今回は、GW特別企画として、4日間連続投稿します!
まずは第一弾!
その日、オレは海軍本部から届いた書類に頭を抱えていた。
「提督会議」
呉の海軍本部に提督が集まって、行われる報告会だ。去年は着任したばかりで忙しいと参加を断ったが、流石に今年は参加しなければならないだろう。
護衛兼世話係として艦娘1人を随伴して構わないそうだ。
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「という訳でオレは呉に行くことになった。後の事はよろしく頼む」
みんなを集めて、事情を説明する。
「それで、結局誰を連れて行くの?」
全員の視線が痛い。
さて、誰を連れて行くか。
まず、島風と夕立は世話とか向いてないな。
朝潮と雪風はこの鎮守府に来てまだ日が浅い。
望月は、オレの前だけならとにかく、他でダラダラする姿を他のお偉いさんに見つかると面倒だ。
雷はここぞとばかりにオレの世話を焼くだろうが、あまりに世話を焼きすぎて幼女に甘やかされる提督の図はマズイ。
となると、
「あー、曙。頼めるか?」
曙は一瞬だけ嬉しそうな表情をしたような気がしたが、
「はぁ?なんでアタシがアンタの世話しに本土まで行かないといけないの?」
「まぁアンタがどうしてもって言うな・・・」
「なら漣。頼めるか」
その瞬間、部屋の空気が変わった。
「あー、あのー。えーと」
「何よ!そんなに漣がいいなら漣に付いてもらえばいいでしょう!!!」
曙は部屋を出て行ってしまった
「「「はぁ〜」」」
みんなが呆れたような目で見てる気がする
「さすが提督。諦めるのも早ーい!」
「あの。話を聞かない曙さんも悪いですが、今のは司令官が悪いと思います」
???
「なら、ボクが提督について行くよ」
「いや、時雨はオレがいない間、鎮守府の留守を頼む。オレの代理は時雨、キミしかいないんだ」
時雨に頼んだらどうなるか!
「いや、でも・・・」
「頼む」
「むー!」
「時雨さんは空気が読めません」
「時雨はあえて空気読んでないの」
「曙ちゃんも時雨ちゃんも相変わらずっぽい。それで、漣ちゃんはどうするっぽい?」
「ええと、とりあえず、ぼのたんに聞いてくる」
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曙の部屋
曙はベッドの上にうずくまり、ぬいぐるみを抱きしめながら落ち込んでいた。
「ぼのたん」
漣が部屋に入ってくる。
「ご主人様には、あぁ言ったけど、本当は行きたいんでしょう?ぼのたん」
「私は別に・・・」
「あんまりツンツンしてるとご主人様に嫌われちゃうよ?」
「え・・・」
「ほら、私の代わりにご主人様について行きなよ。ご主人様には私が上手く言っておくから」
「いいの漣」
「ぼのたん!」
「別にもう二度と本土に行くことがない訳じゃないでしょう!私はちゃんと次、自分の口からクソ提督に連れて行ってもらうから」
「ぼのたん・・・」
数日後、漣と一緒に連絡船に乗ることになった。
「提督、早く帰って来てねー」
「ねぇ、本当にお金足りる?お小遣いあげましょうか?」
「雷さん、司令官が困ってますよ」
「しれぇ、お土産楽しみにしています」
「まぁ、ヘマして怒られないようにね」
「ねぇ提督。やっぱりボクが・・・」
「時雨ちゃん、諦めるっぽい」
「クソ提督、ハンカチ持った?お財布とスマホは?酔い止めの薬はちゃんと飲んだの?あぁもう襟が曲がっているじゃない」
「ぼのたん、それじゃあ恋人じゃなくてお母さんだよ」
「だ、誰がお母さんよ!」
出発前も騒がしいのはウチの鎮守府らしい。
「それじゃ、行ってきます」
漣と2人、連絡船に揺られて本土へと向かった。
新メンバーの雪風や改二になった曙を放置して、GW中、漣とイチャイチャします。
次回は2日の0時です!