絢瀬天と九人の物語   作:ムッティ

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今回の話で、アニメ第三話の内容は終わりです。

何か良い感じにサクサク進んだ気がする(^^)


君のこころは輝いてるかい?

 「ま、間に合った・・・」

 

 「お疲れ」

 

 ヘトヘトになっている皆を、苦笑しながら出迎える俺。

 

 ちゃんとライブの時間に間に合ったな・・・

 

 「予備予選、ずいぶん盛り上がったみたいだね」

 

 「えっ、何で知ってるの?」

 

 「奈々さんと満点さんから報告もらってたから」

 

 「お母さん!?」

 

 「来てたずら!?」

 

 梨子と花丸のツッコミ。

 

 今回は志満さん達に車をお願いしていたので、現地で応援出来たママ軍団員は二人だけだったのだ。

 

 他のママさん達は仕事があり、今回は泣く泣く不参加だったし・・・

 

 「もう少しで説明会が終わるから、今のうちに衣装に着替えてスタンバイして」

 

 「オッケー!」

 

 部室へと向かう皆。

 

 あっ、そうだ・・・

 

 「千歌、曜、梨子」

 

 「ん?」

 

 「何?」

 

 「どうしたの?」

 

 振り向く三人。

 

 そんな三人に、俺は笑顔で親指を立てた。

 

 「あの曲、歌詞もメロディも凄く良いと思うよ。衣装も凝ってて可愛いし・・・素敵な曲と衣装をありがとう」

 

 「っ・・・うんっ!」

 

 「ヨーソロー!」

 

 「フフッ、嬉しいわ」

 

 三人とも笑顔で親指を立てると、そのまま皆の後を追って部室へと向かっていく。

 

 「ふ~ん・・・良いマネージャーやってるじゃん?」

 

 「ニヤニヤするの止めてもらえます?気持ち悪いんで」

 

 「辛辣!?」

 

 ショックを受ける美渡さん。

 

 やれやれ・・・

 

 「志満さんも星さんも、力を貸していただいてありがとうございました」

 

 「フフッ、私達の仲じゃない。お礼なんて要らないわよ」

 

 「そうだよ天、水臭いこと言わないの」

 

 「ちょっと天、私にお礼の一言は無いわけ?」

 

 「志満さんと星さんを見習えや。このズボラ女が」

 

 「アンタどんどん辛辣になってない!?」

 

 「冗談ですよ。美渡さんもありがとうございます。助かりました」

 

 おかげでこうして間に合ったのだ。

 

 感謝の気持ちでいっぱいである。

 

 

 

 

 

 「フフッ、天は相変わらずですね」

 

 

 

 

 

 この場にいるはずの無い人の声がした。

 

 えっ・・・

 

 「時間ギリギリになってしまいましたが、Aqoursのライブに間に合って良かったです」

 

 「海未ちゃん!?」

 

 そこにいたのは何と海未ちゃんだった。

 

 悪戯っぽい笑みを浮かべ、こっちを見ている。

 

 「ちょ、何でここにいるの!?」

 

 「今日が学校説明会だというのは、麻衣さんからの連絡で知っていましたから。日曜日で大学もお休みですし、少し顔を出そうかと思いまして」

 

 「わぁ、海未ちゃん久しぶり!」

 

 「元気そうで良かったわ!」

 

 「美渡さん、志満さん、ご無沙汰しています」

 

 「μ'sの園田海未ちゃんだあああああっ!」

 

 「きゃあっ!?」

 

 星さんの興奮ぶりに、驚いている海未ちゃん。

 

 やれやれ・・・

 

 「全く、来るなら連絡してくれれば良かったのに・・・」

 

 「いつも連絡してこない人が何を言っているんですか」

 

 「うぐっ・・・」

 

 言葉に詰まる俺を、海未ちゃんがジト目で睨んでくる。

 

 「学校説明会が今日だってこと、教えてくれませんでしたよね?」

 

 「すみません・・・」

 

 「ラブライブの予備予選が今日だってことも、教えてくれませんでしたよね?」

 

 「すみません・・・」

 

 「『すみません』しか言えないんですか貴方は」

 

 「それしか言えなくてすみません・・・」

 

 こんな怒られ方、少し前にもあった気がする・・・

 

 「おぉ、あの天が完全に押されてる・・・」

 

 「海未ちゃんの圧、ハンパないわね・・・」

 

 「私も妻として、あれくらい言わないといけないのかしら・・・」

 

 何やら呟いている三人。

 

 とりあえず、志満さんは海未ちゃんを参考にするの止めて下さい。

 

 俺は鬼嫁の尻に敷かれたくないんで。

 

 「ハァ・・・まぁこの辺にしておきましょう」

 

 溜め息をつく海未ちゃん。

 

 「それにしても、説明会と予備予選の日が重なるなんて・・・大変でしたね」

 

 「まぁね」

 

 苦笑する俺。

 

 「どっちかを選択しないといけないところだったけど・・・何とかなって良かったよ」

 

 「フフッ、お疲れ様です」

 

 海未ちゃんはそう言って微笑むと・・・優しく俺を抱き締めてくれた。

 

 「海未ちゃん・・・?」

 

 「・・・天のことですから、よほど頭を悩ませたんでしょう?」

 

 そっと頭を撫でてくれる海未ちゃん。

 

 「解決することが出来て、良かったですね・・・本当にお疲れ様でした」

 

 「海未ちゃん・・・」

 

 参ったなぁ・・・

 

 海未ちゃんの優しさが心に沁みるわ・・・

 

 「・・・少し、このままでいても良い?」

 

 「えぇ、喜んで」

 

 海未ちゃんの腰に手を回す。

 

 ありがたいなぁ・・・

 

 「フフッ・・・あの天が、あんなに素直に甘えるなんて」

 

 「流石は海未ちゃん、天のことをよく分かってるよね」

 

 「ちょっと妬けちゃうなぁ・・・でも、海未ちゃんなら仕方ないわね」

 

 そんな俺達を、微笑ましそうに見つめる三人なのだった。

 

 

 

 

 

 *****

 

 

 

 

 

 「わぁ・・・!」

 

 感嘆の声を上げる海未ちゃん。

 

 視線の先にあるステージ上では、Aqoursが新曲『君のこころは輝いてるかい?』を披露している真っ最中だ。

 

 「ここまでレベルが上がってるなんて・・・!」

 

 「ビックリでしょ?」

 

 海未ちゃんが最後に生で見たのは、『未熟DREAMER』の時だったからな・・・

 

 あの時に比べたら、Aqoursはグループとして格段に成長を遂げている。

 

 「お疲れ様です、天くん」

 

 「あっ、榛名先生!」

 

 榛名先生が俺達のところへ歩いてくる。

 

 「ありがとうございました。おかげで間に合いました」

 

 「いえいえ、お安い御用です」

 

 「榛名さん、お久しぶりです!」

 

 「海未ちゃんっ!?会いたかったですっ!」

 

 海未ちゃんに抱きつく榛名先生。

 

 相変わらず仲が良いなぁ・・・

 

 「それにしても・・・たくさん集まってくれたなぁ」

 

 予想より多くの人が集まり、Aqoursのライブを楽しんでくれている。

 

 中学生と思わしき女の子達も多くいるし、少しでも浦の星を気に入ってくれると良いなぁ・・・

 

 「フフッ、盛り上がって良かった」

 

 「流石はAqours、人気が凄いわね」

 

 麻衣先生と翔子先生がやって来る。

 

 笑顔ではあるが、少しお疲れのご様子だった。

 

 「・・・大丈夫ですか?」

 

 「ぶっちゃけ疲れたわ・・・」

 

 「説明会って苦手なのよね・・・」

 

 げんなりしている二人。

 

 いやホント、お疲れ様でした・・・

 

 「麻衣さん!翔子さん!」

 

 「海未ちゃん!?来てくれたの!?」

 

 「久しぶりね!よし、今日は呑みに行くわよ!」

 

 「さっきまでの疲労はどこへ行ったんですか」

 

 四人でキャーキャー言いながら抱き合う姿を見て、苦笑してしまう俺。

 

 まぁ、楽しそうだし良いか・・・

 

 

 

 

 

 「「「「「「「「「ありがとうございました!」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 曲が終わり、ステージ上で一礼する皆。

 

 そんな皆に、お客さん達から惜しみない拍手が送られる。

 

 「・・・良かった」

 

 「ホッとした?」

 

 「えぇ」

 

 翔子先生の問いに、笑いながら答える俺。

 

 「予備予選も説明会も、どっちも諦めなくて良かった・・・榛名先生、ありがとうございました」

 

 「フフッ、どういたしまして」

 

 微笑む榛名先生。

 

 「困っている生徒の力になれたのなら・・・教師としては本望ですよ」

 

 「流石はPERFECT WOMAN・・・いや、PERFECT TEACHER」

 

 「天くん!?」

 

 「We live in UCHIURA?」

 

 「ha,ru,na,haruna?」

 

 「I'm a perfect teacher・・・って、だから何を言わせるんですか!?」

 

 「「「お~」」」

 

 「だから拍手とか要りませんって!?」

 

 「・・・榛名さんも苦労してますね」

 

 「うぅ、海未ちゃん・・・この苦労を分かってくれるのは海未ちゃんだけです・・・」

 

 そんなやり取りをしていると、ふとステージ上の千歌と目が合った。

 

 千歌はフッと微笑むと・・・俺に拳を突き出してくる。

 

 

 

 

 

 『これからも、諦めずに頑張っていこう!』

 

 

 

 

 

 そんな声が聞こえた気がした。

 

 「・・・了解、リーダー」

 

 同じように拳を突き出す俺。

 

 ラブライブも浦の星も、絶対に最後まで諦めない・・・

 

 改めて決意を固める俺なのだった。




どうも〜、ムッティです。

前書きでも述べましたが、これにてアニメ第三話の内容は終了です。

最後は海未ちゃんも登場しましたねー。

海未ちゃんは浦の星で教育実習をやってましたから、ここでちょっと登場させたかったんです。

勿論大学があるので、すぐに帰ってしまうんですけどね(´・ω・`)

アニメ二期の内容に入ってからμ'sメンバーが全然出せていないので、そろそろガッツリ出したい気もしています(´・ω・`)

さてさて、いよいよ第四話ですよ皆さん!

お待ちかねのダイヤさんの回です!

天とダイヤさんの距離を縮めるチャンス・・・

いっちょやったりますか(・∀・)ノ

今後の展開をお楽しみに(^^)

それではまた次回!以上、ムッティでした!
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