サビの『Snow halation』の部分で抜かれた時の、果林ちゃんのあの可愛さといったら・・・
ヤバい、虹ヶ咲では果林ちゃん推しになるかも。
「あ~、快適・・・」
冷房の効いたリビングで、ソファに寝そべっている俺。
外は三十度を超える真夏日らしいが、家から出なければそんなことは関係無い。
夏休みに入ったから、学校に行く必要も無いしな。
「さて、ちょっと昼寝でもしようかなぁ・・・」
ゆっくりと目を閉じたその時・・・
『できる~!できる~!君ならできる~!』
よりによって、日本で一番熱い人の歌が流れ始めた。
言わずと知れた、俺のスマホの着信音である。
「誰だよ・・・」
若干イラッとしながらスマホを見ると、ダイヤさんからだった。
どうしたんだろう?
「ピッ・・・もしもし?」
『今どこにいるのですかああああああああああっ!』
「うおっ!?」
大声にビックリしてしまう俺。
「ちょ、ダイヤさん?どうしたんですか?」
『どうしたもこうしたもありませんわ!今どこにいますの!?』
「いや、家ですけど」
『今日はAqoursのミーティングを行なうので、十二時に部室に集合という話だったはずでしょう!?』
「・・・聞いてませんけど?」
『・・・はい?』
「ですから、聞いてませんけど?」
俺の記憶が正しければ、そんな話を聞いた覚えは一切無い。
昨日海未ちゃんと真姫ちゃんが東京に帰った後、皆で『夏休みはラブライブがあるから頑張ろう』とは話し合ったけど・・・
『・・・千歌さん、天さんに伝えていないのですか?』
『・・・あっ』
『何をしているのですか貴女はああああああああああっ!』
『ゴメンなさああああああああああいっ!』
電話越しに千歌さんの悲鳴が聞こえる。
え、何がどうなってんの?
『もしもし?天?』
「あ、果南さん」
今度は果南さんの声が聞こえた。
『ゴメンね。何が何だか分からないでしょ?』
「とりあえず、千歌さんが何かやらかしたってことは分かりました」
『アハハ、その通り』
苦笑している果南さん。
『昨日の夜に千歌とダイヤが電話して、今日ミーティングをやろうって決めたらしいんだ。私と鞠莉にはダイヤが、花丸ちゃんと善子ちゃんにはルビィちゃんが、曜と梨子ちゃんと天には千歌が連絡するはずだったらしいんだけど・・・天にだけ連絡するの忘れてたみたいだね』
「何サラッとハブってくれちゃってるんですか、あのアホみかん」
『天くんじゃなきゃダメなんだよ』というあの言葉は、一体何だったのか・・・
「よし、東京に帰ろう」
『ちょっと!?それは勘弁してよ!?』
「か~え~ろ~うか~、もうか~えろ~うよ~♪」
『木山●策じゃん!?』
「か~え~り~た~くな~ったよ~♪」
『それはいきも●がかりだよねぇ!?お願いだから思い留まって!?』
必死に説得してくる果南さん。
仕方ない、果南さんに免じて帰るの止めよう。
「まぁ、一割の冗談はさておき・・・」
『九割は本気だったの!?』
「ぶっちゃけた話、暑いから外に出たくないんですよね」
『ホントにぶっちゃけたね!?まぁ確かに暑いけどさぁ!』
「そういうわけなんで、こっち来てもらって良いですか?」
『こっちって?』
聞き返してくる果南さんに、苦笑しながら答える俺なのだった。
「決まってるじゃないですか・・・俺の家ですよ」
*****
「ぴぎぃ・・・」
「ずらぁ・・・」
「ヨハァ・・・」
扇風機の前で涼む一年生トリオ。
あの電話の後、Aqoursの皆はすぐにウチへとやってきた。よほど外が暑かったらしく、冷房の効いたリビングで皆ぐったりしながら休んでいる。
そんな中・・・
「全くっ!貴女という人はっ!」
「うぅ・・・すみませんでしたぁ・・・」
正座をさせられ、ダイヤさんのお説教を受けている千歌さん。
やれやれ・・・
「ダイヤさん、その辺にしてあげて下さい。だいぶ反省してるみたいですし」
「・・・天さんがそう仰るのでしたら」
「天くううううううううううんっ!」
勢いよく抱きついてくる千歌さん。
「流石は天くん!心が広いよ!」
「高海先輩、暑苦しいので離れていただけますか?」
「まさかの他人行儀!?」
「何を仰っているのですか?元々ではありませんか」
「ごめんなさあああああいっ!今後は気を付けますから、いつも通りに接して下さあああああいっ!」
泣きついてくる千歌さん。
全く、この人ときたら・・・
「はいはい、泣かないの。今度から気を付けましょうね」
「ぐすっ・・・うん・・・」
「なるほど・・・こういった反省のさせ方もあるのですね」
「ちょっとダイヤ、アレは怖いから見習わないでくれる?」
感心しているダイヤさんにツッコミを入れる果南さん。
ダイヤさんにコレをやられたら、確かに怖いかもしれない・・・
「ところで、ミーティングは始めないんですか?」
「ハッ!?そうでしたわ!」
「ホワイトボードならそこにあるんで、適当に使って下さい」
「あぁ、それはどうも・・・って、何故家にホワイトボードが!?」
「ホワイトボード用のペンもそこに揃ってますんで」
「準備良すぎません!?」
ダイヤさんはツッコミを入れながらも、手早くミーティングの準備を始める。
「コホンッ!さて、いよいよ今日から夏休みですが・・・夏休みといえば?」
「海!」
「パパが帰って来る!」
「お婆ちゃんの家!」
「夏コミ!」
「ブッブーッ!ですわっ!」
千歌さん・曜さん・花丸・善子の答えに怒るダイヤさん。
答えバラバラやん・・・
「ちょっと、何で分からないんですか?」
「天さんの仰る通りですわ!貴女達それでもスクールアイドルですの!?」
「夏休みといえば・・・夏祭りに決まってるじゃないですか!」
「違いますわよ!?」
「あー、彼女が欲しい・・・浴衣を着た彼女と夏祭り行きたい・・・」
「花火大会の時、浴衣姿の海未先生や真姫さんと一緒だったはずでは!?」
「あの二人は彼女じゃないでしょうが!そんなことも分からないなんて、ダイヤさんは本当にスクールアイドルなんですか!?」
「スクールアイドル関係あります!?何故私は怒られているのですか!?」
「はいはい、話が進まないから静かにしようね」
梨子さんに手を引っ張られ、無理矢理隣に座らされた。
解せぬ。
「コホンッ!夏休みといえば・・・はい、ルビィ!」
「ラブライブっ!」
「正解ですわ!流石我が妹!可愛いでちゅね~!よくできまちたね~!」
「頑張ルビィ!」
イチャイチャしている黒澤姉妹。全員苦笑いである。
「・・・何この姉妹コント」
「コント言うなっ!」
「ちょっとダイヤさん、ダイヤさんまでボケたらコントが成立しませんって」
「ボケてませんわよ!?そもそもコントではありません!」
ダイヤさんは善子と俺にツッコミを入れると、ホワイトボードに大きな模造紙を貼り出した。
あんな大きな模造紙、どこにしまってあったんだろう・・・
「夏といえばラブライブ!その大会が開かれる季節なのです!そこでラブライブ予選突破を目指して、Aqoursはこの特訓を行います!」
バンッとホワイトボードを叩くダイヤさん。
模造紙には『夏合宿の日程』と書かれており、下には特訓メニューが記入してあった。
「え、遠泳十キロ・・・?」
「ランニング十五キロ・・・?」
「こんなの無理だよぉ・・・」
あまりにもとち狂ったメニューに、花丸・善子・千歌さんが呻き声を上げる中・・・
「ま、何とかなりそうね」
「「「えぇっ!?」」」
ここにもとち狂った三年生がいた。
「果南さん、本気で言ってます?」
「え、本気だけど?」
「ハァ・・・だからゴリラって呼ばれるんですよ」
「ちょ、何の話!?私ゴリラって呼ばれてるの!?」
「某アプリゲームをプレイしている人達からは、そう呼ばれてるんですよ」
「某アプリゲームって何!?」
「『果南 ゴリラ』でググったら分かります」
「怖くてググれないんだけど!?」
「とにかく!このメニューをこなせば間違いありませんわ!」
尚も力説するダイヤさん。
「これはμ'sの合宿のメニューと同じなのですわ!つまりこれをこなせば、我々もラブライブで優勝間違いなし!」
「えぇっ!?」
「天くん、ホントなの!?」
「そんなわけないでしょう」
「ぴぎゃっ!?」
曜さんの問いを否定した俺に、ダイヤさんが悲鳴を上げる。
「で、ですがっ!私は確かに海未先生から聞きましたわよ!?」
「・・・やっぱり犯人は海未ちゃんですか」
溜め息をつく俺。
「このメニュー、五年前の夏合宿で海未ちゃんが提案したものなんですよね・・・まぁそのメニューを書いた紙は、俺がビリッビリに破きましたけど」
「何故ですの!?」
「このメニューをこなせる人は、ラブライブじゃなくてトライアスロンを目指すべきですから。そういうわけなんでゴr・・・果南さん、頑張って下さいね」
「今ゴリラって言いかけたよねぇ!?っていうか目指さないから!」
涙目の果南さん。
ゴリライジりはこの辺にしておこう。
「まぁとにかく、μ'sはこんなメニューやってません。俺がちゃんと現実的なメニューを考えましたから」
「良かったぁ・・・」
胸を撫で下ろす千歌さん。
と、ここで曜さんが声を上げる。
「あっ・・・千歌ちゃんと果南ちゃん、夏休みっていえば・・・海の家は?」
「あぁっ!?」
「忘れてた!?」
悲鳴を上げる千歌さんと果南さん。
海の家・・・?
「何の話ですか?」
「いやぁ、自治会で出してる海の家があるんだけど・・・私達、そこを手伝うように言われてるんだよねぇ」
「そんな!?特訓はどうするんですの!?」
今度はダイヤさんが悲鳴を上げる。
海の家を手伝わないといけないとなると、練習時間が限られてくるよな・・・
「じゃあ昼は全員で海の家を手伝って、涼しいMorning&Eveningに練習するっていうのはどうかしら?」
「あ、小原理事長いたんですね」
「最初からいたわよ!?」
涙目の小原理事長。
全然発言しないから忘れてたわ・・・
「それ賛成ずら!」
「しかし、それでは練習時間が・・・!」
「じゃあ、ウチで合宿しない?」
今度は千歌さんが提案する。
「志満姉に頼んで一部屋借りれば、皆泊まれるでしょ?」
「あ、それ良い!千歌ちゃんの家なら、目の前が海だもんね!」
「移動が無い分、早朝と夕方に時間とって練習出来るね」
曜さんと果南さんが賛成する。
「でも、急に皆で泊まりに行って大丈夫ずらか?」
「大丈夫!何とかなるよ!」
「おいアホみかん、志満さんに迷惑かけたらどうなるか・・・分かってるよな?」
「相変わらず志満姉のこと大好きだね!?」
「未来の嫁なんで」
「け、結婚する気満々だね・・・っていうか、天くんもウチに泊まるでしょ?」
「いや、俺の家は近いんで別に・・・」
「志満姉の手料理が食べられるよ?」
「お世話になります」
「意見変えるの早っ!?」
フッフッフッ、志満さんと一つ屋根の下・・・
と、小原理事長がこっちを見ていることに気付いた。
「小原理事長?どうしたんですか?」
「っ・・・な、何でもありまセーン!」
慌てて笑みを浮かべる小原理事長。どうしたんだろう・・・?
っていうか、未だにこの人との距離感が掴めないんだよなぁ・・・
何となく隣を見ると、今度は梨子さんが何か考え込んでいた。
「梨子さん?どうかしました?」
「っ・・・ううん、何でもない」
すぐに笑みを浮かべる梨子さん。こっちも何か悩み事だろうか・・・
和気藹々と合宿について話し合っている皆をよそに、小原理事長と梨子さんの変わった様子が気になる俺なのだった。
どうも〜、ムッティです。
ポケモンの新作を買いました(唐突)
ソードとシールドのどちらにしようか悩んだ末、ソードを購入しました。
ザシアンがカッコ良かったんや・・・
まぁまだプレイしてないんですけどね(´・ω・`)
何やかんやで時間が無かった・・・
しかも今日から旅行なので、まだプレイ出来そうにないっていうね。
まぁもうしばらく、御三家の中で誰を選ぶのか悩んでいようと思います。
さてさて、本編は遂に合宿編に突入!
そして鞠莉ちゃんと梨子ちゃんの様子が・・・
梨子ちゃんの悩みに関しては皆さんもご存知だと思いますが、果たして鞠莉ちゃんはどうしたのか・・・
これからの展開をお楽しみに(・∀・)ノ
それではまた次回!以上、ムッティでした!