遅くなったけどかすみん、誕生日おめでとう!
誕生日には間に合いませんでしたが、投稿するつもりで書いていた誕生日回を投稿させていただきます!
ちなみにここでの天は虹ヶ咲学園の高校2年生で、スクールアイドル同好会のマネージャーをやっているという設定です。
それではいってみよー!
「おはようございます、天先輩!」
虹ヶ咲学園に登校してきた俺は、正門の前で後輩の中須かすみから声をかけられた。
今日も元気だなぁ・・・
「おはよう、かすかす」
「『かすかす』って呼ばないで下さい!」
頬を膨らませて怒るかすみ。
『かす』という言葉によほどトラウマがあるのか、『かすかす』や『かす子』と呼ばれるのを極端に嫌がるんだよなぁ・・・
「おはよう、かっすー」
「新しいあだ名を試みてもダメですよ!?」
「おはよう、中須院長」
「それ『高須』ですよねぇ!?かすみんはクリニックとかやってないんですけど!?」
「おはよう、中須さん」
「シンプルだけど一番他人行儀な呼び方されたあああああっ!?」
ギャーギャー騒いでいるかすみ。
ワガママな後輩だなぁ・・・
「っていうか、今日はずいぶんゆっくりだね?いつもは朝練の為に早く来てるのに」
「頑張るだけじゃなくて、休むことも必要だと思いまして」
「あぁ、寝坊したのね」
「何で分かったんですか!?」
「今のと全く同じセリフを、この間寝坊で遅刻してきた果林さんが言ってたから」
「・・・納得です」
溜め息をつくかすみ。
果林さん、ホント朝に弱いからなぁ・・・
苗字に『朝』っていう漢字が入ってるのに・・・
「で、でもでもっ!かすみんはちゃんと時間には間に合ってますからっ!」
「まぁね。学校的には遅刻じゃないし、全然大丈夫でしょ。それに・・・」
俺は一度言葉を切ると、かすみの頭を優しく撫でた。
「朝から後輩の可愛い顔が見られたんだから、俺的にはラッキーだよ」
「っ・・・」
途端に顔を赤らめ、恥ずかしそうに俯いてしまうかすみ。
俺の後輩は、今日もとても可愛いのだった。
*****
「お疲れ~」
「あっ、天さん」
放課後にスクールアイドル同好会の部室へ行くと、後輩の天王寺璃奈が座っていた。
「あれ、りな子一人?」
「かすみちゃんとしずくちゃんも来てるよ。他の皆はまだ来てないけど」
「その二人はどこ行ったん?」
「更衣室で着替え中だけど・・・覗いてきたら?」
「先輩を犯罪者にしようとするのは止めなさい」
「璃奈ちゃんボード『わくわく』」
「何でわくわくしてんの?」
「あっ、天さん!来てたんですね!」
そんなやり取りをしていると、同じく後輩の桜坂しずくが現れた。
どうやら着替え終わり、更衣室から出てきたらしい。
「おぉ、しず子。お疲れ」
「お疲れ様です。ずいぶん楽しそうでしたけど、璃奈さんと何をしていたんですか?」
「犯罪者にされそうになってた」
「犯罪者にしようとしてた」
「本当に何をしていたんですか!?」
しず子のツッコミ。
まぁビックリするよねぇ・・・
「ところで、かすみん(笑)は?」
「何で笑ってるんですか・・・もうすぐ着替え終わると思いますよ」
「お待たせ~♪」
そんな話をしていると、噂の人物がやって来た。
「どう?似合ってる?」
「っ・・・」
姿を現したかすみを前に、俺は驚いてしまった。
真新しい衣装に身を包み、いつもと違って後ろで髪を結んだ姿のかすみに・・・
思わず見惚れてしまったのだ。
「それ、今度の新曲の衣装だよね?勝手に着て良いの?」
「良いの良いの!侑先輩からも許可はもらってるし!」
りな子の問いに、上機嫌で返すかすみ。
「この衣装を着て登場したら、きっと天先輩もビックリする・・・はず・・・」
そこで初めて、かすみが俺の存在に気付いた。
「そ、天先輩っ!?いつからいたんですかっ!?」
「天さんなら、『お待たせ~♪』からずっといたよ?」
「最初からじゃん!?部室に入って来た瞬間、この格好で現れてビックリさせる計画が台無しだよぉ!」
「かすみちゃん、計画なら上手くいったみたいだよ?璃奈ちゃんボード『ニヤニヤ』」
「え?」
ニヤニヤしながら俺を見るしず子とりな子。
二人にはバレていたようだ。
「フフッ、天さんでもそんな顔をすることがあるんですね」
「しず子、そのリボン燃やしていい?」
「照れ隠しで後輩に当たるの止めて下さいよ!?」
「りな子も、璃奈ちゃんボード燃やすね?」
「天さん怖い!?璃奈ちゃんボード『ガクガクブルブル』」
「やかましいっ!先輩命令じゃあああああっ!」
「嫌あああああっ!?」
「助けてえええええっ!?」
「ちょ、天先輩!?急にどうしたんですか!?」
「後輩と戯れてるだけだよバカヤロオオオオオッ!」
「お疲れ様です」
そこへ同じく後輩の、三船栞子が入って来た。
「あっ、栞子さん!」
「助けて栞子ちゃん!璃奈ちゃんボード『SOS』」
「しお子ぉ!天先輩が変になっちゃったぁ!」
「はい!?」
「しお子も生徒会長の腕章を燃やしてやるうううううっ!」
「ちょ、天さん!?何があったんですか!?」
この後、しお子によって事態は沈静化。
俺達は四人揃って正座させられ、しお子に説教されるハメになったのだった。
*****
《かすみ視点》
「もうっ!天先輩のせいで、しお子に怒られちゃったじゃないですかぁ!」
「しお子怖すぎワロタ」
「ホントに反省してます!?」
同好会の練習も終わり、かすみん達は電車に乗って家に帰る途中でした。
あれだけ怒られたというのに、天先輩はケロッとしています。
「っていうか、何で急に暴走しちゃったんですか!?かすみんビックリですよ!」
「んー・・・かすみのせいかな」
「かすみんが何をしたっていうんですか!?」
「・・・かすみって罪深い子だよね」
「何でですか!?」
うぅ、天先輩は酷いです・・・
「アハハ、ゴメンゴメン」
天先輩は苦笑すると、かすみんの頭を優しく撫でてくれました。
「っ・・・もう・・・」
天先輩はホントにズルいです。
だって・・・
大好きな人にこんな優しく頭を撫でられたら、何も言えないじゃないですか・・・
「・・・罪深いのは天先輩の方です」
「失礼な、こんな清い先輩に向かって」
「どこがですか!?」
そんなやり取りをしていると、かすみんの最寄り駅に到着してしまいました。
もっと天先輩とおしゃべりしたかったなぁ・・・
「じゃあ、天先輩・・・また明日」
そう言って、電車を降りようとしたかすみんの手を・・・
天先輩が掴みました。
「えっ・・・天先輩?」
驚いて振り返ると・・・
あの天先輩が、真剣な表情でかすみんを見ていました。
「ゴメン、もう少し・・・あともう少しだけ、かすみと一緒にいたいんだけど」
「っ・・・」
顔が一気に熱くなるのを感じます。
かすみん達の顔は、『夕陽のせい』では誤魔化せないほど真っ赤になっているのでした。
皆のアイドル、ムッティです♪
・・・おえっ←
今回はかすみんの誕生日回でした!
誕生日に間に合わなくてすみません(>_<)
しかも短めだし(´・ω・`)
今後もニジガクメンバーの誕生日回を書きたいところですが、本当に時間があったら書くことにします。
時間が無くて書けない場合もあるので、ご了承下さいませ(>_<)
さてさて、最近筆が乗って9日連続投稿を達成したわけですが・・・
すみません、ストックが尽きたので止まります(土下座)
またいつものペースの投稿に戻ると思いますので、よろしくお願い致します。
それとここで、一つ感謝を・・・
『絢瀬天と九人の物語』ですが、いただいた感想が1000件を突破しました!!!!!
いやもう、本当にありがとうございます!
先日150話に到達しましたが、皆さんからの感想がどれだけモチベーションになったことか・・・
皆さんからの感想が無かったら、ここまで書き続けることは出来なかったと思います。
皆さん、本当にありがとうございます!
これからも『絢瀬天と九人の物語』をよろしくお願い致します!
それではまた次回!以上、ムッティでした!