絢瀬天と九人の物語   作:ムッティ

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毎日YouTubeで『DREAMY COLOR』のPVを見る今日この頃・・・

皆可愛くてたまらん( ´∀`)

出来ればアニメ版のPVも見たいと思うのはワガママだろうか(´・ω・`)


自分の気持ちからは逃げられない。

 《ダイヤ視点》

 

 「ここにいたんですね、ダイヤさん」

 

 「・・・希さんの仰った通り、本当に来ましたわね」

 

 「ん?何か言いました?」

 

 「いえ、こちらの話ですわ」

 

 溜め息をつく私。

 

 まさか本当に来て下さるとは・・・

 

 「それより、よくここが分かりましたわね?」

 

 「希ちゃんのことだから、風に当たれる眺めの良い場所に連れて行くだろうと思って」

 

 「どうして分かりますの!?」

 

 「それでダイヤさんのことをいじった挙句、カッコ良いこと言って立ち去ったんでしょう?『後は天くんと話してな』とか言って」

 

 「エスパーですか!?」

 

 「いや、カバンには入れませんけど」

 

 「エスパー●東のことではありませんわよ!?」

 

 ツッコミが止まらない私。

 

 勘が鋭いなどというレベルではありませんわね・・・

 

 「希ちゃんとは長い付き合いですから。それくらい分かりますよ」

 

 「そ、そういうものですの・・・?」

 

 それにしても、希さんのことを理解されすぎているような気が・・・

 

 まぁ、これ以上は考えないことにしましょう・・・

 

 「・・・座りましょうか」

 

 「・・・えぇ」

 

 お互いベンチに座り、海を眺める。

 

 そういえば、あの時も・・・

 

 「そういえば・・・前にもダイヤさんと、こうして海を眺めたことがありましたね」

 

 「フフッ、ちょうど私も思い出していたところですわ」

 

 スクールアイドル部に体験入部したルビィを追いかけて、淡島神社へ続く階段を上って・・・

 

 その途中にあるベンチに座って、二人で夕陽に照らされる海を眺めて・・・

 

 「あの時は、天さんに怒られてしまいましたわね。『言葉にしなくても分かるだなんて、そんなのはただの甘えだ』って」

 

 「言いましたねぇ・・・先輩を相手に、ずいぶん偉そうなことを言ったもんです」

 

 「ですが、そのおかげでルビィと向き合うことが出来ました。感謝してますわ」

 

 微笑む私。

 

 「あの時、天さんに初めて呼び捨てにされましたわね。タメ口も使われました」

 

 「・・・ホントすいませんでした」

 

 「フフッ、怒ってませんわよ」

 

 申し訳なさそうにする天さんの頭を撫でる私。

 

 「嬉しかったですわ。先輩や生徒会長としてではなく、黒澤ダイヤという一人の人間として見ていただけた気がして・・・」

 

 「ダイヤさん・・・」

 

 「今にして思えば・・・私が天さんに心を開いたのは、あの時からだったのかもしれませんわね」

 

 自分では『いつの間にか』などと思っていましたが、思い返してみればちゃんとしたキッカケがあったのですね・・・

 

 「本当に・・・天さんの仰る通りですわ」

 

 「え・・・?」

 

 「言葉にしなければ伝わらない・・・それなのに、言葉にすることもせずただウジウジして・・・これではダメですわ」

 

 私は深呼吸で気持ちを落ち着かせると・・・

 

 両手で勢いよく自分の頬を叩きました。

 

 「ちょ、ダイヤさん!?何してるんですか!?」

 

 「自分に喝を入れました。天さんには天晴れを差し上げますわ」

 

 「どこの張●さん!?っていうか頬大丈夫ですか!?」

 

 心配して下さる天さん。

 

 私はそんな天さんの顔へ手を伸ばし、両頬に手を添えました。

 

 「ダ、ダイヤさん・・・?」

 

 「・・・ダイヤ」

 

 「え・・・?」

 

 「ダイヤ、と呼んで下さいな。敬語も不要ですわ」

 

 それは私が、ずっと思っていたこと・・・

 

 Aqoursメンバーの中で、私だけが天さんにさん付けと敬語を使われていて・・・

 

 私も他の皆さんと同じが良いと、ずっと思っていたのです。

 

 「・・・『ダイヤちゃん』じゃなくて良いんですか?」

 

 「他の皆さんをちゃん付けで呼ぶなら、それでも良いですわよ?」

 

 「今さらそれはないかなぁ・・・」

 

 「でしたら、呼び捨てですわね」

 

 クスクス笑う私。

 

 天さんも苦笑し、一つ息をつくと・・・

 

 「じゃあ、改めてよろしくね・・・ダイヤ」

 

 「っ・・・」

 

 顔が赤くなるのが、自分でもよく分かります。

 

 少し気恥ずかしいですけれど・・・

 

 それと同時に、嬉しさがこみ上げてきました。

 

 「フフッ・・・こちらこそよろしくお願いしますわ、天さん」

 

 「・・・天、で良いよ」

 

 「え・・・?」

 

 ポカンとする私。

 

 天さんは悪戯っぽい笑みを浮かべています。

 

 「あれ、俺だけ呼び捨てで呼ばせるつもりなの?」

 

 「っ・・・」

 

 そのセリフに、初めて天さんとお会いした日の記憶が蘇ってきました。

 

 

 

 

 

 『これからよろしくお願いしますわね・・・天さん』

 

 『よろしくお願いします、会長』

 

 『ダイヤ、で結構ですわ』

 

 『え・・・?』

 

 『あら、私だけ名前で呼ばせるつもりですの?』

 

 『・・・まさか。よろしくお願いします、ダイヤさん』

 

 『よろしい』

 

 

 

 

 

 どうやら、天さんに一本取られてしまったようですわね・・・

 

 「・・・まさか。よろしくお願いしますわ、天」

 

 「よろしい」

 

 満足そうに笑う天。

 

 「敬語も要らない・・・って言いたいけど、それがダイヤの素だもんね」

 

 「えぇ。ですが、少々砕けた口調でも構いませんか?」

 

 「勿論。遠慮しなくて良いからね」

 

 天はそう言うとベンチから立ち上がり、私に手を差し伸べてきました。

 

 「一緒に戻ろう?皆心配してるから」

 

 「えぇ」

 

 天の手を取り、ベンチから立ち上がる。

 

 「皆さん、ちゃん付けで呼んで下さるでしょうか・・・」

 

 「大丈夫だよ。まぁ善子は呼び捨てにしそうだけど」

 

 「フフッ、確かに」

 

 私は小さく笑うと、天の手をギュッと握りました。

 

 「・・・しばらく、このままでも良いですか?」

 

 「・・・勿論」

 

 天は照れ臭そうに笑うと、私の手を引いて歩き出しました。

 

 ドキドキしている一方、不思議と安心感もあって・・・

 

 (・・・困りましたわね)

 

 そんなことを思いながら、一人苦笑してしまいます。

 

 (こうもハッキリと、自分の気持ちを自覚してしまったら・・・逃げられませんわ)

 

 私は今、自分の中に芽生えた気持ちをハッキリと認識してしまいました。

 

 

 

 

 

 『す、好きと言っても・・・こ、恋では無いというか・・・!』

 

 『ふ~ん?』

 

 『た、大切な方ではあるのですが・・・!』

 

 『へ~?』

 

 『あ、あくまでも仲間として・・・!』

 

 『ほ~?』

 

 『ニヤニヤするの止めていただけます!?』

 

 

 

 

 

 先ほどの希さんとの会話を思い出します。

 

 天に対しての『好き』は恋ではないと、そう思っていた・・・

 

 いえ、そう思おうとしていた・・・

 

 ですが・・・

 

 (・・・認めざるを得ませんわね)

 

 

 

 

 

 私は、天に・・・

 

 

 

 

 

 家柄や立場に関係無く、黒澤ダイヤという一人の人間に向き合ってくれるこの人に・・・

 

 

 

 

 

 こんな私を大切にして下さる、この殿方に・・・

 

 

 

 

 

 惚れてしまったのだと。

 

 

 

 

 

 (これが恋、ですか・・・)

 

 これ以上無いほど胸がドキドキしているのに、天の手から伝わる温もりに幸せを感じてしまいます。

 

 表情が緩んでしまいそうになるのを必死で堪えながらも、天の手を離すまいとしっかり握り直す私なのでした。




エンダアアアアアイヤアアアアア!!!!!

いや、結ばれたわけではないですけど(´・ω・`)

どうも〜、ムッティです。

遂に天とダイヤさんが、お互いを呼び捨てにするようになりました!

そしてダイヤさんは、天への恋心を自覚・・・

梨子ちゃん・鞠莉ちゃんに続いて三人目ですね!

果たしてヒロインレースの行方やいかに・・・

っていうか、凄く今さらなんですけど・・・

自分、今までずっとダイヤ『さん』呼びでしたね(´・ω・`)

何かダイヤさんだけ年上のお姉さん感がハンパなくて・・・

これを機にダイヤ『ちゃん』呼びにしたいと思います(本当に今さら)

恐らく次の話でダイヤちゃん回は終了かな?

多分その前に、善子ちゃんの誕生日回を挟むと思います。

・・・間に合うと良いなぁ←

それではまた次回!以上、ムッティでした!
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