孤島鎮守府の奮闘   作:画面の向こうに行きたい

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前回、次話は『孤島鎮守府とその周辺』と言ったな。
アレはウソだ。

ゴメンなさい。今だに本編を書き上げられない無能な作者が悪いのです。

さて、バレンタイン企画です。楽しんでください。


閑話 好意と艦娘とチョコレート 前編

それは鎮守府のみんなと少しだけ仲良くなった2月14日のこと。

 

まだ太陽が顔を出さない早朝4時。いかに軍人が早起きといえど、まだみんな眠りにつく頃。

 

ドスン!!

 

布団越しに腹部に衝撃を感じ目が覚めた。

なぜか布団の上で島風が馬乗りになっている。

 

「もう提督、起きるのが遅い〜!」

 

島風のお尻の感触が布団越しに感じる。ぶっちゃけ、朝の男の整理現象がピンチ!

 

「ワタシが一番速いんだから!」

 

そう言いながら板チョコを口に突っ込んで来た。いきなりのことに驚いていると、

 

「提督〜。島風のチョコあげるよー。誰のよりも早く食べてねー。ほら早く、早くー。」

 

寝ぼけまなこで咀嚼すると、満足したのか、

 

「それじゃあ提督、寝坊しないようにねー」

 

そう言ってまるで風のように去っていった。一体なんだったのだろう?そう思いながらオレは再び眠りにつくのであった。

 

 

マルロクサンマル

 

「司令官〜。起きて。もう朝よ!」

 

雷が優しく布団を揺すりながら声をかける。

 

「おはよう。司令官。って口にチョコ付いてるじゃない。ダメよ寝る前に歯を磨かないと」

 

アレ?寝る前にチョコなんか食ったっけ?あー、そういえば夜中に島風がやってきて口にチョコを突っ込んで来たんだっけ?

 

「今朝の朝食はアジの開きにほうれん草のお浸しよ。お味噌汁は司令官の大好きなネギと油揚げなんだから!」

 

あぁ。雷の朝食が一番当たりなんだよなぁ。

 

「後ね、司令官はいつも頑張っているからコレ!」

 

雷は綺麗に包装紙に包まれた四角い箱を差し出した。

 

「じゃーん!雷の手作りチョコを用意したわ!司令官、よーく味わって食べるのよ?はい!」

 

「ありがとうな。雷。嬉しいよ」

 

なぜか初めてチョコをもらうような感覚になる。『オカン』とか、『職場の義理チョコ』とか頭に浮かぶがきっと気のせいだ!

せっかくのチョコなので、後でゆっくりと頂こう!

 

「さぁ、今日も一日頑張るわよ!」

 

ヒトマルマルマル

 

コンコン

 

「ぽーい」

 

ノックの返事を返す前に夕立が入ってきた。

 

「一区切りついたならお茶にするっぽい!このドーナツを食べるっぽい!夕立、結構頑張って買って来たっぽい」

 

結構頑張って買って来たってなんだろう?まぁ、ちょうどいいから休憩にするか。

 

「私、抹茶クリーム!」

 

色々ある種類から、

 

「オレはフレンチクルーラー・・・」

 

「ダメっぽい!提督さんはチョコオールドファッションにするっぽい!」

 

いや、まぁいいけどさ

 

「夕立は、フレンチクルーラー・・・とポンデとストロベリーにするっぽい!」

 

いや、買って来たのは夕立だからべつにいいけどさ。

 

「ぽむしゃ。ぽむしゃ。提督さんと食べるドーナツはすっごく美味しいっぽい!」

 

「そうか。それは良かったな」

 

「ホワイトデーには期待してるっぽい!!ドーナツ屋さんを借り切って食べ放題っぽい?」

 

無茶言うな!っていうか、ドーナツのお返しがドーナツ食べ放題って。

 

さて、お昼まであと少し!残りも頑張ろう!

 

 

 




元ネタ解説は次話でします。

次話は今日中に投稿します。
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