GWを如何お過ごしでしょうか?
例の新型コロ助のせいでリアルが色々大変な画面です。
予告していたキャンパス回です。
小説の中だけは浮世のコトを忘れていきたいと思います。
オレは平凡な文系大学生。今日もいつも同じ一日が始まる。
ピピピピピピ!
無機質な機械音で目が覚めた。
今日は1限からあるな。仕方ない起きるか。朝食は・・・講義が終わってからだな。
なんとか間に合ったな。しかし、受講しているはずの望月がいない。サボりか?
連絡を取ろうとスマホを出した瞬間に、望月からショートメールが届いた。LIMEじゃなくてショートメール?
「代返よろ」
仕方ないヤツだなぁもう。
後少しで講義も終わる頃に、望月は後ろの非常扉からこっそりと入ってきた。
「おまえなぁ」
「まーまー、終わったらサンドイッチとコーヒーをご馳走するからさ」
講義後、
望月の持ってきたサンドイッチと少し冷めたコーヒーが今日の朝食になった。望月がいなかったら購買のパンかおにぎりだった事を考えると雲泥の差だ。
「美味いな。ひょっとして望月が作ったのか?」
「んなわけないじゃん。お気に入りの喫茶店のだよ」
お、このタマゴサンド美味いな
「好きだよねタマゴサンド」
しかし、至福のひとときは終わりを迎える。
「あれー?もっちーとご主人様ジャン」
漣と曙だ。
「ねぇ、ご主人様。前の内容のノート見せて」
漣は前回、風邪(という建前で)で休みだったのだ。
「お礼にお昼おごってあげますから〜」
「学食の素うどんじゃねーか!もう騙されないぞ」
以前も同じセリフでおごってもらったのだが、学食の素うどん(270円税込)だった。
「美人2人とランチできるのに、なんて贅沢なんでしょう」
「ちょっと私を勝手に巻き込まないで!」
曙が抗議する。
「嫌なの?」
「そうは言ってないけど・・・」
「まぁまぁまぁ」
なんだかんだでノートを写させることになった。
講義中、
退屈な講義は眠くなる。漣を見たら内職に励んでいるようだ。曙の方を見たら目が合った。
「よそ見しないの!」
小声で注意される。仕方ない。真面目にやりますか。
昼休み
「アンタも部室に行くでしょう?」
オレ達は同じサークルに所属してる。特に用事がなかったら、みんな部室を溜まり場にしている。
部室に行くとみんなもう集まっているようだ。
「もう、みんな遅っそ〜い!」
大きなリボンの後輩、島風が騒ぐ。
望月は机につっぷして寝てる。
「あ、あのお疲れ様です。先輩達」
清楚で真面目な後輩、朝潮が挨拶する。
「お疲れ様。雷さんは?」
「雷は今日バイト。飲み会には直接来るって」
机の上で書類を広げながら時雨さんが答えた。書類は履歴書みたいだ。
「就活ですか?大変ですね」
「まったくだよ。誰かさんのところに永久就職したら、こんな苦労しなくて済むのに。ねぇ?」
「・・・ねぇ?」
あの、そこで意味あり気な流し目をよこさないでください。
「ダメですよ時雨さん。彼は10年前から、ぼのタンが予約しているんですから!」
「な!」
漣が言うと曙が顔を真っ赤にして、
「何言ってるのよ漣。バカじゃないの!」
「そうだぞ漣。そんな子供のころの話を本気にしたら曙だって困るだろ」
「「「ハァ〜」」」
何故か部室にオレ以外のため息で満たされる。何故に?
「あはははは」
朝潮でさえ苦笑いをしている。解せぬ。
そんな部室の空気を払拭するように、
「ぽーい」
イヌミミみたいな髪型の後輩、夕立が入ってきた。
「先輩さんお疲れ様っぽい?」
夕立は見た目通り、わんこみたいな娘だ。
「先輩さん、ごはん食べに行こうっぽい!」
この変な空気を払拭するチャンスだ!
「あぁ。そうだな。行こう行こう」
結局、昼休みが終わったら行くことになった。
学食にて、
結局、オレと夕立と漣、曙と講義のない朝潮がついて来た。
漣はラーメン。曙はサンドイッチ。朝潮はミートソースのパスタ。夕立は日替わりランチ。
オレは漣に買ってもらったうどんだけでは物足りないからカツ丼(自腹)を頼んだ。もうこれ、カツ丼に小鉢のうどんがついているようにしか見えないな。
みんなでワイワイご飯を食べていると、
「はい、先輩さん。あーん」
夕立に言われて反射的に口を開けると、口の中に広がるうどんとまったく合わない独特の酸味。プチトマトだ。
「な!」
「おやおや、ポイちゃん大胆ですね〜」
朝潮に至っては空中でフォークが止まっている。
「なにやってんの!夕立!」
「ぽい?」
「負けてられないよぼのたん!そのハムサンドをあーんするしかない!」
「すす、するわけないじゃない!バカじゃないの!」
「あー、メンマ食べます?ご主人様?」
食わねーよ!
その夜
「「「カンパーイ!!」」」
駅前の某居酒屋チェーン店。飲み放題4千円コース。
バイトに行ってた雷さんも合流して、部員みんなでいつもの飲み会だ。
雷さんは世話焼きで頼りになる人だが、外見はお酒を飲んでも大丈夫か不安になるくらい、おさな・・・小さ・・・若く見える人なのだ。
「さぁ、せっかくの飲み放題なんだからいーっぱい飲んでね」
オレのグラスにドンドンとビールを注ぐ雷さん。
彼女はそういったお世話を焼くのが大好きなのだ
「1番、島風脱ぎます!!」
「ば、バカ何やっているのよ!」
「わー!やれやれ!」
「はわわ。ダメですよ島風さん」
こうして、宴は過ぎてゆく・・・
やがて、宴が終わり、みんな解散となった。
終電前に帰る者、友人宅に泊まる者。家族に迎えに来てもらう者。
そして、オレと時雨さんが残った。
「ほら、時雨さん。電車まだありますし、帰りますよ」
しかし時雨さんはオレの左腕に抱きついて、
「ボク、酔っちゃった」
上目遣いで覗き込む時雨さん。アルコールのせいか桜色の頬。腕に感じる柔らかい感触。
思わず生唾を飲み込む。
「どこか休めるトコに行きたいかも」
そう言いながら、さらに膨らみを押しつけてくる
オレは我慢の限界に達して・・・右手を挙げた。
キキーッ!!
すぐにタクシーが止まる。
「え?」
時雨さんを突き飛ばすようにタクシーに押し込めて、
「○○町の⬜︎⬜︎マンションまで」
タクシーの運転手に五千円札を渡す。
時雨さんは驚愕の表情で、
「オンナがここまで言っているんだ。普通、オトコならホテルに連れ込むだろう?ボクに恥をかかせるのかい?」
「あー、運転手さん。おねがいします」
時雨さんを乗せてタクシーが発車する。時雨さんは窓から顔を出して、
「バカ!ヘタレ!!意気地なし!!!キミのピー!はピー!して、ピー!ピー!」
美少女が口にしていいセリフじゃない。
時雨さんの罵倒が遠くなる。
はぁ。
まだ電車あるし、帰ろう。
・
・
・
「という夢を見たんだ」
オレはみんなに昨夜見た夢の話しをした。
「ウソ!私の出番少なすぎ!」
「てゆーか、朝から講義とかダルいし」
「もう。司令官の先輩なんてお世話し甲斐があるわね」
「ご主人様って大学でもハーレム作りたいのですねー」
「夕立は提督さんの後輩でもいいっぽい?」
「大体、なんでアンタと結婚の約束しないといけないのよ!」
「まぁまぁ、ユメのお話ですしね」
「どうして、ボクがそんな痴女みたいな役なのかな??」
「「「え゛?」」」
つまり、今日も鎮守府は平和だった。
「Canvas」
F &Cの名作
2は言わずと知れた名作。アニメにもなったよ。
3のメインヒロインの誕生日は望月の中の人と一緒
4は・・・
さて次回は、
いよいよGW本番!
だけど、絶海の孤島の鎮守府ではそんなの関係ねぇ!
お仕事の山についに提督が、キレてしまう!
次回、
「俺たちにGWはない」
そこんトコよろしく!