孤島鎮守府の奮闘   作:画面の向こうに行きたい

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どうも。社畜真っ只中の画面です。

さて、長かった広島編もいよいよ完結します。

社畜、画面の仕事はまだまだ続きます。





大提督 4

昨日は漣の様子がおかしかったが、朝起きるといつもの漣だった。

 

「ほらほら、早く行きましょうご主人様」

 

昨日は酔ってたのか?

 

漣と宿舎を出て、広島市内まで移動する。

 

「どこ行きましょうご主人様?」

 

「厳島神社は遠いし、広島城にでもいくか?」

 

しかし、漣は不満そうに、

 

「折角だから、本通でショッピングしましょうよ」

 

「ショッピングって別に広島じゃなくてもいいんじゃないか?」

 

「なら、どこでお買い物するんですか!」

 

そうだよなぁ。

 

「まったく、ご主人様はオンナゴコロってものがわからないんですから!」

 

無茶言うな!

 

「さぁ、デートに行きますよ!」

 

 

そこからは漣の言う通り普通のデートだった。

漣の私服を見たり、

 

「この服可愛くないですか?ご主人様?」

 

「あー、少し派手すぎるんじゃないか?」

 

「もう、このくらいフツウですよ?」

 

オレの服を見に行ったり、

 

「ご主人様はもっとオシャレした方がいいですよ」

 

「一体、誰に見せるんだよ」

 

「えー、ご主人様好みの可愛い娘がいるじゃないですかー」

 

スイーツの食べ歩きとかもした。

 

「はい、ご主人様、あーん」

 

「食べさせてくれるかと思ったら、お前が食べたいのかよ!」

 

「ほらほらご主人様」

 

「ったく、仕方ねーな。ほら」

 

「あーん。ん、美味し。ご主人様、大好き」

 

「はいはい」

 

 

そんな感じで、ショッピングを楽しみ、広島名物お好み焼きを食べたところで、

 

「ところでご主人様。この後、服を買って欲しいのですけど」

 

「はぁ?何でオレが?」

 

「いいんですか?アテクシにそんなコト言って。鎮守府のみんなに夜のお店に行ったこと、バラしてもいいんですよ?」

 

即、降伏した

 

「何が欲しいんだ?」

 

「ほら、今回、ぼのたんが私と代わってくれたから、お土産に可愛い服買って帰ろうかなって」

 

「なら漣が自分で買えばいいだろ」

 

すると漣は、

 

「バーカバーカ、ウルトラバーカ!。あのですねご主人様、オンナノコは何を買ったかも重要ですが、誰が買ったかも大切なんです!」

 

「いいですか、『ご主人様』が『ぼのたん』の為に買った『服』というのが大切なんです!分かりましたか?」

 

「はい」

 

よくわからないが漣の勢いに押されてしまった。

 

「さぁ行きましょうご主人様」

 

 

「ところで、漣は曙の服のサイズわかるのか?オレは知らないぞ?」

 

「モチのロンですよ。ぼのたんのことはスリーサイズからふともものホクロの位置まで熟知してますよ」

 

マジで?アイツふとももにホクロあるの?エロくないか?

 

「まぁ、ウソなんですがね」

 

「ウソかよ!」

 

「ぼのたんの服のサイズはわかりますから大丈夫ですよ」

 

 

曙の服はあれこれ悩んでたが、決まったようだ。

会計を済ませると、漣にキレイにラッピングされた小箱をわたす。

 

「??コレ何ですかご主人様?」

 

「漣にはずっと付き合ってもらったからな」

 

小箱の中身は綺麗なリボンだった。

 

「いつものヘアゴムも可愛いが、たまにはオシャレしろよ」

 

「・・・」

 

「漣?」

 

「バーカ、バーカ。ウルトラバーカ!そう言う事は、ぼのたんに言うべきですよ!ホント、ご主人様はジゴロなんですから。ほら、そろそろ帰らないと船に間に合わないですよ」

 

しかし、帰りの道中、口とは裏腹に終始ご機嫌だった。

 

 

そうして、船に揺られて鎮守府まで帰って来た。

 

「ただいま」

 

みんな待ち侘びたのか、

 

「「「おかえりなさい」」」

 

みんなが玄関先まで出迎えに来てくれた。

 

「もう、提督ったら帰ってくるの遅っそーい!」

 

「司令官、出張お疲れ様でした」

 

「提督さん、お疲れっぽい?」

 

「しれぇ、お土産は?」

 

「おかえり。提督」

 

「司令官も大変だねー」

 

「クソ提督、帰ってくるのが遅いのよ!」

 

「もう、司令官たら心配したのよ?お腹は痛くない?2人で寂しくなかった?お小遣いは足りたかしら?」

 

 

ワイワイ言いながら、お土産を渡す。

 

「ねぇ、提督。ボク、提督がいない間頑張ったよ?」

 

時雨が制服を摘みながら上目遣いで話す。

 

「だからね、提督。ボクご褒美が欲しいな」

 

「あぁ、もちろんだ」

 

「今夜、ボクと一緒に・・・」

 

オレは時雨の話を遮るように、

 

「だから、時雨のためにちゃんと『紅葉菓』を買ってきたぞ!」

 

「いや、お菓子よりもボクを抱い・・・」

 

「ちゃんと頑張った時雨だけ特別だからな!!」

 

「いや、あの・・・」

 

「紅葉菓、美味いよな!!!!」

 

「むぅ」

 

何とか誤魔化した。時雨のおねだりを聞いたら大変なことになってしまうからな。

 

 

服を着替え、お土産のもみじ型饅頭を食べながらみんなに広島での話をしている。曙には後で服を渡さないとな。

 

「クソ提督、何よコレ!!!」

 

曙が、テーブルの上に叩きつけたのは、先輩提督と一緒に行ったキャバクラでもらった女の子の名刺だった。

 

「提督、サイテー」

 

「司令官、えっちなお店はいけないと思います」

 

「提督さん、夕立達に内緒でこんなお店に行ってたっぽい?」

 

「まぁ、司令官もオトコだし?でも、私たちに見つからないようにして欲しいかな?」

 

「しれぇ、ドコに行ったんですか?」

 

「もう、司令官ったら、えっちなお店ごっこがしたかったら私がしてあげたのに」

 

「ねぇ、提督?ボク達が提督がいない間、みんな頑張ってたのに、まさか女の人がいるお店に行ったりしないよね?ねぇ提督?」

 

「あーあ。バレちゃった」

 

 

みんなから詰め寄られた結果、盛大な罰ゲームをう事になったのはまた別のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




もみ○饅頭や桐葉○は多分商標登録されてると思います。
作者も広島に行くと、よく買います。
マジで美味しいので皆さん是非、試してみてください。

次回は雪風メイン回を予定しています。
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