのだった。

 

 

 

 

 

 *****

 

 

 

 

 

 「おはようのハグっ!」

 

 「はいはい、おはよう」

 

 抱きついてくる果南の頭を撫でる俺。

 

 学校に着いた俺達が部室に向かうと、既に果南と鞠莉がいたのだ。

 

 「それにしても、果南も鞠莉も早いね?」

 

 「いやぁ、何か早くに目が覚めちゃってさぁ・・・鞠莉もだよね?」

 

 「えぇ」

 

 頷く鞠莉。

 

 あれ以来、鞠莉は元気が無い状態が続いていた。

 

 勿論他の皆も落ち込んでいたのだが、誰よりも憔悴していたのが鞠莉だったのだ。

 

 統廃合にショックを受けただけでなく、理事長としての責任も感じているんだろう。

 

 「あといないのは、千歌ちゃんだけだけど・・・」

 

 「あの寝坊常習犯が、こんな朝早くに来るかなぁ・・・」

 

 曜と果南がそんな話をしている中、俺には妙な確信があった。

 

 「・・・来るよ、絶対」

 

 「え・・・?」

 

 「いてもたってもいられない気持ちは・・・あの人が一番感じてるはずだから」

 

 

 

 

 

 『がおおおおおおおおおおッ!!!!!』

 

 

 

 

 

 大きな叫び声が聞こえた。

 

 今の声は・・・

 

 「千歌ちゃんだ!」

 

 「校庭の方ずら!」

 

 「行きましょう!」

 

 皆が続々と部室を飛び出す中、俺は鞠莉に視線を向けた。

 

 「・・・どうやら、ウチのリーダーは諦められないみたいだよ」

 

 「・・・そうみたいね」

 

 苦笑する鞠莉に、俺は手を差し出した。

 

 「ほら、俺達も早く行こう?」

 

 「フフッ・・・えぇ」

 

 俺の手を握る鞠莉。

 

 俺も鞠莉の手を握り返すと、そのまま皆の後に続いて校庭に向かうのだった。

 

 

 

 

 

 *****

 

 

 

 

 

 「起こしてみせるッ!奇跡を絶対にッ!」

 

 校庭に到着すると、千歌が力強く叫んでいた。

 

 走ってきたらしく息も絶え絶え、汗もびっしょりで目元には涙が浮かんでいた。

 

 「それまで泣かないッ!泣くもんかッ!」

 

 「泣いてんじゃん」

 

 「ごふっ!?」

 

 千歌の背後から手刀を振り下ろす。

 

 やれやれ・・・

 

 「え、天くん!?何でここに!?」

 

 「早朝からやかましいどこかの誰かさんを、警察に突き出そうかと思って」

 

 「止めて!?」

 

 「全く、天くんも素直じゃないんだから」

 

 「曜ちゃん!?」

 

 クスクス笑っている曜を見て、千歌が驚く。

 

 「さっきは信頼のこもった言葉で、『・・・来るよ、絶対』って・・・」

 

 「“檸檬●弾”」

 

 「ギャアアアアアッ!?目がッ!?目があああああッ!?」

 

 悶える曜。

 

 ざまぁみやがれ。

 

 「相変わらず容赦ないね・・・」

 

 「恐ろしいずら・・・」

 

 「ルビィちゃん!?花丸ちゃん!?」

 

 「アレ、ホント目に染みるんだよねぇ・・・」

 

 「もう天さんの武器みたいになってますわね・・・」

 

 「果南ちゃん!?ダイヤさん!?」

 

 「全く、天くんをいじろうとするからそうなるのよ・・・」

 

 「ある意味、曜の自爆ね・・・」

 

 「梨子ちゃん!?善子ちゃん!?」

 

 「ヨハネっ!」

 

 皆が続々と登場し、驚きを隠せない千歌。

 

 さらに俺の後ろから、鞠莉が顔を出す。

 

 「千歌っち、Good morning♪」

 

 「鞠莉ちゃんまで・・・」

 

 呆然としている千歌。

 

 これで全員揃ったな・・・

 

 「結論は出たみたいだね」

 

 笑う俺に、千歌は力強く頷く。

 

 「鞠莉ちゃんは頑張ってくれたけど・・・私も皆も、まだ何も出来てない。だから無駄かもしれないけど、最後まで頑張って・・・足掻きたい!」

 

 「やれやれ、千歌は昔から諦めが悪いんだから」

 

 「果南さんもですけどね」

 

 「お姉ちゃんもね」

 

 「ぴぎゃっ!?」

 

 果南にツッコミを入れたダイヤさんが、ルビィからツッコミを入れられてしまう。

 

 まぁそれを言ったら・・・

 

 「そもそもAqoursって、諦めの悪い人間の集まりじゃん」

 

 「アハハ、確かに!」

 

 俺の言葉に皆が笑う中、突然背後から首を絞められた。

 

 「そ~ら~く~ん~?」

 

 「ぐえっ!?」

 

 曜が遠慮なくグイグイ首を絞めてくる。

 

 「よくもやってくれたね!?覚悟おおおおおっ!」

 

 「良い雰囲気をぶち壊さないでくれる!?この露出狂!」

 

 「だから露出狂じゃないって言ってるでしょうが!」

 

 「朝の学校で水色の下着を晒してたヤツが何言ってんの!?」

 

 「ちょ、色をバラすなぁっ!」

 

 「おまけに人の背中に胸を押し付けてくるなんて!完全な痴女じゃん!」

 

 「押し付けてないから!たまたま当たっちゃってるだけだから!」

 

 「うわ、朝から『たまたま』なんて卑猥・・・」

 

 「だから違うって言ってるでしょうがあああああっ!」

 

 「はいはい、仲がよろしくて結構」

 

 俺と曜をぐいっと引き剥がす梨子。

 

 あれ、また不機嫌になってる・・・

 

 「とにかく、私達は最後まで諦めない・・・良いわね?」

 

 「勿論!最後まで足掻きまくってやろうじゃん!」

 

 意気込む果南。

 

 他の皆も頷く中、突然千歌が鉄棒に向かって走り出す。

 

 そして鉄棒を掴み、そのまま勢いよく一回転した。

 

 「「千歌ちゃん!?」」

 

 ビックリしている曜と梨子。

 

 そんな様子を気にもせず、千歌は笑っていた。

 

 「起こそう!奇跡を!足掻こう!精一杯!」

 

 叫ぶ千歌。

 

 「全身全霊!最後の最後まで!皆で輝こおおおおおっ!」

 

 「・・・ハハッ」

 

 思わず笑ってしまう俺。

 

 今の千歌の姿は、まるで・・・

 

 「ホント似てるよ・・・穂乃果ちゃんに」

 

 力強く皆を引っ張ってくれた、μ'sのリーダーを思い出す。

 

 まさに今の千歌は、Aqoursを照らしてくれる太陽だった。

 

 「・・・私もしょぼくれてる場合じゃないわね」

 

 俺の側に立っていた鞠莉が呟く。

 

 その目には、再び力が宿っていた。

 

 「もう一度パパと話をして、もう少し待ってもらえるようお願いしないと」

 

 「・・・今度は一人で抱え込み過ぎないでね」

 

 そっと鞠莉の手を握る俺。

 

 「鞠莉は一人じゃないんだから。辛い時はちゃんと言って」

 

 「・・・ありがとう、天」

 

 手を握り返し、俺に身を寄せる鞠莉。

 

 「あ、そうそう・・・千歌っち、今思いっきりパンツ見えてたわよ」

 

 「えぇっ!?」

 

 「まぁスカートの状態で、あんなことやったらねぇ・・・」

 

 「ビックリしたわよ、もう・・・」

 

 苦笑する曜に、溜め息をつく梨子。

 

 千歌が恐る恐る俺の方を見た。

 

 「も、もしかして・・・天くんも、見た・・・?」

 

 「みかん愛が強いのは知ってたけど、まさかパンツまでみかん色とは・・・」

 

 「いやああああああああああっ!?」

 

 千歌の悲鳴が、早朝の校庭に響き渡るのだった。




どうも〜、ムッティです。

前書きでも述べましたが、淡島マリンパークに行ってきました!

Aqoursメンバーのサインを見つけたりして、テンション上がりまくってました(笑)

沼津市内ではAqoursのバスが走ってたりして、本当に沼津全体でサンシャインとコラボしてるんだなぁと感じましたね。

あと、のっぽパン食べました(・ω・)ノ

あれは花丸ちゃんもたくさん食べるわ・・・

めっちゃ美味しいもん。

また沼津に行きたいなぁ・・・



さてさて、恒例の支援絵紹介コーナー!

またしてもことりちゃん大好きさんから、素敵な支援絵をいただきました!

まずはこちら・・・


【挿絵表示】


Aqoursだよ!全員集合!

いや凄くね!?Σ(゜Д゜)

劇場版のヤツじゃん!?Σ(゜Д゜)

しかもこの作品のタイトル付き・・・

嬉しい(T-T)

そしてこちら!


【挿絵表示】


りなりいいいいいいいいいいっ!!!!!

りなりーの素顔可愛い( ´∀`)

ちなみに最近、りなりー役の田中ちえ美さんの可愛さに惹かれているのはここだけの話(・ω・)ノ

ことりちゃん大好きさん、ありがとうございました!



そして本編では、アニメ二期第一話の内容が終わりましたね。

千歌ちゃんがめでたく天にパンツを見られたところで、Aqoursが浦の星の統廃合を阻止すべく動き出すようです。

果たしてこれからどうなるのか・・・

それではまた次回!以上、ムッティでした!
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