そんなわけで今回は、曜ちゃんの誕生日回をお送りします!
この話を書いていたのが夜遅くだったこともあり、最後はちょっと暴走気味ですがご了承下さい(笑)
それではいってみヨーソロー(。ゝω・)ゞ
「メイドさんになりたい!」
「じゃあ俺は小林さんになるわ」
「メイドラゴンになりたいわけじゃないよ!?」
放課後、俺と曜は珍しく二人で帰路に着いていた。
今日はAqoursの練習は休みで、他の皆は各々やることがあるということで学校に残っている。
「メイド服を着て、メイドさんみたいなことをやりたいの!」
「なるほど、ご主人様とあんなことやこんなことをやりたいと・・・この変態が」
「今何で罵倒されたの私!?変なことを妄想してる天くんの方が変態だからね!?」
「まぁ真面目な話、メイドカフェとかでバイトしてみたら良いんじゃない?」
「それは考えたんだけど、今やってる水族館のバイトも好きだからさぁ・・・Aqoursの練習もあるから掛け持ちは難しいし、どうしたものか・・・」
頭を悩ませている曜。
んー、そうだなぁ・・・
「短期バイトはどう?一日だけみたいな」
「それならありがたいけど、メイドカフェでそういうの募集してるかなぁ・・・」
「・・・頼んでみるか」
「天くん?」
首を傾げる曜をよそに、俺はスマホを取り出した。
「曜、今週の土曜日って空いてる?」
「空いてるけど・・・急にどうしたの?」
「いや、曜の誕生日じゃん。一緒に出掛けない?」
「あぁ、そういうこと・・・何?デートのお誘い?」
「デートかどうかはともかく、曜の希望は叶えられるかもしれないよ」
「え?」
キョトンとしている曜に、俺はぐいっと顔を近付けた。
「ちょ、天くん!?近いってば!?」
「行くの?行かないの?」
「い、行くっ!行かせていただきますっ!」
「オッケー」
何故か顔を赤くしている曜。
俺は曜から離れると、ある人に電話をかけるのだった。
*****
「真姫ちゃん可愛いかきくけこ」
「は、恥ずかしいからあんまり見ないでっ!」
顔を真っ赤にしている真姫ちゃん。
土曜日、俺は曜と一緒にことりちゃんや真姫ちゃんが働くメイドカフェへとやって来ていた。
「そんなに恥ずかしがることないじゃん。真姫ちゃんのメイド姿、凄く可愛いのに」
「知り合いに見られるのが恥ずかしいのっ!しかもよりによって今日は・・・」
「まさかのネコ耳姿、ご馳走様です」
「うぅ・・・!」
涙目の真姫ちゃん。
今日はネコ耳デーらしく、働いているメイドさん達は全員ネコ耳カチューシャを着けていた。
本当にありがとうございます。
「天、あまり真姫をいじめないの」
「人聞きの悪いことを言わないで下さい。褒め称えているだけです」
「完全に逆効果でしょうが」
呆れている猫耳メイド姿の女性。
姫カットの赤いロングヘアを、黒いリボンでツインテールに結っているのが特徴的だ。
「それにしても・・・アンタから連絡が来るなんて珍しいと思ったら、『友達を一日だけ働かせてほしい』なんてお願いされるとはね」
「急なお願いですみません、二乃さん」
「まぁ構わないわよ。ことりと真姫も知ってる子だって言うし・・・アンタとアタシの仲でもあるしね」
そう言ってフッと微笑む女性・・・上杉二乃さん。
四葉さんや五月さんのお姉さんで、このメイドカフェの店長さんだ。
前に曜とここに来た時は会えなかったので、俺も今日久しぶりに会った。
「そういえば、四葉と会ったんだって?元気にしてた?」
「えぇ、相変わらず元気でしたよ。二乃さんは会ってないんですか?」
「あの子はラブライブの運営メンバーとしてあちこち飛び回ってるから、なかなか会えないのよ。五月は近くで働いてるから、いつでも会えるんだけどね」
「あの人も相変わらず、スクールアイドルに目が無いですよね」
「変わらないわよねぇ」
二乃さんとそんな会話をしていると・・・
「お待たせしました!さぁ曜ちゃん、早く早く!」
「ちょ、ことりさん!?」
ニコニコしていることりちゃんに手を引かれ、曜が姿を現した。
「っ・・・」
「うぅ、何か落ち着かないかも・・・」
モジモジしている猫耳メイド姿の曜。
しかもウィッグを被っているらしく、いつもと違いロングヘア・・・
大人っぽい姿の曜がそこにいた。
「あら、よく似合ってるじゃない」
「可愛いわ、曜。凄く綺麗よ」
「あ、ありがとうございます・・・」
曜は照れながらお礼を言うと、恥ずかしそうに上目遣いで俺を見てきた。
「あの、天くん・・・どうかな?」
「いや、その・・・うん、凄く似合ってる。正直見惚れてた」
「っ・・・あ、ありがと・・・」
顔を真っ赤にして俯く曜。
そういう反応されると、こっちも恥ずかしいんだけど・・・
「むぅ、私の天くんが・・・!」
「くっ、やるわね曜・・・!」
「はいはい、嫉妬しないの」
溜め息をつきながら二人の頭を撫でる二乃さん。
「そろそろ交代の時間よ。曜はことりや真姫と一緒に、ホールで接客をお願いね。天はアタシと一緒に、キッチンで調理を手伝ってちょうだい」
「わ、分かりましたっ!」
「了解です」
実は俺も二乃さんの提案で、曜と一緒に働かせてもらえることになっていた。
俺も一緒にいた方が、曜も安心するだろうという二乃さんなりの気遣いなんだろうな。
「曜ちゃん、ことり達がついてるから大丈夫!一緒に頑張ろう!」
「リラックスしていきましょう」
「よろしくお願いします!」
こうして、俺達の一日バイトが始まるのだった。
*****
「つ、疲れたぁ・・・」
「お疲れ」
ぐったりしている曜を、苦笑しながら労う俺。
無事にバイトを終えた俺達は、内浦へと帰る電車の中にいた。
「っていうか、あんなにお給料もらっちゃって良かったのかなぁ・・・」
「二乃さんが良いって言うんだから、ありがたくもらっておこうよ」
バイトを終えた二乃さんからもらったのは、とても一日分とは思えない額のお給料だった。
二乃さん曰く、『往復の交通費とアタシからの気持ちをひっくるめたお給料』らしい。
まぁ曜はお客さん達から大人気だったし、おかげでいつもより客足が多いって二乃さんも喜んでたもんな・・・
「しかもことりさんから、このウィッグまでもらっちゃったし・・・こういうのって、結構高いと思うんだけど・・・」
ウィッグの毛先を弄る曜。
何とこのウィッグ、実はことりちゃんの私物だったらしい。
『最高に似合ってるもん!』ということりちゃんのススメもあり、曜が譲り受けることになったのだ。
「良いじゃん。よく似合ってるし」
「・・・天くんって、実はロングヘアが好きだったりする?」
「大好きです」
「言い切ったね!?」
黒髪に限らず、ロングヘアは素晴らしいと思います。
「・・・髪伸ばそうかな」
「ん?何か言った?」
「な、何でもないっ!」
何故か慌てる曜。
一体どうしたんだろう?
「まぁそれはさておき、メイドカフェでのバイトはどうだった?」
「凄く楽しかった!」
顔を輝かせる曜。
「もっとあのお店で働きたいくらいだよ!高校卒業したら東京の大学に進学して、あのお店でバイトしようかなぁ・・・」
「それが目的で東京の大学に行くのはどうなのよ・・・」
「いや、まぁそれは冗談なんだけど・・・東京の大学に進学するっていうのは、選択肢の一つとして考えてはいるんだよね」
真面目な表情の曜。
「内浦は大好きだけど、外の世界を知ってみたいとも思っててさ。一度東京に出て、勉強してみるのもアリかなって」
「・・・なるほどねぇ」
「フフッ、天くんも一緒に来る?」
「良いよ」
「えぇっ!?」
悪戯っぽく笑っていた曜が、ビックリした表情を浮かべる。
「ちょ、ホントに!?」
「まぁ俺の方が一年後になっちゃうけど、それでも良いなら良いよ」
「そんなあっさり!?」
「別に迷うこともないから」
俺はそう言って笑うと、曜の手をそっと握った。
「曜と一緒なんだもん。絶対楽しいでしょ」
「っ・・・」
顔を赤くする曜。
可愛いヤツめ。
「うぅ、何でそういうことを平気で言えるかなぁ・・・」
「先に誘ってきたのは曜だろうに」
「こんなあっさり返されると思ってなかったのっ!」
「曜は俺と一緒は嫌?」
「・・・嫌なわけないでしょ」
手を握り返してくる曜。
そのまま身体を倒し、俺の肩に寄りかかってくる。
「・・・これからも、私と一緒にいてくれる?」
「勿論。曜が望むまで、いつまでも」
「・・・じゃあ、一生だね」
曜はそう言って笑うと、幸せそうに目を閉じた。
内浦に着くまでの間、俺達は身を寄せ合って眠るのだった。
*****
《曜視点》
(ああああああああああっ!?)
恥ずかしさで悶える私。
私は今、天くんの家にお邪魔していた。
内浦に着いたのが遅い時間だったこともあり、今夜は天くんの家に泊めさせてもらうことになったのだ。
(メッチャ恥ずかしいこと口走ったあああああっ!?)
『・・・これからも、私と一緒にいてくれる?』とか!
『・・・じゃあ、一生だね』とか!
もう告白じゃん!
むしろプロポーズじゃん!
何言ってんの私いいいいいっ!?
「何布団の上で悶えてんの?」
隣の布団で寝る準備をしていた天くんが、キョトンとした様子で首を傾げている。
何でこの子は平然としていられるのか・・・
「ところでさぁ、曜・・・」
「な、何・・・?」
「・・・初夜を迎える準備は出来た?」
「うらぁっ!」
「ごふっ!?」
天くんの顔面に枕をぶち込む。
「何言ってんの!?訴えるよ!?」
「果南みたいなこと言うね」
「他の女の子の名前出すの禁止!」
「めんどくさいなコイツ」
呆れている天くん。
いや、それよりも・・・
「初夜って何さ!?いかがわしいこと考えすぎでしょうが!」
「いや、だって俺達将来を誓い合ったじゃん?」
「アレ誓い合った内に入るの!?」
「一生一緒だって曜が言ったんじゃん」
「あああああっ!?そうだったあああああっ!?」
再び恥ずかしさに悶える。
うぅ、思い出すだけで顔が真っ赤に・・・
「つまり俺達は夫婦同然・・・そして夫婦同然になって初めての夜・・・結論はいつも一つだよね」
「『真実はいつも一つ』みたいな言い方止めてくれる!?どこのコナンくん!?」
「あぁ、男の子が欲しいのね」
「曲解し過ぎてて怖いわ!」
全くこの子は・・・
いつもいつもこうなんだから・・・
「・・・アハハ」
「曜?」
首を傾げている天くん。
そう、天くんはいつもこうだ。
どんどんボケるし、それに対するツッコミが大変だし・・・
普通にエッチなこと言うし、それにどう反応して良いか分かんないし・・・
でも・・・
「・・・楽しいんだよなぁ」
一緒にいて凄く楽しい・・・
出来ればずっと一緒にいたい・・・
そんな風に思える天くんだからこそ、私は恋をしたんだろうなぁ・・・
「全く・・・天くんには敵わないや・・・」
「何が?」
「何でもない・・・よっ!」
「うおっ!?」
天くんを押し倒す。
そのまま天くんのお腹に馬乗りになった。
「ちょ、曜!?」
「にひひ、いつも主導権が天くんにあるとは思わないことだね」
私はそう言って笑うと、勢いよく天くんの唇を奪った。
「んぐっ!?」
ビックリしている天くん。
私は天くんから離れると、自分の唇をペロッと舐めた。
「フフッ、ご馳走様♪」
「・・・曜が小悪魔に見えるんだけど」
「小悪魔ねぇ・・・じゃあこんなこともしちゃおっ!」
「うっ!?ちょ、どこ触って・・・」
「アララ、もうこんなにしちゃって・・・私のも触る?」
「いや、ちょ・・・」
「あんっ♡もう、いやらしいなぁっ♡」
「あっ・・・もう無理・・・」
理性が吹き飛んだ私達。
その後のことは・・・まぁ語るまでもないのだった。
全速前進!ムッティです!
改めて曜ちゃん、誕生日おめでとう\(^o^)/
えっ、最後はどうなったのかって?
それを聞くのは野暮というものですよ、奥さん( ´-ω-)y‐┛~~
とりあえず、危うくR-18になるところだったとだけ言っておきます←
まぁそれはさておき、今回はメイドカフェで働くお話にしてみました。
ネコ耳メイド姿で、なおかつロングヘアの曜ちゃん・・・
想像しただけで萌える( ´∀`)
そして今回も『五等分の花嫁』より、二乃が登場しました!
『五月、四葉とくれば次は三玖だろ!』と思った皆様、大変申し訳ございません(>_<)
実は三玖の出番は既に決めていて、今回は二乃にさせていただきました(>_<)
あとは二乃と真姫ちゃんってちょっと似てるので、真姫ちゃんの良き理解者みたいな裏設定を勝手に作りました(笑)
近いうちに三玖も登場しますので、お楽しみに(・∀・)ノ
あとは一花をどこで登場させようか・・・
まぁそれはさておき、本編ではAqoursの皆が曜ちゃんがバイトしている水族館を手伝うことになりましたが・・・
果たしてダイヤさんの問題は解決するのか・・・
これからの展開をお楽しみに(・∀・)ノ
それではまた次回!以上、ムッティでした!