孤島鎮守府の奮闘   作:画面の向こうに行きたい

10 / 47
天気が悪いと執筆が進みます!

さて、今日は我が鎮守府の一員、望月の中の人、日高さんの誕生日ですね。なぜ知っているか?作者も同じ誕生日だからですよ!

お祝いとか、感想とか心よりお待ちしております!

さて予告通りの内容ですが、タイトルを諸事情により変更しました。

ヤンデレ警報!



あめのみそらに

孤島鎮守府も梅雨に入り、今日も雨が降っている。幸いなことに今日は休日だから出撃はない。急ぎの書類もないので、皆、自由に過ごしている。

 

晴れていれば、運動場でボール遊びや、島内の散歩、海辺で釣りなど、さまざまな過ごし方ができるが、この雨では外出もままならない。皆どんなふうに過ごしているか少し見てみよう。

 

 

 

望月の部屋の前

 

コンコン

 

ドアをノックしたが返事がない。開けてみると、やはり、まだ寝ていた。まぁ、予想通りだな。

 

「zzz」

 

おやすみなさい。

 

 

 

望月の部屋から談話室に向かう途中の使ってない部屋から物音がする。

オレは恐る恐る部屋を覗くと雷が割烹着姿で掃除していた。

 

「あら、司令官?どうしたの?」

 

「雷こそ、休みなのになんで掃除してるんだ?」

 

すると雷は天使のような笑顔で、

 

「だって、少しでも司令官に気持ちよく生活して欲しいじゃない?」

 

ま、眩しい!何だ?この娘、聖女か?いや、聖母か!

 

「そ、そうか。ありがとう。雷も無理しないようにな」

 

「ううん。司令官の為だもの!雷、もーっと頑張っちゃうんだから!」

 

雷ちゃん、マジ天使!いや、聖母!

 

 

談話室に入ると、漣と曙が将棋を指していた。

 

「何よ、クソ提督!」

 

「油断したね、ぼのタン!飛車もらい!」

 

しかし、曙は冷静に、

 

「そうね。でも、王手♪」

 

「ちょっ、まっ!」

 

「待ったは無し!」

 

漣は盤面を睨んで考えるが、詰んでいる状況に変わりない。

 

「ぐぬぬ!」

 

曙は勝ち誇った顔で、

 

「勝負アリね」

 

漣は駒を片付けながら、

 

「ご主人様があのタイミングで来なければ私にもワンチャンあったのに!」

 

ヒドい言いがかりだ!

 

「クソ提督のせいにしない。あのタイミングでクソ提督が来ようが来るまいが、アンタは飛車を取ったでしょう?」

 

すると漣はまるで獲物を見つけたような顔で、

 

「やけにご主人様をかばいますねぇ、ぼのタン?」

 

なるほど。オレにイチャモンを付けたのは、最初からコレが目的か!

曙は漣の術中にハマり、真っ赤な顔で、

 

「ば、バカじゃないの!なんで私がクソ提督なんか、かばわないといけないの!」

 

ぼのタンはかわいいなぁ

 

「さて、ご主人様もいますし、軍人将棋でもやりますか」

 

「イヤよ。アレ意味わからないもの」

 

「よし、麻雀しようぜ」

 

「三人麻雀でしょう・・・」

 

曙は乗り気じゃないようだ。

 

「せっかくだし脱衣麻雀にしましょう!ぼのタン今日はご主人様に見せるためにかわいいの穿いているでしょう?」

 

「ばばばばばバカじゃないの!なんで私がクソ提督にパンツ見せないといけないの!」

 

そうか。ぼのタンはオレのためにかわいいパンツを穿いてくれてるのか。

 

「こっち見んな!クソ提督!」

 

「ヘブッ!」

 

曙に思いっきり蹴られて、床に倒れた。

だが、オレは見た!蹴られた瞬間、ぼのタンのスカートの中に水色と白のストライプを!

 

「わざわざ足を上げてご主人様にパンツアピールするなんて、ぼのタンのエッチ〜!」

 

「な!」

 

ただでさえ真っ赤な顔の曙がさらに真っ赤にして、オレを踏みまくった!

 

「バカじゃないの!バカじゃないの!こっち見んな!クソ提督!」

 

痛い!痛い!落ち着け!オレが変な性癖に目覚めたらどうする!

 

「そんなにご主人様にパンツ見てほしいの?」

 

「バカ〜!」

 

漣と二人とも談話室を追い出されてしまった。

 

 

「イテテ。まったく、漣が曙をイジるから、とんでもない目にあったぞ」

 

「でも、ぼのタンのパンツ見ましたよね?それでも足りないなら、私のパンツも見ます?」

 

そう言って、漣はスカートを少しだけ持ち上げた。もちろん、それだけじゃパンツは見えない。

漣は妖艶に微笑む。

 

「なーんちゃって。本気にしました?」

 

漣のいつものイタズラっぽい笑顔に戻った。漣には振り回されてばかりだ。

 

 

 

カンカンカン

 

工廠から音がする。妖精さんも今日はお休みのはずだが?

 

中に入ると、島風が連装砲ちゃんを拭いている。

 

「提督?何かご用ですか?」

 

「島風は何やってるんだ?」

 

「連装砲ちゃんのメンテナンスですよ!誰よりも速い私のスピードについてくるためにはメンテナンスが欠かせません!」

 

そう言いながら、連装砲ちゃんを布で磨いている。連装砲ちゃんも気持ち良さそうだ。

ジャマしたら悪いな

 

 

工廠を出て、廊下を歩いていると、ずぶ濡れの夕立がいた。

 

「おいおい、どうしたんだ夕立?」

 

「ぽい?お散歩してたら濡れちゃったっぽい!」

 

土砂降りの中散歩に行くなよ!

 

「風邪ひくからお風呂入っておいで」

 

夕立は犬が水を弾くみたいにプルプルして、

 

「提督さんも一緒に入ろ?夕立のこと洗ってほしいっぽい!」

 

いいなぁ。夕立の、他の娘に比べて豊かな肢体を思う存分に堪能・・・ってダメだろう流石に!

オレは心の中で血涙を流しながら、

 

「す、すまないが時雨を探していてな。風呂には一人で行ってくれ」

 

「ぽい・・・時雨ちゃんはお部屋にいるっぽい。でも、今は行かないほうがいいっぽい」

 

なんでだろう?

 

「警告はしたっぽい。夕立はお風呂に入ってくるっぽい」

 

夕立はいつものぽいぽいした顔ではなく、真剣な表情で伝えて、去っていった。

 

 

好奇心は猫を殺す。

わかっていても人は同じ過ちを繰り返す。

 

時雨の部屋のドアがちょうど開いている。中を覗くと、時雨は人形遊びをしてるみたいだ。時雨もかわいいところがあるじゃないか。

 

「や、ダメだよ提督。まだ執務中じゃないか」

「かわいい顔で誘惑してくる時雨が悪いんだ」

 

あの、オレの思う人形遊びと大分違うのですが・・・

 

「もう、仕方ないな提督は・・・クンクン!他のオンナの匂いがする。ねぇ提督?」

「イヤ、違うんだ。聞いてくれ時雨!」

 

うわー。オレってこんなイメージなんだ・・・

 

「グサッ」

 

白い服の人形に黒い服の人形が覆い被さった。

 

「ふふふ。これで他の娘に取られない。ボクだけのモノだ!ねぇ提督」

 

あまりの内容に、思わず後ずさる。

 

コツン

 

手がドアにぶつかってしまった。時雨がギギギと音が聞こえそうなくらいゆっくり振り返って、

 

「見〜た〜な〜!」

 

ハイライトも表情もない顔で、地獄の底から響くような声だった。

 

「ヒイッ」

 

時雨は工廠に置いてあるはずの自分の連装砲を持って銃口をこちらに向けている。

 

「こんな恥ずかしい姿を見られたら生きていけない。提督を殺してボクも死ぬ!」

 

壁際に追い詰められた!時雨はハイライトのない瞳のまま笑顔で

 

「大丈夫。ボクもすぐ逝くよ」

 

「落ち着け時雨。オレは何も見てない。話せばわかる!」

 

「いい(血の)雨だね」

 

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

 

 

 

 

 

 

ハッ!

 

気づいたら自室のベッドの上で汗をかいている。

 

「ぽい?提督さん、うなされてたみたいだったけど大丈夫っぽい?」

 

夕立が顔を覗きこんでくる。ゆ、夢か。そうだよな〜。いくら時雨でもあそこまで病んではないか。

 

「ほら提督さん、昨夜の雨が止んでいいお天気っぽい」

 

あぁ。生きているって素晴らしい!夢だったけどね。

 

コンコン。ガチャ

 

「夕立、提督はまだ起きてこないのかな?」

 

時雨が入ってきたのでビックリしたが、あれはオレが見たただの夢で、時雨本人と関係ない(ハズ)だからな。

 

「もう、提督を甘やかさないでよ夕立、って汗だくじゃないか!着替えより先にシャワー浴びて来なよ」

 

いつまでも悪夢を引きずっていても仕方がない。

シャワー浴びてさっぱりしたら今日も一日ガンビアベイ!

 

「そうそう提督」

 

時雨はオレの着替えを準備しながら、

 

「どうした?時雨?」

 

「昨日のコト誰かに話したら許さないから。ねぇ提督?」

 

ヒエ〜〜〜!!!!

 

夢じゃなかった!




あまつみそらに

作者大好きクロシェットのゲーム!

幼馴染がデレると可愛い!超オススメなので是非プレイしてみてください!


日高さんの誕生日とか言って、望月の出番超少ないとか!

さて、次回は、島風の秘書艦のやり方におこの雷が秘書艦をすることに!「ダメ提督製造機」と呼ばれる雷の仕事振りはいかに!

次回、

「イカヅチハイスペック」

そこんとこヨロシク!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。