孤島鎮守府の奮闘   作:画面の向こうに行きたい

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はじめまして。画面の向こうに行きたい。です。提督未満の初投稿ですがよろしくお願いします。


孤島鎮守府にようこそ

ぼんやりとした意識の中で、男に何かを怒鳴られている。『売り上げ』や『ノルマ』といった単語が思い浮かぶ。男のことをよく知っているはずだが、なぜか顔が曖昧だ。男のことを思い出そうとするものの、吸い込まれるような感覚と共に目を覚ました。

 

オレは目を覚ますと、見慣れた自分の部屋ではなくて、見知らぬ部屋にいた。

ベッドと机、クローゼットが置いてあるだけの簡素な部屋だった。

 

「え?何?ここはどこ?」

 

オレはベッドの上で酷く狼狽していた。目覚めたら知らない場所にいたのだから当然であろう。

 

ガチャ

 

部屋の扉が開いて、ピンク髪でセーラー服の中学生くらいの女の子が入ってきた。

 

「あー、お目覚めですかご主人様。ちゃんと『知らない天井だ』って言いました?まだなら今から言いますか?あのセリフもよく考えたら余裕ありすぎですよねー。普通、目が覚めたら知らない部屋だったらもっと驚きません?」

 

意味不明な言葉をのたまう少女。とりあえずオレは彼女に聞いてみた。

 

「ここはどこ?キミは誰なんだい?」

 

「綾波型駆逐艦、漣。こう書いて『さざなみ』と読みます。ご主人様。」

 

少女は指を動かすが、どう書いて『さざなみ』になるのかオレには分からなかった。『くちくかん』って『駆逐艦』だよな?状況を理解出来ないまま彼女の説明は続く。

 

「ここは孤島鎮守府ですよ。東西およそ8km、南北およそ4kmの火山島です。本土東京と沖縄本島、グアム島からそれぞれ1200〜1300kmほど離れ、最寄りの有人島までおよそ300kmもある、その名の通り、絶海の孤島です。」

 

そこまで説明した漣は思い出したように、

 

「ところで、今さらですがご主人様、ご主人様のお名前は何ですか?」

 

「オレの名前は、名前・・・うっ!頭が!」

 

自分の名前が思い出せない。思い出そうとすると、頭が酷く痛むのであった。

その様子を見て、漣は慌てて、

 

「あわわわ!大丈夫ですかご主人様?ごめんなさい。無理に思い出そうとしなくても大丈夫ですよ。本土から新しい司令官がいらっしゃることは無電で連絡されていましたし、予定の時間になってもいらっしゃらないので心配していたのです。きっと乗ってた飛行機が事故にでもあったのでしょう。ご無事でなによりでした。」

 

申し訳なさそうに話す漣。どうやらオレは司令官と呼ばれる立場らしい。よくわからないがなんだか偉そうな感じだ。

 

「今、時雨ちゃんが本土に新しい司令官が到着した事を無電で連絡しています。連絡がついたらいよいよ、ご主人様は新しい司令官様ですねー。」

 

そこまで話すと漣は、

 

「それじゃあ、みんなにご主人様がお目覚めになったことを伝えてきますねー。」

 

そう言って部屋から出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




各話のタイトルはPCゲームのパロディにしようと思います。第1話は「piaキャロットへようこそ!」私は3しかしたことないです。マネージャーの攻略が難しかった記憶があります。
さて次回はいよいよ鎮守府にいる艦娘が勢ぞろい。しかしみんな個性的すぎる?そんな中で、主人公は正式に提督に就任することに。
次回
「チンジュフセブン」
そこんとこヨロシク!
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