絢瀬天と九人の物語   作:ムッティ

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皆〜!久しぶり〜!

善子『遅いわああああああっ!』

千歌『何で更新止まってたのさ!?』

せつ菜『誕生日回飛ばしすぎです!』

ちょ、止め・・・ギャアアアアアッ!!!!!


頼りになる人がいると安心できる。

 「・・・何この状況」

 

 ダイヤと一緒に戻ってきた俺は、目の前の光景に呆れていた。

 

 そこには・・・

 

 「わー!」

 

 「きゃー!」

 

 「ちょ、皆!?」

 

 「落ち着いて!?」

 

 はしゃぎまくる幼稚園児達を相手に、てんやわんやする皆の姿があった。

 

 うわぁ・・・

 

 「あっ、天!」

 

 困り顔の三玖さんが慌てて駆け寄ってくる。

 

 「どうしよう・・・全然収集つかなくて・・・」

 

 「三玖さん、俺の左手に手を乗せて・・・せーの!」

 

 「バルス・・・って何させるの!?」

 

 「いや、水族館が滅んだら収集つくかなって」

 

 「発想が怖いよ!?収集つくどころか全てが終わるんだけど!?」

 

 「天!?助けて!?」

 

 三玖さんがツッコミを入れる中、善子が助けを求めてくる。

 

 「あの女の子とルビィが泣き止まないの!」

 

 「うえええええんっ!」

 

 「うわああああんっ!」

 

 善子が指差した先では、何故か女の子とルビィがわんわん泣いていた。

 

 幼稚園児と女子高生が揃って泣くという、何とも言えない光景がそこにはあった。

 

 「何でルビィまで泣いてんの?」

 

 「善子ちゃんがお尻を触った女の子を怒ったら泣いちゃって、それにつられてルビィちゃんも泣いちゃったずら」

 

 「なるほど、つまり善子のせいじゃん」

 

 「女の子はともかく、ルビィも私のせいなの!?」

 

 「罰としてお尻ぺんぺん百回な。ほら、早くお尻出して」

 

 「ここで脱げって言うの!?何しれっとセクハラしようとしてんのよ!?」

 

 「いや、誰も脱げなんて言ってないけど」

 

 「えっ」

 

 「お尻を突き出してもらって、花丸にぺんぺんしてもらうつもりだったんだけど」

 

 善子の顔が羞恥で真っ赤に染まっていく。

 

 あらら・・・

 

 「じゃあ花丸、よろしく」

 

 「了解ずら。ほら痴女子ちゃん、早くお尻をこっちに向けるずら」

 

 「誰が痴女子よ!?」

 

 「ずらっ!」

 

 「あんっ!?」

 

 花丸によるお尻ぺんぺんが始まる。

 

 とりあえず、公開SMプレイは放っておいて・・・

 

 「Aqours集合!」

 

 「あっ、天くん!?」

 

 俺に気付いた皆が、慌てて駆け寄ってくる。

 

 「大変なのよ・・・って、花丸ちゃんと善子ちゃんは何してるの?」

 

 「気にしないで」

 

 「いや、凄く気になるんだけど・・・しかもルビィちゃん泣いて・・・」

 

 「気にしないで」

 

 「ひゃあっ!?」

 

 おでこと鼻をくっつけ、梨子を強引に黙らせる。

 

 今はそれどころじゃないからね。

 

 「とりあえず全員待機で。すぐにこの状況は落ち着くから、動くのはそれからね」

 

 「いや、このままじゃ落ち着かないと思うよ!?」

 

 「そうよ!マリー達も動かないと!」

 

 「“鳴●”!」

 

 「「がふっ!?」」

 

 ハリセンで顎に一撃をもらった果南と鞠莉が地面に倒れる。

 

 「他に異論のある人いる?」

 

 「「「いませんっ!」」」

 

 千歌・曜・梨子の三人が、冷や汗をダラダラ流しながら返事をする。

 

 「やれやれ・・・」

 

 俺は溜め息をつきつつ、オロオロしている引率の先生に歩み寄った。

 

 そのすぐ側には、涙目になっている女の子の姿があった。

 

 「皆、ちゃんとしてよぉ・・・!」

 

 他の子達が自由に動く中、この子だけは勝手な行動をとっていなかったのだ。

 

 恐らく、普段からとてもしっかりした子なんだろう。

 

 そしてそんな姿は・・・先ほどまで会話していた、彼女の姿を思い起こさせた。

 

 「・・・大丈夫だよ」

 

 「ふぇ・・・?」

 

 優しく頭を撫でると、女の子がキョトンとした顔でこちらを見る。

 

 「頼りになるお姉ちゃんが、すぐに助けてくれるから」

 

 

 

 

 

 『ピイイイイイイイイイイッ!』

 

 

 

 

 

 辺りに笛の音が鳴り響く。

 

 幼稚園児達が動きを止め、視線を向けた先には・・・

 

 「さぁ皆、集まれー!」

 

 ステージの上に立ったダイヤが、幼稚園児達に呼びかける姿があった。

 

 「走ったり大声を出すのは、他の人の迷惑になります!ブッブー、ですわ!」

 

 興味をそそられた幼稚園児達が、ダイヤのいるステージの前に集まっていく。

 

 「皆、ちゃんとしましょうね?」

 

 『はーい!』

 

 元気よく返事をする幼稚園児達。

 

 よし・・・

 

 「ほら、出番だよ」

 

 「あっ、うん!」

 

 慌てて幼稚園児達の誘導を始める皆。

 

 俺は女の子の背中を押した。

 

 「行っておいで。楽しんできてね」

 

 「っ・・・うんっ!」

 

 笑顔で皆のところへ行く女の子。

 

 引率の先生も俺に頭を下げ、女の子を追いかけていった。

 

 ルビィも泣き止んで、泣いていた女の子を誘導してあげている。

 

 一件落着だな・・・

 

 「お疲れさん」

 

 いつの間にか俺の側にいた希ちゃんが、笑顔で労ってくれる。

 

 「希ちゃん、今までどこにいたの?」

 

 「水族館を満喫してた」

 

 「その無駄に大きい乳は何の為にあると思ってんの?暴れ回る幼稚園児達を大人しくさせる為でしょうが」

 

 「何そのピンポイントな使用目的!?」

 

 「でもその場合、あの子達に希ちゃんのおっぱいが弄ばれるのか・・・それはちょっと許可出来ないわ」

 

 「天くんの立ち位置はどこなん!?」

 

 「アハハ、天は相変わらずだね」

 

 三玖さんがクスクス笑いながらやってくる。

 

 「ありがとう。助かったよ」

 

 「俺は何もしてませんよ。お礼はダイヤに言ってあげて下さい」

 

 俺が三玖さんにそう言うと、呼び捨てに気付いた様子の希ちゃんが優しく微笑んだ。

 

 「フフッ、ダイヤちゃんの問題は解決出来たみたいやね」

 

 「希ちゃんがお膳立てしてくれたおかげでね。ありがとう」

 

 「どういたしまして」

 

 コツンと拳を合わせる俺達。

 

 そんな俺達を、三玖さんが眩しそうに見つめている。

 

 「流石はμ's・・・絆が深いね」

 

 「勿論。だからこそ、三玖さんには天くんを渡しませんからね」

 

 俺の腕に抱きついてくる希ちゃん。

 

 思ったより嫉妬してたのね・・・

 

 「フフッ、それは残念・・・騒ぎを収めてくれたお礼に、天には私のおっぱいを揉ませてあげようと思ってたのに」

 

 「喜んでご馳走になります」

 

 「天くん!?それは許可出来へんよ!?」

 

 「希ちゃんの立ち位置はどこなの?」

 

 「アハハ、さっきとツッコミが逆になってるよ」

 

 「三玖さんも天くんを誘惑しないで下さい!」

 

 おかしそうに笑う三玖さんに、ムキになって怒る希ちゃん。

 

 珍しい光景にちょっとほっこりしつつ、声を出して幼稚園児達を誘導するダイヤに目を向ける。

 

 すると視線に気付いたのか、ダイヤがこちらを振り向き俺達の目が合う。

 

 ダイヤはニッコリ笑うと、俺に向かってウインクしてきた。

 

 「ハハッ・・・流石ダイヤだわ」

 

 笑いながらダイヤに手を振る俺。

 

 一瞬で場を収めてみせたその行動力に、改めてダイヤに尊敬の気持ちを抱く俺なのだった。




どうも〜、ムッティです・・・(ボロッ)

いやホント、しばらく更新出来なくてすみませんでした(土下座)

善子ちゃん、千歌ちゃん、せつ菜ちゃんの誕生日回も飛ばしちゃうし・・・

とりあえず本編の方が書き上がったので、先にそっちを投稿することにしました。

今後も本編を優先し、時間がある時に誕生日回をちまちま書いていこうかなと・・・

誕生日回を楽しみにして下さっている方々には大変申し訳ありませんが、今しばらくお待ち下さいませ。

そして本編ですが、次話でアニメ二期四話の内容が終了します。

もう既に書き上がっているので、近いうちに投稿しますね。

それではまた次回!以上、ムッティでした!
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