孤島鎮守府の奮闘   作:画面の向こうに行きたい

33 / 47
祝!雪風改ニ!

実装されたので急遽書き上げました。


あなたは改ニ?それとも丹陽?


ハロー!雪風(前編)

それは突然のことだった。珍しく本部から分厚い資料が送られてきた。艦娘の詳細なデータだ。わざわざ直属の提督の所見書まで添付してある。

 

「どうしたんだい提督?」

 

秘書艦をしていた時雨がたずねた。

 

「鎮守府に新しい艦娘が来るらしいぞ」

 

「その割に浮かない顔だね?」

 

「所見書の端々にこの娘が問題児だと書かれている。一応は本人の希望による異動という建前だけど、程よく追い出したんだ」

 

「そんな・・・」

 

 

新しい艦娘が着任することはみんなに伝えた。

 

「何よ!それじゃあウチの鎮守府が左遷先みたいじゃない!」

 

曙が怒るのも当然だ。

 

「まあまあ。ところで、問題児ってどんな娘だろう?」

 

「はい!きっと、サングラスかけて、釘バット担いで、ヤンキー座りしてるような娘じゃない?」

 

「いやいや。島風、そんな典型的な不良がいるわけないじゃない」

 

「きっと望月を重症化したような娘じゃない?引きこもって部屋から出ないとか」

 

「或いはヘンな宗教にハマっているのかも知れませんぞ?食堂で隣に座ると『貴方はこの世界の真実に気づいていますか?』みたいな」

 

それはやだなぁ。

 

 

やがて、新しい艦娘が着任する日がきた。

 

「陽炎型駆逐艦8番艦雪風です。どうぞよろしくおねがいします」

 

あどけなさの残る少女。しかし、明るさはなく瞳もどこか虚ろだ。

 

「あぁ。もっちー系かぁ」

 

「私を問題児みたいに言わないで。私はちゃんとするべきことはしてる」

 

「サングラスにバット担いでいる感じじゃないっぽい」

 

「望月よりも引きこもりなんて、とってもお世話し甲斐があるわ!」

 

「や〜め〜て!」

 

さっきから何故か望月にダメージが入っている

 

「あの、引きこもりなのは気合いと根性が足りないからです!この朝潮、雪風さんのお姉ちゃんとして雪風さんに特訓します!」

 

「朝潮、アンタいつから熱血キャラになったのよ」

 

こうして朝潮が雪風の面倒を見ることになった

 

 

 

朝潮と雪風は2人でひと通り鎮守府を回った。

 

「ここが雪風さんのお部屋です。我が鎮守府では艦娘一人一人に個室が与えられています。なのでお部屋の整理整頓は自分できちんとしなければいけません」

 

「・・・はい」

 

「さて、今日はバタバタしてまだご飯を食べていませんでしたね。今から食堂に案内します」

 

「・・・はい」

 

 

雪風が食堂の扉を開けた途端に、

 

パン!パン!パン!

 

「「雪風、孤島鎮守府へようこそ!」」

 

朝潮は雪風をテーブルのお誕生日席に連れて行く。

 

「ほら雪風、ケーキだよ」

 

しかし、雪風は

 

ポロポロ

 

雪風は涙を流し、嗚咽する

 

「ゆきかじぇ、こんなことしてもらえる娘じゃないんですぅ」

 

雪風が泣きながら話した内容をまとめると、

 

雪風の所属していた鎮守府で大規模な作戦があった。しかし、作戦は失敗。轟沈者こそ出さなかったものの、戦艦・空母の多くが大破。消費した資材の割りに得るもののない結果に終わった。

そんな中、1人だけ無傷だったのが雪風だ。

鎮守府提督も周りの艦娘も何も言わなかったが、多くの視線が向けられた。雪風が自分の身を優先して主力艦の護衛を怠ったのではないかと。

その悪意に耐えられず、雪風は転属願いを出した。戦艦も空母もいない鎮守府へ

 

「そんな・・・」

 

曙はショックで言葉が出ないみたいだ。

 

「ぐすん。だから、ゆきかじぇ・・・」

 

「雪風」

 

オレは雪風の頭を撫でながら、

 

「ここには守るべき空母も戦艦もいない。仲間は守らないといけないがそれは雪風が1人で守るんじゃなくてみんながお互いがお互いを守るんだ」

 

「・・・はい」

 

「ここには雪風のことを悪く言う娘はいない」

 

「・・・はい」

 

「さぁ、折角用意したご馳走が冷めてしまうぞ。食べよう食べよう」

 

「はい!」

 

雪風は口の周りをクリームだらけにしながら、

 

「しれぇ!おいひいですぅ」

 

 

「ふふ。雨はいつか止むさ」

 

「流石、提督!雪風を笑顔にするのも速〜い」

 

「雪風ちゃん、笑えるようになってよかったっぽい」

 

「雪風が、望月よりお世話出来ないのは残念だけど、よかったわ」

 

「まぁ、クソ提督にしてはやるじゃない」

 

「結果オーライですなご主人様?」

 

「これで私に流れ弾が飛んで来なくて良かったよ」

 

「この朝潮、雪風さんのお姉ちゃんとして、これからもビシビシ鍛えていきます」

 

 

「さて、このままだと、雪風1人に全部食べられるぞ」

 

わぁー!

 

その夜遅くまでみんなと盛り上がった。

孤島鎮守府に新しい仲間が加わった!

 




ハローレディー

暁ワークスのゲーム

セカンドOPが名曲

ちなみにタイトルのハローは挨拶ではなく陽光
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。