絢瀬天と九人の物語   作:ムッティ

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いやぁ、段々寒くなってきたなぁ・・・

梨子『何しれっと戻ってきてるのよおおおおおっ!』

ルビィ『誕生日回スルーしたくせにいいいいいっ!』

栞子『投稿間隔空きすぎなんですよおおおおおっ!』

ちょ、止め・・・ギャアアアアアッ!?


可愛いは正義である。

 「天くん、色々ありがとう」

 

 「こちらこそ。楽しかったよ」

 

 駅のホームで抱き合う希ちゃんと俺。

 

 東京へ帰る希ちゃんを見送る為、俺はAqoursの皆と沼津駅へやって来ていた。

 

 「希さん、ありがとうございました!」

 

 「まだいつでも遊びに来て下さい!」

 

 「楽しみに待ってます!」

 

 「フフッ、ありがとう。千歌っち、曜ちゃん、ルビィちゃん」

 

 嬉しそうに笑う希ちゃん。

 

 そんな希ちゃんの前に、善子がゆっくり進み出る。

 

 「ノゾミエル、貴女にこれを授けましょう・・・」

 

 そう言って善子が手渡したのは、いかにも善子が好きそうな形のペンダントだった。

 

 「ヨハネのリトルデーモンとなった証です。受け取りなさい」

 

 「ありがたき幸せ・・・感謝致します、ヨハネ様」

 

 「・・・何で希さんはノリノリずら?」

 

 「希ちゃん、昔から悪ノリ大好きだから」

 

 呆れている花丸に、苦笑しながら答える俺。

 

 まぁあんな風にノリが良いから、希ちゃんは色々な人と仲良くなれるんだけども。

 

 「それではヨハネ様、お別れのわしわしをさせていただきます」

 

 「え、ちょ・・・あんっ!?」

 

 「流石はヨハネ様、相変わらず手に収まるちょうど良い大きさ・・・」

 

 「いや、それ褒めてない・・・んあっ!?」

 

 「・・・相変わらずおっぱいが好きだね」

 

 善子の胸をわしわしする希ちゃんを見て、果南が若干引いていた。

 

 「もしかして天のおっぱい好きは、希さんの影響なんじゃ・・・」

 

 「『そうだ』って言ったら、果南のおっぱいをわしわししても良い?」

 

 「良いわけないでしょうが!」

 

 「そうよ天!わしわしするのはマリーのおっぱいにしなさい!」

 

 「鞠莉!?」

 

 「天くん、私のおっぱいをわしわしして!大きくなるかもしれないし!」

 

 「梨子ちゃんも何言ってんの!?」

 

 「その、天が『どうしても』と言うのなら・・・私の胸をわしわししても、良いのですよ・・・?」

 

 「ダイヤまで壊れたあああああっ!?」

 

 悲鳴を上げる果南。

 

 あのダイヤがそんなことを言うとは・・・

 

 「じゃあ『どうしても』で」

 

 「し、仕方ありませんわね・・・」

 

 「ダメだってば!?」

 

 「大和撫子はどこへ行ったずら!?」

 

 必死に止める果南と花丸。

 

 その様子を見た希ちゃんが、クスクス笑っている。

 

 「フフッ・・・ダイヤちゃん、すっかり乙女やね」

 

 「出遅れてしまった分、アピールしなくてはいけませんので」

 

 楽しそうに笑うダイヤ。

 

 「希さん、色々とお世話になりました」

 

 「こちらこそ。頑張ってね」

 

 「はいっ」

 

 握手を交わす二人。

 

 ずいぶん仲良くなったなぁ・・・

 

 「ところで、『出遅れた』とか『アピール』って何の話?」

 

 「天くんに言ったところで、理解出来るとは思えないずら」

 

 「そんな冷たいこと言うなよ花丸~」

 

 「ウザ絡みは止めるずら!」

 

 花丸に抱きついてみる。

 

 恥ずかしそうだが、拒否はしてこない。

 

 可愛いヤツめ。

 

 「ちょ、天!?」

 

 「何で花丸ちゃんに抱きついてるの!?」

 

 「そういう関係なんだよ」

 

 「「「「「「「「えぇっ!?」」」」」」」」

 

 「ちょっと待つずら!前にもこんなやり取りやったことあるずら!」

 

 「おっ、よく覚えてたね。よしよし」

 

 「えへへ・・・じゃないずら!誤解を招く発言は止めるずら!」

 

 「アハハ、仲がええなぁ」

 

 笑っている希ちゃん。

 

 そんなやり取りをしている内に、ホームに電車が入ってくる。

 

 「あっ、電車来ちゃった。それじゃ、ウチはそろそろ・・・」

 

 「希ぃ・・・!」

 

 「え・・・?」

 

 別れの挨拶をしようとした希ちゃんを呼ぶ声がした。

 

 声のした方を振り向くと・・・

 

 「えっ、海未ちゃん!?」

 

 そこにいたのは海未ちゃんだった。

 

 恨みのこもった眼差しで希ちゃんを睨んでいる。

 

 「あの時は、よくもやってくれましたね・・・!」

 

 「ア、アハハ・・・ゴメンゴメン・・・」

 

 「許しませんよぉ!」

 

 「キャアッ!?」

 

 希ちゃんに後ろから抱きつき、両胸をガシッと掴む海未ちゃん。

 

 「ちょ、海未ちゃん!?何してるん!?」

 

 「“わしわしMAX”!」

 

 「人の技パクらんといて!?」

 

 悲鳴を上げる希ちゃん。

 

 美女と美女が絡み合いながら、美女が美女のおっぱいを揉んでいるなんて・・・

 

 「うん、ご馳走様です」

 

 「何が!?」

 

 千歌のツッコミ。

 

 まぁそれはさておき・・・

 

 「海未ちゃんが復讐の為に来たのは分かったけど、何で今来たの?海未ちゃんが東京に帰ってから、もう一週間経つけど」

 

 「ずっと大学の講義があったんです!休むことなど出来ません!」

 

 「真面目か」

 

 「どれほど日曜日を心待ちにしたことか!さぁ希、覚悟しなさい!」

 

 「あぁんっ!?」

 

 胸を揉まれて喘ぐ希ちゃん。

 

 なかなかレアなシーンだな・・・

 

 「鞠莉」

 

 「No Problem!バッチリ録ってるわ!」

 

 「流石だぜ」

 

 「そんなやり取りしてる場合かっ!この変態幼馴染コンビっ!」

 

 焦っている善子。

 

 「それより、早く海未先生を止めなさいよ!?」

 

 「やだねったら~?」

 

 「やだね~・・・って氷川き●しかっ!いいから止めなさい!」

 

 「そんなこと言われても、海未ちゃんを止められるのはことりちゃんの『お願い』くらいなんだよねぇ・・・」

 

 「呼んだ?」

 

 「うわっ!?」

 

 急に背後から誰かに抱きつかれる。

 

 俺の肩からひょっこり顔を出したのは・・・

 

 「えっ、ことりちゃん!?」

 

 「おはよー♪」

 

 笑っていることりちゃん。

 

 まさかのご本人登場だった。

 

 「な、何でことりちゃんがここに・・・?」

 

 「秋休みを利用して、天くんに会いに来ちゃった♡」

 

 「ことりちゃん・・・」

 

 「天くん・・・」

 

 「二人の世界に入ってないで、早くあっちを止めてくんない!?」

 

 ギャーギャーうるさい善子。

 

 チッ、良いところだったのに・・・

 

 「じゃ、サクッと終わらせちゃおっか・・・海未ちゃん!」

 

 「えっ、ことり!?」

 

 希ちゃんの胸をわしわししていた海未ちゃんが、驚いてこちらを振り向く。

 

 「な、何故ことりがここに!?」

 

 「そんなことより、希ちゃんに乱暴しないの!メッ!」

 

 「で、ですが・・・!」

 

 食い下がろうとする海未ちゃんを、ことりちゃんが涙目で見つめる。

 

 「ことりのお願い、聞いてくれないの・・・?」

 

 「そ、そういうわけではなく・・・!」

 

 「海未ちゃん・・・お願ぁいっ!」

 

 「っ・・・!」

 

 雷に撃たれたような表情の海未ちゃん。

 

 あっ、陥落した・・・

 

 「分かりました・・・」

 

 「ありがとう、海未ちゃん。希ちゃんを連れて、気を付けて東京に帰ってね」

 

 「はい・・・」

 

 「希ちゃん、生きてる?」

 

 「ハァ・・・ハァ・・・た、助かったぁ・・・」

 

 息を切らしている希ちゃん。

 

 顔も紅潮してるし、服も胸元が乱れてるし・・・

 

 「うん、エロいね」

 

 「真面目な顔して何言ってんのっ!」

 

 曜に頭を叩かれる。痛い。

 

 「さぁ希、帰りますよ」

 

 「はーい・・・」

 

 海未ちゃんと希ちゃんが電車に乗り込む。

 

 「ことりちゃん、ありがとう。助かっちゃった」

 

 「気にしないで、希ちゃん」

 

 「それよりことり、貴女も早く乗って下さい。そろそろ出発してしまいますよ」

 

 「乗らないよ?」

 

 「はい?」

 

 首を傾げる海未ちゃん。

 

 ことりちゃんは満面の笑顔で、俺の腕に抱きつく。

 

 「だってことり、天くんのお家に泊まりに来たんだもん♪」

 

 「ハァッ!?」

 

 「天くん、秋休みの間はお世話になっても良いかな?」

 

 「勿論。ことりちゃんなら大歓迎だよ」

 

 「フフッ、ありがと♪」

 

 ことりちゃんは微笑むと、俺の耳元に口を寄せて囁いた。

 

 「じゃあお礼に・・・天くんの好きなこと、何でもさせてあげるねっ♡」

 

 「オッケー、今すぐ家に行こうか」

 

 「何するつもりですかっ!」

 

 「はいはい、動かんといて」

 

 慌てて電車を降りようとする海未ちゃんを、希ちゃんが羽交い絞めにする。

 

 「ちょ、希!?」

 

 「ことりちゃん、これで借りは返したからね」

 

 「ありがとう、希ちゃん。帰り道は海未ちゃんを自由にして良いから」

 

 「それじゃあ、お言葉に甘えて・・・海未ちゃんにも借りを返さんとね」

 

 「ひぃっ!?」

 

 悲鳴を上げる海未ちゃん。

 

 希ちゃんの笑顔から圧力を感じる・・・

 

 さっきのわしわし、怒ってるんだろうなぁ・・・

 

 「そ、天っ!助けて下さいっ!」

 

 「海未ちゃん、君のことは忘れない」

 

 「天ぁっ!?」

 

 「さっ、行こうか海未ちゃん・・・天くん、またね」

 

 「うん、またね希ちゃん」

 

 「嫌あああああっ!?」

 

 無情にも電車の扉が閉まる。

 

 ニコニコしている希ちゃんと絶望の表情を浮かべる海未ちゃんを乗せ、電車は走っていった。

 

 「海未先生、大丈夫かな・・・?」

 

 「これが元気な海未ちゃんを見る最後の機会になることを、この時のAqoursは知る由も無いのであった」

 

 「不穏なナレーション止めてくれる!?」

 

 ルビィのツッコミ。

 

 まぁ、それはさておき・・・

 

 「ことりちゃん、とりあえず俺の家に行こっか」

 

 「うんっ♪天くんのお家、楽しみだなぁ♪」

 

 再び俺の腕に抱きついてくることりちゃん。

 

 幸せだなぁ・・・

 

 「ぐぬぬぬぬ・・・!」

 

 「強敵現るデース・・・!」

 

 「やはり私も、もっと積極的に行くべきでしょうか・・・!」

 

 「はいはい、梨子ちゃんと鞠莉ちゃんは落ち着いて。お姉ちゃんは今以上に壊れたらアウトだから気を付けようね」

 

 何故かこちらを睨んでいる梨子と鞠莉の頭を撫でつつ、何故か真剣な表情を浮かべているダイヤに呆れているルビィなのだった。




どうもおおおおおっ!ムッティでえええええすっ!

皆さあああああんっ!お元気でしたかあああああっ!?

・・・本当にすいませんでした(土下座)

既に6人のメンバーの誕生日回をスルーしてしまっているというこの状況・・・

どうしよう(絶望)

とりあえず最優先は本編で、誕生日回は時間がある時に書く方針でいきたいと思います(*_*)

そんな本編では希ちゃんが東京へ帰り、ことりちゃんが内浦へ・・・

これはAqoursの天ガチ勢とのバトルに発展するか・・・?

これからの展開をお楽しみに!

それではまた次回!以上、ムッティでした!
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