絢瀬天と九人の物語   作:ムッティ

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ハッピーバレンタイン!

・・・μ's、Aqours、ニジガクのメンバー達からチョコをもらいたいだけの人生だった(涙)


皆違って皆良い。

 「うぅ・・・もうお嫁に行けませんわ・・・」

 

 耳まで真っ赤にしたダイヤさんが、枕に顔を埋めて羞恥心に悶えている。

 

 お風呂から上がった俺達は、鞠莉の部屋へとやって来ていた。

 

 「ご、ごめんなさい・・・」

 

 流石に申し訳なく思っているのか、気まずそうに謝る善子。

 

 まさか善子の不幸体質の影響が、ダイヤさんにいってしまうとは・・・

 

 「元気出しなさいよ、ダイヤ。裸を見られたぐらいで何を落ち込んでるの?」

 

 「『ぐらい』とは何ですか!?乙女が裸を見られるなんて一大事ですわよ!?」

 

 「私は天にだったら、裸ぐらい平気で見せられるけど?」

 

 「マジで?じゃあ見せてもらって良い?」

 

 「OK♡すぐに服を脱ぐわね♡」

 

 「ファントムシュートおおおおおっ!」

 

 「むごぉっ!?」

 

 鞠莉の口に納豆キムチをぶち込むダイヤさん。

 

 いや、ファントムシュートでも何でもない気がするんだけど・・・

 

 「えーっと・・・ダイヤさん、何かすみません・・・」

 

 「天さんは完全に不可抗力でしたので、何も悪くありませんわ・・・こちらこそ、見苦しいものをお見せして申し訳ありません・・・」

 

 「見苦しいですって!?張り倒しますよ!?」

 

 「天さん!?何故怒ってらっしゃるのですか!?」

 

 「雪のように白い肌、慎ましい胸、美しくくびれた腰、しなやかな太もも、柔らかそうなお尻・・・ダイヤさんの裸のどこが見苦しいって言うんですかっ!」

 

 「ぴぎゃああああああああああっ!?」

 

 「あれ?」

 

 何故かのたうち回っているダイヤさん。

 

 おかしいな、フォローしたつもりなのに・・・

 

 「あーあ、天が完全にトドメをさしちゃった・・・」

 

 「もうダイヤさんのHPは0ずら・・・」

 

 「無自覚って、時には凶器になるんだね・・・」

 

 呆れている果南、花丸、ルビィ。

 

 解せぬ・・・

 

 「それより鞠莉、本当に泊めてもらって良いの?」

 

 「えぇ、構わないわよ・・・」

 

 納豆キムチにげんなりしながら、鞠莉が頷いてくれる。

 

 俺達が温泉に入っている間に、強い雨が降り始めてきてしまったのだ。

 

 更に風も吹き始めてしまったことで、淡島から出る船は全てストップしてしまったらしい。

 

 帰れなくなってしまった俺達は、鞠莉の厚意でホテルオハラに泊めてもらうことになったのだった。

 

 「とはいえ、他の部屋が空いてないみたいで・・・マリーの部屋に泊まってもらうことになるんだけど、大丈夫?」

 

 「最上階のスイートルームに泊まれるのに、『大丈夫じゃない』なんて言う人はいないと思うけど」

 

 むしろここを自分の部屋にしてるとか、どんだけリッチな生活してんのこの子・・・

 

 

 

 

 

 ドオオオオオンッ!

 

 

 

 

 

 「きゃあっ!?」

 

 「ずらぁっ!?」

 

 大きな雷の音に悲鳴を上げ、抱き合う果南と花丸。

 

 結構大きな雷だったな・・・

 

 「二人とも、雷ダメなの?」

 

 「う、うん・・・ちょっと怖くて・・・」

 

 「おへそ取られちゃうずら・・・」

 

 「可愛いなオイ」

 

 ちょっとほっこりしていると、フッと部屋の電気が消えた。

 

 「ちょ、停電!?」

 

 「真っ暗ずら!?」

 

 「ぴぎぃっ!?」

 

 「おっと・・・落ち着いて、ルビィ」

 

 「クックックッ・・・やはりヨハネには闇が似合うわ・・・」

 

 「そう言いつつ、私に抱きついているではありませんか・・・あと、罰金百円ですわ」

 

 「しまったあああああっ!?」

 

 善子の悲鳴は無視するとして・・・

 

 「鞠莉、どうにか出来る?」

 

 「ちょっと待っててちょうだい」

 

 鞠莉はそう言うとスマホを取り出し、どこかへ電話をかけ始めた。

 

 「うん・・・うん・・・了解。よろしくね」

 

 電話を切る鞠莉。

 

 「ホテルの従業員が、すぐに予備電源で電力を復旧させてくれるわ。それまで待機ね」

 

 「了解」

 

 返事をした俺はスマホのライトを点けると、その上にさっき買った水入りのペットボトルを置いた。

 

 すると・・・

 

 「おぉ・・・!」

 

 「凄いずらぁ・・・!」

 

 感嘆の声を上げる果南と花丸。

 

 こうすると光が水に反射して、ライトのように広範囲に拡散されるのだ。

 

 おかげで少しは明るくなった。

 

 「天、よくこんな技知ってたわね?」

 

 「絵里姉って、暗いところ本当にダメな人なんだよ。だからこういう時の為に、色々調べたことがあって」

 

 苦笑する俺。

 

 まさかこんなところで活きるとは・・・

 

 「明りがあるってありがたいね・・・」

 

 「ホッとするずらぁ・・・」

 

 抱き合いながら笑みを見せる果南と花丸。

 

 「大丈夫よルビィ、マリーが側にいるわ」

 

 「ありがとう、鞠莉ちゃん」

 

 ルビィを背後から抱き締める鞠莉と、鞠莉の腕の中にすっぽり収まっているルビィ。

 

 「善子さん、もっとくっついても良いのですよ?」

 

 「・・・じゃあ遠慮なく」

 

 「あら、『ヨハネ』とは言い返さないのですか?」

 

 「これ以上の罰金はゴメンよ」

 

 「フフッ、それは残念ですわ」

 

 「あの、さっきはゴメン・・・その、お風呂場で・・・」

 

 「・・・思い出させないで下さいまし」

 

 「わあああああっ!?ゴメンゴメン!?」

 

 真っ赤な顔を両手で覆うダイヤさんを、慌てて慰める善子。

 

 あれ、この光景・・・

 

 

 

 

 

 『絵里ちゃ~ん!』

 

 『きゃっ・・・もう、凛ったら甘えん坊なんだから』

 

 『花陽ちゃん、また育ったんじゃない?わしわししちゃうぞ~?』

 

 『の、希ちゃん!?誰か助けてぇ!』

 

 『ぐぬぬ・・・もう一回勝負よ、真姫!』

 

 『はいはい・・・もう、にこちゃんは負けず嫌いなんだから』

 

 

 

 

 

 「・・・何だ、もう良い関係になってるじゃん」

 

 「天さん?何か仰いましたか?」

 

 「ダイヤさんの身体は綺麗だったなぁって」

 

 「ぴぎゃあああああっ!?」

 

 「ちょっと天!?思い出させないでよ!?」

 

 「アハハ、ゴメンゴメン」

 

 これは俺が指摘するのも野暮だし、言わないでおこうかな・・・

 

 「そういえばさぁ・・・」

 

 果南が思い出したように口を開く。

 

 「結局私達、思いっきり遊んじゃったけど・・・曲作り、どうしよっか?」

 

 「結果的に、マル達のタイプはバラバラってことが分かっただけずら」

 

 「意見が統一出来たわけじゃないもんね・・・」

 

 ちょっと弱気な皆。

 

 やれやれ・・・

 

 「バラバラだって良いじゃん」

 

 「え・・・?」

 

 俺の発言に、首を傾げる鞠莉。

 

 「そりゃ同じ人なんていないんだから、意見だってバラバラにもなるよ。そこからどうすり合わせていけるかじゃない?」

 

 「で、でもどうやって・・・」

 

 「そこは話し合いでしょ。お互いの意見を尊重した上で、どこまでお互いが歩み寄れるのか・・・今の皆なら、それが出来ると俺は思うけど」

 

 俺の言葉に、顔を見合わせる六人。

 

 やがて・・・

 

 「・・・あんまり激しい曲調は止めようか」

 

 「じゃあその代わり、今までのAqoursに無い曲調にするずら!」

 

 「良い意味でアイドルらしくない曲、みたいな?」

 

 「それは面白そうですわね。となると・・・」

 

 「カッコ良い曲、かな?」

 

 「それは盛り上がりそうデース♪」

 

 「そう言えば今日、着物専門店に行ってみて思ったんだけど・・・『和』を取り入れた衣装を作ってみたいなって」

 

 「『未熟DREAMER』みたいな?」

 

 「あれよりもっと『和』っぽい・・・それこそ、着物っぽい感じかな?」

 

 「ねぇルビィ、それって踊りやすい衣装に出来るかしら?アップテンポな曲でも、踊れちゃうような感じが良いんだけど」

 

 「うん、出来ると思う。お姉ちゃん、手伝ってくれる?」

 

 「勿論ですわ。腕が鳴りますわね」

 

 「それならマリーは、『和』テイストのアップテンポなカッコいい曲を作るわ!それなら、衣装と曲が合うでしょう?」

 

 「何か楽しそうずら~!」

 

 「花丸も手伝ってちょうだい!最高の曲を作るわよ!」

 

 「了解ずら!」

 

 「何か燃えてきた!善子ちゃん、カッコいい振り付け考えるよ!」

 

 「はいはい、とことん付き合うわよ」

 

 わいわい盛り上がる皆。

 

 μ'sもAqoursも、基本的に皆のタイプはバラバラだ。

 

 だからこそ・・・皆が一つになった時、その魅力が何倍にも増すのだ。

 

 要はこの十人十色こそ、μ'sやAqoursの最大の強みなのである。

 

 っていうか・・・

 

 「ちょっと皆、作詞を忘れてない?」

 

 「あら、忘れてないわよ?」

 

 微笑む鞠莉。

 

 「良い歌詞を書いてくれる人なら、もういるじゃない・・・マリー達の目の前に」

 

 鞠莉も果南もダイヤさんも、善子も花丸もルビィも・・・笑顔で俺を見ていた。

 

 やれやれ、最初からそのつもりだったのね・・・

 

 「仕方ない・・・俺も一年生組として、一肌脱ぎますかね」

 

 こうして俺達は身を寄せ合いながら、次の曲について話し合うのだった。




どうも〜、ムッティです。

バレンタインといえば、皆さんバレンタインジャンボ買いました?

一等は何と二億円・・・欲しい(切実)

二億円あったら、とりあえず一ヶ月は旅行に行きたいなぁ・・・

思いきって日本一周旅行とか良いかも・・・

夢が膨らみます(^^)

・・・当たる確率は低いですけど(´・ω・`)

でも買わないと当たらない!

なので買いました(発売日当日)

当たれ二億円ー!

・・・まぁぶっちゃけ二億円とは言わないから、百万円くらい当たんないかな(´・ω・`)

それではまた次回!以上、ムッティでした!
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