お盆中は13連勤の予定の社畜、画面です。
予告通りに時雨回です。みなさんは時雨の仕掛けた罠に、いくつ気づくでしょうか?
コミケ行きてぇ
マルロクマルマル
誰かに身体を揺すられている感覚だ。
「もう、起きなよ提督!新しい一日だよ?」
・・・時雨?
「もう怒った!」
布団を剥がされる!
「時雨か・・・」
「提督の可愛い時雨さんだよ。ほらはやく起きて!」
「ホラ、顔を洗って寝癖を直しておいでよ。ボク以外にだらしのない姿を見られたら嫌われるよ」
時雨に言われたとおりに顔を洗い、着替えて寝ぐせを直した。
「なぁ時雨、シャツが1枚無いのだが知らないか?」
「あぁ、破れてたから捨てたよ。ボク達の上官なんだから破れたシャツを着るとか恥ずかしいことしないでほしいな」
「あぁ。すまない」
「そんなことよりほら、朝ごはんできているよ」
テーブルの上には、ご飯、塩ジャケ、昨日の残りのきんぴら、味噌汁はネギだった。
「足りなかったら玉子を焼くけど」
「いや、充分だ。いただきます」
ズズッ
「美味いよ。時雨」
「それはうれしいね。提督はネギの味噌汁が好きって聞いたから作ったんだ。おかわりもあるよ」
「ありがとう」
食後には書類の整理をする。
時雨は雷ほどではないがしっかり手伝ってくれるし、島風のようなミスも少ない。
「まったく、毎日毎日なんでこんなに書類が多いのだろうか?」
「仕方ないよ。軍もまたお役所だからね。ほら、文句を言ってないでこれにもサインをお願い」
時雨の差し出した書類を片付ける。その中に明らかに軍の書類ではない用紙が紛れ込んでいた。
「婚姻届」
オレは婚姻届を時雨に気づかれないようにそっとシュレッダーにかけた。
そう。書類を確認している時雨が舌打ちなどするはずがない。OK?
「そろそろお昼にしようか提督」
もうそんな時間か。
「冷蔵庫のご飯が多いからチャーハンでもいいかな?」
「あぁ。いいよ」
座りっぱなしで身体が痛いし、休憩がてら時雨の調理を見学することにした。
「♪♪♪」
鼻歌を歌いながら慣れた手つきで調理を進める。素早く玉子を溶いて、ご飯に混ぜ合わせる。強火で空炒りしてる中華鍋にいきなりマヨネーズを入れる。その後、TKGを鍋に投入して、お玉で切るように混ぜつつ、刻みネギを足して、塩コショウ、中華ダシ。最後に醤油かけたら一気に混ぜてお皿の上へ!
いつのまにかできているバンバンジーと一緒にテーブルに運ばれる。
「いただきます」
レンゲで食べると、一粒一粒がパラパラしていて、しっかり味がついている。バンバンジーもゴマの風味とコクがさっぱりとした鶏肉とキュウリによく合う。
ん?髪が入っている。短いしオレのかな?除けておこう。
「今日はボクと提督しかいないからね。あり合わせになるけど」
「いや、美味いぞ」
「こうして二人きりでご飯を食べていると、新婚さんみたいだね」
「時雨はいい奥さんになれるな」
「ふふ、なら提督がもらってくれるかい?」
さぁ時雨の攻撃!提督の切るカードは?
1、「なら、結婚しようか」
ダメだ!なぜか本能が危険だと言っている!
2、「オレ、雷ちゃんと結婚するんだ」
さすがに外見幼女はダメだ!トジョーレーに引っかかってしまう!
3、「鎮守府のみんなオレの嫁!」
1も2も兼ね備えてその上、人として最低な選択だ!何か他にないのか!
タイムアップ!
「・・・すまん、今何て言った?」
難聴系主人公作戦!!!
時雨はうつむき、前髪で目が見えない状態で、
「ふうん。まぁ今はまだいいけどね」
何か恐ろしいこと呟いた気がした!
「ううん。なんでもない。雨はいつか止むさ」
食後、
「あとの書類は提督一人で片付けられるかな?ボクは少し鎮守府内の掃除をしたいんだ」
「鎮守府内の掃除か?」
「うん。雷も頑張ってくれているけどね。あの娘だけに任せる訳にいかないから」
「そうか。なら頼んだ」
「ありがとう。提督もサボらないで書類を片付けてよ?」
「わかってるよ」
サボってたとバレたら怒られるからな。真面目にやりますか。
さて、書類も片付けたし、時雨の手伝いをしようか。時雨はどこかな?
時雨は掃除してくれてるはずなのだが、パッと見た感じあまり変わらないな。普段あまり使わないところを掃除しているのか?
「提督」
時雨が倉庫になっている空き部屋から出て来た。
「ちょうどよかった。仕事が終わったなら手伝ってくれないかな?ボク一人だと手が届かなくて」
「あぁ。いいぞ」
別の倉庫から脚立を運んで組み立てる。
「ボクが上に上がるから、提督は下で荷物を受け取ってよ」
「わかった」
時雨が脚立を登っていく。アレ?何気なくOKしたけど、この角度だと、時雨のパンツが見えるんじゃ!
「時雨、パンツが見える!」
「え?きゃぁぁぁぁぁ!!」
スカートを引っ張ろうとして、バランスを崩し、脚立から時雨が落ちそうになる。咄嗟に時雨を受け止めようとしたが、いっしょに倒れた。
ドタンバタン!
いてて。時雨は大丈夫か?
「・・・提督」
時雨がオレに覆い被さるような体勢になっている。時雨の顔が近い!
「ねぇ提督、ボク・・・」
時雨は瞳を瞑り、顔を近づけていく。しかし、
ガタン!バタン!
「なにごとだ〜」
「すごいおとがしたぞー」
ガヤガヤ
妖精さんがドアを開けて入ってきた!
時雨は一瞬表情筋を動かしたように見えたが、
「ごめんね提督。すぐ降りるから、イタタ!」
右足首を押さえて痛がる時雨。オレは慌てて時雨を抱き抱えて医務室に走った。
・・・その時のオレは慌てていて気づかなかった。時雨がオレに双丘を押し当てながら暗く笑っていることに・・・
医務室で時雨の足首にシップを貼る。折れているわけではなさそうだから固定までしなくてもよさそうだ。時雨は落ち着かないのか、しきりに左足を動かしていたが、やがておとなしくなった。
「ありがとう提督。シップを貼ると落ち着いたし、後は一人で大丈夫。それよりも、汗かいたよね?お風呂入ってきたら?」
「そうか?なら、そうしようか」
ふ〜!やっぱ風呂はいいなぁ。一人風呂に浸かっていると、
カラカラカラ
音がして、風呂の戸が開いた。まだ他の娘はみんな遠征に行っているはずだ。残っているのは、
「提督。背中を流すよ」
その美しい肢体をたった1枚のバスタオルだけで隠した時雨だけだ。
「ししし時雨?お、お前、足は?」
「湿布が効いたのかしら?もう大丈夫だよ」
時雨は、ゆっくりとしかし確実に近づいてくる。
「二人きりだね。提督」
時雨の浮かべる笑みが、獲物を見つけた肉食獣に見える。ダメだ!このままではオトナの階段を登る代わりに人生の墓場にダイブインしてしまう!
考えろ!考えろオレ!
「・・・そ」
「そ?」
「そういえば今日はそろばん塾の日だったわ!もう行かないと!時雨も逆上せないように気をつけてな!」
オレはそう言って全力で風呂場から脱出した。とてもじゃないが時雨の顔は見られなかった。
時雨はダメだ。雷とは別の意味で胃に悪い。他に秘書艦を頼めそうな娘は・・・
「あー、司令官。こんなところにいた。遠征終わったよ。旗艦の漣が被弾したから私が代わりだって!めんどくさい」
「望月!キミに決めた!」
「はぁ?」
「明日の秘書艦だ!」
「ええぇぇ!」
school Days
オーバーフローの作品
言わずと知れたヤンデレゲームの傑作!
アニメにもなってる。
清浦刹那が可愛いと思う!
10年経っても嫌いな主人公1位を取ったり、最終回直前にイロイロあったりと、伝説の多い作品。
さて、次回は、
みなさんは人の話を聞かないせいで大変な目にあった事ありませんか?
次回、
「グリザイアの睡眠」
そこんとこヨロシク!