社畜の画面です。
第二弾です!
長時間、船で揺られていたが、漣と一緒だから退屈はしなかった。
船は1度横須賀に行き、そこで1泊。その後、呉行きに乗り換えてようやく到着した。
「ここが呉ですか」
「オレはまだ波に揺られている気がするよ」
さて、ここからどうしたらいいのか。
「よぅ。アンタが孤島鎮守府の提督さんかい?」
声に振り向くと、そこにはオレより少し年上で、同じ軍服を着た男が秘書艦らしい艦娘と一緒にいた。
「俺は北島鎮守府の提督だ。こっちは秘書艦の萩風。お前、提督会議は初めてだろう?案内してやるよ」
「はい。よろしくお願いします。中将殿!」
「あー、年齢も近いし、堅苦しいの嫌いだから、北島でいい。俺もお前のこと、孤島って呼ぶからな」
階級社会の軍でそれはいいのだろうか?
「えーっと、せめて『先輩』ぐらいでお願いします」
「まぁ、『中将殿』よりいいか。」
「司令、そろそろ会議が始まりますよ」
「あぁ。ありがとう萩風」
向こうで金髪巨乳の美女が提督達を呼んでいるみたいだ。
しかし、いい眺めだ。夕立や時雨でも望むべくもない光景。歩く度に二つの山がゆっさゆっさと揺れて・・・イタタタ!!!
漣に耳を引っ張られる!
「ごしゅ・・・提督!何見てるんですか!」
「いや、違うんだ!」
よく見たら、先輩も萩風に怒られているし、向こうの提督なんて不知火にシバかれていた。
仕方がない。オトコの本能だ。
漣と分かれて先輩と会議室に入る。
「まぁ、俺達みたいな下っ端は黙って座ってたら会議なんて終わるさ」
実際、オレは一言も発することなく会議は終了した。
会議終了後、解散かと思ったが先輩から、
「この後、懇親会がある。一次会は経費で出るから行っておけ」
「はぁ」
懇親会との名目だが堅苦しい感じではなく、お偉いさんの短い話の後は各々がグループで席に分かれて好きに呑んでいる。オレは先輩と2人で小さなテーブルに座った。
オレは先輩から酒を飲みながら、少人数での艦隊運用のコツや艦娘(女の子)との接し方のポイントを教えてくれた。
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「さて、宴もたけなわではありますが、この場は一回ここで締めたいと思います。二次会は料亭『小早川』を予約しており・・・」
そろそろお開きか。二次会って出た方がいいのか?
「よし、俺達は抜け出して別の店にいくぞ」
「え?いいんですか?」
「お偉いさんと芸者遊びしたって楽しくはないだろう?それよりも若いネーチャンがいる店に行こうぜ」
男たるもの、若くてキレイなチャンネーがいる店へのお誘いは万難を排して赴かねばならない!
先輩が連れて行ってくれた店は、繁華街の片隅にド派手なネオンと景観の店、キャバクラだった!
「えー!本当に鎮守府の提督さんなんですか!」
「おうよ!この若さで鎮守府提督だ。末は司令長官か海軍大臣だぜ」
「やーん!海軍大臣ですって!」
「私、お妾さんにしてもらおうかしら!」
「あら〜、私もー!」
キレイで美しいドレスを着た美人に囲まれて、抱きつかれたり、ボディタッチされたり。誰かが付けている甘い香りの香水も相まって夢みたいだ。
そりゃ世の男どもがキャバクラにハマる訳だ。いくら仕事でリップサービスとわかっていても自分をチヤホヤしてくれる美人なんてココしかないものな。
夢のようなひと時の後、オレ達は延長せず、店を出た。先輩が奢ってくれた。
「あの、本当によかったんですか?結構高そうなお店でしたけど」
「いいんだよ。ここは海軍士官御用達でな。士官だと割引になるんだ」
「そうなんですか」
「それよりも、これからもっとオトナの店に行かないか?」
さっきの店よりもオトナの店か。
先輩に返事を返す前にふと、漣の寂しそうな表情が浮かんだ。
「いや、自分、酔いすぎたんで、帰ります」
「そうか。俺も萩風に怒られないうちに帰るとするか」
オレは先輩と二人でタクシーに乗り、宿舎まで帰る。
先輩と別れ部屋の前まで戻って来た。
思ったより遅くなったな。漣のヤツ怒ってないかな?
ガチャ!
「あー、漣、遅くなった」
「ご主人様!!」
漣に抱きつかれた。
泣いてるのか・・・?
しかし漣は、
「・・・ぃです」
「へ?」
「クサイですご主人様!!」
漣はオレから離れると、グイグイと風呂場の方へ押しやる!
「さっさとお風呂に入りやがって下さい!」
バタン!
備え付けのユニットバスに押し込められて、ドアを閉められた!
風呂から出ると漣はもう寝ていた。
何だったんだ?
「大帝国」
アリスソフトの名作ゲーム
時は宇宙世紀なのに第二次世界大戦風の世相
帝ちゃんマジ天使。
初のナンバリング回がナンバリングタイトルじゃない!
第三弾は3日の0時にお送りします。