絢瀬天と九人の物語   作:ムッティ

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先月の話になりますが、1月23日は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会・中須かすみちゃんの誕生日でした!

遅くなったけどかすみん、誕生日おめでとう!

誕生日には間に合いませんでしたが、投稿するつもりで書いていた誕生日回を投稿させていただきます!

ちなみにここでの天は虹ヶ咲学園の高校2年生で、スクールアイドル同好会のマネージャーをやっているという設定です。

それではいってみよー!


【中須かすみ】大好きな人に・・・

 「おはようございます、天先輩!」

 

 虹ヶ咲学園に登校してきた俺は、正門の前で後輩の中須かすみから声をかけられた。

 

 今日も元気だなぁ・・・

 

 「おはよう、かすかす」

 

 「『かすかす』って呼ばないで下さい!」

 

 頬を膨らませて怒るかすみ。

 

 『かす』という言葉によほどトラウマがあるのか、『かすかす』や『かす子』と呼ばれるのを極端に嫌がるんだよなぁ・・・

 

 「おはよう、かっすー」

 

 「新しいあだ名を試みてもダメですよ!?」

 

 「おはよう、中須院長」

 

 「それ『高須』ですよねぇ!?かすみんはクリニックとかやってないんですけど!?」

 

 「おはよう、中須さん」

 

 「シンプルだけど一番他人行儀な呼び方されたあああああっ!?」

 

 ギャーギャー騒いでいるかすみ。

 

 ワガママな後輩だなぁ・・・

 

 「っていうか、今日はずいぶんゆっくりだね?いつもは朝練の為に早く来てるのに」

 

 「頑張るだけじゃなくて、休むことも必要だと思いまして」

 

 「あぁ、寝坊したのね」

 

 「何で分かったんですか!?」

 

 「今のと全く同じセリフを、この間寝坊で遅刻してきた果林さんが言ってたから」

 

 「・・・納得です」

 

 溜め息をつくかすみ。

 

 果林さん、ホント朝に弱いからなぁ・・・

 

 苗字に『朝』っていう漢字が入ってるのに・・・

 

 「で、でもでもっ!かすみんはちゃんと時間には間に合ってますからっ!」

 

 「まぁね。学校的には遅刻じゃないし、全然大丈夫でしょ。それに・・・」

 

 俺は一度言葉を切ると、かすみの頭を優しく撫でた。

 

 「朝から後輩の可愛い顔が見られたんだから、俺的にはラッキーだよ」

 

 「っ・・・」

 

 途端に顔を赤らめ、恥ずかしそうに俯いてしまうかすみ。

 

 俺の後輩は、今日もとても可愛いのだった。

 

 

 

 

 

 *****

 

 

 

 

 

 「お疲れ~」

 

 「あっ、天さん」

 

 放課後にスクールアイドル同好会の部室へ行くと、後輩の天王寺璃奈が座っていた。

 

 「あれ、りな子一人?」

 

 「かすみちゃんとしずくちゃんも来てるよ。他の皆はまだ来てないけど」

 

 「その二人はどこ行ったん?」

 

 「更衣室で着替え中だけど・・・覗いてきたら?」

 

 「先輩を犯罪者にしようとするのは止めなさい」

 

 「璃奈ちゃんボード『わくわく』」

 

 「何でわくわくしてんの?」

 

 「あっ、天さん!来てたんですね!」

 

 そんなやり取りをしていると、同じく後輩の桜坂しずくが現れた。

 

 どうやら着替え終わり、更衣室から出てきたらしい。

 

 「おぉ、しず子。お疲れ」

 

 「お疲れ様です。ずいぶん楽しそうでしたけど、璃奈さんと何をしていたんですか?」

 

 「犯罪者にされそうになってた」

 

 「犯罪者にしようとしてた」

 

 「本当に何をしていたんですか!?」

 

 しず子のツッコミ。

 

 まぁビックリするよねぇ・・・

 

 「ところで、かすみん(笑)は?」

 

 「何で笑ってるんですか・・・もうすぐ着替え終わると思いますよ」

 

 「お待たせ~♪」

 

 そんな話をしていると、噂の人物がやって来た。

 

 「どう?似合ってる?」

 

 「っ・・・」

 

 姿を現したかすみを前に、俺は驚いてしまった。

 

 真新しい衣装に身を包み、いつもと違って後ろで髪を結んだ姿のかすみに・・・

 

 思わず見惚れてしまったのだ。

 

 「それ、今度の新曲の衣装だよね?勝手に着て良いの?」

 

 「良いの良いの!侑先輩からも許可はもらってるし!」

 

 りな子の問いに、上機嫌で返すかすみ。

 

 「この衣装を着て登場したら、きっと天先輩もビックリする・・・はず・・・」

 

 そこで初めて、かすみが俺の存在に気付いた。

 

 「そ、天先輩っ!?いつからいたんですかっ!?」

 

 「天さんなら、『お待たせ~♪』からずっといたよ?」

 

 「最初からじゃん!?部室に入って来た瞬間、この格好で現れてビックリさせる計画が台無しだよぉ!」

 

 「かすみちゃん、計画なら上手くいったみたいだよ?璃奈ちゃんボード『ニヤニヤ』」

 

 「え?」

 

 ニヤニヤしながら俺を見るしず子とりな子。

 

 二人にはバレていたようだ。

 

 「フフッ、天さんでもそんな顔をすることがあるんですね」

 

 「しず子、そのリボン燃やしていい?」

 

 「照れ隠しで後輩に当たるの止めて下さいよ!?」

 

 「りな子も、璃奈ちゃんボード燃やすね?」

 

 「天さん怖い!?璃奈ちゃんボード『ガクガクブルブル』」

 

 「やかましいっ!先輩命令じゃあああああっ!」

 

 「嫌あああああっ!?」

 

 「助けてえええええっ!?」

 

 「ちょ、天先輩!?急にどうしたんですか!?」

 

 「後輩と戯れてるだけだよバカヤロオオオオオッ!」

 

 「お疲れ様です」

 

 そこへ同じく後輩の、三船栞子が入って来た。

 

 「あっ、栞子さん!」

 

 「助けて栞子ちゃん!璃奈ちゃんボード『SOS』」

 

 「しお子ぉ!天先輩が変になっちゃったぁ!」

 

 「はい!?」

 

 「しお子も生徒会長の腕章を燃やしてやるうううううっ!」

 

 「ちょ、天さん!?何があったんですか!?」

 

 この後、しお子によって事態は沈静化。

 

 俺達は四人揃って正座させられ、しお子に説教されるハメになったのだった。

 

 

 

 

 

 *****

 

 

 

 

 

 《かすみ視点》

 

 「もうっ!天先輩のせいで、しお子に怒られちゃったじゃないですかぁ!」

 

 「しお子怖すぎワロタ」

 

 「ホントに反省してます!?」

 

 同好会の練習も終わり、かすみん達は電車に乗って家に帰る途中でした。

 

 あれだけ怒られたというのに、天先輩はケロッとしています。

 

 「っていうか、何で急に暴走しちゃったんですか!?かすみんビックリですよ!」

 

 「んー・・・かすみのせいかな」

 

 「かすみんが何をしたっていうんですか!?」

 

 「・・・かすみって罪深い子だよね」

 

 「何でですか!?」

 

 うぅ、天先輩は酷いです・・・

 

 「アハハ、ゴメンゴメン」

 

 天先輩は苦笑すると、かすみんの頭を優しく撫でてくれました。

 

 「っ・・・もう・・・」

 

 天先輩はホントにズルいです。

 

 だって・・・

 

 大好きな人にこんな優しく頭を撫でられたら、何も言えないじゃないですか・・・

 

 「・・・罪深いのは天先輩の方です」

 

 「失礼な、こんな清い先輩に向かって」

 

 「どこがですか!?」

 

 そんなやり取りをしていると、かすみんの最寄り駅に到着してしまいました。

 

 もっと天先輩とおしゃべりしたかったなぁ・・・

 

 「じゃあ、天先輩・・・また明日」

 

 そう言って、電車を降りようとしたかすみんの手を・・・

 

 天先輩が掴みました。

 

 「えっ・・・天先輩?」

 

 驚いて振り返ると・・・

 

 あの天先輩が、真剣な表情でかすみんを見ていました。

 

 「ゴメン、もう少し・・・あともう少しだけ、かすみと一緒にいたいんだけど」

 

 「っ・・・」

 

 顔が一気に熱くなるのを感じます。

 

 かすみん達の顔は、『夕陽のせい』では誤魔化せないほど真っ赤になっているのでした。




皆のアイドル、ムッティです♪

・・・おえっ←

今回はかすみんの誕生日回でした!

誕生日に間に合わなくてすみません(>_<)

しかも短めだし(´・ω・`)

今後もニジガクメンバーの誕生日回を書きたいところですが、本当に時間があったら書くことにします。

時間が無くて書けない場合もあるので、ご了承下さいませ(>_<)



さてさて、最近筆が乗って9日連続投稿を達成したわけですが・・・

すみません、ストックが尽きたので止まります(土下座)

またいつものペースの投稿に戻ると思いますので、よろしくお願い致します。

それとここで、一つ感謝を・・・

『絢瀬天と九人の物語』ですが、いただいた感想が1000件を突破しました!!!!!

いやもう、本当にありがとうございます!

先日150話に到達しましたが、皆さんからの感想がどれだけモチベーションになったことか・・・

皆さんからの感想が無かったら、ここまで書き続けることは出来なかったと思います。

皆さん、本当にありがとうございます!

これからも『絢瀬天と九人の物語』をよろしくお願い致します!

それではまた次回!以上、ムッティでした!
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